
幸福度 年収8万円と1兆円で その差わずか0.1の謎
マサイ族と富豪
また、悲しいニュースが飛び込んできました。
スウェーデン出身の世界的ミュージシャン、アヴィーチー (Avicii) が4月20日、亡くなり、その死因が自殺であったことが分かったのです。享年28歳でした。
本名はティム・バークリングで、仏教用語で無間地獄を意味する阿鼻地獄(あびじごく)から、アヴィーチーという芸名にしたといわれています。
アヴィーチーは、自作の音楽をネット上にアップロードする形で音楽活動を始めました。
20歳で大ヒットを飛ばし、1年後、フォーブス誌が選んだ2012年最もギャラの高いDJリストに名を連ねます。
そしてツアーを開始し、年収は約30億円にまで達したのです。
しかし、昨年10月に公開されたドキュメンタリーで「自分はもうすぐ死ぬ」と語っており、インタビューでも次のように告白しています。
(写真上)
Description: The Swedish DJ Avicii.
Date 18 September 2014, 07:53
Source http://www.mynewsdesk.com/se/the-perfect-world-foundation/images/avicii-2-340970
Author The Perfect World Foundation
(写真下)
Description: The Swedish DJ Avicii.
Date 18 September 2014, 07:53
Source http://www.mynewsdesk.com/se/the-perfect-world-foundation/images/avicii-3-340971
Author The Perfect World Foundation
アヴィーチーが自殺してしまった理由は何だったのでしょう。
まだハッキリした報道はなされていませんが、生前のインタビューでいろいろ考えさせられる発言をしています。
音楽としては成功しましたが、自身が求めていたものからは遠ざかったような印象を受けます。
人は、「成功=幸せ」と無意識のうちに考えがちですが、そうとはいえないようです。
※このことについては、コチラの記事に書きました。
アヴィーチーの家族は、今回の訃報に際しコメントを発表しました。その中には、次のような言葉もありました。
彼は常に意味、生命、幸福について考えており、本当に苦労していました。
生きる意味とは、生命とは、幸せとは……
この人間根本の問題に答えを求め、見つけることができなかったのでしょう。
とても悲しいことです。
私ごとですが、私も従妹を自殺で亡くしています。
親戚の中で一番、年下だった彼女。
受けた大学はすべて合格し、第一志望の大学生活で、これからだと思っていたのに……。
自殺という言葉を聞くたび、彼女に何もしてやれなかった自分を強く悔い、これ以上、悲劇を増やしてはならないという心が噴き上がります。
今回の訃報もそうです。
アヴィーチーの歌詞には、このような悩みが次のようにつづられています。
アヴィーチー の『サムホエア イン ストックホルム』(Avicii / Somewhere In Stockholm)という曲にはこう歌われています。
作詞 作曲:アヴィーチー
「心の深くにブラックホールがある」という表現が強烈です。
そのブラックホールに、失われた過去が入っているのでしょうか。
それは、取り出したいものなのか、そのまま深く閉じ込めておきたいものなのか、それとも両方か。
ブラックホールは、深い闇を示唆します。
人は誰でも、そういう心の闇を抱えているのかもしれません。心の奥深くに隠しておきたい、誰にも言えない、誰にも知られたないものを。
同時に、誰か1人でもいいから心の奥底の闇を分かってもらいたいという矛盾した願望も持ち合わせているかもしれません。
また、『トラブル』(Avicii / Trouble – Lyrics)という曲には、このような言葉があります。
作詞 作曲:アヴィーチー
年収30億や、さまざまな名声、成功を手にしたアヴィーチー。
しかし、彼自身がインタビューで語っているように「成功のための成功」を求めていたことに気づき、それではその道は果てしなく続き、どこにもたどり着けないと感じていたのかもしれません。
これも多くの人が陥りがちです。
本当は幸せになりたいのに、お金を得るためにお金を稼いだり、名声を得るために名声を得ようとしたり。
その願ったことを叶えるのも大変ですが、願ったことが叶ってでさえ、そこに幸せはなかったということはいくらでもあるのです。
※本当の幸せについては、こちらの記事に書きました。
『シティ ライツ』(Avicii / City Lights – Lyrics)という曲の最後はこう歌われています。
作詞 作曲:アヴィーチー
何が本当なのか、何を感じればいいのかさえ分からなくなってしまった。
悲痛な声が聞こえてきそうです。
「多くの人は、静かな絶望の生活を送っている」とアメリカの思想家、ソローはいいました。
アヴィーチーもそうだったのかも知れません。
大ヒット曲『Wake Me Up』は、2013年6月17日にデビューアルバム『True』からリリースされ、瞬く間に全英で1位。イギリスの初日だけで約88,000枚を売り上げるなど同国における2013年の最速売り上げ記録となりました。
この曲は米国、英国、カナダ、スウェーデン、ニュージーランド、イタリア、デンマーク、オーストラリアなどでプラチナディスクに認定されています。
さらに、2016年7月には、YouTube上で「Wake Me Up」のミュージック・ビデオの再生回数が、10億回を突破しました。
この曲ではこう歌われています。
作詞 作曲:アヴィーチー
富、名声を得て、よけい迷子になってしまったかのようで、悲しく思います。
自殺の問題の大きさと、対応の仕方、一番大事なことは何かなど、過去の記事に書きました。
読んでいただき、一人でも自殺を止めることができればと願ってやみません。
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