人間関係

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「人の目が気になって、落ち込んでしまう」から立ち直る方法

目次

  1. 「人の目が気になる」良いこと(1)平和を願い、穏やかな行動をとる
  2. 「人の目が気になる」良いこと(2)笑顔や幸せにも気づきやすい
  3. 「人の目が気になる」のは、テストで採点をされているような感覚
  4. 「人の目が気になる」とき、気をつけたいポイント=自己関連付け=
  5. 「人の目が気になる」のは、あなたの本心が隠れている=自己投影=
  6. 「人の目が気になる」としても、心がふっとラクになる考え方

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。
人の目が気になって、落ち込んでしまいます。
相手の反応が悪いと、「私が何かしたのでは」とずーっと気持ちが沈みます。

いつも嫌われているような気がします。
気を遣いすぎて、人間関係が悪くなってしまいます。

人の目が、とても気になるのですね。

「人の目が気になる」というと、悪いことのように思われがちです。

・人の目を気にしないほうがいい
・人の目が気になるのは、他人軸になっているから。自分軸をもったほうがいい
・人の目が気になるのは、自意識過剰

などなど、「人の目が気になる」のは悪いことだからやめましょう、と勧めている本やインターネット情報があふれています。

でも、本当に悪いことでしょうか。

人の目が気になるからこそ、良いこともあるんですよ。

「人の目が気になる」良いこと(1)平和を願い、穏やかな行動をとる

「人の目が気になる」ということは、
「人が良いと思う行動を、できているか気になる」ということです。

わがまま放題、自分勝手にふるまう人は、人の目を気にしていないですよね。

「人の目が気になる」あなたは、

・ヘンだと思われたくない
・みんなから嫌われたくない
・自分勝手な行動をして迷惑をかけたくない
・自分のせいで、和を乱したくない

こういう気持ちが強いので、

・相手に意見を押し付けない
・威張ったり、見下したりする表現が少ない(あっても気がついてすぐ反省する)
・平穏に、なごやかに、いい雰囲気をつくろうとする

といった、平和を願う、穏やかな行動につながります。

「人の目が気になる」良いこと(2)笑顔や幸せにも気づきやすい

人の目に、すぐ気づく人、あまり気づかない人がいます。

「人の目に、気づかない人がうらやましい」

そう思うかもしれませんが、
人の目に気づく人は、いい表情や、笑顔にも反応しやすいと言われます。

人の目を気にする人は“幸せも感じやすい”

また、表情を読み取る能力は、赤ちゃんを育てるのに最高の特徴です。

「なにを求めているのだろう」
「どうすれば快適になるかな」

「人の目が気になる」ということは、人が求めているものを察知することができるということです。

「人の目が気になる」こと自体は、悪いことではありません。

あなたの使い方しだいです。

せっかく「人の目に気づく」のなら、その能力を幸せなほうに使っていきませんか。

「人の目が気になる」のは、テストで採点をされているような感覚

「人の目が気になる」のは、テストで採点をされているような感覚です。

人の目が、温かければ、正解
人の目が、冷たければ、不正解

自分の行動が“答え”から外れると

「やっちゃった」
「どう思われたかな」

と不安になるのです。

人のやり方を見ていても、なんとなく正解・不正解を察知しているのではないでしょうか。

人の行動が“答え”から外れている(不正解)と思う時、「○○しないほうがいいのに」とヒヤヒヤしませんか。

・あんな言い方をしなくてもいいのに
・笑顔なら、あったかい雰囲気になるのに
・丁寧に接すれば、心地いいのに

人の目を気にして落ち込むあなたは、心優しくて、思いやりのある人だと思います。

そしてきっと、平和を誰よりも強く願っているでしょう。

人の行動は、心で思ったことから始まります。

言葉や、行動は、心の表現。

あなたはきっと、あまり自分勝手なことをせず、和を乱さない人だと思いますよ。

自分の良さを、もっともっと認めてあげてくださいね。

「人の目が気になる」とき、気をつけたいポイント=自己関連付け=

人の目にすぐ気づくだけなら、それほど落ち込みません。

落ち込むあなたは、
「自己関連付け」が強い
かもしれません。

「自己関連付け」のクセをゆるめると、とってもラクになりますよ。

自己関連付けとは……
自分の行動と関係なく、相手の都合でそうなっているのに、
「自分のせいだ」
「自分のアレが良くなかったからだ」
「嫌われた」
と、自分が原因だと思い込むことを言います。

他人は他人。
不機嫌も怒りも、本人の心が生み出したものです。
原因は、あくまで本人にあります。

あなたが原因ではありません。

もし、あなたのせいで、怒ったり不機嫌になったりしている(と感じる)のなら、
あの人のためにも、ちょっと離れてみましょう。

「なぁんだ。私がいなくったって、不機嫌になってるじゃない」

そんな気づきがあるかもしれません。

あの人のほうから近寄ってきて

「どうしたの?あなたがいないと寂しいよ」

と言ってもらえるかもしれません。

「人の目が気になる」のは、あなたの本心が隠れている=自己投影=

「人の目が気になる」のは、悪いことではないとお話ししました。

でも、

落ち込んだり
ずーっと気持ちが沈んだり
いつも嫌われているような気がしたり

あなた自身がしんどいですよね。

「いつも嫌われているような気がする」

もしかしたら、あなたは、あの人に嫌われているというより、
「自分の影」に怯えている
のかもしれません。

あなた自身が、あの人の表情、態度、言葉、距離感などを「嫌だ」と感じている。
それなのに、「相手を嫌ってはいけない」と自分の本心をごまかそうとしてしまっている。

自分の本心をごまかすクセがつくと、
本当はあなたが「あの人を嫌い」と思っているのに、
「私が嫌われているんだ」とすり替えてしまうことがあります。

本心にフタをするから、どんどん複雑になり、

「あの人は私を嫌っている」
「本当は私を嫌いなのに、いい顔をして接してくる」
「ちょっと表情が暗かった。本心は私を嫌いだからだ」

など、
いつも嫌われているような気持ちになるのです。

これを心理学では「自己投影」と言います。
自分の本心を、相手というスクリーンに映し出しています。

自分の本心をごまかさずに認めると、

私はあの人を嫌いだと感じているんだ。無理に近づかなくてもいい」

と、自己否定の負のループに陥らずに済みます。

「人の目が気になる」としても、心がふっとラクになる考え方

相手の反応が悪くて、どうしても不安になるとき、こんなことが頭をグルグル駆け巡りませんか。

この人はどう思ったのだろう。
私はどう思われたんだろう。
きっと嫌われてるんだ。

人の目だけでも、あなたは傷ついているのに、
さらに自分で傷を深くするのは、やめにしませんか。

人の目が気になってもいいんです。

ささいな変化を見逃さないからこそ、重大なことに気づくこともあります。
人の命を救うことだってあるんです。

あなたを一番、傷つけているのは、だれでしょう。
あなた自身ではありませんか。

なんとかしなきゃ。
相手の機嫌をとらなくちゃ。

今まで、そんなふうに考えてきたのなら、
ラクになる考え方があります。

◆歎異抄には「つくべき縁あれば伴い、離るべき縁あれば離る」という言葉があります。

連れ添う“縁”があれば、一緒になるが、
離れる“縁”があれば、別れなければならない。

人の離合集散は、入り組んだ因縁によるものです。

あなたの1つの行動だけで決まってしまうような、単純なものではありません。

あなたがどれだけ相手の機嫌をとろうとヤキモキしても、離れる“縁”があれば、離れてゆくのです。

連れ添う“縁”
離れる“縁”

「縁」って、なんですか?

縁については、因縁果の道理を知ればわかります。


「人の反応が気になって、落ち込んでしまう」から立ち直る方法をお伝えしました。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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