仕事

仕事

Difficult First|宮本武蔵の剣法から学ぶ大きな成果を得るための秘訣

こんにちは、佐藤です。

あなたは、学生時代に宿題を早く終わらせるほうでしたか?

それとも、夏休み終了ギリギリまでに終わらせていたでしょうか?

私は、後者でした。

勉強が苦手で、最終日直前に追い込みをしていました。

やらなければならないことを後回しにするたび、思うように結果が出ず、後悔していました。

どうすれば、後悔なく問題を解決することができるかを考えていました。

そこで今回は、難しい仕事を後回しにする人ほど損している理由から、私たちの「後悔しない生き方」についてお話していきます。

剣聖・宮本武蔵に学ぶ、難しいことを最優先に取り組むメリット

世界中のCEO300人以上にインタビューして生産性を高める秘訣を尋ねた『超速』の著者ウィル・デクレールさんは、「成功している人ほど、困難なこと・大変なことから先に手をつける」と言っています。

起業家・経営者の多くは、生産性を上げるために「難しいことから取り組む」「困難を先延ばしにしない」「準備に時間をかける」ことを共通して指針にしているというのです。

実は、これら多くの起業家・経営者の指針は、漫画バカボンドなどで有名な宮本武蔵の取った戦法とも通じるところがあります。

人生には、様々なことが起こります。

そんな中、「難しいこと」を最優先にすれば、どんないいことがあるのか、「武蔵の剣法」を通して話しましょう。

「剣聖」と呼ばれた宮本武蔵は、一対一だけでなく、多人数に囲まれて戦っても、一度も負けたことはありませんでした。

敵に囲まれてしまったとき、武蔵はどのように戦っていたのでしょうか。

日本刀は、数人切ると切れ味が悪くなり、使えなくなるそうです。

加えて、鉄でできているため、当然重くできています。

一人一人と戦っていけば、刀を振るっているうちに体力を消耗し、やがて力尽きて負けてしまいます。

武蔵の優れていたのは、相手の力量を推し量る観察眼でした。

武蔵は、戦う前に一番強い親玉を見つけ、そこに向かって切り込んでいきます。

一番強い親玉を倒せば、他の子分は怖気づいて、みんな逃げていくから問題にならなくなるわけです。

困難なことを超えるのは容易なことではない

同様に人生においても、難しいことから取り組んでいけば、後々のことが楽になります。

「そうはいっても、いきなり難しいことをやろうと思っても、なかなかできないよ」と思うかもしれません。

確かに、人間には「困難なことは避けて、楽なものに手を出そう」とする神経学的な傾向があり、困難な状況を回避し、代わりに楽しい状況を探す傾向があるそうです。

この傾向は、『モノ・コト・時間から自由になる フランス式整理術』(ベアトリス・キャロ著)によると、「ラボリの法則」と呼ばれています。

最初に難しいことから手をつけると、多くの時間とエネルギーが必要になります。

また、その分、ストレスも大きくなるため、避けたくなるのかもしれません。

しかし、難しいことを後回しにしていると、自分の心にも影響が出てきます。

「そろそろやらなければ…」という後ろ髪を引かれるような気持ちも、しばしば起こるようになるのです。

最初に述べた夏休みの宿題のように、最後に宿題(困難なこと)をとっておくと、後に一番苦しむのは自分です。

「今さえ楽しければ、それでいいじゃないか」と思うかもしれませんが、落とし穴は、そこです。

「楽しい」とは、「困難なこと」を忘れているときだけであり、忘れること=なくなったことには、なりません。

一番最初に「困難なこと」を実施して、くじけたとしても、その「困難なこと」を解決する努力を忘れず、少しずつでも継続すれば、必ず大きな結果が自分に返ってきます。

難しいこと・時間がかかることから始めていけば生産性が向上し、やがてその働き方がノーマルになる――Difficult Firstで取り組むことが、やがてたくさんの時間を生むことになるのです。

目先の苦労を気にしてしまいがちですが、あえて難しいことから取り組むことで、多くの時間を生み出すことができます。

不安がつきまとったまま生活するよりも、不安の大本を先に解決したほうが、心のゆとりも出てくるのですね。

この記事を書いた人

Webライター:佐 藤

人生の目的が5ステップで分かる
特典つきメールマガジンの登録は
こちらから

詳細を見る

関連記事

人生の目的とは 生きる意味やヒントを見つけるための特集ページです。

生きる意味やヒントを見つけるための特集ページです。