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今回はこんなお悩みについてです。
「他人軸=バツ/自分軸=マル」
もしこのように感じていらっしゃるのなら、ちょっとストップ。
「マル・バツ」で考えると、自己否定に陥ってしまいませんか。
それよりも、自分の中にある「いいところ」を伸ばしていきましょう。
そう感じるのも、よくわかります。
でも実際は、
つまり、「他人軸/自分軸」「マル・バツ」どちらにしても、ダメだというわけではなく、
というだけのことです。
「他人軸/自分軸」「マル・バツ」、それぞれのメリット・デメリットを丁寧に分けて、あなたがしっくりくるほうを選べばいいのです。
あなたの人生ですから。
あなたが自分らしく生きる、お手伝いができれば幸いです。

他人の立場を考えられるのは、「俯瞰して見れている」ということです。
他人軸の良い面は、周囲に波風をたてないことで、自分も嫌な思いをする機会が少なくなることではないでしょうか。
一方で、視野が広い分、比較の思考が入りやすいですね。
こう考えて、力が湧いてくるなら、問題ありません。
(それでも過労には注意してくださいね)
もし自己否定が始まるのなら、苦しくなるのでストップ。
他人が耐えられるからといって、自分の苦しみが軽くなるわけではないんです。
体力、ストレス耐性、防御力などは、かなり個人差があるもの。
それなのに、他人軸では【自分に適した選択ができなくなる】ことがあります。
目に見えないので、わかりにくいのですが、
神経が細やかな人は、すぐに神経が疲れます。
骨格や体格が異なれば、運動神経や体力に差が出るように、
神経もひとりひとり異なるので、同じ刺激でも、体感は大きく変わります。
それを知らなかったころ、私はよく自分にこう言い聞かせていました。
比較して自分の苦しみを押し込めるのなら、やめたほうがいい。
慢性的な、とれない疲労になり、メンタル不調につながりやすくなります。
他人のことを決めつけるのも、危険です。
「他人の内側」は、私に分かるものではないのですから。

本来は、そこまで苦しまなくたっていいんです。
好み・相性・適性も、ひとそれぞれです。
それなのに、あなたは今、苦しんでいる。
それにも理由があります。
人は、「環境の影響」を受けるものです。
成果を出せ。もっと頑張れ。
あなたに送られたメッセージを、あなたは無意識に受け取ってきました。
競争・比較することで、がんばれる人もいます。
目標があるほうが、ハリのあるパワフルな人生を送れるタイプもいます。
でももし、あなたが今、苦しくなっているのなら。
競争・比較には合わない体質なのではありませんか。
たゆまず努力することは、たしかに大切です。
でも、どこか「堅さ」「堅苦しさ」を感じます。
そこまで競争・比較にこだわり続けるのは、環境にどっぷり浸かっているからでは?
「休むことはできない」「やめられない」と思うときは、視野狭窄に陥っています。
あなたにある可能性の道を、一つ一つ封鎖しているようなもの。
そんな状態のとき、競争・比較は機能していません。
そう感じることもあるかもしれません。
ただ、自分がもっている可能性を解放し、実力を発揮している人は、
案外、「できてうれしい!」「面白いからもっとやりたい」という脳の達成報酬をうまく使っているようです。
競争・比較しなくったって、あなたの味を活かす道は、ほかにも存在します。

他人軸の人は、他人を優先するので、人に好かれる「良い面」があります。
自分軸が強い人は、自分の感覚を優先するので、まわりにとっては迷惑に感じることもあります。
でも同時に、「他人軸」にはこんなリスクもあります。
じつは「他人軸」が強すぎても、結果的に「自分軸」のデメリットと同じ課題が出てきます。
かえって状況は複雑化し、悪化するリスクもあります。
そういう習慣を身に着けていれば、問題はそれほど複雑になりません。
逆に、
こういう「他人軸」でいると、状況がどんどん複雑化して、誰のためにもなりません。
相手に期待させるので、相手の怒りを引き出しやすくなります。
結局、断るのなら、最初からその気はないと伝えるほうが、相手のためにもなります。
不満や愚痴が、心に充満し始めます。
依頼した人を嫌いになり、仕事もイヤになります。
体調は悪化し、モチベーションは下がり、他の仕事にも影響が出ます。
ほかに得意な人がいるかもしれません。その人は楽しんでできることだったかも。
そういう人が取り組んだほうが、効率よく成果も出ます。
だとしたら、やはり苦手なことを伝えたほうが、職場のためにもなります。
バランスが大切ではありますが、「嫌われてもいいから、自分で決める」という自分軸をもつと、一気に道がひらけてラクになります。

他人の言動に対しては、どうでしょう。
非常識なことをされるなら、離れる。
嫌な言葉のシャワーを浴びてしまうときは、心に傘をさす。
他人は変えられると、どこかで期待していませんか。
私がどう思っても、どう伝えても、そう簡単に変えられるものではありません。
なにか伝えたいことがあるならば、
相手を変えようと思わず、自分の意思を「表明」するだけ。
「あなたが遅刻してくるなら、次は私は帰ります」
「あなたがそのように言うのなら、これ以上、話すことはできません」
相手の気持ちは、相手のもの。
私を嫌いになるのも、相手の自由です。
理由がなくたって、「生理的に嫌い」「なんとなく気に食わない」「虫が好かない」といって嫌われることはよくあります。
もちろん、自分の言動に問題があるならば、具体的に「行動」を変えましょう。
具体的な行動を決めていくのも、「自分軸」です。
自分の課題に向き合うからといって、「自分の存在」まで否定する必要など、ないのです。
自分がやれるだけのことをやって、嫌われるのなら、相手のことは放っておくしかありません。
雨が降ったら、傘をさす。それだけのことなのです。

そうはいっても、人間は社会的な動物です。
「人の顔色」に、ストレスホルモンが分泌されるようにプログラムされています。
「反応しない」と決意したところで、分泌は生理的なものですから、意識だけで止めるのは限界があります。
人間関係において、鉄の傘をさして完全防御することはできません。
ただ、頭の片隅に入れておきたいことは、
「他人軸」になってもいいのは、 “ あなたを心から思ってくれる他人 ” の場合に限ります。
こういう人も存在します。
その人の基準に合わせていたら、あなたは苦しむだけです。
いざという時になっても、責任はとってもらえず、利用価値がなくなれば捨てられるだけ。
やみくもに「嫌われないように…」と思っていると、
必死になって相手の気持ちをなだめたり、ご機嫌を取ったりします。
「雨が降ったら、傘をさす。それでも生理的に反応しちゃうんだよな」と思うと、そうはなりません。
むしろ傷ついた自分のケアをします。
そう気がついたら、すぐに手当てをする。
・ほっとひと息ついて、あたたかい飲み物を味わう
・気持ちが落ち着くアロマや入浴剤を使う
・安心できる人と、おしゃべりする
といったことです。

他人の言動や、環境から影響を受けやすく、生まれつき反応が強い人もいます。
私も、とても影響を受けやすいタイプです。
人の気持ちに気づいて労わったり、先回りの対策をしたりできる才能でもあります。
・相手の言葉は、自分に取り込む価値があるものなのか。
・距離感は、いまの自分に合っている?
・誰に、時間や労力やお金(=自分の資源)を使う?
それが「自分を大切にする」ということなのです。
環境からとても影響を受けやすく「他人軸」になりやすいタイプでも、練習すれば「自分軸」に戻れるようになります。

仏教には「因縁果の道理」が説かれています。
他人はあくまで「縁」です。因ではありません。
縁の影響は、たしかに大きいものです。でも、
それは自分の選択です。
「あの人のせいで!」と感じることはありませんか?
それは「他因自果」だと思っているからかもしれません。
因縁果の道理では、「他因自果」は絶対にないのだよ、と教えられます。
他人のせいで、自分が苦しむのではないのです。
自分一人で悶々と考えているとき、どうしても「他因自果」のように考えがちです。
でもその考えをしているうちは、いつまでも苦しい思いをします。
なぜなら、幸せの法則である「因縁果の道理」に反した考えだからです。
幸せ感をもてる毎日にするために。
幸せの法則である「因縁果の道理」が詳しくわかる、仏教を聞いてみませんか。
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