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【わかりやすい】リフレーミングでトラウマを克服できる

トラウマを克服する方法「リフレーミング」とは

目次

  1. トラウマになる人は、メンタルが弱い人なの?
  2. トラウマになる人、ならない人。その差は?
  3. トラウマを克服することはできないの?
  4. トラウマを克服する心の種まき「リフレーミング」例
  5. 生きていく上で一番大事なリフレーミング

トラウマになる人は、メンタルが弱い人なの?

こんにちは。心理カウンセラーの月見草です。

似たような体験をしても、トラウマになる人、ならない人がいます。

こう聞くと、「トラウマにならない人は、精神が強いんだろうな。私がトラウマで悩んでいるのは、メンタルが弱いからなんだ」と思われるかもしれません。

でも、トラウマにならない人が強くてすばらしいとは限りません。
そして、トラウマで悩んでいるからといって、弱い人というわけではないのです。

どうしてそんなことが言えるのか。

トラウマになるか、ならないか。ポイントは、たったひとつ

【その人にとって、どれくらいつらい体験だったか】です。

メンタルが強いか弱いかではありません。
それどころか、メンタルが強くて感情をコントロールしようとする人ほど、ひどいトラウマに悩まされることもあります。

(後で説明しますが、「トラウマになるのはメンタルが弱いから」ではなく「それだけつらかった」と、とらえられるようになるのは、リフレーミングという手法の一つです)

では、【その人にとって、どれくらいつらい体験だったか】とは、どういうことでしょうか。

似たような体験をしても、感じ方は人それぞれです。そして、感じ方に、良い・悪いはないのです。
何を感じるのかは、個性であり、あなたらしさです。

トラウマになっているということは、あなたにとっては、それだけつらい体験だったということです。
つらかった事実を否定する必要はありません
むしろトラウマは、自分の感じたことを否定するほど長引き重症化するといわれます。
だからまずは、「私はメンタルが弱いわけじゃない。トラウマになるくらい、つらい思いをしたんだ」と、自分の気持ちを受け入れてもらいたいなと思います。

そうはいっても、トラウマを受け止め、克服することは、簡単なことではありません。
私自身、トラウマに悩んでいたころ、いろんな本を読んで「私はトラウマになるくらい、つらかったんだ」ということは納得できました。
でも、「つらいと思う自分が悪いんじゃないの?」「これくらいのことで悩むなんて、自分のメンタルが弱いからだ」と思う気持ちは消えませんでした。

なんとかしてトラウマを克服しよう、と思えば思うほど、なかなか克服できない自分が嫌になっていました。
そんな私が、トラウマを受け止め、自分が悪いわけじゃない、メンタルが弱いわけでもない、むしろ、こんなにステキな人生を歩めている!と幸せを感じるようになった方法を、お話ししたいと思います。

トラウマになる人、ならない人。その差は?

トラウマになっている人が、精神的に弱いわけではありません。
ひとよりも感受性が豊か、繊細な感性の持ち主、という性質をもっているだけなのです。
生物的に、危険察知能力が高いとも言えます。

人それぞれ、違うとらえ方で生きています。同じものを見ても、感じ方は違います
同じような体験をしても、違う世界に生きているようなものなのです。

仏教ではこれを、「業界」と言われます。
「業界」とは、「ごうかい」と読み、一般的に使われる「仕事の業界」「芸能業界」などの「ぎょうかい」とは全く違う意味なのでご注意ください。

「業界(ごうかい)」とは、「業(ごう)は行いのことです。

これまでの過去の行いによって生み出した世界に、私たちは生きています
「業(ごう)=行い」は、一人一人、全く違いますね。
「業(ごう)=行い」を積み重ねたものが、経験や体験、ということになります。
「業(ごう)=行い」が生み出している各自の世界を「業界(ごうかい)」と仏教では教えられています。

誰一人として、生まれてから今まで、まったく同じ行いをしている人はいません。
言い換えれば、誰一人として同じ世界に生きている人はいない、ということになります。

人はそれぞれの「業界(ごうかい)」に生きています。

もっと言えば、仏教では、生まれる前の過去世があり、過去世の業(ごう)によって、生まれた時の違い(顔かたち、見た目、男女の違い、生まれもった性格など)が生じているのだよ、と教えられています。
いわゆる「生まれつき」というものです。

何を感じるか。どう感じるのか。どれくらいショックを受けるのか。
それは、生まれつきの感性や、個性による部分も大きいのです。

「こんなことくらいでトラウマになるの?」と他の人が思ったとしても、自分にとっては、ショックを感じることだったのですから、自分を責める必要は全くありません
ひとよりも感受性が豊かで、繊細な感性の持ち主の私にとっては、ショックを感じることだったのです。

(「メンタルが弱い」ではなく「ひとよりも感受性が豊かで、繊細な感性の持ち主」というのも、今回のテーマ、リフレーミングをしています)

周りの人には、「あなたにとって、そんなにつらかったんだね」「大変だったね」と言ってもらいたいなと思います。
そしてなにより、自分が、「私にとっては、そんなにつらかったんだ」「大変な中、頑張ったんだ」と心の中で声をかけてほしいと思います。

トラウマを克服することはできないの?

そのうえで、トラウマになってしまったのはどうしようもないか、というと、そんなことはありません。トラウマは克服していけます

前回の記事でお話ししたとおり、そのヒントは仏教の「因果の道理」にあります。

因果の道理をもう少し詳しく言うと、「善因善果 悪因悪果 自因自果」となります。

「因」は原因のことで、「行い・行為」です。

果は結果、わかりやすく言うと、自分におきる運命のことです。善果は幸せ、悪果は苦しみ、と言い換えてもいいでしょう。

つまり

善い行為は、幸せという結果を生み出す
悪い行為が、苦しみという結果を生み出す

ということです。

悪因悪果の「悪因」は、「苦しみを生み出す行為」です。
今が苦しいなら、なにか苦しみを生み出すような行為をしている、というサインです。

因(行為)には、心・口・体の三つの行いがあります。
今回は心の行いだけをお話しします。
(口や体の行いについては、詳しくは長くなるので次回にします)

トラウマは、特に心の行為なので、心についてまずは知っていただきたいと思います。

苦しみのどん底にいて、苦しみから抜け出せない、と思うこともあります。そんな時は、人生に絶望してしまうかもしれませんが、これからどんなことを思うかで、苦しみの結果は変えていくことができます

大切なことなので何度も言いますが、今とても苦しいのは、それだけつらい体験をした、ということです。心が悲鳴をあげるのも当然です。
人間として自然な反応ですから、自分を責める必要はありません。

悪因(苦しみを生みだす心の行い)を、善因(幸せを生みだす心の行い)に、少しずつ変えていく
すると少しずつ、今より生きやすくしていくことができる、ということを、知ってほしいのです。

過去の体験は変わらないが、とらえかたを変えていくことはできる。
つらい過去は変えられなくても、それを幸せの通過点にできる。
だから絶望することがあっても、ちゃんと幸せに向かっていける。

このことを、どうか忘れないでくださいね。

次はいよいよ、「リフレーミング」の実用例です。

トラウマを克服する心の種まき「リフレーミング」例

とらえ方を変える方法には、専門的に「リフレーミング」というものがあります。

単に言いかえて、良いものだと思い込ませるようなポジティブシンキングではありません。リフレーミングとは、同じ状況にも可能性を見出すことです。

今まで気がつかなかった新しい見方で解釈(善因)することで、気持ちがラクになります(善果)

単にポジティブシンキングが有効なときもあるけれど、リフレーミングは、より柔軟で、しなやかな強さを得られます。

具体的に、トラウマを克服するリフレーミングの例を挙げてみます。

「こんなことになってしまった、もうダメだ」
    ↓
「つらいけど、めったにできない経験をすることができた。これからの人生に活かせる」
(ポジティブシンキングだと「だいじょうぶだいじょうぶ!これくらいなんてことない!」と言い聞かせる。感情を否定する)
「どうせ何をやっても変わらない」
    ↓
「できることを一生懸命やったから、変わると思っていたけれど、まだ結果は出ていないから少しがっかりした。種はまいたのだから、必ず芽は出る。芽が出るのを、しばらくの間、心の準備をととのえて待っていよう。今できる他のことを進めておこう」
「ああしておけばよかった」
    ↓
「失敗は悔しかった。でも、どうしておけばよかったのか、今ではわかる。次に同じことが起きても対処できる」
「あの人と会うと、気分が悪くなる」
    ↓
「気分が悪いことを隠すのではなく、むしろ気分が悪いと伝えてみよう。もし、どうしたの、と聞かれたら、一方的に考えを押し付けられるのはしんどいんだ、と、自分の気持ちを言えるチャンスだ」
「私はすぐに体調を崩してしまう」
    ↓
「体調を崩すのは、弱いからじゃない。ちょっと無理をしているサイン。サインが出るから、無理をしすぎなくて済むんだ。自分が本当は何をしたいのか、立ち止まって考える時間がとれる」
「たった数日しか続けられなかった」
    ↓
「数日の間は、行動を起こすことができた。そのあいだは、誰かを助けることができたんだ」
「仕事を辞めてしまった。無職になってしまった。どんどんダメになってしまう」
    ↓
「前々から、もっと自分に合う仕事があるんじゃないかとも思っていた。無職にでもならなければ、真剣に仕事を考えるきっかけがなかった。この際、じっくり考えてみよう」

思い込ませるとか、言い換えて言い聞かせればいいというものではありません。なんだか気持ちがラクになる、ホッとする、よーし行動を起こしてみようかなという気持ちになる。そういう気持ちになるのが「リフレーミング」の効果です。

上記の7つの例を参考に、あなたのトラウマをリフレーミングして、手帳やカレンダーなど、よく見るところに書いておくといいと思います。今あなたが苦しみを感じている状況には、自分の人生にプラスになる部分が必ずあります。

「こんな苦しいトラウマ、人生にプラスになる部分なんて見つからないよ…」と思われるかもしれませんね。私の場合は、仏教を聞いたことが、つらいトラウマをリフレーミングするきっかけになりました

生きていく上で一番大事なリフレーミング

私は仏教を聞くことで、生きていく上で、一番大事なリフレーミングを学ぶことができました。

つらかった経験は、幸せに向かう通過点だった。むしろ、あの出来事があったからこそ、今の自分がいる」と思えるようになったのです。

仏教は、人生の目的について学べます。人生の目的がはっきりすれば、つらかった過去の経験も、トラウマも、「人生の目的を達成して、この幸せになるために必要な通過点だったんだ!」と喜びに変わります。つらい体験自体は変わらなくても、そのおかげで、こんな幸せを知ることができた。そんな喜びを知ってほしいと思います。

もし、そんなリフレーミングを起こしたいと思われる方は、ぜひ、こちらのメルマガを読んでみてくださいね。

この記事を書いた人

ライター:月見 草



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