こころ

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感情の起伏が激しい。自分のままで、対処できるようになる方法

【目次】

  1. 自然な心の動きに、フタをしていませんか?
  2. 感情には、意味がある
  3. 克服できるときは、自然とそうなる
  4. エネルギー切れのときは、充電しましょう
  5. 感情の起伏が激しくなるのも、あなたのパワー
  6. 感情は認める、行動は選択する
  7. 大切なのは「自己理解」

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

感情の起伏が激しいです。こんな私じゃダメだと自分を責めてしまいます。

感情の扱い方に悩んでいる人は、多いですね。

・落ち込むと、なかなか立ち直れない
・イライラしてしまう
・調子がいいときは、調子に乗ってしまう

ジェットコースターのように、目が回るような感情の起伏が起きることもあります。

こんな感情の起伏が、もう少し静まったらいいのに。
冷静沈着に見える、あの人みたいになれたらいいのに。

こんなふうに、自分にダメ出ししていませんか?

感情の起伏に悩む人に、アドバイスをしたところ、こんなふうに気持ちがラクになったそうです。

「自分の弱い部分と、戦わねばならない」と、力が入りすぎていました。
感情の起伏とも、友達のように付き合っていけそうです。

こういう心境になれば、力が浪費されることも減ります。

本来のあなたの力が発揮されやすくなると思います。
感情の起伏との向き合い方、あなたも一緒に考えてみましょう。

自然な心の動きに、フタをしていませんか?

喜んだり、落ち込んだり、泣いたり、笑ったり、
どん底に突き落とされたり、舞い上がったり。

どうして自然な心の動きに、フタをしようとするのでしょう。

フタをするにも、エネルギーを使います。

自然な心の動きを「あるなぁ」と、あるがままに見たほうが、ずっとエネルギーを使わずに済みます。

人前でストレートに表現するのは、たしかにリスクもあります。
どこでも、誰に対しても、感情的になっていいものではないですよね。

けれど、感情そのものを否定する必要はありません。

感情の起伏を怖れて、失敗を避け、好きにもならず、怒りも抑え込んで、無感情に生きるのは「生きた屍」のようです。

こんな名言もあります。

人生に大切なのは、
何回、息をしたかではなく、
何度、息をのむほどの瞬間に出会えるか。

歌手のビヨンセが、マイケル・ジャクソンへの追悼として贈った言葉といわれます。

息をするだけの人生。それがあなたの幸せでしょうか。
淡い色の毎日でもいい。
けれど、みずみずしい気持ちが出てくるほど、世界の彩度が上がります。

あなたの感情を、あるがままに認めて、味わい尽くしてはいかがでしょうか。

感情には、意味がある

つらい経験した人の怒り、憤り、恨み、悲しみには、正当な理由があります。
そういう感情を持つことによって、心の傷を癒し、脳を回復しているのです。

もちろん、喜びにも理由があります。
あなたを動かす元気の源です。

泣いたり、笑ったり、怒ったり、照れたり。
そんな感情を持つ「力」がある。

それは、あなたの生きる力です。

反抗期に怒りを爆発させるのも、大人になるのに必要な過程だから。
大切な人を失ったとき、喪に服する期間があるのも、必要な時間だから。

感情の起伏を “ 悪者扱い ” するほど、コントロールが難しくなります。

感情には、意味がある。

あなたに何かを伝えようとする、メッセージなのです。

克服できるときは、自然とそうなる

恐怖心にも、意味があります。命を守るため。生きるため。
無理に克服しようとしても、うまくいきません。

克服できるときは、自然とそうなるものです。

うまくいかないときは、苦しいですよね。
だから早く何とかしようと焦るのですが、焦りは禁物。

肩に力が入っていると、よけいにこじらせることもあります。

時間が永遠のように思えても、必ず変化していきます。

大きな川の流れに、身を任せるような気持ちでいたほうが、うまくいきます。

似たような危険を避けるために、心身が、あなたを引きこもらせる時期があります。

その感情は、あなたを守っています。

心身が「安全だ」と判断したとき、これまであなたを守っていた鎧(よろい)が消えていきます。

心身が「安全だ」と判断するまで、安全を確保しましょう。

冬眠する熊のように、春が来れば、お腹が空き、また動き始めます。
人間には、自己治癒する力が備わっているから。

今のあなたも、じゅうぶん素敵です。
“ ほかの誰か ” になろうとしなくてもいいのです。

エネルギー切れのときは、充電しましょう

私が渦中にあったとき、他人からのこんな言葉がつらかったものです。

早く良くなってね。
意外と元気そうだね。

外から見える姿と、内に渦巻いている感情には、差があります。

元気なときは、その差が小さいので、他人からの言葉でさほど動じることもありません。

しかしエネルギー切れのときは、何気ない一言に傷つくものです。
逆に言えば、

傷ついて、感情の起伏が激しくなるときは、エネルギーが少ない証拠。

「何とかしなきゃ」と思わなくていいんです。

スマホの充電が切れかけのときに、少しのことで電源が落ちてしまうようなもの。
あれこれするほど、消耗が早くなってしまいます。

そういうときは、充電しましょう。

あなたの心が充電されることをやりましょう。

布団で小さく丸くなってもいい。
食べて寝るだけの、回復を図る日々があってもいい。

それが充電100パーセントになる近道です。

感情の起伏が激しくなるのも、あなたのパワー

感情を抑えなくていいんだよ。

そう分かっても、実際に強い感情に直面すると、本当につらいものです。

大切な人との離別や死別。
好きな思いが届かなかったとき。
事故や災害、失業による喪失感。

そこまで大きなショックでなくとも、

叱られた、嫌われた、うまくいかなかった。

そんなとき、深い海の底に沈むような気持ちになるかもしれません。
でも、それは悪いことではありません。

感情の起伏が激しくなるのも、あなたのパワーです。

認知のゆがみだ、思考のクセだ、ネガティブだ、自己否定感だと、
「自分はダメなんだ」というレッテルを貼られがち。

たとえ事実がそうだとしても、自分に鞭打ってどうなるのでしょう?

骨折しているときに、「こんちくしょー、なんで折れてるんだよ!」とバンバン叩けば、もっと悪化します。複雑骨折します。

自分を大事にしてください。
あなたが大切な人に声をかけるときのように、あなたにも声をかけてあげましょう。

本当によくやってる。

鞭打つよりも、傷をさすって、自分を労わるのです。

いろんな感情をもっている、起伏の激しいあなたも好き。
そばにいて見ているだけで楽しい。
落ち込んだっていいんだよ。
思いっきり泣けばいい。
何にもしたくないときは、栄養とって、ゆっくりしてね。

大切な人に対してなら、そう伝えるのではないでしょうか。
あなたにとって、一番大切な人は、あなたです。

感情は認める、行動は選択する

腹が立ったとき、「腹が立っている」と認めるところまではできますね。

そこから「怒鳴る」「長文を送る」「重大な決断をする」は、保留にしましょう。

あなたの感情には意味があります。

ですが、その感情をそのままぶつけても、相手と良い関係性になっていきません。

・相手に変えてほしいことがある
・組織に問題点がある
・あなたの大切なものを踏みにじられた

そういうときに、あなたの感情はサインを出します。

その感情は大切にしてください。

その上で、どう立ち振る舞えば、効果的に「伝えたいことを伝える」ことができるでしょう?

・一旦、AIに聞いてもらう
・影響力のある人に相談する
・「やめてほしい」と、短く真剣に伝える

行動を選ぶほうが、あなた自身のためになります。

人間関係をこじらせることなく、あなたの動きやすいように現実をもっていく。

それでも聞き入れてもらえないとき、ますます感情的になるかもしれません。
それは相手・環境に問題があります。

あなたのしんどさを、まともに扱ってくれない相手に、訴え続けてもなかなか変わりません。
あなたの感情が燻って、腐っていくようなときは、やり方を変えましょう。

感情は認める、行動は選択する。

舞い上がっているときも同じです。

「嬉しい!」「やりたい!」その気持ちはじっくり味わいつつ、大きな買い物や、重要な決断、約束や予定の追加は、しばらく寝かせること。

目指すのは「感情のコントロール」よりも、「行動のコントロール」です。

これなら「感情豊かな自分」を大切にしながら、後悔する失敗を減らせます。

大切なのは「自己理解」

「感情の起伏が激しい」そのものを、何とかしようとするよりも、大切なのは「自己理解」です。

感情の波には、その人なりのパターンがあります。

寝不足だとイライラしやすい
忙しい日が続くと急に落ち込む
人に会った翌日はテンションが高い、など。

自己理解が進めば、自分のままで、対処ができるようになります。

① 波が大きくなる条件は?
② 黄色信号になった兆候・サイン
③ うまくいった対処法

「また感情的になった」と落ち込む前に、

「今日は睡眠不足だから判断を翌日にしよう」
「そろそろ一人になる時間を取ろう」

と扱えるようになります。

自分を責めるよりも、うまくいった対処法をメモしていくほうが、ずっと効果的です。

感情の起伏を “ 矯正する ” 発想から、 “ 上手に運転できる ” ように練習することに注力しましょう。

おわりに

どれだけ “ 上手に運転できる ” ように練習しても、完璧に制御することは難しいと思います。

日本の古典『歎異抄』には、「煩悩熾盛の衆生を助けんがため」と書かれています。

煩悩とは、欲、怒り、愚痴の心です。
熾盛とは、燃え盛っているということ。

「煩悩が激しい人」のことです。

煩悩は、文字通り「わずらわせ、悩ませるもの」ですから、煩悩が激しければ、悩みも深くなります。

仏教「煩悩熾盛の衆生を助けんがため」に説かれたものです。

煩悩はなくなりませんが、煩悩があるままで、幸せになれるんです。

仏教を聞けば、幸せに近づいていきます。
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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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