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ガチでやる気が10倍に!話題のドラッカー『経営者の条件』

こんにちは、齋藤勇磨です。

日々の生活で大きなウエイトを占める仕事で成果をあげ、生きがいを見出したいと感じる人は多いのではないでしょうか?

仕事で成果をあげるために、私たちは何をすればよいのか。ぜひおすすめしたいのが、すべてのビジネスパーソン必読の書といわれる、P・F・ドラッカーの『経営者の条件』です。ドラッカーファンの私ですが、調べてみるとドラッカーについて分かりやすく解説されているものが少ないので、自分で分かりやすくまとめてみようと思い立ちました。今回は、この本の内容を切り口に、日々を明るく過ごす秘訣に迫りたいと思います。自分を変えるヒント満載ですよ!

『経営者の条件』を書いたドラッカーとは?

*写真(CC)
Description
Español: Peter F. Drucker, padre de la administración moderna.
Date 2 June 2011
Source http://www.flickr.com/photos/jeffmcneill/5789354451/in/photostream/
Author Jeff McNeill
Wikipediaより

ドラッカーといえば、数年前に『もしドラ』(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)という本が流行り、社会現象になりましたね。

現代経営学の巨匠といわれるP・F・ドラッカーは、1909年、オーストリアのウィーンに生まれました。新聞記者を経たのち、1931年にフランクフルト大学で法学博士号を取得しましたが、折しもヨーロッパはナチス勃興の時期。ユダヤ系だったドラッカーは、危機感を覚え、イギリス、そしてアメリカに家族とともに逃れます。

その後、アメリカ国籍を取得し、「民営化」や「知識労働者」、「マネジメント」など多くの重要な経営コンセプトを考案。世界的な経営学者として名を馳せました。同時に、社会の中で働く一人ひとりの「生きがい」について考察をめぐらした哲学的な一面も知られています。2005年にクレアモントの自宅で、95歳で亡くなりました。

ドラッカー『経営者の条件』はおすすめ

ドラッカーは、生涯に50冊以上の本を書きました。彼の著作の中でも記念碑的な12作品を厳選したのが、ダイヤモンド社のドラッカー名著シリーズ。中でも、『もしドラ』に出てくる『マネジメント』が最も有名です。

『経営者の条件』は、そのシリーズのトップバッターです。タイトルを見て敬遠してしまう人も多いのですが、原題は“The Effective Exective”。翻訳家の上田惇生さんいわく“仕事のできる人”というニュアンスだそうですから、社長じゃなくても読んでいいんですね。

書き出しには「本書は、成果をあげるために自らをマネジメントする方法について書いた」と書かれています。マネジメントとは、目標を設定し、その目標を達成するために資源を効率的に活用したり、コントロールしたりすることです。自己のコントロールとは、自ら考え、決めて、行動すること。それに必要な5つの力について、この本では「生まれつきのものではなく、努力で身につく」と書かれているのです。

ドラッカー『経営者の条件』流 成果をあげる5つの条件

ドラッカーが『経営者の条件』でいう、仕事で成果をあげるために必要なこととは、以下の5つです。

1.汝の時間を知れ
2.どのような貢献ができるか
3.人の強みを生かす
4.最も重要なことに集中せよ
5.成果をあげる意思決定をする

まず挙げられているのが、時間の確保。時間をどのように使うかを意識するだけで、生活が大きく変わる、とドラッカーは訴えます。

2つめは、貢献。組織に所属している一人ひとりが、その組織の成果に向けて何をするか、ということです。

3つめは、強み。成果は強みを生かすことであがる、とドラッカーは言います。

4つめは、集中。人間は、一度にひとつのことしかできません。そこで、どの仕事から取り組むか、優先順位の付け方や、いらないものの捨て方が書いてあります。

そしてそれを決断するときに大切なのが、5つめの意思決定です。

次の項目から、順番に要点を見ていきましょう。

ドラッカー『経営者の条件』1.汝の時間を知れ

1つめは、時間の確保です。この本の、時間について書かれた章には、“Know thy time(ノウ・ザイ・タイム)”「汝の時間を知れ」とタイトルがつけられています。古代ギリシャの格言“Know thyself(ノウ・ザイセルフ)”「汝自身を知れ」にちなんでつけられたようです。成果をあげるためには、まず、時間を確保することが必要だ、とドラッカーは訴えます。

人生で何か新しい成果をあげたいと思うならば、お金や知識、労働など、いろいろな資源(リソース)を投入する必要があります。特に「時間」は、すべての人に平等に一日24時間と限られている、最も欠乏した資源です。時間は成果をあげるための燃料なのです。

そこでドラッカーは『経営者の条件』で、「時間を記録し、整理し、まとめよ」と訴えます。普段なにげなく過ごしている時間の使い道を明らかにして、検討し、使うべきでない活動はやめるか人に任せ、まとまった時間を捻出しなさい、というのです。

さて、この資源を何に使うか。考えてみれば、時間=私の命です。その命は有限であり、やがて終わりが来ます。私たちは命を切り売りして、人生の喜びを手に入れるのですから、この時間という代替不可能な資源をどこに使うか、熟考する必要があるでしょう。

ドラッカー『経営者の条件』2.どのような貢献ができるか

2つめは、貢献についてです。ここでいう「貢献」とは、組織の外、つまり社会への貢献のことです。ドラッカーは『経営者の条件』で、「組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外にある」と言っています。

組織とは、目的を持った人の集まりのことです。会社であれ、部活であれ、どんな組織でも、組織の外、つまり社会に変化を起こすことを目指しています。その実現に向かって、私たちはそれぞれの組織に参加しているわけです。

毎日時間に追われていると、つい、自分の手元の仕事だけに意識が集中してしまいます。すると、この仕事さえ終わればよい、というふうになりかねません。また、会社が儲かることだけを考えて、手元の仕事を仕上げるかもしれません。これでは、せっかくの努力が無駄になってしまったり、努力するほど社会に悪影響を及ぼしたりすることになってしまいます。

これでは、「成果をあげた」といえるでしょうか?そもそも、私たちは、それで生きがいを感じられるのでしょうか。視野を広げて、そもそもいまやっているこの仕事は、成果につながっているのか、と考えることが大切です。

ドラッカー『経営者の条件』3.人の強みを生かす

3つめは、「強みを生かす」です。「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない」とドラッカーが『経営者の条件』に言うように、自分の強みをしっかりと理解し、それを使って勝負をしないと勝ち目はありません。適切な場所で、自分の強みや仲間の強みを徹底的に活用することで、期待した成果を上げられるのです。

さて、その時に問題になるのが、自分の強みをちゃんと理解しているか?ということです。

自分のことは自分が一番よく分かっているよ、と思いますが、ドラッカーは、次のように述べています。

自己を理解しているか

誰でも自らの強みについてはよく分かっている。だが、たいていは間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。

自分の強みも弱みも誤解しているとしたら、自分の姿を正しく知らない、と言われても、反論できないのではないでしょうか。「灯台下暗し」で、他人のことはよく分かっても、自分のことは盲目同然になってしまうのは、近すぎるからでしょう。そこで、自己を知ることの大切さを、ドラッカーは繰り返し訴えています。

ドラッカー『経営者の条件』4.最も重要なことに集中せよ

4つめは、「もっとも重要なことに集中せよ」です。

せっかくひねり出した時間という燃料を、どこに投下するか。自分の強みを生かせないような間違えたところに投入したり、あちこちに分散させてしまったりしては、元も子もありません。

ドラッカーは『経営者の条件』で、

成果のあがらない人は

成果のあがらない人は、
第一に、一つの仕事に必要な時間を過小評価する
第二に、急ごうとする
第三に、同時にいくつかのことをする。

と述べています。

私たちは聖徳太子ではありませんから、同時にいくつかのことを並行処理して、一度に成果をあげようとしても、なかなかできるものではありません。優先順位をつけて、順番に、一つ一つ、取り組めばよいのです。集中について書かれた章のタイトルは、“First Things First”。大事なことを先に、という意味です。ドラッカーは、最も重要なことを最初に行うべく、集中しなさい、と言います。

また、優先順位だけでなく、劣後順位、すなわち取り組むべきでない仕事を決定し、やるべきでないことをやってはならない、と言っています。

ドラッカー『経営者の条件』5.成果をあげる意思決定をする

最後は、意思決定です。

成果をあげるために自己をコントロールするには、自ら考え、決定し、行動する必要があります。どんな行動の前にも、意思決定があります。過去行ってきた、多くの意思決定によって、現在の私たちがあります。言い換えれば、今日の意思決定が、明日の私をつくるのですから、意思決定は大切です。

『経営者の条件』で、ドラッカーは意思決定の手順を詳説しています。面白いのは、「意思決定には、意見の不一致を必要とする」とドラッカーが言っている点です。反対意見があるからこそ、問題がより深く理解できるし、よき意思決定ができる。「したがって、意見の不一致が存在しないときには決定を行うべきではない」と言っているのです。

ドラッカーが『経営者の条件』の最終章に触れた「人生の目的」の大切さ

さて、『経営者の条件』でセルフマネジメントの必要性を説くドラッカーですが、意外なことに、「人生とは、成果をあげることなのか」という問題を提起しています。それまで成果をあげることが大事だと主張し、そのために必要なことを述べてきたのにも関わらず、最終章で、「人生には、成果をあげるエグゼクティブになることよりも高い目的がある」と書いているのです。

これについて、ドラッカー思想の核心といわれる20頁余りの小論文、『もうひとりのキルケゴール』に、「死を考える勇気を持つことが、生きる勇気を与える」と述べています。

原文はかなり哲学的で難しい文章ですので、概略を述べましょう。

人は、ある時ある場所に生まれて、平均して80年前後の期間を生き、やがて死ぬ運命にあります。その間「私」は、赤ちゃん、子ども、夫・妻、父・母、部下、上司、定年退職者、老人など、社会の中で様々な役割を演じます。

社会的な組織を研究してきたドラッカーとすれば、人類社会の赤裸々な姿に目を向けたなら、「道具」としての私は、より大きな「社会」の役に立つ時にだけ意味がある、ということになります。その「社会」は、人類という種の存続だったり、国家の維持だったり、社会の継続だったり、会社の経営だったりするでしょう。自分の上位の組織のニーズをとらえ、「どう生きるか」を考え抜き、機能を磨いて行動する時にだけ、意味が出てきます。

しかし、やがて人は老い、病に冒され死んでいく。「社会」と切り離されていく。その時、今まで重要だと思われていた「社会」は、「私」にとって意味をなさなくなり、「一切を、完全な欺瞞・虚飾・不実・無効・幻想」とみなすことになります。成果をあげることが人生の全てだとすると、役に立たない「私」には「道具」としての意味がなくなり、一切が虚しく感じられてくるのです。

それは、全ての人生にやがて訪れることです。「私」は、なぜ、今、ここに生きているのか。この「なぜ生きるか」という人生の究極的な目的がはっきりしていてこそ、「どう生きるか」が意味を持ち、その向上に全力を尽くせるのです。

全てのビジネスパーソンにとって必要なのは、この「人生の目的は何か」をハッキリさせることでしょう。

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この記事を書いた人

ライター:齋藤 勇磨

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