幸せとは

幸せとは

日本人が知らない台湾と日本の深い絆

こんにちは。ライターの村松です。

「毎日の生活に疲れて、ちょっと気分転換したい!」

そんな方におススメなのが、台湾旅行です。

台湾へは日本から3~4時間ほどで行くことができ、短いお休みで非日常を体験することができます。

今回は、台湾を旅して分かった、台湾と日本の「深い絆」についてお話ししたいと思います。

ノスタルジックな街並みを歩く

台湾を歩いていると、初めて来た場所なのにどこか懐かしい、心落ち着く街並みが多いことに気づきます。

日本統治時代に建てられた古い建物も多く残ることから、私たち日本人には馴染みの深い風景なのかもしれません。

映画『千と千尋の神隠し』のモデルになったともいわれる「九份(Jiǔ fèn ジォウフェン)」という小さな街。

夕暮れ時、細い路地の階段に提灯の火がともると、まるで映画の中の世界にタイムスリップしたような感覚です。

九份には、美味しい台湾茶を味わえる「茶藝館(ちゃげいかん)」がたくさんあります。

お気に入りの茶藝館を見つけて、ゆっくり穏やかな時間を過ごすのがおススメです。

また、観光客だけでなく、地元の人にも人気があるのが日本人も大好きな「温泉」です。

なんと台湾には100か所以上も温泉地があります。

私が行った「北投(ベイトウ)温泉」は、台北市内から1時間ほどで行くことができ、歩き疲れた体を癒してくれます。

日本の温泉と違うのは、男女混浴・水着着用なところ。

日本統治時代から発展したといわれる台湾の温泉で、ぜひ地元の方々との触れ合いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

安くて美味しい台湾グルメを堪能!

台湾旅行での一番の楽しみといえば、やはり、安くて美味しい台湾グルメを満喫することです(笑)

台北市内は夜になると、まるで日本の縁日のようなにぎわいを見せる屋台がたくさん出てきます。

小籠包(しょうろんぽう)はもちろん、外はパリパリで、中はもっちりとした皮に、胡椒がきいた肉の餡が特徴の胡椒餅(フージャオビン)、豚肉のこま切れを甘辛く煮込み、ご飯の上にかけた魯肉飯(ルーローハン)、豆腐を発酵させた独特の風味の臭豆腐(チョウドウフ)など、安くておいしいローカルフードが目白押しです。

また、日本でも人気のタピオカミルクティーマンゴーかき氷など、台湾名物のオシャレなデザートもたくさんあります。

それだけでなく、可愛い雑貨や服などの夜市もあります。

食べ歩きをしながら、お店の人とのやりとりを楽しんだり、台湾夜市の熱気を味わってみましょう。

「親日」がとても多い台湾

台湾を旅すると、びっくりするほど「日本が大好き!」と言ってくれる方が多く、台湾人の温かさや親切を感じることが少なくありません。

私が台北で泊まったホテルの受付の女性は、片言の日本語で話しかけてくれ、「私は日本と日本人が大好き!」といつも笑顔で声をかけてくれました。

また、台中にあるゲストハウスで一緒になった、台湾の大学生からは、「大好きな日本でいつか働きたい。だから今、日本語の勉強をしている」「台湾の若い人たちの間で、日本語を学びたいという人はとても多い」という話も聞きました。

平成23年の東日本大震災の時、どこよりも早く、どこよりも多くの心のこもった、200億円という支援を送ってくれたのが台湾でした。

そしてそれは、平成28年4月に起きた熊本地震の時も同様でした。

いったいなぜ、台湾は日本を愛し、いつも日本を助けてくれるのでしょうか?

親切の相手を教えられた「三福田」

東日本の震災後、台湾全土で日本への支援の波が広がり、子供からお年寄りまでさまざまな人たちが日本の復興を助けてくれました。

台湾からの温かい支援は、被災住民はもちろん、私たち日本人にとって涙が出るほどうれしいものでした。

いち早く混乱する現地に入って炊き出しをし、温かい食事を提供したのも台湾の団体で、被災住民に直接「現金」を配って歩くという支援もあったそうです。

この先どうなるか全く分からず、お先真っ暗であった被災者にとって、それは金額以上の温かさと安心を与えたといいます。

台湾は、日本と同じ仏教国であり、お釈迦さまの教えを大事にしている人がとても多いです。

「情けは人の為ならず」ということわざもあるように、仏教では、「人に親切にすることは、そのまま自分の幸せになる」と教えられています。

さらに、親切にすべき相手を「三福田(さんふくでん)」と教えられています。

1 悲田・・・本当に困っている人
2 恩田・・・ご恩を受けている人
3 敬田・・・敬うに値する人

特にこのような人たちには、おしみなく布施(親切)をしなさい、必ず素晴らしい結果が返ってくる、と言われています。

台湾も日本と同じように、地震大国です。

逃れることのできない自然災害の恐ろしさと辛さを知っていたからこそ、同じように苦しみ困っている日本を助けずにはおれないと多くの支援をしてくれたのです。

そしてなにより、これまで日本人が台湾にもたらした様々な恩恵を、台湾の人々が忘れていなかったことも、200億円という支援を集めた背景にあります。

日本統治時代から、日本と台湾の間には長い相互支援の歴史があり、日本が台湾へ支援を行えば、台湾もそれ以上の恩返しをしようと努力する、台湾が苦しんでいれば、また日本が手助けをする。

そんな深い深い絆ができていたのでした。

その歴史は、日本人にはあまり知られていませんが、台湾の人たちはみんな知っていることです。

幸せの種まきは、災害時に限ったことではありません。

友達や会社の同僚など、身近に困っている人、悩んでいる人はいませんか?

家族に優しい言葉をかけていますか?

どんな小さな親切でもかまいません。

ただ笑顔で接するだけでもいいのです。

その日々の心がけ、そして相手からもらった親切を絶対に忘れないことが、やがて必ずあなたに大きな幸せをもたらすでしょう。

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この記事を書いた人

会社員:村松 佳苗

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