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仕事が向いてない気がする……。仕事がうまくいかない3つの原因

【目次】

  1. 仕事が向いてない?〈事前準備〉2つのサイン
  2. 駆り立てられているのか、不完全燃焼か?
  3. 仕事が向いてない原因を、まっすぐにみる
  4. 仕事が向いてない理由1、能力不足
  5. 仕事が向いてない理由2、環境で評価されやすい行動ではない
  6. 部署異動では解決しないケース
  7. 転職や独立では解決しないケース
  8. 仕事が向いてない理由3、評価されているのに「存在に自信がもてない」
  9. 「自尊感情を上げるワーク」では足りないケース

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

今の仕事が向いてない気がします……

あなたの人生の大半を占める、仕事との相性が合わないとつらいですよね。

仕事がうまくいかない原因は、主に3つあります。

1、能力不足
2、環境で評価されやすい行動ではない
3、評価されているのに、「存在に自信がもてない」

別の原因だと思い込んでいると、結果が良くなりません。

もしかすると、あなたも原因をまちがえているかも?
じっくり分析していきましょう。

仕事が向いてない?〈事前準備〉2つのサイン

仕事が向いてないときの「2つのサイン」があります。
こんな言葉が出ていませんか?

「もう辞めたい」
「休みたい」
「評価されない」

もしくは、

「まだまだ」
「もっと頑張らないと」

こういう言葉が出ていたら、産業カウンセラーは、まず大きく2つの状態のどちらかを見極めます。

A)さまざまな負荷が重なり、休養を必要としている状態
B)キャリアが生かせていない「不完全燃焼」

ここで難しいのは、同じ言葉を使っていても、対処法が真逆の場合があること。

Aのように、休養を必要としているのに「もっと頑張らないと」と言うことがあります。
言葉通りに受け取ると、燃え尽きてしまうかもしれません。

Bのように、ミスマッチから不完全燃焼が起きているだけなのに、「もう辞めたい」と言うこともあります。
言葉通りに受け取ると、貴重な人材を失ってしまいます。

AとBの見極めが、とても大切なのです。

表面的な言葉だけでは、判断が難しいことがあります。
人は、心と言葉が一致していないことが、よくあるからです。

駆り立てられているのか、不完全燃焼か?

AとB、どちらの悩みかによって、対応が変わります。

A)さまざまな負荷が重なり、休養を必要としている状態

この場合、休むこと。
本人は「もっと働きたい」「大丈夫」「自分が抜けたら仕事が回らない」という、一見すると前向きな言葉を使うことも多いですが、休みが必要なのに駆り立てられている状態です。

※4つの駆り立てるもの「ドライバー」について

「完璧であれ」「努力せよ」「人を喜ばせよ」「強くあれ」という、すばらしい価値観なのですが、休みが必要なときは、かえって邪魔になってしまいます。

B)キャリアが生かせていない「不完全燃焼」

この場合、休みは必要ありません。

やる気がある、力も有り余っている。

もっとできるのに、適正な評価を得られていない状態です。

「もうどうでもいい」「辞めたい」といった、後ろ向きな言葉を使うこともあります。
しかし、仕事内容や価値観が合っていないだけなので、能力を活かせる仕事を与えるなど、適切に調整すればイキイキとします。

Aなのか、Bなのか。
本心を理解しなければ、問題は解決されません。

仕事が向いてない原因を、まっすぐにみる

AとB、どちらの状態かを見極めた上で、原因を3つに分けます。

1、能力不足
2、環境で評価されやすい行動ではない
3、評価されているのに、「存在に自信がもてない」

どれが悪い、ということではありません。
「悪い」と決めつけて、否定したくなることもありますが、原因から目を背けると良くなりません。

・能力不足だと思いたくないから、環境のせいにする。
・環境のせいにしてはいけないと思って、自分のせいにする。

これはよくある失敗です。

原因を追究し、まっすぐ明らかにみる。
この姿勢が大切です。

仕事が向いてない理由1、能力不足

「能力不足」と聞くと、認めたくないかもしれません。

悪い意味はないのです。
やる気も体力もあるのに、スキルが追いついていないだけ。

「どうやって仕事をしたらいいか、わからない」

わからないことは、悪いことではありません。
わからないままにする・わかったフリをすると、問題が放置されてしまいます。

努力が足りないわけではない

「能力不足」といっても、努力が足りないわけではありません。
やる気を失っているとしたら、それはおそらく結果です。

やり方がわからない → 成果が出ない → その結果、やる気がなくなる

やる気の問題だと、安易に決めつけないようにしましょう。
やる気のせいにしても、問題は解決しません。

やり方がわかり、成果が出れば、自然とやる気は出ます。
能力も次第に上がっていきます。

『ドラゴン桜』(三田紀房 原作・TBS系ドラマ)のように、勉強ができず、やる気のない高校生でも、適切なやり方を教え、少しでも「できるかも」と感じると、自然とやる気も出てくるものです。

なぜ、やり方がわからないのか?

要因の一つに、先輩の説明がわかりにくいことがあります。
「先輩のせい」というより、相性の問題です。

・言葉で理解したいのに「見て覚えろ」と言われる。
・とにかくやってみて体で覚えたいのに、マニュアルを渡されて、読んでも頭に入らない。

これでは、なかなか理解できないですよね。

習得のしかたには、「視覚型・聴覚型・読み書き型・体感型」の4タイプ(VARKモデル)があります。

V 視覚型(Visual)
図表、チャート、マインドマップなど、視覚的に理解するタイプ。
A 聴覚型(Aural)
講義、音声教材、会話など、耳で聞いて理解するタイプ。
R 読み書き型(Read/Write)
テキストを読む、文章を書く、ノートを取ることを好むタイプ。
文章化や要約を通じて理解を深め、繰り返し読むことで記憶を強化します。
K 運動感覚型(Kinesthetic)
実験、実習、体験など、身体を動かすのを好むタイプ。
実際に手を動かすことで理解や記憶が定着します。

たとえば、私は基本的にR 読み書き型なので、学んだことをノートにまとめます。
その時間が足りなくなると、失敗が増えて空回りします。

講義などの記憶はA 聴覚型。耳で聞いたことをよく覚えています。板書などはあまり覚えていません。
そのわりに、音楽を聴くときは、メロディーばかり記憶するため、歌詞は少しも覚えません。

誰でも、どれか1つのタイプというわけではなく、分野や内容、課題によってどの習得が向いているか、複数のタイプを使い分けているはずです。

うまくいかないときは、別のタイプで試してみることをオススメします。

教える人を、別の人に代わってもらうのも効果的です。

仕事が向いてない理由2、環境で評価されやすい行動ではない

どの環境でも「評価されやすい能力」があります。
あなたには能力があるのに、評価される環境でないだけではないでしょうか。

エジソンやアインシュタインは、学校に適応しませんでした。
環境を変え、信頼できる人に出会うことで評価されたのです。

「環境」と「能力」のミスマッチ

大雑把に量をこなすタイプの人にとって、細かな数字・緻密な作業は、苦痛でしかありません。
几帳面に質の高い成果物を出すタイプの人に、「とにかく数をこなせ」と言うのは酷です。

教え方のレベルではなく、そもそも環境が合ってないのです。
この場合は、部署異動するのが効果的です。

新しい環境に変えるのも、エネルギーを使います。
あまりに疲れている場合は、休んでからにしましょう。

復帰する時に環境調整をするとよいでしょう。

部署異動では解決しないケース

部署異動では解決しないミスマッチもあります。

「自分が大切だと思うもの」と「社会が評価するもの」に距離を感じている場合です。

社会では、わかりやすい収入、肩書き、生産性、忙しさが評価されやすい。
でも、大切なことは、別のところにあるのかもしれません。

意味のある仕事、人との真摯な関わり、心の豊かさ、立ち止まって考えるなど。

たとえば、宮沢賢治は、ほぼ無名のまま生涯を終えました。
作品が評価されたのは死後のことです。

質屋を営む裕福な商家に生まれましたが、借金に苦しむ農民たちが訪れるのを見て哀しみました。
優しい性格で、赤字になる金額で買い取るなど、商売には向いてなかったのです。

かなりの数の童話を出版するも、当時は売れずに在庫を抱えてしまいます。
また、近隣の農民たちに無報酬で農業の指導をしましたが、粗食と過労が重なり、病床に伏すようになります。

評価されずに命を終えますが、宮沢賢治が大切にしたことには価値がありました。

あなたも、会社員という働き方が、合っていないのかもしれません。

思い切って転職や独立することで、うまくいく場合があります。

もしくは、仕事は収入源とわりきって、自分が大切だと思うものを、ボランティア活動や趣味で満たす方法もあります。

転職や独立では解決しないケース

さらに、転職や独立では解決しないケースもあります。

独立して理想を追い求めても、収益が上がらなければ、事業を存続できません。

すばらしい理想を掲げ、団体を立ち上げ奮闘するも、志半ばで閉業することになった話をいくつも聞きました。

稼がなければ、やりたいことも実現できません。

理不尽な社会に適応したいとも思わないけれど、
そんな社会からの評価を受けなければ生きていけない。

「大切にしたい価値観」と「現実」の板挟みになるのです。

「時代」という大きな環境にも、ふり回されます。
時流に乗れば評価される。時代に合わなければ一円にもならない。
戦争中に地位や名誉を得た人。敗戦になった途端、犯罪者とされた人。

同じ人間なのに、評価が180度、変わってしまいます。

今の時代も、たった10年で、評価されていた人は落ちぶれ、埋もれていた人が評価される。そんな入れ替わりが起きるのです。

流れを読み、ニーズに合うものを提供することは大切です。同時に、

「社会」や「時代」にふり回されないものを自分の中に育まなければ、波に乗れなくなった時に後悔します。

理想と現実に折り合いをつけながら、信念は曲げずに生きていきたいものです。

仕事が向いてない理由3、評価されているのに「存在に自信がもてない」

能力もあり、評価されているのに、存在に自信がもてない。

これは、もっと深いところから出ている問題かもしれません。

部署異動しても「自分はダメだ」という思いを強めてしまうでしょう。
転職や独立したとしても、どこまでいっても達成感がなく、不安がつきまといます。

このときの「自信のなさ」は、劣等感とは少し違います。

能力的には自信があり、人より勝ると自覚している場合も多いからです。

この場合は、自尊感情そのものにアプローチする必要があります。
環境を変えたり、行動を変えたりするのではなく、「自分がすでにやっていることの価値を、自分自身が過小評価していないか?」を見直すのです。

・小さなことでも「できた」と認める。
・失敗したら「チャレンジできた」「行動した証拠」と認める。
・叱られても「それだけ期待されている」と自分を認める。
・クレームを入れられたとしても「そういう人もいる」と境界線を引く。

このように「自分で自分を支える」練習を積み重ねていきます。

落ち込むポイントがあるたびに、リフレーミングして、善意に解釈するようにします。
そうやって、自分の存在ごと認めてゆくのです。

時間はかかりますが、やがて「世界の端っこで生きているような感覚」が薄れ、「自分」が生きている感覚を取り戻します。

「自尊感情を上げるワーク」では足りないケース

「自尊感情を上げるワーク」では足りない、もっと哲学的な悩みもあります。
たとえば、こんなことを問う場合です。

「人生に意味はあるのか」
「価値ある人生とは」

自尊感情がある人も、ない人も、この問いにぶつかることがあります。

病気になったとき、大切な人を失ったとき、死を意識したとき。
ただ生きるためではなく、意味を考えるようになります。

社会的な評価がある人も、ない人も、人生に疑問をもつことはあります。
「このままでいいのだろうか」と。

中には疑問を持たない人や、考えたけれど忘れてしまう人もいます。

・毎日の生活で手一杯。
・社会の価値観をあまり疑わず受け入れられる。
・疑問を感じても、趣味・仕事・家族で気持ちが分散される。
・そもそも「人生の意味」や「価値とは何か」を考えることに強い関心がない。

そうやって毎日を過ごしているうちに、瞬く間に10年、20年が過ぎ去っていきます。
老いてから「何をやっていたのか……」と後悔することは避けたいですね。

「多くの人が通り過ぎるけれど、立ち止まるべき問い」ではないでしょうか。

ただし、深く考えることと、真実に近づくことは必ずしも同じではありません。
考え抜くことには価値がありますが、人間の思考には限界があるという見方もあります。

そんなときは、ブッダの智慧を借りて考えてみませんか。

自分だけで考えていても得られない、大きな視点をもつことができます。

私は、より大きな視点で考えることで自分の人生に納得感が生まれ、自信をもてるようになりました。

仕事が向いてない悩みは、人生を見直すきっかけになります。
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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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