目次
- 生命保険は、将来の不安にそなえる1つの手段
- 生命保険でお金をもらえるタイミング、3パターン
- 「生命保険の基本用語」がわかれば難しくない!
- 生命保険のおもな種類4つ
- 子供や妻に、あなたが残すべき、お金よりも大切なもの
はじめに
最初に結論を言ってしまうと、「お金がない人」こそ、保険に入ったほうがよいと思います。
さぁ、あなたは、すぐにお金を用意できますか。
保険に入っていれば、すぐに保険金100万円が手に入ります。これなら、保険金で治療費を払うことができますね。
保険に入っていなければ、治療を受けることができません。
お金がある人は、保険金がなくても、治療を受けられます。
現金で支払えばよいからです。
お金がある人は、病気になれば治療費は自分で払えますし、亡くなった時は葬儀費用を用意できるでしょう。残された家族も、遺産で暮らしていけます。
生命保険は、死亡したときだけにもらえるイメージかもしれませんが、高度障がい状態になった時にもお金が受け取れます。
また、「余命3か月です」と言われたときには、死亡保険金を生きているときに受け取る制度もあるので、治療費や、最後にやりたいことをするのに使えます。
これが「お金がない人」こそ、保険に入ったほうがよいと思う理由です。
でも、保険って難しいイメージで、よくわかりません…。
では、はじめての人でも理解できるように、生命保険について、わかりやすく解説していきましょう。
今回は、皆さんが「生命保険」と聞いて想像するような「死亡」に関係する保険についてご紹介いたします。
生命保険は、将来の不安にそなえる1つの手段
生命保険は、わかりやすくいうと、将来の不安にそなえる1つの手段です。
あなたは、どんな不安がありますか?
病気になったらどうしよう。
生活していくお金が足りなくなったらどうしよう。
老後のお金は足りるのだろうか。
私が死んだら、残された家族はどうなるんだろう。
……
「お金が必要なのに、足りない!」となる不安を少なくするにはどうしたらよいでしょうか。
その手段が、
ということです。
お金をもらえるタイミングで、生命保険は3パターンにわかれています。
あなたは、どれがいいですか。
正解はありません。あくまで、「あなたがとくに不安なこと」に備えるのがよいでしょう。
生命保険でお金をもらえるタイミング、3パターン
お金をもらえるタイミングは、いつだと思いますか?
大きく分けて3パターンあります。
1、稼いでくる家族が亡くなったとき(死亡保険)
死亡保険の主な種類;終身保険、定期保険
2、年老いて働けなくなっても、生活費を確保したいとき(生存保険)
生存保険の主な種類;個人年金保険、貯蓄保険
3、亡くなったときも、長生きしても、お金がほしいなら(生死混合保険)
生死混合保険の主な種類;養老保険
※生命保険の主な商品である、終身保険、定期保険、個人年金保険、養老保険については、基本用語を学んでから説明しましょう。
「生命保険の基本用語」がわかれば難しくない!
生命保険には、ほかでは使わない用語があるので、難しく感じるのでしょう。
基本用語を知っていれば、難しくはありません。
生命保険の基本用語をわかりやすく説明しましょう。
契約に関係する人物
お金のこと
保険料と保険金は、名前が似ているので覚えておいてくださいね。
解約してお金が戻ってくるのか、こないのか。注意しましょう。
契約のつくり
・主契約 「メイン」かならず入る基本の契約。必須。
・特約 「サブ」主契約に付け加える契約。必須ではない。
特約だけで保険に加入することはできません。
お金を支払う・もらう
例)死亡、災害、障害、病気
保険期間と保険料払込期間も、名前が似ているので区別しましょう。
生命保険のおもな種類4つ
生命保険の基本用語がわかったところで、「生命保険の契約ができるように」おもな商品の説明をします。
生命保険にはどんな商品の種類があるのか、4つだけ覚えれば、全体像がみえてきます。
定期保険とは
電車の定期券を想像してみてください。
というように、有効期限があるでしょう。
この定期券で、2023年1月1日に、電車に乗れるでしょうか。
……乗れませんね。
定期保険とは、「定められた期間」だけ、死亡や入院などで保険金がもらえる保険です。
その期間を過ぎてしまったら、保険金はもらえません。
定期保険には、期限がきても、満期保険金がありません。
ということは、期間内に死亡や入院がなければ、「お金を支払っただけ」で終わります。
いわゆる「掛け捨て」です。
と覚えておけば、ほぼ正解です。
そんなことはありません。定期保険に入っていない人は、もし「ガンで治療費100万円」必要となったとき、すぐ自分で用意できなければ、治療が受けられません。
あなたは、すぐにお金を用意できますか。
定期保険は掛け捨てですが、そのぶん保険料が安いです。お金がない人におすすめ。
保険に入っていれば、保険金で治療費を払うことができます。
終身保険とは
終身保険とは「身が終わるまで(終身)」保障が一生続く保険です。
いつ死亡しても、死亡保険金がもらえます。
終身保険は、いつ死んでも、保険金がもらえます。
定期保険は、解約返戻金がありません。
終身保険は、解約返戻金があります。
「もう保険に入らなくてもいいや」
「保険料が支払えなくなっちゃった」
「ほかの保険に乗り換えよう」
こんなとき、保険を解約しますね。
スマホの契約を思い浮かべると、わかりやすいかもしれません。
乗り換えのときなど、解約しますね。
スマホは解約すると、通信が使えなくなって終わりです。
保険は、将来へ備えていたお金なので、解約すると、お金が戻ってきます。
これが「返戻金(返って戻ってくるお金)」です。
長い期間、保険に入っていると、解約返戻金は増えます。
そうですね。ただ、定期保険よりも支払う保険料は高くなります。
それは、あなたの目的によります。
たとえば10年間の定期保険に入ります。満期が来て「もう一度、保険に入りたいな」と思ったとき、同じ保険料では定期保険に入れません。
生命保険は、年齢が上がるほど、支払う保険料が高くなるからです。
終身保険なら、保険料は上がりません。若いうちに契約したほうが、ずーっと同じ安い保険料で済みます。
10年の定期保険に4回入るよりも、
終身保険に40年入ったほうが、結果的に、支払う保険料が安くなることがあります。
「将来、やめることも考えている」
こういう場合は、定期保険がおすすめ。
こう思うなら、終身保険がおすすめ。
内容ごとに「終身保険1つと、定期保険1つ」というように、両方に入るのもよいでしょう。
個人年金保険とは
「年金」とは、どういうイメージですか?
そうですね。
個人年金保険は、個人的に入った保険によって、毎年もらえるお金を確保するものです。
国の年金とは異なり、「何歳からもらえる?」「いつまでもらえる?」など、好きなようにカスタマイズして契約できます。
養老保険とは
養老とは、「老人を養う」意味です。
若くして亡くなった場合は、死亡保険金がもらえます。
老いるまで生き延びた場合は、満期保険金がもらえます。
もし解約しても、解約返戻金がもらえます。
たしかに、掛け捨ての定期保険とは、だいぶ違いますね。養老保険は、掛け捨てではなく貯蓄性が高いものです。その代わり、支払う保険料も高くなります。
そうですね。あくまであなたの価値観や目的しだいです。
子供や妻に、あなたが残すべき、お金よりも大切なもの
とても家族思いですね。
子供や妻に、あなたが残せるものは、お金だけではありません。
これも、あなたがすべき家族への大切な役目です。
なぜでしょうか。
たとえお金がなくなっても、生きる意味がわかれば、どんな困難も乗り越えていけます。
どんなにお金があっても、生きる意味がわからなければ、残された家族は悲嘆に暮れて立ち直れず、生きる力を失ってしまうかもしれません。
お金の安心とともに、「心のケア」ができるようにしておかねばなりません。
これはあなた自身にも言えることです。
将来をしっかり考えていらっしゃいますね。
ところが、お金があっても老いて気力がなくなり、家族や周囲の友達も次々と亡くなっていくとき、あなたにとって「生きる力」はなんですか。
どんなときも生きる力となるのは、「生きる意味」です。
まずはあなたが「生きる意味」を学びましょう。
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