【目次】
はじめに ――モチベーションがあなたの中にある理由
- モチベーションアップの秘訣
- モチベーションがどうしても無い!モチベーションを上げる突破口「価値観キーワード」
- モチベーションを下げない仕組みづくり
- モチベーションを保ち、成長し続ける必勝パターン
- 誰も教えてくれなかった「一生モノのモチベーションを獲得する方法」
はじめに ――モチベーションがあなたの中にある理由
今回は「モチベーションアップしたい」というお悩みについてです。
「モチベーションが上がらない、どうすればいいの?」
真剣に悩んでいるあなたは、「やる気のある人」だと思います。
こじつけではなく、ちゃんと2つの理由があります。
「モチベーションがない!」実はやる気がある理由1
「誰か私を幸せにしてよ」と思う人は、自分のモチベーションは気にしません。
「モチベーションがない!」と悩んでいるあなたは、「自分が行動し、自分の幸せをつくる」という幸せマインドが身についている、やる気のある人です。
「モチベーションがない!」実はやる気がある理由2
モチベーションがあるときの達成感を知っているからこそ、モチベーションが課題になっているのです。買い物、テレビ、ゲームなど、モチベーションがなくても得られる快感だけでいいなら、モチベーションで悩みません。あなたはもともとモチベーションがあって、行動してきた人でしょう。
あなたは、「自分で行動し、幸せをつくっていきたい」という潜在的モチベーションをもっている人です。
モチベーションは、あなたの中にすでにあります。
あなたの中に眠っているモチベーションを引き出してあげるだけでいいんです。
モチベーションアップの秘訣
もともとやる気のない人間はいない。やる気をなくすような目標を持った人間がいるだけだ。
(アメリカNo.1コーチ アンソニー・ロビンズ)
もともとやる気のない人間なんていません。
赤ちゃんにも、やる気があります。
「よし、立ち上がってみるぞ」
「お母ちゃんは何をしゃべっているのだろう、知りたい!」
「しゃべれるようになりたい!」
歩く、しゃべる、箸を使う、字を書く、自転車に乗る。すべて昔のあなたが、一つ一つ、身につけてきたスキルですね。
だれもが「やる気」をもって生まれてきます。
それなのに、大人になると「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」と悩んでいる人はたくさんいます。アンソニー・ロビンズ氏の言うように、やる気をなくすような目標を持ってしまうからでしょう。
やる気をなくすような目標とは、何でしょうか。
人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、
二番目は住む場所を変える、
三番目は付き合う人を変える。
もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
(『時間とムダの科学』大前研一著、2005年、プレジデント社)
意外かもしれませんが、「決意を新たにする」のは、やる気をなくすような目標の一つです。
「もっとがんばる」
「次はちゃんとやる」
こう思っても、心はコロコロ変わるもの。決意はアテになりません。やがて「やっぱりできなかった」「自分にはムリだった」と、モチベーションを下げてしまうのです。
他人に言われた場面を想像したら、わかりやすいと思います。
「もっとがんばれよ」
「次はちゃんとやれよ」
と声をかけられたら、
「私、がんばってるよ。これ以上どうがんばれっていうの?」
「“ちゃんと”って、どうすればいいの…」
そんなふうに思いませんか?
モチベーションは下がってしまいますよね。
- 現在の自分を否定しているから。「今の私はダメ、がんばったらOK」
- 具体的にどうすればいいか、わからないから。
でも、安心してください。あなたは私と接したことで、変わっていきます。
大前研一氏の「人間が変わる方法3つ」の中で、「付き合う人」を変えたからです。
この文章を読み終える頃には、きっとあなたは本当のモチベーションについて知り、人生を通して深く根付いたモチベーションがあると感じるはずです。
モチベーションがどうしても無い!モチベーションを上げる突破口
モチベーションは「上げる」のではなく、あなたの中から「引き出して」「キープする」ものです。
上げたら、下がってしまいます。それはモチベーションではなく「テンションを上げた」だけ。モチベーション(動機付け)は、じわりじわりと築き上げるものです。
ですが、モチベーションがどうしても無くて困っているのなら、まずは応急処置が必要です。
すぐにチェックできる、「モチベーションを下げる考え方のクセ」を見てみましょう。
「なんで○○なの?」
なんで勉強しなきゃいけないの?
なんでこんなに素敵なの?
あなたはどちらに違和感を覚えますか?
「なんで~?」という質問には、今のあなたの状態を“強める”効果があります。良いのも悪いのも強化します。
「〇〇だから、できない。できないのには理由があるんだから、できなくて当然。できない私は正しいから変えない!」となります。(モチベーションを下げる強化)
女性の小悪魔テクニックで、男性に「なんでそんなに優しいの?」という質問があります。聞かれた男性は、「自分が優しい理由」を探して「母親のしつけが良かったから」「あなたが可愛いから」と考えます。「自分は優しい」というアイデンティティに一貫性をもたせるため、優しいと思われる行動をするようになり、どんどん「優しい」男性に変わっていきます。
パートナーに使うのも有効ですし、自分自身に使うのは効果絶大です。
今日からあなたも「なんでできないの?」から「なんで私は〇〇できたのだろう!」に変えてみてくださいね。
「どうすれば~?」
そうはいってもつい「なんでできないの?」って使っちゃいますよね。
私も疲れがたまってくると、いつのまにか「なんでできないの?」「なんでダメなの?」のオンパレードになっています。
そんなときは、すぐに「なんで~?」を「どうすれば~?」に言い換えましょう。
→どうすればできる?
→どうすればこの問題が解ける?
→どうすれば次の試験に合格できる?
「どうすれば~?」という質問は、行動を“具体的に”前向きな気持ちにする効果があります。
「なんで?」と「どうすれば?」をうまく使い分けると、モチベーションを高める突破口になります。今日からやってみてくださいね!
Before 「決意」はやる気をなくす
- 現在の自分を否定しているから。「今の私はダメ、がんばったらOK」
- 具体的にどうすればいいか、わからないから。
↓↓↓
After モチベーションを上げる突破口
- 「なんでできたんだろう?」→今の私OK!
- 「どうすればできる?」→行動が具体的に、前向きになる。
モチベーションを下げない仕掛けづくり
「なんで?」と「どうすれば?」の使い分けは、単なる応急処置です。ある程度までモチベーションが回復したら、次はモチベーションを下げない仕掛けをつくりましょう。
私たちの心の動きはすべて「因縁果の道理」で考えるとよくわかります。
せっかく因があっても縁がなければ結果になりません。因(自分の心の中にある潜在的モチベーション)と縁(きっかけ・環境)がそろって初めて、結果になります。
こんな経験はありませんか?
縁(きっかけ・環境)とは、この場合「机の上にリモコン」です。
「リモコンが目に入ったから、ふと手に取った」その一瞬の行動で、2時間、3時間、カンタンに奪われてしまいます。「あーあ、今日もやりたいことができなかった」と後悔し、せっかくのモチベーションが心の奥底に隠れてしまいます。
モチベーションをキープするためには、
(2)1ステップ・2ステップ、ハードルをつくる
この二つを実践してみましょう。
(1)目に入るものを変える
テレビなら、リモコンを引き出しにしまっておく。これだけで一瞬の判断が変わります。視界に入らなくなると、因(「テレビ見ようかな」という気持ち)を刺激せず、ダラダラ過ごすという結果が起きなくなります。
逆に、勉強したいなら、机の上にテキストとノート、ペンもセットにして出しておきましょう。目に入るところに置いておけば、「ちょっとだけやるか」という気持ちにもなります。
(2)1ステップ・2ステップ、ハードルをつくる
おおげさですが、テレビのリモコンを、引き出しにしまって、鍵をかけて、その鍵を土の中に埋めておいたらどうでしょう。「掘り起こしてまで、テレビ見なくてもいいや」と思いませんか。
スマホの電源を切っておく、ゲームは終わるたびにログアウトする、お菓子は買い溜めせずその都度買いに行く、など、ステップを増やすほど、ハードルが上がります。その心理を利用して、やめたい習慣にはたくさんステップを踏まねばできないようにしておきましょう。
モチベーションを保ち、成長し続ける必勝パターン
モチベーションが回復し、下がらないようにキープしたら、次は「モチベーションを育て」ましょう。育成ゲームのように、あなたのモチベーションを育てていきます。
モチベーションは「価値観」と深く結びついています。
あなたのもっている価値観にピッタリなら、やる気が起きます。
あなたの価値観に反すると、やる気が削がれます。
あなたの価値観は何ですか
自分の価値観は、無意識に行動を決めているので、聞かれてもすぐに答えられないかもしれません。自分が行動の「決め手」にしている価値観がわかると、モチベーションを育てやすくなります。
私なら「学び向上」「他者貢献」「自己コントロール感」の3つを「価値観キーワード」としています。
ここに挙げたのはごくわずかです。ヒントにして、あなたがしっくりくる表現を見つけてみてください。
心理テストで「あなたのタイプは?」という分類をヒントにするのもいいと思います。どんなタイプかは気にせず、自分の「価値観キーワード」を見つけるきっかけにしてみてください。
価値観がたくさん見つかっても、3つに絞ってください。多くなると覚えきれないので、3つまでがベストです。
自分にとって大切な価値観を3つ挙げたら、「なぜできたのか」を日記に書きます。
「なんで私は〇〇ができたのだろう!」
これを毎日、意識して日記に書き残していきます。
たとえば私は「学び向上」「他者貢献」「自己コントロール感」の3つの価値観キーワードのどれか1つと結びつけて、「なぜできたのか」理由を書きます。
毎日続けるには、「1行で書く」のがポイント。たった1行だけなので、慣れれば1分もかかりません。
私が「価値キーワード」と結びつけて、どのような日記を書いているのか、具体例をあげてみます。
「料理が上達してる」と意識すると「成長感」が持てます。毎日コツコツ積み重ねると、モチベーションが育ちます。できた理由が見つかると、継続しやすくなります。
いつもできているなら、「私はコミュニケーション能力が身についているから」という理由でOKです。「なぜできたのか」を意識すると、自信がつき、モチベーションが引き出されます。
「自己コントロール感」は、Noと言えない人にオススメです。「自分の意志で、理由があって断ったのだ」と思えば、断る罪悪感は消えていきます。
自分の価値観に沿った行動ができていると、成長感があります。記録をつけずに行動していると、成長していても成長「感」がないので、モチベーションは高まりません。
モチベーションをキープしたいなら「成長感」を重視してみてください。
子供のころは、できないことだらけだったので、ちょっとでもできるようになったら大喜びできました。成長感・達成感を得やすく、モチベーションなんて気にしなくてもどんどん好奇心に任せて行動できたと思います。
大人になると、多くは身についていてマンネリ化します。何かに挑戦するときは、すぐには達成できない困難なプロジェクトが多いので、達成感を得づらく、モチベーションが心の奥に引っ込んでしまいがちです。
毎日、成長感をもてる工夫をして、モチベーションを大きく育てていきましょう!
誰も教えてくれなかった「一生モノのモチベーションを獲得する方法」
モチベーションを保ち、成長し続ける必勝パターンを実践すれば、毎日が成長感で楽しく過ごせます。
でも、「価値観キーワード」に反するどうしようもない出来事もあります。
大切な人を失ったり、
震災に遭ったり、
自分の価値観を大きく裏切られたり。
人生には、どうしても避けられない悲しみがあります。
何があってもモチベーションを保つのは至難の業です。
でも安心してください。
今まで誰も教えてくれなかった「一生モノのモチベーションを獲得する方法」があります。
困難を前にしても、生きる力が湧いてくる理由。「自分が生きている目的」を知っている人は、困難を物ともせず、心の深いところにあるモチベーションが燃え続けます。
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