病気

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眠れない時の対処法。モヤモヤして眠れない時すぐできる5つの方法

【目次】

心を整える――ダウンタイムのすすめ
リラックスとダウンタイムの違い
ダウンタイムをとる5つのポイント

  1. 心が落ち着き、穏やかな気持ちになれる方法は、人によってちがう
  2. ゆっくり過ごしているつもりでも、リラックスを妨げること
  3. インプットでダウンタイムを取る方法
  4. アウトプットでダウンタイムを取る方法7選
  5. 仕事のことで眠れなくなるなら

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

眠れない時の対処法をおしえてください。

眠りを改善するには、2つの対処法があります。
1、環境を整える
2、心を整える

前回は、「環境を整える」対処法を網羅的に書きました。
今回の「心を整える」対処法も、ぜひ活用してみてくださいね。

心を整える――ダウンタイムのすすめ

心が乱れたまま、眠りについていませんか。
「モヤモヤしたら、とりあえず寝る!」という人もいるでしょう。

しかし、モヤモヤしたらどうしても眠れない人もいます。

ようやく眠りに落ちたとしても、起きた瞬間にモヤモヤがよみがえり、朝すっきりと目覚めない……。

そんなあなたには、心を静める「ダウンタイム」がおすすめ。
前日の夜の過ごし方が、翌朝の目覚めにつながります。

ダウンタイムとは …… リラックスする時間のこと。

ダウンタイムとは、もとは機械が停止している時間を指します。
IT用語では、メンテナンスのために、システムやサービスを停止する時間をいいます。

同じように、人も意識して休養する「ダウンタイム」が必要。
人のダウンタイムは、体を休めるというより、脳を休める時間です。

ダウンタイムを取ってから、眠りにつくと、翌朝すっきりと目覚め、元気に活動できます。

リラックスとダウンタイムの違い

リラックスというと、どんなことを思い浮かべますか?

・温泉に入る
・音楽を聴く
・森林浴に出かける
・マッサージを受ける

もちろんこれらもリラックスできる時間ですが、それだけではありません。

リラックスタイムではなく、あえて「ダウンタイム」という言葉を使っているのは、刺激を受けすぎた脳の神経を休ませて、回復させるための時間をとってもらいたいからです。

ダウンタイムとは …… 刺激を受けすぎた脳の神経を休ませて、回復させるための時間。

温泉や音楽など、五感を使うことで、いつも使っていない脳の部位が活性化し、使いすぎて疲弊した神経が休むことはあります。

しかし、リラックスのために出かけることが、新たな「刺激」となり、ダウンタイムにはならないかもしれません。

刺激を減らし、心を静めるダウンタイムをおすすめします。

休養は、週末にまとめて取ることが多いと思いますが、ダウンタイムは毎日、家でできます。

とくにHSP(高い感受性の人)がダウンタイムを取らないでいると、眠れなくなったり、疲れが取れず何日も引きずったりします。

今日一日で溜まった垢を、毎日、入浴で落とすように、
今日一日で溜まった神経の疲れは、ダウンタイムで休ませるようにしましょう。

ダウンタイムをとる5つのポイント

モヤモヤして眠れない時、ダウンタイムをとるポイントを5つにまとめました。

  1. 心が落ち着き、穏やかな気持ちになれる方法は、人によってちがう
  2. ゆっくり過ごしているつもりでも、リラックスを妨げること
  3. インプットでダウンタイムを取る方法
  4. アウトプットでダウンタイムを取る方法7選
  5. 仕事のことで眠れなくなるなら

ゆったりとした時間をとり、頭を整理しながら、気持ちを落ち着かせてみてくださいね。

1、心が落ち着き、穏やかな気持ちになれる方法は、人によってちがう

多くの人は、こんなやり方でモヤモヤに対処します。

・飲み会でどんちゃん騒ぎ、パーッと吹き飛ばす
・スポーツで思いっきり汗をかき、スッキリする
・趣味に没頭して、嫌なことは忘れてしまう
・戦闘ゲームに怒りをぶつけて発散する
・ドカッと買い物をして満足感を得る
・カラオケで大声を出して弾ける

こういった対処法でストレス発散することを勧められることがありますが、よけいに疲れてしまう人もいます。

刺激が多すぎて脳の神経が疲れているからです。
そういうタイプの人にとっては、刺激を減らすことが第一です。

ひとりで過ごすと、考えが同じところをグルグル回ります。
マイナス思考の沼にハマる気もしますが……

たしかに、ひとりになると落ち込みがちですよね。
でもそれは、受けすぎた刺激を処理している過程。

さらに刺激を追加したら、一時は忘れても、もっとひどいモヤモヤが復活します。
眠れなくなったり、身体症状が出たりします。

落ち込みが出てもいいんです。

あれこれ思い出すのは、「脳が刺激を処理中」なだけ。
心が落ち着き、穏やかな気持ちになれる方法は、人によってちがいます。

※HSPのタイプの人でも、一人で悶々とする時間が長くなったときは、外に出て刺激を受けたほうがいいこともあります。
時と場合によって、対処法は変わります。

ただ、HSPに向いている基本的なやり方は、

人には合っていることでも、自分には合わないことがある
HSPは刺激を減らすことが第一

まずはここをしっかり押さえておきましょう。

2、ゆっくり過ごしているつもりでも、リラックスを妨げること

ゆっくり過ごしているつもりでも、リラックスを妨げることがあります。

1)ソファで横になって、ネットサーフィンやSNSを見る

体は休めているようでも、脳は強い刺激を受けて、神経を疲れさせます。

2)SNSに投稿する

アウトプットは気持ちの整理に役立ちます。
しかしSNSの場合、「返信があったかな?」「リアクションがあったかな?」と気になって、よけいに神経を疲れさせます。

3)動画を見る

たいていの動画は、感情を揺さぶるようにできています。

スマホを手に取るだけでドーパミンが出やすくなり、脳は活動します。
スマホを置き、ぼーっとする時間をつくりましょう。

3、インプットでダウンタイムを取る方法

基本的には、インプットよりも、アウトプットのほうが、心を落ち着かせるようです。
インプットは、さらなる刺激になるからです。

インプットでダウンタイムを取る場合は、こんな方法がいいでしょう。

1、写真を眺める

美しい風景や、かわいい動物の写真など。
私はインテリアが好きなので、インテリア集や、整理収納の本、建築の本、古道具や食器の本などを眺めています。
文字情報がないため、思考が休まります。

2、専門書を読む

昼間に読もうとしても、どうしても眠くなってしまう分厚い専門書。
夜も眠くなります。ぜんぜん先に進まないので、何日も使えます(笑)
「読む睡眠薬」と私は呼んでいます。

3、気乗りせず積ん読になっていた小説

面白いストーリーは眠れなくなりますが、読んでみなければわからないので、ちょっとした賭けですね。翌日、余裕がある日にどうぞ。

——–
インプットでダウンタイムを取る場合、スマホを使うのではなく、本を購入することをおすすめします。
同じ本をくりかえし眺めていると、飽きてくるので、眠くなりやすいです。

4、アウトプットでダウンタイムを取る方法7選

アウトプットは、モヤモヤした気持ちを言語化する作業です。

人はストレスを言語化できないと、

  • 身体化(体の痛みになる)
  • 行動化(怒りをぶつけるなど)
  • 悪夢
  • 病気

になることがあります。

言語化することで、脳が無意識に働き続けるのを防ぎます。

1・心に思うことを、ただノートに書いていく

きれいなことを書こうとする必要はありません。

心に浮かぶことを、そのまま文字にしていきます。

文字にするのは時間がかかりますから、思考が少しゆっくり穏やかになります。
目安は3ページまで。それ以上になると、脳が活発になるかもしれません。

2・今日、できたことを書き出す

モヤモヤする時は「できていないこと」ばかり浮かんできます。
しかし誰でも、一日を生きれば、できたこともたくさんあります。

起きた、食べた、入浴した、なんでも列挙していきます。

「できたこともある」と気がつくと、気持ちが落ち着いてきます。

3・今週、感謝したことを思い出す

感謝を書くのは、週1回がもっとも効果的だそうです。
毎日書いていると、慣れてしまうから。
同じようなことばかりに感謝するのではなく、

まだ気がついていない、あまり意識が向かないものに感謝する

とよいでしょう。

4・楽しかった思い出に浸る

楽しかったのは、どんな時だったか。リストをつくってみましょう。
マイナス思考は脳を疲れさせますが、楽しかった思い出は、気持ちを穏やかにします。

なぜ楽しかったのか、どんなことに自分は喜びを得るのか。

掘り下げてみましょう。

5・友達への励ましだと思って書く

自分のこととなると、なぜか責めてしまいがち。

大切な友達ならば、優しい言葉で励ますでしょう。

「友達の○○さん」に起きた出来事だと思って、励ましの言葉を書いてみましょう。

6・あの人なら、なんて言ってくれるかな

尊敬する人、歴史上の人物、好きなマンガのキャラクター、推しの人。

その人なら、なんて言ってくれるでしょうか。

妄想して、ノートを埋めてみましょう。

7・5年前、10年前と比較する

私は日記をつけているので、過去と比較すると「こんなにできるようになったのか」と驚きます。
毎日ほんの少しずつの変化なので、気づきにくいのです。

「きっと今の悩みは、10年後にはないだろうな」

そう思えますよ。

——–
ノートを書いているうちに「まぁ、いっか」と思えてきます。
私は、書いている途中でウトウトしてくる時もあります。

5、仕事のことで眠れなくなるなら

仕事のことで、夜も眠れなくなることってありますよね。

「うまくいかなかったらどうしよう」
「大きな問題になってしまった」

そんなときは、境界線を引きましょう。
プライベートの時間まで、仕事が侵入してきては、リラックスできません。

会社は会社、自分は自分。境界線を引くこと。

評価されない自分、うまくやれない自分、ダメな自分……

そんなふうに落ち込むのなら、仕事=自分になってしまっています。

もっと言うと、評価されていて、仕事がうまくできる人のほうが危ないかもしれません。

評価される自分、仕事がうまくできる自分。

そういうアイデンティティをもってしまいがちだから。
突然、会社がなくなったり、部署替えになったり、退職したりすると、自分が無くなったようになってしまいます。
大きな失敗をしたら、アイデンティティが崩れます。

仕事=自分ではありません。

仕事は、生きていくために必要なことですが、あなたそのものではありません。

あなたには、生きている価値があります。

評価される・されない、仕事がうまくできる・できないに関係なく、あなたには生きる意味があるのです。

「考えてもわかりません」

そうですよね。

「才能の有無、職業、貧富の違いなどとは関係なく、
すべての人が、同じよろこびの世界に生きられるのだよ」

と、はっきりと教えられているのが、仏教です。

眠れなくなるほど悩むことがあるなら、生きる意味を学んでみませんか。
あなたがまだ知らない、心の幸せがあります。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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