こころ

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夫婦ゲンカが絶えない日々を劇的に改善させた超シンプルアドバイスとは

こんにちは、齋藤勇磨です。

最近はやりの「アンガーマネジメント」には、怒りをコントロールする様々な技術が教えられています。

でもテクニックだけでなく、もっと根本的な部分にメスを入れて自分を変えたいと思うことはありませんか。

今回は、それを実現した中田さん(50代・男性)のお話を紹介します。人生をガラリと変えるヒントが満載ですよ。

最近、イライラしていませんか?

「仕事でムシャクシャすることが続き、つい家族に向いてしまった」という人は、少なくないのではないでしょうか。

たとえば、
「なかなか進まない部下の仕事に、職場での怒りがおさまらず、つい妻に怒鳴ってしまった」「取引先からクレームの電話がかかってきて、感情的なもの言いにカッとなり、イライラから夫婦ゲンカに発展してしまった」「家に仕事を持ち帰らねばならず、部屋でパソコンに向かっている時、子供が騒いで、手を上げてしまった」など。

時には、どうにもならない怒りに我を忘れ、一生を台無しにしてしまう人もあるようです。

とりあえず「魔の6秒」を乗り切るのは大事

このような「怒り」の対処法として、一般には次のようなアドバイスがなされます。

腹が立つのは6秒間」といわれていて、6秒経てば、冷静さが戻ることが多いため、この「魔の6秒」を乗り切る様々な方法が示されているのです。

例えば、『アンガーマネジメント入門』(安藤 俊介著・朝日文庫)には、

1.心の中で数を数える
2.深呼吸をする
3.水を飲む

などの方法がすすめられています。

しかし、場当たり的な対処法で根本的な部分がスッキリしない、と感じることはありませんか?

この思うままにならない「怒り」の感情に悩まされていた日々が、大きく変わったと喜んでいるのが、宮城県の50代男性・中田実さん(仮名)です。

当日、素敵なご夫婦ぶりでインタビューに応じてくださった中田さん夫妻。手をつなぎ、これから二人で映画に行くところ、と笑顔で語る中田さんですが、かつては、「いつもイライラがおさまらなかった」とか。

詳しくお話をうかがいました。

仕事のストレス発散に飼い犬いじめる毎日

――中田さんは、どんなお仕事をしておられるのですか?
はい。医療データのシステム管理を担当しています。病院で、健康診断などがありますが、そのデータを管理する仕事です。情報が外へもれないよう、情報の管理を何重にも行っています。

――それは、気が抜けませんね。
はい……。データが少しでももれれば、クレームが入り、上司からの自分の評価も下がりますから、毎回、気をつかいます。一時は、その仕事のストレスが、つい家庭に向くようになってしまいました。

――具体的にはどんな様子だったのですか?
お恥ずかしいことに、大きな声で妻をどなったり、飼い犬をいじめたり。まさに〝暴君〟でした。それが原因で、離婚の危機に至ってしまったのです。

「妻の嫌味を聞くと運気が下がる?」自己啓発セミナーの助言

これではいけないと反省した中田さんは、人格を磨いてストレスに負けない自分になろうと、知人の主催する自己啓発セミナーに通うようになったそうです。

自己啓発の業界では、怒りへの対処法が、現在注目を集めているようです。

なるほど、教えられたとおりにすれば、一時は怒りがおさまるのですが、また、嫌味を言われたりすると出てきてしまいます。もっと根本的な解決法はないか、自己啓発セミナーの講師に突っ込んで聞いてみました。

――どうでしたか?
〝潜在意識に悪い情報をインプットするとストレスがたまって運気が下がるから、そんな嫌なことを言う相手からは離れて、話を聞かないようにしたほうがよい〟と教えられました。

それからは、あまり、他人の意見に耳を貸さなくなってしまいました。ましてや、夫婦だと、“好きで一緒になったんだから、こういうオレのことを理解してくれているだろう。これくらい我慢してくれて当然だろう”という甘えが出てきてしまって……。夫婦の溝はますます深まり、仲直りは絶望的になってしまいました。

そんな中田さんに転機が訪れたのは3年前。セミナーつながりで知り合った仏教講師の話を聞いたのが始まりでした。

そのとき変わった――仏教のアドバイスで、どなる代わりに「ありがとう」

講師のAさんからは、仏教には、『まかぬ種は絶対に生えぬ』『刈り取らねばならない一切のものは、自分のまいたものばかり』という、因果応報の法則が説かれていると聞きました。

考えてみれば、自分は今まで『こんな目に遭っているのは上司のせい、クライアントのせい、家内のせいだ』と、原因を自分以外に求めていたように思いました。

でも、『仏教では、全ての結果は因と縁とが和合して生じるものであり、中田さんが原因と思っているものは、縁といわれるものなんですよ』と聞いて、心を動かされました。

――縁についての教えが、深く心に残ったのですね。
はい。因と縁の関係について、例えば、米を結果とするならば、その因はモミダネです。モミダネがなければ、米は絶対できません。

ですが、そのモミダネは田んぼがあり、水、空気、よい気候に恵まれ、農家の人の手間ヒマを受けて、米という結果となって現れます。

いい人間関係を築けるかどうかも、同じく因と縁がそろった結果。因は自分自身であり、縁は周りの人です。でも他人という縁は自分の思いでどうこうできるものではありません。

自分がどうこうできないものに変化を求めても、結果は変わらないと気づきました。けれど自分は自分で変えることできる。そして自分が変わることによって、結果を変えることができることも分かったのです。

――特に心に残ったお話があれば教えてください。
はい。いちばん心に残っているのは、こんなお話です。

一人の武士が馬のけいこをしていたが、馬の機嫌が悪く、武士の思うようにならない。
そこで武士は、何度もどなりながら、鞭で馬を責めていた。それをみた禅僧が、武士に向かって「なんのざまだ!」と大声を上げた。ふりかえった武士は、馬を下り、僧侶に近づく。
丁寧な言葉遣いで「先ほどから、どうやら拙者を叱っておられるようだが、教えることあらば、承りとう存ずる」とすごんだ。禅僧は諭した。
「馬がいうことをきかぬといって、馬ばかりを責めるのは、いたって愚かなこと。
馬にも馬の事情があるはず。
馬にいうことをきかそうと思うなら、
馬がいうことをきくように、しむけてやらなくてはならぬ。
まず、自分を改めることが一番じゃ。
おわかりかな」

自分の非を認める度量のあった武士は、礼を言って退き、馬上での態度を改めた。
馬はうって変わって、騎手の命ずるままになった。

この話を聞いて以来、次第に自己に目が向くようになり、それまでの言動を反省しました。

苦しむ因は職場、というのなら、同じ職場で働く人は皆苦しんでいなければなりませんが、考えてみれば、同じ職場でも、楽しそうに働いている人がいます。自分の周囲の環境は、縁であり、因は自分の行いにある、と聞き、深く納得できました。

私がこうなるのは、職場が、妻が、クライアントが悪いからだと、他人ばかりを責めている間は、真の平和は訪れないのだと感じ、まず自分を反省し、姿勢を正そうと思いました。

また、仏教に説かれる人生の目的を意識することで、誰かから、気にくわないことを言われた時も、心の中で「あっという間に過ぎ去る人生、そんなことに悩んでいる時間がない」とつぶやいて、さっさと流せるようになりました。

どなる代わりに、「ごめんね」「ありがとう」と、優しい言葉遣いに気をつけるようにしました。掃除やゴミ出し、弁当のおかずを自分で詰めるよう心がけるようになりました。

――すごい変わりようですね!
おかげで、夫婦仲も劇的に改善し、仲直りできました。先日、「一緒に楽しいところに行くか」と誘い、家内も仏教講座に誘いました。「話を聞き、夫が変わった理由が分かりました」と言ってくれました。

それからは夫婦で講座に参加するようになり、全てがいい方向に向かっています。仏教の教えの力は、人生を変えてくれました。

*中田さんが「人生を変えてくれた」と語る仏教セミナーは、こちらから視聴できます。

この記事を書いた人

ライター:齋藤 勇磨

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