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仕事とは?仕事のモチベーションが湧かない。モチベーション7タイプ

目次

【仕事のモチベーション7タイプ】

  1. 仕事とは? お金を得るためだけ。
  2. 仕事とは? 生きがい、生きる証。
  3. 仕事とは? 貢献したい相手がある。
  4. 仕事とは? 誰かがやらなきゃいけないこと。
  5. 仕事とは? アイデンティティとしての仕事。
  6. 仕事とは? 探究心・好奇心
  7. 仕事とは? 人生の目的を果たすための手段。

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

仕事のモチベーションが続きません。毎日ヘトヘトです。
長年、今の仕事を続けてきましたが、転職しようかと迷っています。

モチベーションを維持するのは難しいことですよね。

モチベーションが湧かないパターンは2つあります。

1、仕事を始めて数か月~数年

覚えることが多く、慣れない。
想像していた仕事とは違った。
人間関係に不安がある。
疲労も加わって「なんのために働くのだろう?」

最初の頃は、気を張ってがんばれていたのが、「緊張」がだんだんと「疲弊」に変わっていきます。
モチベーションがプツンと切れた頃、この記事が役立ちます。

2、何年も働き続けている人

仕事を人事評価されない不満。
給料が上がらない。
やりたくない仕事も引き受けねばならない理不尽感。
マンネリ化。

人は環境に慣れるようにできています。
マンネリ化する時は、誰でもやってくると言えましょう。

たとえば40代で転職活動をしたことがある人は、80%に及びます(リクルート調べ)

今回は【仕事のモチベーション7タイプ】を見てみましょう。

仕事のモチベーションは、複数もっていることもあります。
どれが良い悪いではありません。

年齢や就労年数によっても、モチベーションは変わってきます。

あなたにとって「仕事とは、なんですか?」
正直に答えてください。

【仕事のモチベーション7タイプ】の中から、あなたのモチベーションになっているものを選んでみましょう。

「陥りやすいリスク」も挙げます。
リスクを認識することで、燃え尽きを予防することができます。

仕事とは?1、お金を得るためだけ。

労働の対価としてお金をもらい、生活するため。

お金を得ることは大切ですね。
収入のため、と割り切って、仕事をするのもいいと思います。

仕事に、やりがいもなく、毎日がつらいです。
仕方なくやっています。

毎日、しんどい中、おつかれさまです。

お金は、生きるために必要な「手段」です。
そのお金を得るための「手段」として、仕事をする。
そういう仕事の動機も、アリだと思います。

仕事に、目的や自主性がないとダメですよね?

仕事自体には、やりがいが無くても、「衣食住を確保するため」というのは立派な理由になります。
家族がいる人は、家族や子供を養うため、という理由もあるでしょう。

そのうえで、あなたがモチベーションを回復したり、燃え尽きを防ぐことが必要だと思います。

「お金を得るためだけ」タイプの人へのアドバイス

仕事をして、お金を得て、衣食住を確保して。家族を養って。
「そして何を」するのか。

そこが重要になってきます。

収入のため、と割り切った仕事は、疲れやすい傾向にあります。

仕事をして、お金を得て、衣食住を確保して、やることが
「仕事の疲れを、発散する」ことだとしたら。

疲れを忘れるために、だましだまし生きていることになります。

「そして何を」するのか。

そういう「目的」がぼんやりしているのなら、一度、立ち止まって考える必要があるかもしれません。

働き、収入を得て、発散しながらなんとか生きてゆく。

それは生きていくために必要なことです。

いずれ体が思うように動かなくなり、リタイアする。
退職してふりかえったとき、残ったものが「わずかな貯金と、疲労だけ」だとしたら……。

そんな不安はありませんか。

もし、あなたにそういう不安が少しでもあるなら、先延ばしにせず、今、考えましょう。
その不安は解消できます。
お金や家族以外に、確実に残せるものがあるからです。

考えるヒントは、一番下のメルマガへ。

仕事とは?2、生きがい、生きる証。

仕事をしなければ、つまらない。
仕事をしてこそ、自分の存在感が得られる。

仕事は、一日の3分の1から半分ほどを費やしています。
仕事が生きがいならば、長い労働時間も、やりがいがあるでしょう。

達成感があり、収入も得られるならば、一石二鳥。

やりがいのある仕事に就ける人は、意外と少ないものです。
「仕事=生きがい、生きる証」と言えるのは、いいことですね。

そんなあなたに、大切な質問があります。

仕事がなければ「自分の存在感」がないように感じますか?

今の仕事がなくなったり、できなくなったりした時、自分の存在感が揺らぐかもしれない。正直に答えたあなたは、現実をよく見ていると思います。

「生きがい、生きる証」タイプの人へのアドバイス

「仕事=自分の存在価値」になっているとしたら、危険が潜んでいます。

仕事に打ち込んでいると、20年、40年、60年などは、あっという間です。
過ぎ去った10年をふりかえってみてください。
まさに「十年一日」の思いがしませんか。

老いや、病によって、働けなくなる日がやって来ます。

葛飾北斎は、亡くなる時「あと5年あれば……」と悔しがったといいます。
仕事に命を懸けて取り組んできた人ほど、どれだけやっても、まだまだ、もっと、と思うもの。

途中で「断念」する形で終わる、無念さが残ります。

キリのいいところまで、成し遂げて終われば、「仕事=自分の存在価値」でも大丈夫でしょうか。
せっかくの人生、満足したいです。

たとえば、天下統一を果たした、豊臣秀吉。
多くの人が欲しくてたまらず、そのために武将たちがまさに「命をかけた」のが、天下統一でした。
これだけのものを成し遂げたら、さぞ満足だと思うでしょう。

ところが、秀吉の辞世の句をご存じでしょうか。

「露と落ち 露と消えにし 我が身かな
なにわのことも 夢のまた夢」

つゆのように儚い人生だったと嘆いています。
栄耀栄華の日々も、夢の中の夢のようなできごとだった。

秀吉ほどの大事業を成し遂げた人でさえ、この辞世の句ならば、ほとんどの人はどうなってしまうのでしょう。
夢のまた夢、どころではありません。

「仕事=自分の存在価値」だとしたら、危険なのです。

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズは、ガンで余命わずかとなった時、このように残しています。

私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。(中略)

しかし、仕事を除くと、喜びの少ない人生だった。

人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。

病気でベッドに寝ていると、人生が走馬灯のように思い出される。

私がずっとプライドをもってきたこと、認められてきたことや富は、
迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。(中略)

仕事が生きがいのままで、自分の存在価値は、仕事以外に。確固たるものを築く。
これがベストですね。
家族や、趣味でもない、もっとしっかりとした「心の支柱」を築くことが大切です。

仕事とは?3、貢献したい相手がある。

貢献したい地域、貢献したい部門がある。

「地域発展に貢献したい」
「日本にまだない技術を導入し、普及させる」
「貧しい国の人々を助けたい」

人のために生きることは、志が高いことですね。

自分の幸せだけのためよりも、多くの人を幸せにするため。
そんな仕事ができたら、素晴らしいですよね。

「貢献したい相手がある」タイプの人へのアドバイス

貢献したことにより、相手が、本当の幸せになっているか?

これは、「貢献タイプ」の人が、考えなければならないことだと思います。

なぜなら、志半ばで、悲しい事実に気がついてしまったとき、燃え尽きるリスクがあるからです。

仏教では、わかりやすく人間の慈悲を「小慈悲」といい、【3つの欠点がある】と教えられます。

1、智恵がない
2、不平等
3、続かない

欠点1、智恵がない

「よかれと思って」やったことが、相手を苦しめる結果になることがあります。

・相手を助けたつもりが、依存させ、「なんでもっとしてくれないのか」と恨みを買った。
・便利なものを開発したら、人間の能力が低下した。
・女性の権利を主張し、認められ始めている。社会進出が進んだが、仕事も家事も育児もすべて担う過剰負担になった。
・親からの独立を支援し、自由になった。その反面、助けてもらえる人が身近におらず、追い詰められてしまった。
・紛争地域への支援が、軍部に搾取され、かえって紛争を長引かせた。

「あいてのために」と力を尽くしている人ほど、「よかれと思って」やったことが、相手を苦しめる結果になった経験が、一度や二度は起きるはずです。
そのために、自分も苦しみます。

欠点2、不平等

すべての人に、平等に与えることはできません。

・「自分の関わる企業が儲かるように」と知恵をふり絞るが、得をする人があれば必ず、一方で損をした人がいる。
・勝つということは、多くの負けた人がいるということ。
・評価基準に、たまたま適合した人は評価されるが、もっと別の良いところをもった人は見逃される。

努力する人ほど、負ける悔しさも知っています。勝ったときでも、負けた人の気持ちを想うと、複雑な思いになることもあるでしょう。

欠点3、続かない

・多くの人を広く、助けようと思えば、1人に細やかに関わる時間は短くなる。
・仕事時間・任期を超えてまで、貢献し続けることはできない。

——————————————
人間の慈悲は「小慈悲」であり、【3つの欠点がある】ということを、よく知ったうえで人に貢献するのと、知らずに貢献するのとでは、結果がちがってきます。

仏教で説かれる「大慈悲」を、あなたにも知ってもらいたいと思います。

仕事とは?4、誰かがやらなきゃいけないこと。

この仕事を、私がやらねばならない。

あなたは、責任感のある人ですね。
誰かがやらねばならないことを、あなたが責任をもってやり遂げてくれたら、助かる人があるでしょう。

・この機械を動かすことは、誰かがやらなきゃいけないことだから、自分がやる。
・受付・事務は、私が担当する。

給料や社会的地位に関わらず、人がやりたがらない仕事ほど、価値のある仕事だと私は思います。

介護、掃除、工事、騒音や悪臭のある現場、夜勤、危険な仕事。

他にも、陰日向なく仕事をしてくださる方があるからこそ、社会は回っています。感謝せずにおれません。

「誰かがやらなきゃいけないこと」タイプの人へのアドバイス

ロボットやAI、IoTの発達で、人間の仕事の半分が代替されると言われます。
安く、多く、精密に生産できる方法が確立されたら、流れる水は高きに戻れません。

19世紀、産業革命で手工業は機械へと代わりました。
そのとき以上に、今、加速的な変化がもたらされています。

機械学習やディープラーニングの登場、ビッグデータの普及により、AIが自ら学習していくようになったからです。

モノにあふれ、競争が激化した今、ますます「省人化」が進められるでしょう。

ロボットは、トイレに行く必要もない、休養も要らない、文句も言わない。

「誰かがやらなきゃいけないこと」は、ロボットやAIが担うようになります。

もし、ロボットやAIに取って代わられなくても、「私がやらねばならない」という思いが強い人は、なにかのきっかけで仕事を他の人に代わられたとき「奪われた」という怒りがおきます。

いい意味でも悪い意味でも、仕事の代わりはいくらでもいるのです。

たとえあなたから、仕事を取ったとしても、あなたには存在価値があります。

仏教では、才能・能力・賢愚・男女・老少に関わらず、「一人一人のしのぎなり」といわれる、人生の大仕事(人生の目的)を教えられています。

「あなた自身が」果たさねば、他の誰にも代わりがきかない、大事なことを、仏教では説かれています。

仕事とは?5、アイデンティティとしての仕事。

資格を活かしたアイデンティティ
「私は弁護士です」
企業のネームバリューや地位のアイデンティティ
「○○会社の、□□部長です。」

資格取得は、よほどの時間・労力・精神力を費やした勲章のようなものです。
誰にでもできることではありません。

ネームバリューのある企業に入社し、地位を得ることもまた、どれだけの時間・労力・精神力を費やしたかの証でしょう。

日本は、名刺の文化が根付いています。

名刺に書く会社・役職=自分のアイデンティティ」という捉え方が、日本では強い。

海外では、名刺はあくまで「連絡先が書いてある紙」という認識がほとんどです。
日本ではそれだけ、会社名、役職名に重きが置かれていると言えましょう。

それは、ネームバリューというよりも、あなたの積み上げてきた「行動」に価値がある、ということです。

「アイデンティティ」タイプの人へのアドバイス

アイデンティティは、失ったときにぽっかり穴が開いてしまいます。
退職してからも、会社や役職にこだわり続けると、「今のあなたは?」と聞かれてしまうかもしれません。

過去の栄光は、過去のものになります。
あなたには行動力があるので、仕事以外に、心の支柱を築いておく必要があります。

趣味や生きがいだけでは、満足できないでしょう。

老いても、病に伏しても、「このために生きているから人命は尊い」といえる目的があります。仕事以外に、アイデンティティを築くことはできます。

仕事とは?6、探究心・好奇心

もっと知りたい、深めたいことがある。

探究心を仕事にできている人は、わくわくとした気持ちを原動力にできますね。
限りなき向上心をもつ人は、輝いていて、多くの人が憧れる生き方です。

「探究心・好奇心」タイプの人へのアドバイス

知識欲には、限りがありません。

仏教では、欲・怒り・愚痴といった煩悩について、詳しく教えられています。

欲には3つの特徴があると言われています。

1、キリがない
2、色あせる
3、死を前にすると崩れる

1、キリがない

どこまでいっても、キリがない知識欲。

何歳になっても飽くなき好奇心は、元気の秘訣でもありますが、「キリがない=満たされることがない」ということでもあります。

そういうことを知らないと、ふと「いったい自分は、何をやっているんだろう…」と燃え尽きるリスクがあります。

2、色あせる

これを知りたかった!こんなすごいことを探究していけば、ずっと幸せでいられる。

知識欲を一時的に満たせたように感じるときは、このようにさえ思うでしょう。

しかし、既存の知識は、色あせて、おもしろくなくなっていきます。
いつのまにか、義務感のようになることもあります。

探究は、深めるほど、重箱の隅をつつくような、物事の取るに足らない部分にわざわざ注目していく作業。

多くの人が知らないことを、知っている自負心はありますが、裏を返せば、共通の話ができる仲間がいなくなる道でもあります。

3、死を前にすると崩れる

アイザック・ニュートンはこう言い残しています。

「私の一生は、真理という大海を前に、少しばかり滑らかな小石やかわいい貝殻を拾って、夢中になっている子供のようなものだった。
未発見のままのすべてが、私の目の前に広がっているというのに。」

ニュートンといえば、数学、物理学、天文学、哲学といった多くの分野を探究し、功績を残した人。

知識欲には限りがなく、命には限りがある。

短い命で、生きている間に、最優先してなすべき、もっと重大なことがあると、仏教には説かれています。

仕事とは?7、人生の目的を果たすための手段。

1、お金を得るため。
2、生きがい、生きる証。
3、貢献したい相手がある。
4、誰かがやらなきゃいけないこと。
5、アイデンティティとしての仕事。
6、探究心・好奇心

いずれも、生きていく上では大切なことです。

仕事を退職してからも、老いがやってきても、病気で動けなくなっても、幸せになれるのは、「7、人生の目的を果たすための手段」としての仕事です。

収入が落ちたとき
思わぬ異動があったとき
お金を稼げなくなったとき
事故や病気で動けなくなったとき
悲しい出来事で意欲が失われたとき

それでも、あなたに生きる力を与えるのは「人生の目的」であり、「人生の目的を果たすためなら、手段は変わっても、また進んでゆける」と思えます。

目的を知らずに、1つの手段しか知らねば、つまずいた時に燃え尽きてしまいます。

目的を知っていれば、どんな失敗も失敗とはなりません。
目的に辿り着くために、必要な過程だったからです。

複数のモチベーションを組み合わせ、いくつかの手段を持っていたとしても、どうあがいても立ちはばかるのが、死という壁です。

人生の目的を、「知る」か、「知らないまま」か。

それが分かれ目です。

「人生の目的」は、仏教に詳しく教えられています。

人生の目的を、あなた自身が “自分のモノにする” のが、この「くもりのち晴れめでぃあ」の目指しているところです。
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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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