【虚無病棟】田中進一の世界(三月十三日)『フライザイン~死に対して自由な心を求めた僕と彼女と妹の物語』
余命一カ月の愛する人を救いたい哲学少女と、自殺未遂をした妹に生きる意味を一カ月以内に見つけると約束した僕が出会って……人気小説『フライザイン 死に対して自由な心を求めた僕と彼女と妹の物語』の第1章
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余命一カ月の愛する人を救いたい哲学少女と、自殺未遂をした妹に生きる意味を一カ月以内に見つけると約束した僕が出会って……人気小説『フライザイン 死に対して自由な心を求めた僕と彼女と妹の物語』の第1章
人気小説『フライザイン 死に対して自由な心を求めた僕と彼女と妹の物語』の第1章を挿絵つきで特別公開いたします。生きる意味と本当の幸せについてドキドキしながら学べるちょっと変わった小説です。
障害を持ち、手足を自由に動かせない長男・真一。ディズニーランドへの父兄同伴の修学旅行も無事終わり、みんなが一安心でワイワイと駅弁を頬張り始めたその時、真一の泣き声が車内に響き渡りました。なぜ?
一流企業の男性と結婚、新築の高級マンションで暮らし始めました。週末にはワインパーティーを開き、手料理でもてなす。ところが、結婚5年目、夫が突然、服毒自殺を図ってから、全てが暗転していきました――。
私の一日は朝風呂から。どこの家庭でも慌ただしい朝に、なんて優雅な一日の始まり、とうらやましく思われるかもしれません。しかし、これも大事な、療育介護の一つなのです。
小学校の行事といえば学習発表会でしょう。それは、一般の小学校も障害児たちが通う養護学校(現在の特別支援学校)も同じことです。立つことも這(は)うこともできない我が子、真一が、なんと桃太郎を演じました。
立つことも這(は)うこともできない我が子、生後1年半で「長くは生きられない」と医師に宣告された長男、真一もありがたいことに、命ながらえております。今回の投稿は「息と声」です。
重度心身障害児1級と判定された我が子、首も座らなければ言葉も発することが出来ないまま過ぎ行く毎日。30分おきに起きては姿勢を確認しなければ喉が詰まって大変なことになってしまいます。
「大切なことなのに、絶対にあきらめてはいけないことなのに、目をそらそうとしていることが他にもありませんか」。そんな声なき声が聞こえてきます。お釈迦様の、ある過去世物語を思い出しました。
重度心身障害児1級と判定された我が子、首も座らなければ言葉も発することが出来ないまま過ぎ行く毎日。何をされてもされるがままの我が子を見ていると、文句のひとつでもいいから言ってくれないか、と思います。
生きる意味やヒントを見つけるための特集ページです。