病気

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夏バテの原因は5つ。深刻な疲れを予防する、効果抜群な23の対処法とは

【目次】

  1. 夏バテの原因は、主に5つ。
    暑さではなく○○が原因だった!
  2. 夏バテを防ぐ、こんな予防生活をしよう。
    ~23の対処法~
  3. 夏バテから秋バテへ。
    あなたはこのままで大丈夫?

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

「夏バテして困っている」というお悩みについてです。

夏バテなのか、やる気は起きないし、仕事に行くのもダルいです。
ちょっとしたことにイライラしてしまいます。
不眠ぎみで、悪循環です。
夏の乗り切り方を教えてください。

夏のジリジリ焼き付けるような陽射し、コンクリートからモワモワとゆれる陽炎、雨の日の後のサウナのような蒸し暑さ。
身体に堪えますよね。

私は、小学生の頃から毎年夏バテしていました。
文字通り、毎年。夏バテせずに過ごせるなんて、夢のような話でした。

※夏バテとは
【身体症状】だるさ、頭痛、不眠、食欲不振、胃腸の不調、立ちくらみ、めまい、むくみなど
【精神症状】イライラ、無気力、疲れやすさ、頭が働かない感じなど

それが今は、夏バテすることもなく、毎日快適に過ごしています。

毎日、夏バテ予防をしっかりしているので、よほどのことがなければ、夏バテしない自信があります。

もし炎天下などで夏バテしてしまっても、対処法を知っているので、1~2日で回復できます。

どうして私は夏バテしなくなったのか。

夏バテは、実は暑さより○○が原因だったのです。

夏バテの原因を知って、体の内側からみなぎるエネルギーいっぱい、夏を楽しみましょう!

夏バテの原因は、主に5つ。暑さではなく○○が原因だった!

1、夏バテの原因は、暑さではなく「冷え」

よく冷えたビール、冷凍庫には常備アイス、スカッときもちいい炭酸飲料、氷でシャキッと冷やしきゅうり、冷えてみずみずしいスイカ。
聞いただけで暑さを吹き飛ばせそうですね。

「夏バテ対策のために、冷たい飲み物をたくさん摂るようにしています」

そうおっしゃる人も多いはず。

ところが実は、冷たい飲食物は内臓を冷やし、体からエネルギーを奪っています。
夏バテの原因なのです。

体を大切にするなら、温めるのが基本。

内臓が冷えると、働きが悪くなります。
消化吸収に時間がかかってエネルギーを無駄に消耗し、さらには下痢などをおこして必要な栄養素がとれなくなってしまいます。

栄養がとれなくなれば、夏バテしても当然です。

「僕は冷え性じゃないけど、夏バテするんだよなぁ」

冷え性ではなくても内臓が冷えている「隠れ冷え性」は男性にも多くいます。

2、夏バテの原因は、室外の暑さではなく、「規則的」な室内環境

「今日も危険な暑さになります、外出時は十分にご注意ください」
朝の天気予報で聞いて、そうだなぁと思いますよね。

ところが、夏バテの原因は室外だけではありません。

実は「室内環境」のほうが夏バテを引き起こしていることも。

人は「1/fゆらぎ」という自然の音・風・炎・波などに触れることで、脳がリラックスするようにできています。
不規則なゆらぎのほうが、自然なのです。

しかし夏は、窓を閉め切って、冷房をかけ続けますね。

室内環境は、冷房・扇風機の規則的なリズムの風、聞こえてくるのは規則的な機械音。

人間にとって「規則的」なのは「不自然」であり、自律神経は乱れ、脳が疲れてきます。

自律神経が乱れると、

・だるい
・眠れない
・疲れがとれない
・頭痛
・動機や息切れ
・めまい、のぼせ、立ちくらみ
・下痢や便秘
・情緒不安定
・イライラや不安感

といった症状が出ます。

夏バテの原因は、室内環境が規則的すぎて、自律神経が乱れているからかもしれません。

3、夏バテの原因は、疲労ではなくむしろ「疲れていないこと」

暑すぎる日中、運動を控え目にすることも、たしかに大切です。
ところが一日中、室内にいてじっとしていると、脚を動かさないので血・リンパの流れが滞ります。
これが夏バテの原因になります。

車のエンジンにあたるのが人間の脚、とくに太ももです。
エンジンが動かなければ、車は動きません。

太ももには大きな筋肉が詰まっていて、栄養を蓄え、全身に栄養を送ることができます。
太ももやふくらはぎは、ポンプの役割をして、全身に血や栄養を送ります。

一日中、室内でじっとしていたら、どうなるでしょう。

老人は脚から弱る、と言われます。
脚を動かさなければ、若くてもどんどん弱ります。

さらに、脚を動かさないことは不眠につながります。
不眠は夏バテの大きな原因になります。

「疲れる」と言えば、昔は農業など肉体労働による疲労でした。
肉体が疲れると、脳が「休め!」と指令を出すので、ぐっすり眠れて、翌朝にはかなり回復します。

現代は頭脳労働が多いため、肉体は疲れていません。
脳は「疲れていない」と勘違いして、夜、眠れないのです。

これでは疲れを回復することもできず、だらだらと夏バテが続きます。

眠れないからといって「寝ながらスマホ」が加わったら、さらに状況は悪化。

ブルーライトは紫外線の次に波長の短い光で、目の奥まで届くので脳を覚醒させます。

スマホを見るだけで、太陽の光を浴びているようなもの。
体内時計が狂い、夜は眠れず、昼はダルくて眠い。

夏バテが秋まで続くほど、疲れがとれない悪循環に陥っていきます。

4、夏バテの原因は、暑さより「毎日のシャワー」

夏のお風呂って蒸し暑いですよね。
「夏バテしそうだし、シャワーだけにして、できるだけ早くお風呂からあがろう」と思いませんか。

しかし、冷房で体の深部は冷えきっています。
シャワーで汗を流すだけでは深部まで温まりません。

暑いからといって湯船につからず、シャワーだけで済ませると、体の深部は冷えたまま。

深い睡眠を得るには、深部体温を一旦上げて、ぐっと下がることが必要なのですが、冷えたままだと、それ以上、深部体温を下げることができません。

毎日のシャワーが不眠を引き起こし、疲れがとれなくなるのです。

もちろん入浴時に暑すぎて脱水症状になることもあるので、よく水分補給をして気をつけてくださいね。

5、夏バテの原因は、肉の食べすぎによる「スタミナ不足」

「夏だ!スタミナをつけよう」

ビアガーデンで熱々のソーセージ、甘辛いタレの焼肉、海や川辺でバーベキュー。
これぞ夏!という感じがしますね。

夏バテを吹き飛ばすためにも、肉を食べてスタミナをつけよう、と思うかもしれません。
たしかに、肉に含まれるビタミンB1は疲労を回復します。

ところが実際は、肉の脂は胃腸に負担をかけるため、だんだん栄養素を吸収できなくなります。

栄養とは、口から食べたものではなく、胃の壁・腸の壁から吸収されたものを言います。

胃腸が弱り、消化吸収できなければ、栄養が不足します。
肉を食べすぎると胃腸が弱り、かえってスタミナ不足になるのです。

「肉はちょっと重いから、さっぱりした麺類ばかり食べています」

こういう人も要注意。
そうめんに薬味だけでは栄養不足ですし、冷やし中華は生野菜が多いので内臓を冷やし、機能を低下させます。

夏バテの原因は、肉の食べすぎ・さっぱりした麺類によるスタミナ不足かもしれません。

夏バテを防ぐ、こんな予防生活をしよう。~23の対処法~

夏バテ予防 その1、「冷え」から身体を守ろう

夏バテに「冷え」は大敵。
でも今の世の中、「冷え」のオンパレードです。

少しでも「冷え」から身体を守り、夏バテ対策をしましょう。

具体的には…

・ビールはキンキンに冷やさない

お酒を飲むなら、できれば熱燗かぬる燗で。
外食時は温かい食事をとりながら、ゆっくりお酒を楽しみましょう。

・アイスやかき氷、氷の入った飲み物は控えめに

私は家でも外食でも、氷入りの飲み物をのむことはありません。
カフェでは「氷なしでお願いします」と伝えると、ほぼ100%、快く応じてもらえます。

・冷房対策に、カーディガンを1~2枚用意する

スーパーなど店の冷房は寒すぎるくらいで、外の暑さと気温差は自律神経を乱します。
夏バテ対策にカーディガンや上着は必須です。

・生野菜より、温野菜を

きゅうりやトマトなどの夏野菜は、体を冷やす効果があります。
カリウムやリコピンなど、貴重なミネラルを摂取できるので、ぜひ食べていただきたいのですが、できれば夏野菜カレーなど、温めた料理にしましょう。

豚肉ときゅうりの香味炒めや、トマトと卵のオイスターソース炒めなど、夏野菜は炒めても美味しいですよ!

生野菜よりも温野菜を。キャベツはレンジでチンするだけで、温野菜にできます。

夏バテ予防 その2、「1/fゆらぎ」を取り入れよう

意識して「1/fゆらぎ」を取り入れてみましょう。

具体的には…

・外の空気にふれる

短い時間でいいので、外の空気にふれましょう。
定期的に換気をする、ベランダに出るなど。

・自然の音に耳を傾ける

外に出ると、セミの声、小鳥の鳴き声、木々の葉がこすれる音、風の音、川のせせらぎ、海の波の音など、「1/fゆらぎ」があふれています。

・キャンドルで炎のゆらめきを眺める

夜になったら、電気を消して、キャンドルを眺めてみましょう。
室内でも手軽に「1/fゆらぎ」を感じることができます。
私は入浴時、キャンドルに火を灯しています。

夏バテ予防 その3、質の高い睡眠をとろう

質の高い睡眠をとることで、その日の疲れはその日のうちに、解消できます。
夏バテするほどの疲労が溜まらないのです。

睡眠を改善するために、できることを1つでも多くやりましょう。

具体的には…

  1. 10分でも早く寝る
  2. 足踏み300回。デスク仕事の人は、座りながらかかと上げ
  3. 30分に1回は、立ち上がって歩く
  4. 30分に1回は、伸びをして深呼吸
  5. お風呂は湯船につかる
  6. 寝る2時間前までにお風呂からあがる
  7. スマホは入浴前まで。入浴後は暗めのライトで読書など
  8. アロマキャンドルを灯す
  9. 朝は目覚めたらすぐカーテンを開ける
  10. できれば朝の散歩

夏バテ予防 その4、肉よりも、栄養を吸収できるものを食べてスタミナをつけよう

栄養をしっかり吸収して、エネルギーが内側からみなぎる身体にするには、胃に負担をかけないことが一番。

具体的には…

・よく噛むこと!

口で噛むのを怠けると、その分、胃が頑張らなければなりません。
全身の血液がまっさきに胃に送られ、手足や頭は後回しに。その結果、ダルく、頭が働かなくなります。
胃の分まで、口でまず噛みましょう。

・冷たいものは控える

冷たいものは、口にした分だけエネルギーが減ると思って!

・水をガバガバ飲まない

胃から吸収されなければ、水分補給にはならないので、温かい飲み物か、もしくは常温のものをゆっくり飲みましょう。ミネラルを含んだ麦茶・ルイボスティーなどがオススメ。

・朝食を欠かさずとる

ごはんと味噌汁、漬物だけでも十分。

・肉を食べ過ぎない

・冷たい麺類・生野菜に偏りすぎない

夏バテから秋バテへ。あなたはこのままで大丈夫?

夏はバテて不調。
秋まで不調を引きずり、急に寒くなってまた不調。
冬は低気圧と寒さで、体が縮こまって不調。
春は花粉症と気温差で不調。
梅雨は高い湿度で、蒸し蒸しして不調。
また夏が来て不調。
……

季節に体を適応させて、必死に毎日を過ごしているうちに、またたく間に10年、20年と過ぎていきます。

まさに「瞬く(またたく)間」の人生。
疲れを引きずりながらあくせく働いていますが、「この目的を成し遂げよう」というものがなければ、あっという間に時が過ぎ、気づけば年を取り身体が動かなくなります。

人生でかならず果たすべき「目的」を、まず考えてから毎日を過ごしましょう。

そうすれば仕事も健康管理も、目指す目的に欠かせない重要な要素であると、力が入ります。

これを機に、生きる目的を考えてみましょう。

この記事を書いた人

ライター:月見 草

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