【目次】
- 幸せになりたい人が知らないと大変なことになる!?
――「目的を持って始める」 - 幸せになりたい人が見落としている事実
――「すべてのものは二度つくられる」 - 幸せになりたいなら「生活の中心」から変わるべし
――幸せとは?生活の中心に置きがちな10パターン - 幸せになりたいなら知るべき唯一の方法
――ブレない軸になる「原則中心の生活」 - 幸せになる方法
――正しい原則を自分のモノにできる2つのガイド
はじめに

「とにかく幸せになりたい。けど、幸せって何…?」
こんなお悩み、意外と多いんです。
具体的に「人間関係がつらい」「お金がなくて苦しい」「病気で体が痛い」という悩みはもちろん切実。でも「幸せになる方法がわからない」という漠然とした悩みも、人生の満足度を大きく下げてしまいます。
「幸せになる方法を教えてほしい」
そんなお悩みに今回は、世界的ベストセラーである『7つの習慣』(スティーブン・R.コヴィー著)の「第二の習慣」から答えます。
幸せになりたい人が知らないと大変なことになる!?――「目的を持って始める」
『7つの習慣』第二の習慣には「目的を持って始める」とあります。
幸せになりたいなら、目的をもって、今日から人生をスタートすることをおすすめします。
まず、自分の葬儀を思い浮かべてみましょう。あなたの家族・友達・職場の人が参列しています。
あなたは、家族・友達・職場の人に、何と言ってほしいですか。あなたの人格のどんなところを見てほしかったですか。
自分の葬儀という「人生の終着地点」に何を得たいのか。それが「目的を持って始める」ということです。
幸せになりたい人が見落としている重大なもの。1つ目は「自分の人生の最後の姿」です。
人生の最後の姿を思い描くことで、自分にとって何が本当に大切なのかが見えてきます。
目的を忘れていると、
訊かれた相手は答えた。
「何も持たずに逝っちゃったよ」
こんなことに、なりかねません。
80年も生きて、苦労して、あくせく働いて、何も持たずに逝っちゃった。
そんな悲劇の結末にならないために、あなたが幸せになる方法を、しっかり考えましょう。
幸せになりたい人が見落としている事実――「すべてのものは二度つくられる」
幸せとは、どうやって作られるのでしょうか。
すべてのものは、二度つくられます。
それから、家やモノを実際につくります。(第二・物的な創造)
第一の知的創造を省略すると、失敗に終わります。挫折する会社のほとんどは、第一の創造の失敗なのだと『7つの習慣』に書かれています。
同じように、幸せになりたいのに幸せになれないでいる人は、第一の創造を失敗しています。
また、すべてのものは二度つくられることを「リーダーシップ」と「マネジメント」と言うこともできます。
「幸せって何…?」
「幸せになる方法を教えて」
幸せになりたいのに幸せになれないでいるのは、今まで、やり方や実行にばかりとらわれて、目的地である「幸せのカタチ」を忘れてひたすら進んできたからでしょう。
幸せになりたい人が見落としている重大なもの。2つ目は「知的創造(まずビジョンを考える)」です。
「私だって、幸せとは何かってことくらい、考えてきたよ。でもわからなくなっちゃったんだ…」
こうおっしゃる方はたくさんいます。じつは、多くの人が考えている幸せとは、気づかぬ落とし穴が隠されているものばかりなのです。
幸せになりたいなら「生活の中心」から変わるべし――幸せとは?生活の中心に置きがちな10パターン
『7つの習慣』第二の習慣には「生活の中心」について書かれています。
すべての人には、生活の中心に置いているものがあります。
あなたが幸せになれるかどうかは、生活の中心に何を置いているかで決まります。
「なにを生活の中心に置いているか、よくわからない…」
そうですよね。なにが自分の生活の中心になっているか、意識していない人がほとんどです。他人のことは、わりとよく分かるのですが…。
あなたが生活の中心は何か、見分ける方法があります。それは、次の4つの要素を見つめたとき、よく当てはまるものを見つけることです。
【生活の中心が与えてくれる4つの要素】
『7つの習慣』第二の習慣には、生活の中心になりがちな10パターンが書かれています。どれがあなたによく当てはまるか、考えてみてください。
幸せとは?――生活の中心1 夫(妻)
最も親密で、満足感や成長をもたらしてくれる人間関係ではありますが…夫婦を生活の中心にしてしまうと、強い依存をもたらし、相違点が問題として表れやすくなります。
【安定性】夫の態度に左右されるため、夫の気分に過剰反応しがちです。
夫があなたの期待に応えてくれない時、深く失望し、喧嘩になってしまいます。
【方向性】夫の欲求によって方向性が決まります。
意思決定の基準は「どうすれば夫が喜ぶか」その瞬間の感情によって決まるため、長期的な視点がありません。
【知恵】あなたの視野は、夫婦関係にかかわることに限られます。
【力】あなたの弱点・夫の弱点によって制限されます。
幸せとは?――生活の中心2 家族
家族というものは、深い愛をもたらしてくれますが…家族を生活の中心にすると、皮肉なことに家族の成功を破壊することさえあります。
【安定性】家族に受け入れてもらえるかどうかで決まります。
子供の長期的な成長より、その場限りの問題解決(怒鳴る、過剰反応する)になりがちです。
自尊心の度合いは、家族の社会的な位置づけによって決まります。
【方向性】家族のしきたり、親から受けた脚本を判断基準にします。
(脚本とは、幼少期に親や他人との関係の中で「こう生きる」と無意識に決めた生き方のシナリオ。)
脚本どおりに生きると、たいてい生きづらくなります。
【知恵】すべてを家族のレンズを通して解釈しがちです。
家族という狭い範囲だけの利益を追求するようになります。
【力】行動力は、家族の伝統や、家族メンバーの行動で制限されます。
幸せとは?――生活の中心3 お金
経済的な安定は、もちろん、ある程度必要ですが…お金を生活の中心にしてしまうと、社会の経済状況など、外的な要因に神経質になります。
【安定性】資産の評価額で決まります。経済的な安定を崩すものすべてに恐れを抱くようになります。
【方向性】利益が意思決定の基準になります。
【知恵】お金を儲けるというレンズを通して、偏った判断をしがちです。家族など大事な事柄をすべて後に回し、「理解してくれるはずだ」と思い込んでいることがあります。
【力】所持金の金額によって達成できる範囲のビジョンしか描けません。
幸せとは?――生活の中心4 仕事
仕事は充足感をもたらしてくれるものではありますが…生活の中心になってしまうと、健康、人間関係、その他大切な生活の要素を犠牲にしてしまいます。
【安定性】「地位」が自己価値になってしまいます。「私は会計士だ」「私は○○社の課長だ」など。
仕事している時以外は不安を感じます。
【方向性】仕事の都合や会社の要求で決まってしまいます。
【知恵】視野は仕事の役割に制限されます。仕事は人生そのものだと考えてしまいます。
【力】会社から与えられた機会に限定され、上司の意見によって制限されます。
幸せとは?――生活の中心5 所有物
ブランド品、マイホーム、車など有形の物だけでなく、名声、社会的地位など無形の所有物も含みます。多くの人にとって大きな動機づけになりますが…簡単に失ってしまうものです。
【安定性】他人の持っているものと比較して不安定になります。
価値が下がることを常に恐れます。
【方向性】所有物を保護する、増やす、格好よく見せることで決定します。
【知恵】すべてを比較で理解しようとします。
【力】カンタンに失ってしまいます。所有できる範囲にとどまります。
幸せとは?――生活の中心6 遊び
今の世の中では欲求をすぐに満たすことができ、適度な遊びは心身に休息を与えますが…深い継続的な満足は得られません。
【安定性】楽しさを感じているときにのみ安定性を感じます。
安定は長く続かず、気持ちはすぐ鈍り、まわりの環境に深く依存します。
【方向性】どうしたら最も気持ちよく感じるかで物事を決定します。
手軽な快楽に走り、すぐつまらなくなってしまいます。
【知恵】視野は自分の快感に限られます。才能が開発されることはありません。
【力】力は皆無に等しいとコヴィー博士は言われています。
幸せとは?――生活の中心7 友達
仲間に受け入れてもらい、帰属意識を感じることができますが…ほかの人の気分、感情、態度に深く依存するようになります。
【安定性】他人の意見に振り回されがちです。
【方向性】意思決定の基準は「まわりの人はどう思うだろうか」です。
すぐ恥ずかしさを感じます。
【知恵】世界を見るレンズは、社会の通念に限られます。
【力】社交的にラクに感じる範囲に制限されます。
行動は他人の意見によって制限されます。
幸せとは?――生活の中心8 敵
敵が生活の中心なんて考えられないと思うかもしれませんが…よくあることなのです。多くの離婚者はこのパターンに陥ってしまっていると、コヴィー博士は言われています。
【安定性】敵の動き次第です。いつもあの人は何をしているだろうかと気になります。
敵について、あなたと同じ意見をもつ人と話し合い、自分を正当化しようとします。
【方向性】どうしたら敵を困らせることができるかが基準になります。
【知恵】防御的、過剰反応、被害妄想になりがちです。
【力】怒り、うらみ、自己正当化に取りつかれ、エネルギーを浪費してしまいます。
幸せとは?――生活の中心9 宗教組織
宗教の教える原則に沿って生活することは、深い継続的な安定性や、内的な価値を授かりますが…組織そのものを目的としてしまうと、生活のバランスを崩す結果になります。
【安定性】活動の熱心さや権威者の意見に左右されます。
【方向性】宗教の教義や期待に照らして、まわりの人があなたの行動をどう見るかによって決まります。
【知恵】信者と異教徒に区別して見ます。教会に行く日と、そうでない日に違う行動をとります。
【力】宗教上の立場や地位に力を求めてしまいます。
幸せとは?――生活の中心10 自分
自己実現のアプローチや手法の多くは、中心に自分を置きますが…自己という極めて限定されたものを生活の中心におくと、活力を失ってしまいます。
【安定性】安定性は常に変動します。
【方向性】気持ちいいか、得するかで決まります。
【知恵】出来事や周囲の状況が、自分にどう影響するかで意思決定をします。
【力】あなたひとりの力でできることに制限されます。
与えようとしなければ、活気は無くなります。快不快、損得に左右されます。相互依存の良い結果をもたらすことはありません。
幸せになりたいなら知るべき唯一の方法――ブレない軸になる「原則中心の生活」
「私は、生活の中心にいくつか当てはまりました。それっていいんですか?」
そうですね、ほとんどの人は、生活の中心がいくつかあります。
その時の関心事が、生活の中心になり、欲求が満たされるまで中心にあり続けます。
欲求が満たされると、また別の関心事が生活の中心になるのですが…
次から次へと押し寄せてくる関心事に対応していくと、一貫した方向性がなく、生活の浮き沈みはジェットコースターのようになってしまいます。
幸せになりたい人が見落としている重大なもの。3つ目は「正しい生活の中心」です。
「じゃあ、何を生活の中心にすればいいの?」
幸せになりたいなら、高い安定性・方向性・知恵・力をもたらしてくれる1つの明確な中心を持つことが理想的です。
「1つの明確な中心って?」
『7つの習慣』第二の習慣では「原則中心の生活」を提案されています。
幸せになりたいなら「原則中心の生活」を
【安定性】不変の原則に基づくので、環境や状況の変化によってなくなることはありません。
生活の中で実証され、自分の成長の尺度になります。
「不動で変わらざる絶対的な中心を与えてくれる」とコヴィー博士は言われています。
【方向性】目的と、そのプロセスを導く正確なコンパスになります。
その時の状況や感情から一歩身を引いて全体を考え、バランスの取れたものの見方ができます。
短期と長期の結果を考慮して自分の行動を決めます。
原則に沿って主体的に、意識的に解決策を決めてゆきます。
【知恵】反応的な人たちと違うものの見方をします。
※反応的な人と、主体的な人の違いはコチラ。
目的の実現を可能にしてくれる効果的なパラダイムで世界を見ます。
自分の貢献できる可能性を考えます。
人生のすべての経験を学ぶ機会・貢献する機会と解釈します。
【力】原則に関する理解、それに沿って行動する度合い、原則のもたらす自然の結果によってしか制限されません。
主体的な人間として、他人や状況に制限されることはありません。
行動する力は、あなたの持つもので制限されるものではなく、それをはるかに超えて、相互依存的な関係を組み、ほかの人との協力の恩恵を受けます。
原則は不変で、逃げも怒りもせず、常にあるものです。
原則を無視しようとする人に囲まれ、困難な状況の中にあっても、原則は人や状況よりも大きなものだという確信をもつことができます。
何千年という歴史の中で、原則中心の行動が勝利してきました。
私たちの「原則」についての理解は限られますが、広げていくことができます。
生活の中で実証していけます。
正しい原則を探し求め、学ぶことができます。
全ての経験は学ぶ機会となります。
幸せになる方法――正しい原則を自分のモノにできる2つのガイド
「うーん、原則中心の生活が送れたら、たしかに幸せになれそう。だけど具体的にはよくわからないな…」
『7つの習慣』を読んでも、こんな感想が多いですね。
あなたが正しい原則を自分のモノにできるように、次の2つのガイドを提供しますね。
※まず知ってほしい「しあわせの法則 因縁果の道理」
※もっと深く、原則に基づいた幸せについて、学びたい方はコチラ。
「知る」は世界を変えます。
あなたが見ている世界は、既知のことに脳が反応しているだけです。
逆に言えば、新たに知ることで、脳の反応が変わります。あらゆるものの見え方が変わります。
あなたが人生に方向性を見い出し、荒波の社会を生きる中で、深い安定を得られるよう、今後も学びを提供していきます。
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