こころ

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怒りのコントロール方法。怒りの感情を活かして幸せになろう。

目次

  1. 怒ることができるあなたの良さを発見しよう
    (1)まじめで配慮ができる
    (2)努力家
    (3)大切なものを知っている
  2. 怒りのエネルギーをうまく活用して、望んでいるものをGETしよう
  3. 怒るとなぜ、後味が悪くて苦しくなるの?
  4. 怒る必要はない理由。「因果の道理」は誰にも曲げられない
  5. 怒りの心がさわりにならない幸せになろう

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今日は「怒り」に関するお悩みについてです。

(子供や家族に)よく怒ってしまって後悔します。

怒ってしまった後は、後味が悪いですよね。

「どうして怒ってしまうんだろう…」

後悔して自分を責めてしまうあなたに、お伝えしたいことがあります。


怒りは、“大きなエネルギー”です。

その大きなエネルギーを、上手に活かすこともできます。

怒ってしまう自分を責めるより、まずあなたの良さを発見しましょう。

怒ることができるあなたは、こんな素晴らしい性質をもっているのではないでしょうか。

(1)まじめで配慮ができる
(2)努力家
(3)大切なものを知っている

怒りに飲み込まれるのではなく、“怒りのエネルギー”をうまく活用して、あなたが望んでいるものをGETしちゃいましょう!

怒ることができるあなたの良さを発見しよう

怒ることができるあなたは、こんな素晴らしい性質をもっているのではないでしょうか。

(1)まじめで配慮ができる

怒りに悩むあなたは、「こうあるべき」という模範的な行動を守ろうとする、まじめな人なのではありませんか。

「こうあるべき」という規範を気にしない人は、何をやってもOK。怒る気もそれほど起きないでしょう。
では、自分の好き勝手に行動している人が正解なのでしょうか。

人は、社会で快適に過ごせるように、憲法や法律をつくり、やっていいこと・わるいことを区別してきました。

法律に触れなくとも、倫理的、道徳的に、人としてやっていいこと・わるいことを区別しています。

「個人の尊重」が憲法で守られている一方で、みんなが何をやってもいいとなったら、ぶつかり合ってしまいます。その衝突を調整するために、個人の尊重は「公共の福祉に反しないかぎり」という制限付きで守られます。

公共の福祉とは、簡単に言えば「自分の自由だけ考えるのではなく、ほかの人の権利を侵害しない」ということ。

怒ってしまうあなたは、ほかの人の権利を侵害しないように、人一倍、ルールやマナーに気をつけているまじめな人なのではないでしょうか。

みんなが快適にすごせるようにするにはどうすればいいか、配慮できることに誇りをもちましょう。

同時に、あなたの怒りが、誰かの権利を侵害していないかどうか、考えることも必要です。

(2)努力家

あなたが誰よりも努力家で、「怠けてはいけない」「一生懸命やらなくちゃ」と思っているからこそ、怠けている人を見て「なんで怠けてるの!」と怒りが湧いてくるのではないでしょうか。

あなたのがんばりは、もっとじゅうぶんに認められていいはずです。

努力は、すぐに認められないこともありますが、必ずあなたの幸せにつながります。
(理由は後ほど「因果の道理」で説明します)

怠けている人は、一時的に得をしているように見えても、損をしています。
あなたが怒る必要はないのです。

あなたの努力は必ず実ります。努力家である自分に誇りをもって、堂々と生きましょう。

(3)大切なものを知っている

心理学では、怒りの感情は「防衛感情」とも言われ、「自分の身や、大切なものを壊されそうになったときに起きる感情」だと言われます。

怒れない人は、自分の身や、大切なものを守ることができません。

大切ななにかを守ろうとしているから、あなたは怒っているのです。

あなたが守ろうとしているものは何ですか。

無意識かもしれませんが、あなたは自分にとって大切なものを知っているはずです。

大切なものをしっかり守るためにも、怒りの感情を上手に活用しましょう。

怒りのエネルギーをうまく活用して、望んでいるものをGETしよう

怒りは大きなエネルギーで、上手に活かせば望んでいるものをGETできます。

しかし、怒りにまかせて言いたいことを言ってしまっては、望んでいるものを手に入れることはできません。

怒りに飲み込まれるのではなく、“怒りのエネルギー”をうまく活用して、あなたが望んでいるものをGETしちゃいましょう!

望んでいるものを手に入れたいなら、自分の気持ちを「一次感情」で伝えることです。

一次感情とは…
、望みなど
二次感情とは…
怒り、罪悪感、皮肉、絶望など

二次感情は、必ず「一次感情」のあとに出てきます。

あなたの気持ちを相手に伝えるときは、「一次感情」で伝えるとシンプルになります。

まずは自分で「一次感情」をキャッチできるように練習しましょう。

そして一次感情のまま、表現してみましょう。

一次感情のまま表現すると…
「私は、○○してほしい」
「私は、○○したい」

あなたの心の中で起きていることは、親しい相手であっても、他人には分かりません。
どんなに親しい間柄でも、きちんと言葉にすることが大切です。

一次感情をすっ飛ばして、いきなり二次感情をぶつけると、あなたの望みは伝わらず、望んでいるものを手に入れることもできません。

怒りが出たときは、望んでいるものを手に入れるチャンスなのです。

怒るとなぜ、後味が悪くて苦しくなるの?

怒りは、恐ろしいものです。

身近な、あなたにとっていちばん大切な人を、あっという間に深く傷つけ、コツコツ築き上げた信頼関係を崩してしまいます。

知らない人に向けた怒りであっても、ブーメランのように、あなたのもとに返ってくるのです。

仏教では、あなたをもっとも苦しませるものは「欲」「怒り」「愚痴」の3つだと言われます。
苦しみの親玉なので、「三毒の煩悩」と呼ばれます。

この3つの関係は、

が妨げられると、怒りになる。
怒りが出せない相手には、愚痴になる。

怒りは、欲が妨げられたときに出てきます。

怒っているということは、あなたの欲が隠れているはずです。

あなたは、何をして欲しかったのですか。

「私は○○してほしかった」
「私は○○したかった」

自分の本心をごまかさずに、まずは自分が認めてあげましょう。

その上で、もう一つ知ってほしいことがあります。

一見、無害にみえる「欲」も、あなたをもっとも苦しませる「三毒」のひとつです。

なぜでしょうか。

「欲」は、「もっと、もっと、もっと……」と際限なく広がり、どこまでいっても満たされることがありません。キリがないのです。

大好きな人と結婚できても、「もっと私を愛してほしい、認めてほしい」と不満に思ったり、はじめは「この人のためなら何でもしたい」と張りきっていた家事も「もっとあなたも家事をしてよ!」と怒りをぶつけたりします。

可愛いわが子を抱いた時には、「健康でさえあってくれればいい」と慈悲深く願っていたはずが、やがて「もっと成績をあげて」「もっとしっかりした子になってくれないと親のメンツがつぶれる」などと、次々に欲が出てきて、鬼の形相になってしまいます。

一体、どこまで「○○してほしい」と要求すれば、気持ちが落ちつくのでしょうか。

「私は○○してほしかった」
「私は○○したかった」

この欲の本性は、「我利我利(がりがり)」といって、自分の利(都合)を最優先にする自己中心的な心だと言われます。

あなたが相手に求めていることは、相手の幸せを願うものではなく、自分の都合が最優先になってはいませんか。

度が過ぎていないか反省してみましょう。

自己中心的な「欲」が妨げられて、「怒り」になる。

怒ると、後味が悪くて苦しくなるのも、なんとなくわかる気がしませんか。

怒る必要はない理由。「因果の道理」は誰にも曲げられない

すべてのことは、因果の関係で成り立っています。

詳しく言うと、因縁果の道理(法則)です。

今回は、あなたの行いと、その結果の関係をお話ししましょう。

善因善果(よい行いは、幸福や楽しみを生み出す)
悪因悪果(わるい行いは、不幸や苦しみを生み出す)
自因自果(自分に現れる幸せも苦しみも、自分のやった行いによる)

あなたのすべての行いが、あなたの幸せや苦しみを作り出しています。

シンプルな法則ですが、とても奥が深いものです。
その例を少しだけ挙げますと…

・因(行い)によって生じた結果は、わかりにくい形で現れることもある。(むしろそのほうが多い)
・行いをしてから、結果になるまで、時間がかかることがある。

因(行い)によって生じた結果は、わかりにくい形で現れることもある。(むしろそのほうが多い)

わかりにくい形で現れる、というのは、
「悪口を言ったら、悪口を言われた」というのならわかりやすいですが、「悪口を言っていたら、病気になった」など、想定していない形で結果が現れることがある、ということです。

「努力をしても、認められない」と感じるときは、「努力しているから、健康でいられる」とか「努力をしているから、素敵な友達と意気投合した」など、意図した形ではないけれど、すでにあなたの幸せにつながっているかもしれません。

行いをしてから、結果になるまで、時間がかかることがある。

努力は、すぐに結果が出ないものもあります。
でも大丈夫。

まかぬタネ(因)は、絶対に生えない。
まいたタネ(因)は、必ず生える。

植物のタネなら、芽が出ないこともありますが、あなたの「行い」というタネは、消えることはありません。これを「業力不滅」といいます。

業(行い)の力は、絶対に消えないということです。

努力や感謝、礼儀正しくするなど、よい行いをすれば、必ずあなたに幸せが返ってきます。

怠けている人は、一時的に得をしているように見えても、損をしています。
あなたが怒る必要はないのです。

「因果の道理」は、いつの時代も、どこに行っても変わらない法則ですから、誰にも曲げられません。

あなたは、あなたの幸せのタネまきに集中しましょう。

怒りの心がさわりにならない幸せになろう

イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは

「自己欺瞞をなくすことこそが、確実で長く続く幸せを手に入れるための絶対条件である」

と言っています。

「自己欺瞞をなくす」とは、「自分にウソをつくことをなくす」という意味で、

「自分の嫌な部分もひっくるめて、ごまかさない」
「心のどこかでまちがっていると気づきながら、正当化するのをやめる」

ということです。

悪いところも、自分のすべてを受け入れることができれば、どれほど深い安心感を得られるでしょう。

ところが、まじめに自分の心を見つめる人ほど、欲の心はかぎりなく、怒りの心はなくならないことが、切実に知らされてくるのではないでしょうか。

そんな嫌な自分でありながら、自分をごまかさずに受け入れ、確実で長く続く幸せになれるのでしょうか。

結論からいえば、あなたは、欲や怒りが、まったくさわりにならない永続する幸せになれます。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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