【目次】
- あなたは「自己受容」できていますか?
- 「すべての始まりは自己受容」
- 【自己受容の方法1】欠点は長所になる
- 大きな亀裂の入った大理石だからこそ、生まれた最高の作品
- 欠点を長所に変えた〈3つの具体例〉
- セルフイメージを変えれば、物事に対する見方が、すっかり変わる
- 【自己受容の方法2】不合理な自己理想を持たない
- 週に一度、わずか10分間○○するだけで、幸福度があがる
はじめに

健康なパーソナリティを育む、具体的な方法をお伝えしています。
「パーソナリティとは何か?」については、前回の記事をご覧ください。
これが、健康なパーソナリティの持ち主と言われます。
今回は最初の「自己受容」の練習です。
あなたは「自己受容」できていますか?
自己受容とは、自分で自分のことを受け入れていること。
自己評価が高いということです。
反対に、自分のことが嫌いで、自己嫌悪に陥っている人。
これは、健康だとはいえないのです。
自分のことが嫌いだと、相手のことも、良く見れなくなってしまいます。
相手を敵だと見なしてしまう、ということですね。
相手を良く見れないとは
相手のことは良く見ているように思うかもしれませんね。
ところが、自己嫌悪に陥っている人は、どうしてもこう思います。
このように、相手を疑い、敵だとみなしてしまいます。
この状態では、相手と良い関係を築くことは難しいと言えます。
「すべての始まりは自己受容」

いかに自分で自分のことを受け入れていくか。
いかに自分を好きになっていくか。
自己受容の重要性を、タル・ベン・シャハーという心理学者はこのように語っています。
他者に対して本当に幸せになってもらいたい、相手をサポートしていきたいという、思いやりの心を持つには、まず土台が必要なんですね。
自己受容をしていてこそ、相手に対する思いやりの土台ができます。
「すべての始まりは自己受容」とアドラー心理学では言われるほどです。
まずここから始めることが大事です。
いろんな方法があるんですけれども、今回は2つ、ご紹介したいと思います。
【自己受容の方法1】欠点は長所になる

自己受容の方法1つ目は、欠点は使いようによっては長所になり得るということです。
シカゴのアルフレッド・アドラー研究所で学んだ野田俊作氏は、次のようなことを述べています。(『劣等感と人間関係』野田俊作著、創元社、2017年2月)
「自分のことを好きになりましょう」と言ったとしても、自分の欠点が、見えてしまいますよね。
だから、なかなか自分で自分のことを好きになることは難しい。
欠点のない人はいないと思うんですよね。
みんな欠点を抱える中で、欠点が見えてしまうと「こんな自分はダメだ」と自己嫌悪に陥ってしまいます。
次のエピソードを通して、自分を好きになる方法を考えてみましょう。
大きな亀裂の入った大理石だからこそ、生まれた最高の作品
もともと彫刻家で、画家としても有名になった、ミケランジェロのエピソードをお話ししましょう。(『アドラー心理学入門』岸見一郎著、1999年9月)
何が言いたかったかと言いますと、普通、大理石に亀裂が入っていたら、欠点のある石にしか見えないと思います。
大理石は、高級な石ですから。
ところが、ミケランジェロはその亀裂の入った大理石からダビデを取り出した。
いや、亀裂がある石を使ってこそ、最高の作品が、生み出せるんだ。
このように見たのです。
見方によっては長所に見える、ということなんですよね。
欠点というものは、実は、使いようによっては素晴らしい長所になり得るんです。
欠点を長所に変えた〈3つの具体例〉

一般的に「欠点」と言われるものをどのように見ていけばいいのか。
具体的には、このようになります。
「気が小さい」「とても臆病だ」
この人に対して、どう言えば、相手は喜ばれるでしょうか。
いろんな言い方があると思います。
例えば、非常に慎重ですね。
あなたは軽率な行動を起こさない。
あなたに任せるときは、本当に安心だ。
「融通が利かない」「堅苦しい人間」
これも、いろいろあります。
あなたは几帳面だ。きっちりしている。
とても真面目な存在だ。
あなたがいてくれると、みんなを引き締めてくれる。
「暗い性格」「人付き合いが下手」
これは、いかがですかね。
フォローのしようがないと思われるかもしれません。
いえいえ、そんなことはありませんよ。
あなたは他人の気持ちをよく推し量れる人だ。
感受性が強い人だ。
相手に気を遣える、優しい人なんだ。
このようにも言えると思います。
欠点と長所は、実は同じもの
野田俊作氏は、欠点と長所について、次のようなことを述べています。(参考;『グループと瞑想』野田俊作著、創元社、2016年12月)
同じものでも違う名前をつければ違う使い方が発見できる。
あくまで「私のこの欠点はダメだ」と言っているだけで、違う名前を使えば、また違った使い方が見えてくると言われます。
セルフイメージを変えれば、物事に対する見方が、すっかり変わる
これを心理学で「セルフイメージ」と言われます。
「私はこんな人間だ」と、マイナスなセルフイメージを持つと、それを裏付けるような証拠が次々と見つかってしまいます。それで自己嫌悪に陥ります。
だからLINEのメッセージがなかなか返ってこないんだ。
全部そういったものに見えてしまうんですよね。
そうではなくて、「私は謙虚な性格だ」とセルフイメージを変える。
このように思っていると、その証拠が次々と見つかってくるということです。すると、自分を好きに思えてきます。
セルフイメージを変えれば、物事への見方はものすごく変わります。
そう思われる方もいると思うんですけれども、欠点を長所に変えて、セルフイメージを変えますと、物事に対する見方が、すっかり変わってきます。
自分自身は何も変えていないのに、セルフイメージを変えるだけで、自己嫌悪から、自分を好きな気持ちに変わってしまうんですね。
【自己受容の方法2】不合理な自己理想を持たない
自己受容の方法2つ目は、不合理な自己理想を持たないようにすることです。
前述の『劣等感と人間関係』という本では、次のようなことが言われていました。
「すべての人に好かれよう」とか、
「決して失敗しないでおこう」とか、
「あらゆる人よりもあらゆる点で優れた人間でいよう」とかいうような、
自己理想を持たない人、目標のない人はいません。
しかしあまりにも高い理想、目標を持っていますと、それを実現していない自分を感情的に責めてしまいます。
そうやって自己を責めていては、自己受容できるはずがないですよね。
実現不可能な不合理な目標は持たないようにしましょう。
週に一度、わずか10分間○○するだけで、幸福度があがる
具体的には、減点方式ではなく、加点方式で物事を見ていくことです。
そうではなく、
このように見ていけば、自信が持てるのです。
これに関して、日本のある事業で調査が行われました。
ランダムに選んだ一部の社員たちに、週に一度、次のような作業を課したのです。
6週間にわたって合計6回、やってもらいました。
すると、その社員たちは6週間後、他の社員よりも明らかに幸福度が高かったんです。
それだけでなく、仕事を完成させるのも早かった。
自分の良いところ、良かったところに目を向けると、気持ちも前向きになります。
これもまた自分を受け入れることに繋がるといえます。
おわりに
そこで、最後にワークをしていただきましょう。
1週間を振り返って、良かったと思うこと3つを書き出してください。
良いことだったら基本的に何でもいいのですが、特に、こういったところに着目すると、より効果があると言われています。
・自分の強みを発揮できたこと
ぜひ、これから週に一度、実践してみてくださいね。
今回は、「自己受容の方法」ということで2つ紹介しました。
このような講座に参加してみたいと思われた方は、こちらからどうぞ。
↓↓↓
各地の講座の日程は、こちらからご確認いただけます。
人生の目的が5ステップで分かる
特典つきメールマガジンの登録は
こちらから


