幸せとは

幸せとは

英語ができなくても海外旅行はできる?~五感を磨く大切さ~

こんにちは。ライターの村松です。

新型コロナウイルスの影響で、渡航を禁止していたヨーロッパ諸国ですが、7月から旅行者の受け入れを再開しているようです。

まだ、完全自由に行き来できるわけではありませんが、再び海外旅行へ行ける日を待ち望んでいる人も多いかと思います。

今回は、

「海外旅行へ行きたいけど、言葉の壁や治安に不安があってなかなか踏み出せない」

そんな悩みにお答えしたいと思います。

海外旅行に英語は必要ない?

海外一人旅が好きだというと、よく、「じゃあ、村松さんは英語がペラペラなんですね?」と聞かれます。

「海外へ行ってみたいけど、英語ができないから無理ですよね?」というのもよく耳にします。

答えはどちらもNoです。

もちろん、英語ができればスムーズに物事が進んだり、他の旅行者とより深く会話ができるかしれません。

しかし、英語ができなくても海外旅行はできる!と私は思います。

そもそも、私が今まで行った国で英語圏はハワイくらいで、片言の英語さえ通じない国だってたくさんあるのです。

ヨルダンという国で、タクシーに乗った時のこと。

年老いた運転手はワン、ツー、スリーもわからない人でした。

行き先すらまともに伝わらず、最初はどうしようかと思いましたが、言葉が通じなければ、ジェスチャーや表情、紙に絵を書いたり、ガイドブックを利用して、なんとか伝えるしかありません。

熱意が通じたのか、結局、運転手は仕事中の息子さんに電話までしてくれて、ちゃんと目的地へ連れて行ってくれました。

運転手も私にいろいろ伝えたいと思ってくれたのか、「あれは羊だ」とか「あれはロバだ」と、アラビア語をたくさん教えてくれ、とても楽しい時間を過ごしたのを覚えています。

大阪のおばちゃんたちは海外へ行っても関西弁で値段交渉していますし、お笑い芸人の出川哲朗さんは、持ち前のコミュニケーション能力を生かして、ハチャメチャな英語でもちゃんと外国人に想いを伝えているのです。

それを見ていると、「文法なんかどうでもいい。伝えたいという気持ちが一番大事。心で話せばいいんだ」と大きな勇気をもらいます。

旅をするときに必要なものとは?

旅人にとって、英語ができるよりも大切なことの一つに、「五感を磨いておくこと」があると思います。

「鍛えられた五感は護身用のナイフより武器になる」とも言われ、旅先で危険な目にあったり、思わぬ事故で死んでしまう原因は、ほとんどがこの五感の欠落によるそうです。

私は、初めて行った海外旅行で、危うく睡眠薬を飲まされるというとても怖い目にあいました。

友達も一緒だったので、完全に警戒心を無くしていたのです。

その逆に、あまりにも警戒心が強すぎて「うちに来て、家族と一緒に食事をしない?」と親切に誘ってくれた人を疑い、悲しい思いをさせたこともあります。

騙されているのか、本当に信じてついて行っていいのか、当時の私は全く判断できませんでした。

日本の生活が平和すぎて、私は、普段から自分の頭で考えたり、相手をよく観察して接するということを怠っていたのだと思います。

一人で旅に出ると、頭をフル回転させなければなりません。

この道は危険だからやめておこうとか、これは食べてもお腹を壊さないだろうとか、この商品はこれくらいの値段の価値があるだろうとか、この電車は遅れそうだから時間の余裕を持って計画をたてようとか、相手の表情や話し方、しぐさから気持ちを読み取ることも必要です。

そういった直感力は、普段から五感を磨いて鍛えておくことが大事なんだと気づきました。

五感を磨くにはどうしたらよいか?

私が五感を磨くためにやっていることをいくつか紹介したいと思います。

自然に触れる

毎日テレビやスマホ、インターネットに頼りすぎていると、物忘れもひどくなるし、字を書くのも億劫になるし、睡眠も浅くなるし、本来持っていた動物的な勘がにぶっていくような気がします。

朝はちゃんと太陽をあびて、部屋の中に風を入れ、季節の旬のものを食べ、時間があるときは外を散歩する。

スマホをいったん置いてみると、鳥のさえずりや、犬の鳴き声、雨の音や匂い、子供たちの声や日曜日の雰囲気など、実はたくさんの情報が入ってくることに気づきます。

一日一回感動する

私は一日一回感動するようにしています。

通勤途中にきれいな花が咲いていたとか、夕焼けがきれいだったとか、新聞のコラムでいい記事を読んだとか、ささいなことでもよいので毎日何か感動すると、鈍った五感がまた活性化されていくのを感じます。

人の心を学ぶ

私は、哲学や心理学に興味があり、数年前から仏教の勉強をしています。

はじめは、「人の心」を知りたいと思っていたのですが、学んでいくうちに「自分の心」を深く見つめるようになり、多くの気づきがありました。

普段生活をしていると、相手の言動ばかりが目につき、自分を振り返るということをしません。

しかし、仏教を学んでからは、自分にも悪いところがあったと反省できるようになったり、相手の言動の裏にはこんな心があったのか、ということにも気づくようになりました。

くだらないことに腹を立てて過ごす時間より、相手も自分も幸せでいられる時間をたくさん作ろうと心がけるようになりました。

「五感を磨く」ということは、海外旅行に限らず、仕事や家庭での人間関係にも大きな役割を果たしてくれます。

そして、

「本当の幸せって何だろう?」

「自分は何のために生まれてきたんだろう?」

そんな、心の奥深くにある課題にも向き合っていく大きなきっかけにもなるのではないでしょうか。

(関連記事)

この記事を書いた人

会社員:村松 佳苗

人生の目的が5ステップで分かる
特典つきメールマガジンの登録は
こちらから

詳細を見る

関連記事

人生の目的とは 生きる意味やヒントを見つけるための特集ページです。

生きる意味やヒントを見つけるための特集ページです。