【目次】
はじめに
- なぜ内容を忘れてしまうのか。その理由は「読み始める前」にあった!
- 「目的」をハッキリさせるキャッチフレーズ
- 読書後に自分を変えたいなら、「具体的な動作」を目標にする
- 人生をただの消費で終わらせないために
はじめに
あなたはこんな悩みをもっていませんか。
「たくさん本を読んでいるけど、内容を忘れてしまう。悔しい!」
「学んだことを仕事に活かせない。もったいない!」
こんな悩みがあるなら、あなたは向学心の強い人なのでしょう。
私も「趣味は読書です」と言っていますが、少し前に、こんなことがありました。
私 「『FACTFULNESS』を読みましたよ!すごく感動しました」
先輩「どんな内容なの?」
私 「えっと…、かなり売れてる本で、分厚くて。思い込みに気づかせてくれるんです」
先輩「ふーん」
せっかく先輩とじっくり話せるチャンスだったのに、会話を広げることができませんでした。
アウトプットにつなげるのって難しいですよね。
「このままじゃ、せっかくの読書も活かせずもったいない」と思っていたところ、友人から『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』(2018.11 浅田すぐる著 SBクリエイティブ株式会社)を紹介してもらって、情報整理の力が格段にあがりました。
読書後には「この本に何が書いてあった?」と聞かれれば、すぐにレクチャーできるようになりました。
どうしてモタモタして説明できない私が、すっきりと話せるようになったのか。その方法をお伝えします。
なぜ内容を忘れてしまうのか。その理由は「読み始める前」にあった。
なぜ内容を忘れてしまうのか。
その答えはズバリ
です。
「消費」とは
また
と辞書に書かれています。(三省堂『大辞林』)
使ってなくす。消えてなくなる。一時的に欲望が充足しておしまい。
「消費」するだけの読書。せっかく時間をかけて学んだ内容も、頭から消えてなくなってしまうイメージですね。
もちろん、インプットしたことは経験となって蓄積されますから、消費型の学びも無駄ではありません。
でも、どうせなら、学んだことを仕事や人生に活かしたいですよね。
『紙1枚!独学法』 によると、
とあります。
せっかくの学びが「消費」になってしまうのは、「目的」が曖昧だから。
学びがただの消費で終わってしまうのは、読書を始める前に「目的」を明確にしていなかったからなのです。
ただの「消費」では終わらせない学びへ、今日から方向転換しましょう。
「学び」が「消費」になっているから
読書を始める前に「目的」を明確にしていなかったから
「目的」をハッキリさせるキャッチフレーズ
せっかくの学びが「消費」になってしまうのは、「目的」が曖昧だから。
逆に言えば、学びを消費で終わらせないためには、「目的」をハッキリさせることです。
目的をハッキリさせる
よし、じゃあ目的をハッキリさせましょう!
と言ったところで、
ん~、一体どうすればいいのか。
目的を考えるとき、私が自分に問いかけているのは、こんな言葉です。
「〇〇について詳しく知りたい、人に語れるようになりたい」
「△△を克服したい」
なにかしら、心の中に思っているものがあって、その本を手に取ったはずです。
その本に惹かれた理由があるはずです。
自分の心の中にある願いを達成することが、その本を読む目的です。
目的を考えたら、ぜひ紙に書きましょう。
書き出さないとどうしても忘れてしまい、本を読み終えてから「あー、そうだった」とガックリすることになります。
さて、目的を紙に書く時に、コツがあります。
それは「20字でまとめる」こと。
なぜ20字なのか。
長いと覚えられないからです。
たとえば俳句は5+7+5=17文字で、句読点を入れれば約20字です。このくらいの長さが、うまく記憶に残るのです。
20字で目的を書いた紙を、手元に置いて、読書をはじめましょう。
そして、目的をちらちらと見ながら、読書を進めると、目的に必要な情報が頭に残ります。
本を読みながらメモする場合も、20字を目安に箇条書きしていきましょう。
この本を読み終えたとき、どうなっていたい?
紙に20字で目的を書き、ちらちら見ながら読書する
読書後に自分を変えたいなら、「具体的な動作」を目標にする
この記事を読んで「へぇ~、そうなんだ」で終わらせないためには、具体的な動作に落とし込むことが大事です。
あなたはこれまで、読書しても生活がほとんど変わらなかった経験はありませんか。
その原因は一つ。その本に書かれていた内容を、具体的な動作に落とし込んでいなかったことです。
この記事を読んで「本を読み始めるときは、ノートとペンを横に置く」など、具体的な「動作」を決めること。
単に「20字に要約する」と心に決めるだけでは、長続きしません。すぐに忘れてしまいます。
「料理がうまくなりたい」と夢見るだけでは、なかなか上達しませんよね。
「土曜日に1週間の献立表をつくり、毎日17時になったら必要な材料をテーブルの上に並べる」
こんな具体的な動作を目標にしたらどうでしょうか。
夢の実現が、グッと身近になります。
しかも、具体的な動作を毎日続けるのですから、「〇〇を達成する目的のために、日々、□□という行動を実践している」と体で覚えます。
読書内容を、もう忘れようがないのです。
目的と、実践していることを人に伝えることが、本の内容を短くわかりやすく伝えることにもなります。
さらには、具体的な動作を繰り返していけば、「できた!」という自信につながります。
具体的な「動作」を決めることは、ミスを防止するときにも有効です。
「もう二度と傘を忘れない!」と心に誓っても、それだけではまだ何本も傘を買うことになるでしょう。
外出先で傘を置いたら、「帰る時刻にスマホのアラームをセットする」という具体的な動作に落とし込みましょう。アラームのタイトルは「傘」でOK。これでまちがいなく思い出します。
もし車から降りて傘を使うなら、ハンドルのところに「傘」と書いた紙を貼っておけばよいでしょう。今すぐ「傘」と書いた紙とテープを用意して、車に置いておくことです。
「具体的な動作」を目標にする
人生をただの消費で終わらせないために
読書がただの消費なら、読書中は楽しいですが、一時的に欲望が充足しておしまいです。
せっかく時間をかけて学んだ内容も、本を閉じて数日後には、頭から消えてなくなってしまいます。
このことを人生に当てはめたら、どうなるでしょうか。
一日が24時間しかないように、人生も有限です。
もし目的をハッキリさせずにいたら、
読書後に「なにが書かれてあったかなぁ」と思うように、
人生を終えるときに「なにが得られたのかなぁ」となってしまうでしょう。
人生においても、目的をハッキリさせることが大切です。
この記事を読み、ただの「読書法」で終わらせることなく、さらに一歩深めて、人生すべてに活かしていただきたいのです。
「私はこれを成し遂げた!」と自信をもって言える人生へ。
人生をただの消費で終わらせないよう、これをチャンスに人生の目的を考えてみませんか。
人生の目的が5ステップで分かる
特典つきメールマガジンの登録は
こちらから