
昔から「笑う門には福来る」ということわざがあるように、笑顔にはたくさんの幸せをもたらす力があると考えられています。
体調が悪い時でも、笑顔を浮かべるだけで空気が変わり、元気がでてくるものです。
周囲の人々の笑顔から元気がもらえることはもちろん、自分自身が笑顔でいることでも、様々な良い影響がもたらされます。
そんな「笑顔」には、一体どんな効果が隠されているのでしょうか?
ここでは、笑顔がもたらす素晴らしい効果について、詳しくお伝えしていきます。
笑顔がガガーリン選考の理由
人類初の宇宙飛行士と言えば、ユーリ・ガガーリンです。
「地球は青かった」という言葉は、有名ですね。
この名言が生まれた背景には、彼の笑顔があったと言われています。
当時、ロシアで選抜された候補者は20名。
厳しい訓練を勝ち残り、最終選考で、ガガーリンとゲルマン・チトフの2人に絞られました。
ガガーリンは、訓練の成績は優秀でしたが、どの科目でも1番をとることはできませんでした。
しかも、当時の宇宙船は小さく、乗組員は小柄であることが望まれていました。
そこで、体重が2キロ少ないチトフのほうが、有利だと思われていました。
ところが、実際に選ばれたのは、ガガーリンでした。
チームを組ませると、いつもリーダーはガガーリンでした。
彼の社交的で温和な性格、どんなときでも笑顔を絶やさないムードメーカーとしての資質が、決め手となったのです。
選考責任者から「素晴らしい君の笑顔は、いつも心が安定している証拠だ」と評されたといいます。
笑顔でいるほうが忍耐力を発揮できる
ガガーリンの例にも表れているように、仕事の成功と笑顔には、深い関係があるようです。
成功を手にするためには忍耐力が大切です。
この忍耐力は、笑うことで高まるそうです。
冷たい氷水に、どの程度の時間、手を付けていられるか、という実験で、まず、「苦しそうな顔」で、氷水の中に手を入れます。
その後、今度は「笑った顔」で、氷水の中に手を入れます。
その結果、「笑った顔」の時のほうが、長い時間氷水の中に手を入れたままでいられたというのです。
忍耐力と聞くと、苦しい表情で耐え忍ぶ姿を思い浮かべてしまいますが、苦しい表情ではかえって、たくましい忍耐力は発揮できません。
むしろ、笑いながらがんばっていく人のほうが、我慢強く物事を成し遂げていくのです。
笑顔で仕事を始めるほうが、集中できる
別の実験では、笑いに、集中力を高める効果があることも分かっています。
ひらがなばかりで書かれた文章の中から、一定時間内に、「あ」から始まる言葉、あるいは「か」から始まる言葉を拾い出してもらう、という実験が行われました。
その時に、普通に文章を読んでもらうよりも、お笑い番組を見て大いに笑ってもらったあとに読んでもらうほうが、成績がアップしたというのです。
朝、仕事を始めるとき、少し同僚と笑い話をするのは、実は、仕事に役立つようです。
笑顔で臨めば難しい交渉もうまくいく
日本の総理大臣だった佐藤栄作氏に、次のようなエピソードがあります。
太平洋戦争後、沖縄がまだアメリカの占領下にあった頃のことです。
沖縄の日本返還は、佐藤栄作内閣の重要な方針の一つでした。
1969年、彼は、沖縄の返還交渉のためにトップ会談を決め、アメリカに旅立ちました。
時の米大統領はリチャード・ニクソンで、とても難しい交渉になることが予想されていました。
しかし、佐藤栄作は、ニクソンとの交渉の間、ずっとほがらかな笑顔でいたといいます。
ニクソンは、その笑顔を見て、「この人は信頼できる人だ」と感じ、沖縄返還を約束したというのです。
交渉事を成功に導くときの、笑顔の大切さを、彼のエピソードは教えてくれます。
笑顔が大事と知っているけれど
「笑顔は大事」と聞くと、「そりゃ、そうだよ。そんなこと知ってるよ」と思う人ばかりでしょう。
では、「笑顔をできていますか」と尋ねられると、どうでしょうか。
あるデパートでは、会社全体で「笑顔キャンペーン」を行い、社員全員が「私たちは笑顔でお客様をお迎えいたします」というバッチを名札の上につけるようにしました。
ところが、それ以来、客から「全然笑顔がないじゃないか!」というクレームが多く寄せられるようになってしまったといいます。
「笑顔は大切」「笑顔をしなければ」と分かっていても、実践できる人は意外に少ないのです。
笑顔は、誰もが、いつでも、どこででも、簡単にできるものです。
でも、その「カンタンなこと」にはものすごいパワーがあります。
「笑顔」をするかしないか、続けるか続けないかで、未来が大きく変わると言っても過言ではありません。
まさに笑顔は、「幸せのタネ」といえるでしょう。
あなたも今から、笑顔で過ごしてみませんか?
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