人間関係

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嫌な人との付き合い方。うまく対処している人が羨ましい!

目次

  1. 嫌な人との付き合い方1、嫌な気持ちが膨らむ前に、表現する
  2. 嫌な人との付き合い方2、嫌という気持ちを、できるだけ早くキャッチする
  3. 嫌な人との付き合い方3、ほかの人に愚痴をこぼさない
  4. 嫌な人との付き合い方4、「本人」に気持ちを伝える
  5. 嫌な人との付き合い方5、嫌な人がいなくなっても、罪悪感が残るリスク
  6. 嫌な人との付き合い方6、「嫌」の伝え方=アサーティブな表現=
  7. 嫌な人との付き合い方7、「自分可愛さは、みんな同じ」

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

嫌な人がいても、うまく対処している人が羨ましいです。
私は嫌な人がいると「いなくなればいいのに」と思ってしまいます。
自分可愛さに、人を邪魔者と思うなんて、恥ずかしいです。

嫌な人にもうまく対処している人をみると、羨ましいと思うんですね。

羨ましい気持ちを認めているあなたは、素直で正直ですね。

「羨ましい気持ち」は、自分にもできる可能性があるときに、起きてくる気持ちです。

【羨ましい気持ち】
・今の自分にはない
・自分にも可能性がある

今はうまくできないかもしれませんが、あなたにもできる可能性があります。

もし、あなたには可能性ゼロなら、ただ「ひれ伏す」「感嘆する」か、どちらかでしょう。

フィギュアスケートで、オリンピック金メダリストの演技を見ても、ただ感嘆するだけなのは、自分には到底不可能だとわかっているからです。
(あなたがフィギュアスケート経験者でないかぎり)

なので、「羨ましい!」と思うのは、あなたも心のどこかで

私も「嫌な人がいても、うまく対処できる」可能性がある

と感じているからなのです。

では、どうすれば嫌な人がいても、上手く対処できるようになるか、一緒に考えていきましょう。

「嫌な人との付き合い方7選」やってみてくださいね。

嫌な人との付き合い方1、嫌な気持ちが膨らむ前に、表現する

「嫌」と感じたら「その人がいなければいいのに」と思ってしまいます。

「その人がいなければいい」と思うのは、「嫌だ」という気持ちが、だいぶ膨らんでしまっています。

おそらく、あなたは「嫌」という気持ちをずっと我慢してきたのでしょう。

気持ちが膨らむ前に表現できたら、今より楽に「嫌」な気持ちを小さくできます。

嫌な人との付き合い方2、嫌という気持ちを、できるだけ早くキャッチする

嫌な気持ちを、爆発ギリギリまで我慢してしまう…

優しい人にありがちですが、我慢は禁物。

感情が暴走して、自分でもコントロールできなくなり、

・揉める
・拒絶する
・愚痴を言う

という、お互いに嫌な結末になります。

早めに自己表現できたら、対処が簡単。
小さな「モヤッと」のうちに自己表現しましょう。

あなたの違和感、モヤモヤ、嫌という気持ちを、できるだけ早くキャッチすること。

小さな「モヤッと」に、あなたもどこかで気づいているはずです。
それを封印せずに、早めに表現していきましょう。

嫌な気持ちがまだ小さければ、冷静に、自然な流れで伝えることができます。

「こうなってほしい」本音を伝えて、相手に変わってもらえる可能性も高まります。

嫌な人との付き合い方3、ほかの人に愚痴をこぼさない

「あの人は嫌だ…」と、誰かほかの人に愚痴をこぼしていませんか。

本人には伝わらないので、現状は変わりません。

愚痴を聞いた人も、負担に感じ、あなたを避けるようになるかもしれません。

愚痴は、なにもいい結果を生み出さないのです。

嫌な人との付き合い方4、「本人」に気持ちを伝える

あなたが嫌な気持ちだということを、相手は知らないから、嫌なことをされ続けます。

本人に「こういう事を言われると、私は悲しい」と、思い切って伝えてみましょう。

膨れ上がってから伝えるのではなく、小さなうちに伝えましょう。

ただし、注意点があります。
ただ言ってスッキリするだけの、自己満足で伝えると、相手との関係は悪化してしまいます。

「相手との関係を、少しでも良くしたい」
「現実を1ミリでも改善したい」

という思いで伝えることが大切です。

嫌な人との付き合い方5、嫌な人がいなくなっても、罪悪感が残るリスク

「あの人がいなければいいのに」

ところが、あの人がいなくなったら、それはそれで、「悪いことをした…」と罪悪感に苛まれるかもしれません。

あの人を、上司に報告する前に、罪悪感が残るリスクも知っておきましょう。

相手も納得して、快適に過ごすことが、あなたの快適さにつながる

嫌な相手とも、それなりに付き合っていくことができれば、あなたの自信にもつながります。

嫌な人との付き合い方6、「嫌」の伝え方=アサーティブな表現=

「嫌」の伝え方は、「5つの表現」があります。

・直接攻撃で表現
・直接泣き言で表現
・陰でほかの人に愚痴で表現
・言えなくて身体症状で表現
攻撃、泣き言、愚痴、身体症状のどれもせずに、アサーティブに表現

アサーティブな表現ならば、むしろ伝えたほうが、相手との関係は深まります。

「アサーティブな表現」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

嫌な人との付き合い方7、「自分可愛さは、みんな同じ」

自分可愛さに、人を邪魔者と思うなんて、恥ずかしいです。

「自分可愛さ」「恥ずかしい」というキーワードが出ていますね。

自分可愛さは、人間の感情であり、誰もが持っているものです。

人はみんな、自分がいちばん可愛い。

それをどういう形で表現するのか、の違いだけです。

「嫌な人がいても、うまく対処できる」

こういう人は、早めにアサーティブに表現しています。

自分可愛いのは同じなのです。

仏教では、すべての人間の本性は「我利我利(がりがり)」と言われます。

自分()の利益()ばかりを考えている。

自分の心をよく見つめるほど、自分可愛さに「自分のことしか考えていない」ことが知らされるものです。

誰もがみな、自分可愛い。本性は我利我利。

「本性」が現れるのは、余裕が無い時です。

余裕が無くなると、たいていアサーティブの反対の「攻撃、泣き言、愚痴、身体症状」になります。

なので、早めに余裕があるうちに表現する、というのが、大きな一歩ですね。

おわりに

仏教には、「人間に共通する心理」「人間の本性」が教えられています。

人間関係で悩んでいるなら、まず「人間」を知ること。

彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず。
彼を知らずして、己を知るは、一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎ごとにあやうし。
(孫子の兵法)

このような言葉があります。
「人間」について知れば、自分(己)のことも、他人(彼)のことも理解できるので、百戦して負けることがありません。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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