人間関係

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傷つくのに、離れられない関係。ずっと悩んでいませんか。

【目次】

  1. 傷つくのに離れられない……それでも我慢する心の仕組み
  2. 「恋は盲目」はなぜ起きる?離れられない5つの理由
  3. 依存症や麻薬と同じ?優しさと傷つきが同時に起きる関係
  4. なぜ苦しさが増える?感情にフタをするほど複雑化する過程
  5. 離れられないのはサンクコストのせい?損切りできない心理と抜け出し方
  6. 心の種まきが人生を変える:自分を取り戻す仏教の視点

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

傷つくのに、離れられない関係で、ずっと悩んでいます。

尊敬しているから、嫌なことも言われても我慢する。
嫌だと気づいていないこともあります
大好きだから、うやむやにされても目をつぶる。

こういうことは、わりとよくあるのではないでしょうか。

あなたの「関係を大切にするチカラ」のおかげで、つながりを保っているのでしょう。
ただ一方で、こうした関係は、苦しみが長引きがち。

明らかに嫌なことをしてくる人ならば、離れる決心もつきます。

ところが「好き」「尊敬している」「いいところもある」
こういう気持ちがあると、離れる決心がなかなかつかないものです。

小さな傷は、積み重なっていきます。
軽くても同じところを打ち続ければ、ヒビが入り、やがて骨折してしまいます。

骨折ならば、治療しようと思えるけれど、
目に見えない傷だからこそ、放置されやすく、重症化しやすい。

離れられないまま我慢を続けるほど、深刻になりやすいのです。

あなたは自分で思うより、深く傷を負っているかもしれません。
傷ついてきたことに気づいて初めて、自分を大切にできるようになります。

傷つくのに離れられない……それでも我慢する心の仕組み

「大好きな人」が「傷つけてくる」という矛盾

受け入れるのはつらいので、
「自分が悪いからだ」と解釈を変えて、一貫性を保とうとします。

なかったことにしようとしても、本当は傷ついています。

この場合、事実に気づくヒントは、

「本当はどう感じているか」と「理由づけ」を分けて見ること。

離れられない理由を整理する、最初の一歩になります。

一緒に練習してみましょう。

本当はどう感じているか

「私はつらい」と感じているのは、曲げる必要はありません。

これは事実です。
どんな理由をつけようとも、小さくもならないし、消えもしません。

「自分が悪いからだ」という理由づけ

「自分が悪いからだ」という理由づけは、認知的不協和を修正しているのです。

認知的不協和とは……矛盾する認知を抱えたときに生じる、心理的な不快感。

どんな矛盾が起きているかというと、

「大好きな人」→ 傷つけてくるはずはない

「傷つけてくる」→ 大好きな人のせいではない

=「自分が悪いからだ」→ 矛盾が無くなったように見える

「自分が悪いから、傷つけられる」

こう考えると、スーッと気持ちが落ち着くことがあります。
「自分が良くなればいい」というのは、コントロール感をもてるから。

一時的にコントロール感を取り戻したように思っても、長期的には自分を痛めつけます。

原因がまちがっているので、少しも状況が改善されません。

「本当はどう感じているか」と「理由づけ」を分けて見る

「つらい」と「大好き」を分けて考えられると、原因を見つけやすくなります。

「大好きな人」だけど「その言動は傷つく」。

このように分けてみましょう。
事実を理解できて、無駄に自分を責めずに済みます。

相手に「その言動は傷つく」と伝えることもできるようになるかもしれません。
耐える以外の選択肢が、見えてきます。

傷ついたことをなかったことにすれば、傷は悪化し、治りにくくなってしまいます。

離れられないなら、なおさら「傷ついた」を認めることが大切です。

「恋は盲目」はなぜ起きる?離れられない5つの理由

好きな人に問題があっても、「自分が頑張ればいい」と思いがち。

結果として、離れられない関係が続いてしまいます。
恋は盲目なのです。

そうなってしまいやすい、5つの理由を挙げましょう。
どれも「離れられない」を生みやすい心理です。

1、愛着欲求

あなたは関係を失いたくない思いが強く、「支える・我慢する」方向にいきやすいのでは?
関係を維持しようとして、自分の負担を引き受けやすくなります。

2、コントロール感の維持

「自分が頑張れば変えられる」と考えると、一時的に不安が和らぎます。
でも現実は、あなたが変わっても、相手は変わらず、負担が固定化されます。
もっと苦しい未来に、自ら突き進んでいる状態です。

3、自己価値の補強

「役に立つ」ことは、自分の価値を実感しやすいですね。
健全な関係なら、相手の役に立つことは喜びになります。
でも、もし負担が大きくなっているなら、どこかに不健全さが隠れているはずです。

4、希望への投資

「きっとこの人は変わってくれる」
変わる可能性があると思ったほうが、一時的には希望を持てるように感じます。
ですが、本人が「変えたい」と思わないかぎり、変わりません。
あなたの人生の決定権を、相手が握っているのは苦しいものです。

5、境界の曖昧さ

「好き」「尊敬」があると、相手の課題と自分の課題の区別がゆるくなりがちです。

「相手のために、私が頑張らなきゃ」

本当にそうでしょうか。

依存症や麻薬と同じ?優しさと傷つきが同時に起きる関係

彼のおかげで○○できているし……
楽しい時間もあるから、失いたくない。
心地いい言葉もかけてくるから、期待してしまう。

その一方で、あなたは傷ついている。

タチが悪いですね。罪な人です。
あなたにとっては、麻薬と同じようなもの。

一時的な快楽のために、犠牲にしているものがあります。

その代償の大きさに気づいていないのです。

あなたの力を奪い、あなたの自然な喜怒哀楽を奪い、あなたの幸せ感を奪っています。

たとえその代償に気づいていても、なかなか、やめられません。
中毒のような状態なのです。いわゆる「依存症」に近い状態ともいえます。

一番大事なものを守りましょう。

一番大事なものとは、あなたの尊厳。

答えは、あなたの内側にあります。

ところが、依存関係のド真ん中にいると、じわじわと感情がマヒしていきます。

気がついたときには、なぜかエネルギーが少なく、無気力になっている……。

ますます「この人がいないと、私は生きていけない」と思うようになり、悪循環。
こうして、離れられない感覚が強まっていきます。

あなたは今、「自分の尊厳」を感じられなくなっています。

尊厳とは、簡単にいうと、
自分がどんな気持ちでいても、大丈夫と思えること。

相手から離れてみると、見えてくるものがあります。
「離れられない」と思っていた理由にも、気づけるかもしれません。

なぜ苦しさが増える?感情にフタをするほど複雑化する過程

傷つきは、日常のささいなことで起こります。

「これくらいのことなら」

そういって感情にフタをします。
離れられない関係ほど、小さな傷を積み上げがちです。

すると、だんだん元気が出なくなってくるのです。

意欲や元気、喜びや幸せ感と、
怒りや哀しみは、同じボックスに入っています。

不都合なものだけを封印することはできません。
感情にフタをし続けると、喜びや元気も感じにくくなります。

好きだから、悪く言えない。

好きな人、尊敬している人のことを、悪く言えない。
その誠実さから、自分の感情にフタをし始めます。

人に相談しても、

「嫌なら別れたら?」

傷つきに共感してもらえなければ、相談できなくなります。

離れられないことを責められるのが怖くて、黙ってしまうこともあります。

「どうせ言ってもわかってもらえない……」

無力感で動けなくなるかもしれません。

孤立して、自分だけで抱え込み、
複雑化してきて、わからなくなってきます。

考えすぎて疲れてしまい、現状維持で精一杯かもしれません。
疲れるほど、判断力も落ちてきて、離れられない状態に留まりやすくなります。

離れられないのはサンクコストのせい?損切りできない心理と抜け出し方

「離れられない」と先延ばしにするほど、つらさは増えていきます。

サンクコストとは……
すでに支払ってしまい、取り戻せない費用・時間・労力のこと。

サンクコストを回収しようとすると、もっと損することになります。

離れられない気持ちは、よくわかります。

「幸せな思い出がたくさんある」
「ここまで一緒にいたんだから離れられない」

そう思うほど、判断が遅れます。
あと20年、30年、今の関係を続けて、もっと傷つきが大きくなりませんか。

思い切って、一時的な痛みを取る。

「損切り」する決断が必要なときもあります。

耐え続けるより、「自分を守る」選択です。

何かを失うとき、たいてい、何かが入ってきます。
失うことを、恐れすぎないでください。

心にぽっかり穴があいたとしたら、新たに「空間ができた」わけです。

その空間に、新しいものを入れてもいい。
しばらく、そのままにしておいてもいい。

・失ったものに囚われ続ける
・ネチネチと文句を言い続ける
・手っ取り早く、心の穴を埋めようとする

これでは、新しいものを迎え入れる前に、空間がゴミで埋められてしまいます。
自分の心と向き合えません。

・なにを心地いいと感じるのか。
・なにがあなたをこんなに縮こまらせてきたのか。

自分の心と向き合うときではないでしょうか。

心の種まきが人生を変える:自分を取り戻す仏教の視点

「まいた種は、必ず生える」

仏教では、“ 心の種まき ” も、結果になると説かれています。

傷つくのに離れられない、苦しみの種も、放っておくと育ってしまいます。

心でどんなことを思っているか。
向き合えるのは、自分だけです。

あなたの心の中には、答えがあります。
でも、傷つく環境のために、覆い隠されてしまっています。

あなたの人生は一度きりです。

仏教を学んで、自分と向き合ってみませんか。
離れられない苦しみから抜け出す視点が、きっと見つかります。
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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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