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新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす機会が増えています。
そんな中、カミュの小説『ペスト』が異例の売り上げで話題になっています。
全国の書店で在庫切れになるほど売れ、累計販売100万部を達成。
フランスやイタリア、英国でもベストセラーになっているそうです。
この小説は、フランスの哲学者であり、ノーベル文学賞受賞者でもある作家、アルベール・カミュが1947年に発表した作品です。
ペストにより封鎖された町で、伝染病の恐ろしさや人間性を脅かす不条理と闘う人々が描かれています。
作品が再び注目を集めているのは、今の日本とよく似た様子が描かれているからでしょう。
小説の舞台は、1940年代のアルジェリアのオラン市。
そこは小さな港町で、人々は金儲けに専心し、週末には大いに遊んでいます。
ところが、4月、突然ペストが発生し、次々と人命が奪われていきます。
行政の初期対応の鈍さが事態を悪化させ、ペストは拡大の一途をたどります。
やがて市は外部と完全に遮断されてしまいました。
様々なうわさに翻弄される市民。
「俺は陽性だ」と叫んで街の女に抱きつく男。
物資を買い占める人が出てきたり、“これを飲めば治る”とインチキ商売をする人が出てきたり……。
今の日本と、驚くほど似た状況が描かれています。
次々と運ばれる病人に対応し切れなくなった病院では医療崩壊が始まります。
そんな極限状況の中、主人公である医師リウーは、志願の保健隊を結成し、ペストとの絶望的な闘いを続けていきます。
ここで注目したい登場人物が、パヌルーという名前の神父です。
当初、パヌルーは、「ペストは人間の罪深さに対する、神からの罰である。悔い改めよ」と厳しく説教していました。
ところが、1人の少年が苦しみながら死ぬ場面に立ち会ったことをきっかけに、「罪のない子が苦しんで死ぬのも、神のおぼしめしなのか?」と、信仰が揺らぎ始めます。
作品中では、神の実在を確信できるような奇跡や救いは一切描かれません。
やがて、パヌルー自身も、感染して亡くなっていくのです。
パヌルーを通して描かれたのは、カミュ生涯のテーマである「不条理」でした。
ここでいう不条理とは、西洋を一貫して流れる、キリスト教的思想の否定です。
「この世は神の定め(理)に 貫かれており、その定めに生きるのが幸せ。定めには従わねばならない」とする思想に対して、『ペスト』は疑問を投げかけます。
「そんなことは、理に合わない。”神のおぼしめし”で病気にかかったら、手をこまねいて死なねばならぬのか?治療に尽力するのも神の意思に反するのか?」と訴えるのです。
発生から9カ月後、ペストは突然、潮が引いたように終息します。
この小説の最後に描かれるのは、その祝賀祭が開かれる晩の風景です。
遠くに花火が打ち上げられるのが見え、人々の楽しいざわめきが伝わってきます。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のことわざのごとく、町の人々は元の生活に戻っていきます。
しかし、主人公のリウ-は言います。
カミュにとって、ペストとは、私たちの避けることのできない、「死」という暴力の代名詞なのです。
「いつか必ずやってくる死を忘れるな」
これが、『ペスト』で訴えられているもう一つのテーマではないでしょうか。
新型コロナウイルスの感染がいつ終息するのか、現時点では見通しがつきませんが、やがて、治療薬が開発されるでしょう。
経済への影響も、いずれは戻るでしょう。
しかし、コロナウイルスの問題は、「やがて必ず死なねばならないのに、なぜ、生きねばならないのか」という重大な問題を、我々に突きつけています。
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