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今回はこんなお悩みについてです。
感情の扱い方に悩んでいる人は、多いですね。
・落ち込むと、なかなか立ち直れない
・イライラしてしまう
・調子がいいときは、調子に乗ってしまう
ジェットコースターのように、目が回るような感情の起伏が起きることもあります。
こんなふうに、自分にダメ出ししていませんか?
感情の起伏に悩む人に、アドバイスをしたところ、こんなふうに気持ちがラクになったそうです。
こういう心境になれば、力が浪費されることも減ります。
本来のあなたの力が発揮されやすくなると思います。
感情の起伏との向き合い方、あなたも一緒に考えてみましょう。

喜んだり、落ち込んだり、泣いたり、笑ったり、
どん底に突き落とされたり、舞い上がったり。
どうして自然な心の動きに、フタをしようとするのでしょう。
自然な心の動きを「あるなぁ」と、あるがままに見たほうが、ずっとエネルギーを使わずに済みます。
人前でストレートに表現するのは、たしかにリスクもあります。
どこでも、誰に対しても、感情的になっていいものではないですよね。
感情の起伏を怖れて、失敗を避け、好きにもならず、怒りも抑え込んで、無感情に生きるのは「生きた屍」のようです。
こんな名言もあります。
歌手のビヨンセが、マイケル・ジャクソンへの追悼として贈った言葉といわれます。
息をするだけの人生。それがあなたの幸せでしょうか。
淡い色の毎日でもいい。
けれど、みずみずしい気持ちが出てくるほど、世界の彩度が上がります。
あなたの感情を、あるがままに認めて、味わい尽くしてはいかがでしょうか。

つらい経験した人の怒り、憤り、恨み、悲しみには、正当な理由があります。
そういう感情を持つことによって、心の傷を癒し、脳を回復しているのです。
もちろん、喜びにも理由があります。
あなたを動かす元気の源です。
それは、あなたの生きる力です。
反抗期に怒りを爆発させるのも、大人になるのに必要な過程だから。
大切な人を失ったとき、喪に服する期間があるのも、必要な時間だから。
感情の起伏を “ 悪者扱い ” するほど、コントロールが難しくなります。
あなたに何かを伝えようとする、メッセージなのです。

恐怖心にも、意味があります。命を守るため。生きるため。
無理に克服しようとしても、うまくいきません。
うまくいかないときは、苦しいですよね。
だから早く何とかしようと焦るのですが、焦りは禁物。
肩に力が入っていると、よけいにこじらせることもあります。
大きな川の流れに、身を任せるような気持ちでいたほうが、うまくいきます。
似たような危険を避けるために、心身が、あなたを引きこもらせる時期があります。
その感情は、あなたを守っています。
心身が「安全だ」と判断したとき、これまであなたを守っていた鎧(よろい)が消えていきます。
冬眠する熊のように、春が来れば、お腹が空き、また動き始めます。
人間には、自己治癒する力が備わっているから。
今のあなたも、じゅうぶん素敵です。
“ ほかの誰か ” になろうとしなくてもいいのです。

私が渦中にあったとき、他人からのこんな言葉がつらかったものです。
外から見える姿と、内に渦巻いている感情には、差があります。
元気なときは、その差が小さいので、他人からの言葉でさほど動じることもありません。
しかしエネルギー切れのときは、何気ない一言に傷つくものです。
逆に言えば、
「何とかしなきゃ」と思わなくていいんです。
スマホの充電が切れかけのときに、少しのことで電源が落ちてしまうようなもの。
あれこれするほど、消耗が早くなってしまいます。
あなたの心が充電されることをやりましょう。
布団で小さく丸くなってもいい。
食べて寝るだけの、回復を図る日々があってもいい。
それが充電100パーセントになる近道です。

そう分かっても、実際に強い感情に直面すると、本当につらいものです。
そこまで大きなショックでなくとも、
そんなとき、深い海の底に沈むような気持ちになるかもしれません。
でも、それは悪いことではありません。
認知のゆがみだ、思考のクセだ、ネガティブだ、自己否定感だと、
「自分はダメなんだ」というレッテルを貼られがち。
たとえ事実がそうだとしても、自分に鞭打ってどうなるのでしょう?
骨折しているときに、「こんちくしょー、なんで折れてるんだよ!」とバンバン叩けば、もっと悪化します。複雑骨折します。
自分を大事にしてください。
あなたが大切な人に声をかけるときのように、あなたにも声をかけてあげましょう。
鞭打つよりも、傷をさすって、自分を労わるのです。
大切な人に対してなら、そう伝えるのではないでしょうか。
あなたにとって、一番大切な人は、あなたです。

腹が立ったとき、「腹が立っている」と認めるところまではできますね。
そこから「怒鳴る」「長文を送る」「重大な決断をする」は、保留にしましょう。
ですが、その感情をそのままぶつけても、相手と良い関係性になっていきません。
・相手に変えてほしいことがある
・組織に問題点がある
・あなたの大切なものを踏みにじられた
そういうときに、あなたの感情はサインを出します。
その上で、どう立ち振る舞えば、効果的に「伝えたいことを伝える」ことができるでしょう?
・一旦、AIに聞いてもらう
・影響力のある人に相談する
・「やめてほしい」と、短く真剣に伝える
人間関係をこじらせることなく、あなたの動きやすいように現実をもっていく。
それでも聞き入れてもらえないとき、ますます感情的になるかもしれません。
それは相手・環境に問題があります。
あなたのしんどさを、まともに扱ってくれない相手に、訴え続けてもなかなか変わりません。
あなたの感情が燻って、腐っていくようなときは、やり方を変えましょう。
舞い上がっているときも同じです。
「嬉しい!」「やりたい!」その気持ちはじっくり味わいつつ、大きな買い物や、重要な決断、約束や予定の追加は、しばらく寝かせること。
これなら「感情豊かな自分」を大切にしながら、後悔する失敗を減らせます。

「感情の起伏が激しい」そのものを、何とかしようとするよりも、大切なのは「自己理解」です。
感情の波には、その人なりのパターンがあります。
自己理解が進めば、自分のままで、対処ができるようになります。
「また感情的になった」と落ち込む前に、
と扱えるようになります。
感情の起伏を “ 矯正する ” 発想から、 “ 上手に運転できる ” ように練習することに注力しましょう。

どれだけ “ 上手に運転できる ” ように練習しても、完璧に制御することは難しいと思います。
日本の古典『歎異抄』には、「煩悩熾盛の衆生を助けんがため」と書かれています。
「煩悩が激しい人」のことです。
煩悩は、文字通り「わずらわせ、悩ませるもの」ですから、煩悩が激しければ、悩みも深くなります。
仏教は「煩悩熾盛の衆生を助けんがため」に説かれたものです。
仏教を聞けば、幸せに近づいていきます。
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