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正しい【死生観】が持てる小冊子
1:「なぜ生きる」のシンプルな答えを知る
2: 2種類の幸福の違いを知る
3:「本当の幸せになれない理由」を知る
4:「本当の幸せ」と「本当の幸せになれる道」はどこに教えられているかを知る
5: 正しい方向に進む
こんにちは、筬島(おさじま)です。
今日は、「死とは何か? 正しい死生観が人生を充実させる3つの理由」についてお話ししたいと思います。
そもそも、なぜ死について考えること、つまり死生観が大事なのでしょう。
大きく三つの理由があげられます。
順番に見ていきましょう。
ネット上でも
「生きてる実感がない」
「生きてる感じがしない。なんだかふわふわしている」
「生きる実感をくれ!」
「生きてると感じられる時ってどんな時ですか」
「血が薄く感じられる」
といった発言が見られます。
この問題を解決するには、どうすればいいのでしょう。
答えの1つは、死を見つめること、正しい死生観を持つことです。
どういうことでしょう?
ブラッド・ピットとエドワード・ノートン主演で話題になった『ファイト・クラブ』という洋画があります。
これは同名小説(原作:チャック・パラニューク)を映画化したものなのですが、その小説の解説文が非常に優れています。
一部を抜粋します。
最近、君は自分が生きていると心から感じているか。
『ファイト・クラブ』でパラニュークが僕たちに突き付けているのはこの問いである。
(中略)
死を前にしたとき、日頃社会で大切だと思われていることの多くは価値を失う。
金があっても、物があっても、地位も名声も、もはや何の意味もない。
(中略)
今までは、十分な量の金を稼ぎ、世間で価値が高いといわれている物を手に入れることが成功だと彼は教えられてきた。
けれどもそれは、欲しくもない物に、逆に所有されていただけだ。
こうして主人公は、物への崇拝から離脱する。
(中略)
今日が命の終わる日だと思い、一秒毎に全力を尽くす
『ファイト・クラブ[新版]
チャック・パラニューク(著) 池田真紀子(翻訳)早川書房』
いかがでしょう。
この文章を読んだだけで、「いま」への感じ方が少し変わってきたのではないでしょうか。
つまり、生への実感が少し深まったのでは?
では、続けます。
【2】すべてが当たり前ではないことに気づき感謝の心があふれるから
「余命一ヵ月の花嫁」という本があります。映画化もされました。
「余命一ヵ月の花嫁」とは、乳がんと闘い、24歳乳ガンで亡くなった長島千恵さんのことです。
イベントコンパニオンをしていた長島千恵さんは23歳の秋、左胸にしこりがあるのを発見、乳がんとの診断をうけました。
ちょうどそのころ赤須太郎さんから交際を申し込まれ、悩みに悩みましたが「一緒にがんと闘おう」という言葉に動かされ、交際がスタートしました。
しかし、がんの進行は止まらず、乳房切除の手術をせざるをえなくなります。それでも治ると信じ、SEの資格を取り再就職し、次第に病気のことは忘れていきました。
ところが翌年の春、激しい咳と鋭い胸の痛みに襲われ、主治医の元に。胸膜、肺、骨にガンが転移していたのが判明。
筆舌に尽くしがたい痛みと闘い千恵さんは、この世を去りました。
「若いから、病気にならない、死なない、は間違い」
ということを同世代の人たちにも伝えたいとドキュメンタリー番組出演を決心したそうです。
そんな長島さんのメッセージは心にひびきます。
「生きてるのって奇跡だよね。いろんな人に支えられて生きてるんだよね。私これで元気になれたらすごい人間になれると思う」
「こんな都会の空気でも、風って気持ちいいの。知ってる?」
ある日の二人の会話
生きているのは決して当たり前じゃない。
だから、生きて感じられるものすべてが当たり前ではない。
それは「死」を通して「生」を見てこそ、感じられることなのかもしれません。
では次に、死とは何かを考えること、死生観が大事な3つ目の理由です。
【3】死を考えることによって人生の落とし穴を避けられるから
私たちは、「生きる」ということを実はあまり考えずに生きているために、大事なことを見失いがちだといわれます。
そして、最後、本当に死と対峙したとき、恐ろしい罠に引っかかっていたことに驚き、狼狽するのです。
そんなことを感じさせられる例を見てみましょう。
iPhoneやiPadなどを開発したことで有名なスティーブ・ジョブズが語ったことは、とても考えさせられます。
大ベストセラー『7つの習慣』にも、このようなことが書かれてあります。
まず、想像してみてください。
あなたは今、葬儀会場にいます。あたりは静寂な雰囲気に包まれています。
会場には、故人の写真が飾られている。
見ると、それはなんと、あなた自身ではないか。
これはあなたの葬式なのです。
葬式では、4人の人が弔辞を述べます。
1人は家族。
1人は友人。
1人は職場の人。
1人はコミュニティー(自治会やサークルなど)の人。
ここで深く考えてみて欲しい。
集まってくれたそれぞれの人たちから、あなたの人生について、どう述べて欲しいだろう?
そう問いかけ、こう続けています。
(終わりを思い描くことから始めるとは)人生におけるすべての行動を測る尺度、基準として、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭に置いて今日という一日を始めることである。
そうすれば、あなたにとって本当に大切なことに沿って、今日の生き方を、来週の生き方を、来月の生き方を計画することができる。
人生が終わるときをありありと思い描き、意識することによって、あなたにとってもっとも重要な基準に反しない行動をとり、あなたの人生のビジョンを有意義なかたちで実現できるようになる。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
スティーブン・R・コヴィー (著)
フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)
古くから西洋に「メメント・モリ」という言葉があります。
「メメント」は英語でメモリーのこと。覚えるってことですね。
「モリ」とは英語で「モータル」(mortal)
この意味は「死すべき」という形容詞。
実はこの単語、名詞にもなっています。
意味は「人間」。
人間とはやがて必ず死んで行かねばならないもの、それが人間。
なかなか鋭い切り口で、人間ってものをみていますね。
モータル=人間ということです。
ちなみに mortalityは
━━ n. 死を免れないこと; 死すべき運命; 死亡数[率].
死を見つめることが、忘れがちで大切なことを思い起こさせてくれる。そして、目先の損得よりもっと大事なことを考えるようになる。これが「メメント・モリ」の思想です。
東洋でも古くから
といわれます。
世の無常、特に死を見つめる事が、本当の幸せを求める心(菩提心)の出発点ということです。「死」を無視して人生を語るのは、とても大事なものを無視しているように思えてなりません。
逆にいえば、死を意識することによって、人生の大事な部分に心が向きますから、その心は宝なのです。
では次に、正しい死生観について考えてみましょう。
ポジティブ・シンキングがよしとされている昨今ですが、楽観しすぎは問題もあります。ただ「やればできる!」の一点張りでは、なかなか問題は解決できないでしょう。
『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(ジム・コリンズ(著) 山岡 洋一(翻訳))という有名な本があります。
この本は、飛躍的な成長を遂げ、なおかつその業績を長期的に持続できている企業を、フォーチュン500社の中から見つけ出し、その共通点を紹介したもです。
高い基準で選び出された企業はわずか11社で、それらの『偉大な企業』の共通点を紹介してあり、画期的なヒントを与えてくれます。
その1つが「真実に耳を傾ける社風」です。
上司が部下の意見に耳を傾ける機会が充分にあり、しかも、真実に真剣に耳を傾けるのです。
経営陣も、自分達がおかれている現実の中で、もっとも厳しい現実を直視しています。
そしてその上で、「最後には必ず勝つ方法を見つけ出す」という確信を持っています。
これらの企業では、厳しい現実に直面するたびに、それを前向きに克服し、強い企業に成長していっているのです。
これぞ、真のプラス思考ではないでしょうか。
ただの楽観主義ではこうはいきません。
厳しい目で真実を見ることは大事ですが、厳しい現実の前で「無理だ」「うまくいきっこない」「頑張るだけ無駄」と、できない理由ばかり口に出していては、うまくいくものもうまくいかないでしょう。
「どうせ死ぬのだから、生きていても意味がない」
は、正しい死生観とはいえないでしょう。
当然ですが、悲観してばかりでもよくないのです。
では、死をどう見ればいいのか。
その答えは「正見」です。
では「正見」とは何ぞや。
次の話が、正見について教えてくれます。
時は、室町時代。七曲がり半に曲がった一本の松の木の前に人だかりができていました。そこへ蓮如上人という有名な僧侶が通りかかられます。
「一体、何の騒ぎか」
「これはこれは、蓮如さま。実は、あの一休和尚が”この松を真っすぐに見た者には、金一貫文を与える”と、立て札立てたので、賞金目当てに集まっているのです」
なるほど、ある者は松の木にハシゴをかけ、ある人は寝転がり、またある人は
逆立ちしたりと、それぞれに工夫を凝らして松を見ている。だが、真っすぐに見
たという者がない。
事情を聞かれた上人は、
「また一休のいたずらか。わしは真っすぐに見たから、一貫文をもらってこよう」
と事もなげに言われたので、一同仰天した。
「おい、一休いるか」
気心知れた仲だから、呼びかけも屈託ない。
「あの松の木、真っすぐに見たから、一貫文もらいに来たぞ」
出てきた一休さん、
「ああ、蓮如か、おまえはあかん。立て札の裏を見てこい」
と答える。実は立て札の裏には、”蓮如は除く”と書かれてあったのだ。戻られた上人に気づいた人たちが、
「蓮如さま、一体どうやって真っすぐに見られたのですか?」
と身をのり出して尋ねると、蓮如上人はこう答えられた。
「曲がった松を、『なんと曲がった松じゃのー』と見るのが、真っすぐな見方だ。
曲がった松を真っすぐな松と見ようとするのは曲がった見方。黒いものは黒。白いものは白と見よ。ありのままに見るのが正しい見方なのだ」
「なるほど!さすがは蓮如さま」
一同、感服したという。
死も、このように楽観でも悲観でもなく「ありのままに見る」ことが大事なのです。
では、どうすれば、正しい死生観を持てるのでしょうか。
「死」ほど、とらえどころのない、難しい問題はないといってもいいでしょう。
ならば、やはり「死」の専門家に聞くのが一番です。
何事も、その道に通じた人から聞くことが近道ですからね。
だから、ことわざにも、そう教えられた言葉がたくさんあります。
例えば
類義語もたくさんあります。
では、正しい死生観を教えてくれる専門家とは、どなたなのでしょう?
一番有名なのは、世界の三大聖人の一人、お釈迦様です。
「諸行無常」(すべてのものは常がなく続かない)と教えられ、中でも、無常なものは人間の死であり、「無常観」の大切さを説かれた方です。
ちょっと敷居が高く感じられるかも知れませんが、死を通して見た人生観、生きる目的を分かりやすい小冊子にまとめましたので、こちらをお読みください。現在、無料で提供しています。ご縁があった今日、読まれることをお勧めします。なにしろ「無常の世の中」ですから。
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