人間関係

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夫婦円満マニュアル。「夫を動かす方法」7選

【目次】

  1. たった20秒で夫を動かす3つの掟
  2. 夫婦喧嘩はしてもいい2つの理由
    ――「こんなことで」って思う必要が全くない理由
    ――夫婦喧嘩は「自分の価値を守る行為」
  3. 「家事の見える化」と「妻の価値PRキャンペーン」
  4. 夫を動かせるかどうかは、あなたの心の中が問われている

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

「夫にも動いてほしいけど、ぜんぜん動いてくれない!」
「夫にイライラする。ついつい相手を責めてしまう。こんな自分が嫌になる…」

実はこれ、リクエストが多いお悩みです。

以前、「夫源病」についてお伝えしました。これは、夫婦関係がかなり悪化している、末期症状への対処法でした。

今回は、「夫婦生活を仲良く継続したい!」という人向けです。

「もう我慢しなくていい!動かない夫を、気の利く夫に変える」

7つのスキルを伝授します。
といっても、ただのテクニック論ではありません。
夫が自主的に動くのは、あなたの「切実な願い」を感じたときです。
お伝えしたいのは、夫婦ふたりとも幸せになれる、「あなたの想い」の伝え方の技術です。

たった20秒で夫を動かす3つの掟

全身の熱をこの言葉にこめて、20分も説明した後。

「ねぇ、わかった?!」

と念押しすると、

「うーん…」

生返事の夫。

ガックリきちゃいますよね。

残念ながら、あなたの言葉、夫(男性)の耳には一つも入っていないかもしれません。

『夫のトリセツ』(黒川伊保子著、2019.10、講談社+α新書)によると、夫のそばで妻がべらべらしゃべると、男性は妻の話を「音声認識できない」そうです。

男性は脳の構造上、音声認識のスイッチが切れて、モスキート音のようにしか聞こえなくなってしまうのです。

夫の音声認識のスイッチを入れて、ちゃんと話を聞いてもらうには、3つの掟を守ることです。

1、正面に座って、夫と目を合わせる!

2、最初に結論、ポイント3つ!

3、「これやって」とはっきり言う!

これだけで、どれだけ言っても伝わらずイライラしていたのが、たった20秒で夫を動かせるようになります。

少し解説しますと、

1、正面に座って、夫と目を合わせる!

→「今から大事な話をする」姿勢をとります。
アイコンタクトは本能的。男性脳にダイレクトにアプローチできます。

2、最初に結論、ポイント3つ!

→男性脳は長い話に疲労します。女性脳は長い話が大好き。
このギャップを埋めるために、大事な話ほど、短く、ポイントを押さえて。

3、「これやって」とはっきり言う!

→なぞなぞのような遠回しな言い方では伝わりません。
言葉は直球、言い方はやさしくね。

「いちいちそんな面倒くさいこと考えてられない」って声が聞こえてきそうですが、

「何度言っても動かない夫」

「20秒で動く夫」

どっちがラクでしょうか。

妻は賢く、どんどん夫を動かしちゃいましょう。

実はこれ、夫にとっても幸せです。なぜかというと、

1、あなたを大切にしたいと思っているのに、大事なことを聞き逃してしまって、「失敗した…」と思わなくて済む。

2、なにを実行すればいいか明確なので、あとはやるだけ!

だから、夫にとってもラクなんですね~。夫婦ふたりとも幸せになりますよ。

「たった20秒で夫を動かす3つの掟」まとめ

「動かない夫を、気の利く夫に変える」スキル1
正面に座って、夫と目を合わせる!

「動かない夫を、気の利く夫に変える」スキル2
最初に結論、ポイント3つ!

「動かない夫を、気の利く夫に変える」スキル3
「これやって」とはっきり言う!

夫婦喧嘩はしてもいい2つの理由

あなたはこんなふうに思うことはありませんか。

「気持ちが落ちついているときは、ポイントを押さえて話すこともできる。けど、イライラが爆発しちゃったらムリ!」

そりゃそうです。どんなときでも男性に合わせる、なんてできなくて当然です。

「夫婦喧嘩をしたっていいんですよ」

こうアドバイスをすると、たいてい優しくてまじめな女性たちは

「こんなことでイライラ怒っちゃう自分がイヤ」
「夫婦喧嘩をすると、過去のことまでひっぱり出してしまう自分がキライです」

なんておっしゃいます。

1、「こんなことで」って思う必要が全くない理由
2、夫婦喧嘩をしてもいい理由

夫婦喧嘩しちゃったときは、今から話すこのふたつを思い出してください。

1 「こんなことで」って思う必要が全くない理由

あなたは「こんなことで」って思われるかもしれないけれど、それは最後の一押しだったのですよ。

心理学でいう「スタンプカード」という考え方です。

「10個スタンプがたまったら賞品と交換」ってスタンプカードがありますよね。

イライラの爆発も、脳内でスタンプカードと同じようにコツコツためた結果なのです。

靴下が脱ぎっぱなし、スタンプ1個目ポンッ

ありがとうの一言がない、スタンプ2個目ポンッ



返事が返ってこない、スタンプ10個目ポンッ。イライラドカーン!

「こんなことで」と思うことでも、積み重なれば大きな結果になります。

自己嫌悪に陥る必要はないんです。あなたはずっと頑張ってきたのですから。

イライラについてもっと詳しく知りたい方はこちら。

2 夫婦喧嘩は「自分の価値を守る行為」

「夫婦喧嘩をすると、過去のことまでひっぱり出してしまう自分が嫌いです」

そうそう、わかります。私もつい、やってしまうことがあります。

でも夫婦喧嘩って、「自分の価値を守る行為」なんです。

自分が不当に扱われている(お礼も言ってもらえない、自分ばっかり頑張っている……など)自分の価値が落ちたような扱いを受けたとき、本能的に自分を守ります。

自分の価値を守るために、あらゆるものを駆使します。
それで過去のことも使っちゃう。それだけのことです。

あなたが求めていることは、相手を責めることでも、関係を悪化させることでもない。
あなた自身の価値を守ろうとしている、ただそれだけのことです。

夫婦喧嘩をしてしまっても、自分を責めなくていいんですよ。

自分を責めてしまったら、また自己評価が下がり、夫婦喧嘩につながって悪循環です。

夫婦喧嘩をする目的は、あなた自身の価値を守るため。

夫婦喧嘩しちゃったら「私は大切にされたかっただけ」と繰り返しつぶやきましょう。できれば夫に言葉で伝えてください。

あなたには価値があります。
価値を認めてもらって、大切にされていいのです。

自分の価値を公正に保つのは、大切なこと。
だから、ときには夫婦喧嘩してしまってもいいのです。
「自分にある素晴らしい価値」にもう一度、気づいてくださいね。

同時に、夫も自己評価を守るために、反論してくるかもしれません。
それも、認めてあげてください。

「いつも頑張ってくれているのを、私は知ってる。私も感謝の言葉が足りなかったかもしれないね。」

「オレの価値もわかってくれている」と感じれば、夫のエネルギーがチャージされ、心に余裕ができ、

「こっちこそ悪かったよ、ごめん」

と謝ってくれるかもしれません。

ただ、夫婦喧嘩になってしまってからだと、意地を張って、素直に謝れないこともあります。

できれば夫婦喧嘩になる前に、日ごろから、あなたのすばらしい価値をPRしましょう。

「夫婦喧嘩はしてもいい2つの理由」まとめ

1、「こんなことで」って思う必要が全くない理由
スタンプカード、最後の一押しだったから。

2、夫婦喧嘩をしてもいい理由
夫婦喧嘩は「自分の価値を守る行為」だから。
「私は大切にされたかった」と伝えましょう。

「家事の見える化」と「妻の価値PRキャンペーン」

『夫のトリセツ』には「朝からやったことを列挙する」キャンペーンが有効だと書かれています。

夫は、家事の総体も見えていない。
妻の3分の1しか認知していなければ、「半分やってる」と豪語している夫の家事タスクが、実質妻の6分の1なんてことが起こる。当然、夫側に悪気はないのである。

日本人の理想は「良妻賢母」、妻は黙って家事をして、子育てはサラッとこなして当然、という感覚がいまだにあります。

だれよりも妻であるあなた自身がそう思っていませんか。

その理想像に当てはまらない自分を責めていませんか。

それは女性の仕事が家事だけで、三世代同居、みんなで子育てしていた時代の話。

今の時代、家事は仕事の合間に終わらせ、親とは離れているから孤独な子育て。そんな女性のほうが多いのです。

夫とふたりで協力して、家事や育児に取り組まなければ、妻の身がもちません。

夫は家事を「手伝う」ものではなく「一緒にやる」もの。

だいぶこの考えは浸透してきましたが、まだ課題があります。

たとえば私のウチの場合。夫は協力して家事をやる気があります。
それでも、どれくらい家事が「必要」だと思っているか、かなりの差があります。

「掃除しなくても、死にはしないよね?」

「洗濯物って、畳まなくてもよくない?」

「ごはんさえ食べれればいい」

挙句の果てには

「必要だと思っている人がやればいい。」

そう言われてしまうと、詰んでしまいます。

そこで私の秘策!を伝授します。

1、「やってあるのと、やってないのと、どっちが気持ちいい?」と聞く

→二択なので、もちろん「やってあったほうが気持ちいい」となります。

2、「家事代行サービス」など、仕事でやる場合、どのくらいの単価になるか数字で示す

→家事の“数値化”で、男性脳に伝わる表現に。

3、30項目ほど家事を列挙して、「あなたはどれをやる?」と聞く

→1つもやらない、という選択にはまずならないはずです。

例)家事一覧 30項目

とくに苦手な家事は、「これは私、苦手なんだよな~」と伝えると、「じゃあオレがやってやるよ」と、頼もしい返事が返ってきます。

男性は、女性に頼られると、自己評価を高めますからね。
男性にとってもハッピーです。

家事の全体像を知ってもらった上で、毎日こまめに、淡々と

「今日はトイレ掃除と洗濯をして、洗濯物を畳んで決まった場所にしまったよ」

「朝からやったことを列挙する」キャンペーンをしましょう。

夫は「そんなにやってくれたのか、ありがとう」となるでしょう。

企業は倒産しないためにCMやチラシでPRしますよね。どんなにいいモノを作っていても、知られなければ買ってもらえず、感謝もされません。

妻は倒れないため、良好な家庭を築くために、PRキャンペーンをしましょう。実際に、いい仕事しているのですから。

追加で、私のおすすめ2大ワードはこれです。

「今日の料理の味付けは何だと思う?」

(ごはんを食べ終わったときに)
「今日のサラダとみそ汁は、何が入ってたでしょう?」

繰り返していくうちに、夫はゆっくりと味わって食事をするようになり、メタボ予防をしながら「今日もおいしかった」の一言をGETできます。

「家事の見える化」と「妻の価値PRキャンペーン」まとめ

「動かない夫を、気の利く夫に変える」スキル4
「やってあるのと、やってないのと、どっちが気持ちいい?」と聞く。

「動かない夫を、気の利く夫に変える」スキル5
家事の“数値化”で、男性脳に伝わる表現に。

「動かない夫を、気の利く夫に変える」スキル6
30項目ほど家事を列挙して、「あなたはどれをやる?」と聞く。

「動かない夫を、気の利く夫に変える」スキル7
「今日の料理の味付けは何だと思う?」
「今日のサラダとみそ汁は、何が入ってたでしょう?」

夫を動かせるかどうかは、あなたの心の中が問われている

人が自主的に動くのは、心が動いたときです。

夫が自主的に動くのは、どんなふうに心が動いたときでしょうか。

それは、妻の切実な願いを感じたときです。

「私がもし先に死んでも、一人で子供を育てられるくらい、力をつけておいてほしい」

そんな妻の願いを知ったら、誰だって心が動きます。

単に「やってよ」では、「こっちだって疲れているんだ」となってしまいます。
妻が「面倒くさい、アナタやって」と思ってたら、その気持ちが伝わります。

どうして夫にもできるようになってほしいのか。その根底にある心が、相手にも伝わるのです。

夫を動かせるかどうか。
あなたの心の中が、問われています。

夫のことを心から願う。これを実践してみてください。

ところがまじめに自分の心を見つめていくと、見えてくるのは怠け心。相手を思う気持ちなんてどこかにいってしまった自分勝手な心。気分でコロコロ変わる主張。

「こんなんじゃ、幸せになれない…」

そんなまじめなあなたにオススメしたいのが『15通の手紙』です。
いい加減な人には、読んでもピンとこない内容になっています。

こちらから『15通の手紙』をあなたにお届けします。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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