人間関係

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夫婦喧嘩で仲直りする方法。考え方ひとつで夫婦円満になれる!

【目次】

  1. 妻があなたを責めるのは、苦しいから助けてほしいだけ
  2. 妻があなたを責めるのは、あなたを頼りにしている証拠
  3. 妻があなたを責めても、本心とは異なる
  4. 相手に譲ってあげる人が「旦那」
  5. いきなりキレ始める妻の心理
  6. 妻の怒りが消えてなくなる!夫の○○
  7. あなたは「地獄の住人」と「極楽の住人」どっち?

はじめに

夫婦喧嘩 仲直り

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

夫婦喧嘩が多くて困っています。
妻はなんですぐ怒るんでしょうか。

夫婦喧嘩の苦しみは、人間関係の悩みの中でも最大級かもしれませんね。
もっとも身近で安心できる関係のはずが、いつしか喧嘩の回数が増え、しんどいと思います。

ですが、じつは、夫婦喧嘩があるうちは希望があります。
妻は、愛想を尽かして夫に関心を無くすと、黙って喧嘩をしなくなるからです。

夫婦喧嘩するうちは、まだ希望がある。

とはいえ、喧嘩ばかりでは大変でしょう。

あなたの心がラクになる考え方をお伝えします。

妻があなたを責めるのは、苦しいから助けてほしいだけ

ケンカすると、どうしても攻め合いになり「どちらが悪い」となりがちですね。

「あなたがこんなに悪い!」と言われ続けて、自信を失くしていませんか?
自尊感情が下がると、心の防衛反応で、攻撃的になります。

そのせいで、あなたも、相手を責めているかもしれません。

「オレは悪くない!おまえのほうが悪い!」

反撃の応酬になってしまっては、もう止めることができません。
火に油を注ぎ続け、喧嘩に終わりが見えなくなります。
そうなる前に、対処が必須です。

夫婦は敵同士ではありません。世界で一番、理解者となりうる人です。だから、

どんなに責められても「妻のことは攻撃しない」と腹をくくる。

「どんなことがあっても、妻の味方でいる」と言える旦那さんは、かっこいいですね。

そもそも、あなたの価値は、何があっても下がりません。
妻に「あなたが悪い」と責められようと、欠点を並べられようと、あなたの価値は変わりません。

妻が、あなたを責めるのは、あなたに価値が無いからではなく、

(妻が)「苦しいよ、助けて!」

と悲痛な叫びを訴えているだけなのです。

助けを求められているのに、妻を責めたら、さらに助けを求められます。
=もっと攻撃されます

「助けを求められている」

そう理解していると、どんな言葉をかけられようと

「妻をどうすれば助けてあげられるかな」
「妻はどうすればラクになるだろう?」

という気持ちで話を聞けるようになります。

その結果、喧嘩は早く収束するでしょう。

妻があなたを責めるのは、あなたを頼りにしている証拠

あなたに価値がないどころか、妻はあなたを頼りにしています。
安心感があるからこそ、苦しみを表現できるのです。

人は基本的に、信頼している人にしか、本当の気持ちをぶつけられません。
その理由は3つあります。

1、苦しむ姿はみじめだから

「あの人って可哀想ね。不幸な人」

「苦しい、苦しい」と言おうものなら、下に見られます。
下に見られないために、本当の気持ちは隠します。

2、人からの評価が生き残りに関わるから

「いいなぁ、幸せそう!」「素敵ですね」

人からどう見られるかは、女性にとって生き残りに関わる大問題。
だからSNSでも「私は幸せ」をアピールします。
人からの評価を気にして、本当の気持ちは隠します。

3、苦しんでいると、人が離れていくから

苦しんでいると、周りの人は5パターンの反応に分かれます。

1)「巻き込まれたくない」と離れていく。

2)稀に助けてくれる人がいても、重くなって逃げ出す。
→「この人なら信頼できる」と思ったのに、捨てられて、傷が深くなる。

3)共感してくれて、逃げ出さない人は、共倒れになる。

4)おせっかいで、余計なアドバイスをしてくる。

5)適度な距離感で、自分も倒れない程度に寄り添い、適切なアドバイスをくれる。

5)の反応ができる人は、高度なスキルの持ち主で、めったにいません。
こんな人に出会えたら、よほど恵まれています。

多くの場合、1)~4)の反応のどれかです。
4パターンどの結果でも、最初の苦しみより、もっと苦しむことになります。

人に悩みを話すと、面倒なことになる。

こう薄々わかってきて、本音では話さなくなります。

何でも話しているように見えても、案外、言えるところまでしか言っていない。

そうやって外では本当の気持ちを隠し、疲れている。
けれど、夫には素の自分を出せます。

「この人は私を見捨てない」という安心感があるから。

安心感とは、幼い子どもで考えるとわかりやすいでしょう。

幼い子どもは、見知らぬ人に対しては無言になり、
に対しては言いたい放題、反抗できる。

妻は、幼い子どもではありませんが、安心感の根っこの部分は変わりません。

怒ったり喚いたりしても、この人は私を見捨てないでいてくれる。

妻は自覚がなくても、無意識には、そういう安心感があるのです。

妻が感情を出せるのは、あなたを頼りにしている証拠です。

妻があなたを責めても、本心とは異なる

頼りにされているとは、とても思えません。

不機嫌な顔で、文句ばかり言われたら、頼りにされているなんて思えませんよね。

お釈迦様は「心口各異」と、教えられています。

心口各異 …… 心に思っていることと、口で言うことは、それぞれ異なる。

口で「幸せです」と言ってニコニコ笑っていても、心は苦しんでいて、自殺してしまう人もいます。
口で夫を攻撃しても、心はあなたを頼りにしている可能性はあります。

口で言うことを、そのまま受け取らないこと。

妻の「心」を、わかってあげるようにしましょう。
(「信頼して、苦しみをぶつけているんだな」と理解する。)

あなたは、頼りにされているのですから、自信をもってくださいね。

相手に譲ってあげる人が「旦那」

ケンカしているときは、お互いさまです。

夫は苦しい。
妻も苦しい。

相手の苦しさを、先に理解して、相手に譲ってあげる人が「大人」ですね。

自分のほうが苦労している!
まず自分のことを理解してくれ!

こう言ってしまう人は、「子ども」です。

お釈迦様は、与える人を「旦那」奪う人を「餓鬼」と言われました。

一般的には、大人の男性を「旦那」と言いますが、本来の意味からすれば、女性でも子供でも、与える人は「旦那」です。

与える人を「旦那」という。

大人の男性でも「わかってくれよ」と言う人は、旦那ではありません。

一般的には、子供のことを「ガキ」と言いますが、仏教の「餓鬼」に由来します。

人にしてもらうばかりの人は「餓鬼」

本来の意味からすれば、親でも大人でも、「わかってくれよ」と言っている人は、ガキなのです。

「餓鬼」は、三つの大きな苦しみの世界(三悪道)の1つです。

三悪道 …… 地獄界・餓鬼界・畜生界

三悪道は、おとぎ話の世界ではありません。あなたの心の中に存在しています。

あなたは「旦那」ですか、それとも「餓鬼」ですか?

いきなりキレ始める妻の心理

キレるのは、たいてい妻です。

なぜかというと、妻は、夫との感覚のズレに、ずっと前から違和感をもっていますが、男性は気がつかないからです。

「いきなりキレ始めた」
「なにをそんなに怒っているのか」

夫からすれば、こう感じるのです。

これについては、前回の記事に詳しく書きましたので、ご覧ください。

ともすれば「先に攻撃されたのは僕だ」と感じがちですが、それは大きな勘違いです。

あなたが「攻撃された」と思う、何日も前から、いえ、何か月も何年も前から、妻は不満を溜めていたのです。

それならそうと、早く言ってくれればいいのに。

おそらく「妻がいきなりキレ始めた」と感じるあなたは、仕事ができる人なのでしょう。

仕事ができる人は、人の「気持ち」を無視しがちです。
そのほうが、効率よく問題に対処することができるからです。

ところが、夫婦や家族のことは、「効率よく」「問題に対処する」スキルが邪魔をします。
気持ちを無視した代償として、妻がキレるのです。

妻の話は、ちゃんと聞いていますよ。

話を聞いてくれる夫をもった奥さんは、幸せ者ですね。
それならなぜ、妻はキレるのでしょう。

・男の考え方で、妻の話を聞いていませんか。
・妻の言葉の奥にある「悲しみ」「不安」をくみ取っていますか。
・妻が何度も出した「危険サイン」を見逃していませんでしたか。

チェックしてみてくださいね。

妻の怒りが消えてなくなる!夫の○○

じゃあ僕が悪いってことなんですね。

夫が悪い、妻が悪い、ということではありません。

男性は、勝敗や優劣をつけたがる傾向がありますが、

どちらかが悪いという土俵から降りることが重要です。

先に攻めたほうは、攻撃したいわけではありません。
心理学的には、怒り(攻撃)は「二次感情」と言われます。

「二次」ということは、その前に必ず「一次感情」があります。

不安、心配、寂しさなど、満たされなかった気持ちがあるのです。

それが解消されれば、怒りは消えてなくなります。

どちらが悪いということではないのですが、

苦しい気持ちを、わかってあげられなくてごめんね。

という気持ちをもつことは大切です。

いわゆる「慈悲」に心がけることです。
慈悲とは、仏教の言葉で、次のような意味があります。

…… 苦しみを抜いてやりたい。
…… 喜び・満足にしてやりたい。

夫の慈悲の心をもつことで、まず、夫自身の怒りが消えてなくなります。
すると妻も、やがて怒りが消えてなくなります。

慈悲で接してもらいたいのは、こっちですよ。

そう思うこともありますよね。

そんな気持ちになるときは、因果の道理を思い出しましょう。

因果の道理からいえば、与える人は幸せになり、奪う人は苦しみます。

いつの時代も、どの国でも変わらない、普遍的な法則です。

与える心掛けをすれば、楽になるのはあなたです。
まずは自分が苦しみを抜け出しましょう。

あなたは「地獄の住人」と「極楽の住人」どっち?

もちろん妻も、怒らず伝える工夫をすることは大切です。

ですが、他人は変えられません。
怒る妻を「怒らない妻」に変えようとするのは、不可能です。

あなたがまず、「餓鬼」ではなく「旦那」になる。

慈悲の心で接しよう、と与えるままが、あなた自身の心を満たします。

利他に徹すれば、自分も相手も幸せになります。

「利他」というのは仏教の言葉で、 “ 他を利する ”
つまり自分より他人の幸せを優先する考え方をいいます。

他人が幸せになるよう努めることが、遠回りのようで、実は自分自身がより幸せになれる最善の道なのです。
これを仏教では「自利利他」ともいいます。

「自利利他」を教えた仏教の説話があります。

ある人が、地獄を見学に行きました。
ちょうど地獄はお昼時で、ガリガリに痩せた地獄の亡者たちがテーブルについています。
どうせろくなものを食べてはいまいと思ってのぞくと、なんと山海の珍味が並んでいるではありませんか。

こんなに食べ物があるのにどうしたことかとよく見ますと、彼らには1メートル以上もある長い箸が与えられていました。

ですから食べようにも箸が長すぎて、どうしても自分の口へ入れられないのです。
「食べ物を前にしながら食べられないとは、哀れなことだ」と思いながら、男は地獄を出て、今度は極楽へ行きました。
すると極楽も食事時で、丸々と太った極楽の往生人が笑顔で食卓についています。
当然ながら、たくさんのごちそうが並んでいました。

ところが極楽も、地獄と同じく1メートル以上もある長い箸が置かれていたのです。

「はて?地獄と極楽は、一体どこが違うのだろう?」
疑問に思って食べている様子を見てみますと、極楽の人は長い箸でつまんだ食べ物を、向かいの人に食べさせていたのです。
するとお返しに、今度は向かいの人から食べさせてもらえる。

「なるほど、極楽の人は心掛けが違うわい」と感心して、その人は帰っていきました。

あなたは地獄の住人と、極楽の住人、どちらになりたいですか。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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