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うまくいかないとき【3つすべて】で解決することが大切!
今回はこんなお悩みについてです。
うまくいかないときって、本当につらいですよね。
暗闇の中で、光が見えず、今の状況がずっと続くように感じて、どうしたらいいかわからなくなっていませんか。
人生には、順境と逆境があります。
順境ばかりでもなく、逆境がいつまでも続くわけでもありません。
仏教には「諸行無常」と説かれています。
すべてのことは、常が無い。つまり、変わるということです。
苦しい時間は、永遠に続くように感じますが、やがて抜け出すときが来ます。
できるだけ、苦しい時間を短くできるように、「行動の方向性」をアドバイスいたします。
うまくいかないとき、苦しいときに使える「問題解決の3つのアプローチ」があります。
大切なのは【3つすべて】で解決すること!
長期的に見ると、どれが欠けてもうまくいきません。
1つずつ説明しますので、焦らず、心を落ち着かせて、丁寧に取り組んでみていただきたいと思います。
うまくいかないとき、さまざまな情動が湧き起こり、ぐるぐると考えます。
あらゆることを否定的に感じて「もう辞めてしまいたい」というほどの気持ちになっているのだと思います。
「情動」とは、湧き上がってくる強い気持ちです。
・無力感
・涙が止まらない
・他者への怒り、自分への怒り
・本当は成し遂げたいことへの強い思い
こういった「情動」をそのままにせず、積極的に受け止めること。
これが「問題解決の3つのアプローチ」1つめの「情動」アプローチです。
「情動」を積極的に受け止める方法は2つあります。
「こんなことを思ってはいけない」と、自分を否定しないことが最初の一歩です。
「もう辞めたい!」と思ったら、「いま、辞めたいくらいの気持ちになっているんだな」と受け止めます。
「なんでこんなことになったんだ!」と怒りや後悔が湧いてきたら、「怒っているんだな」と受け止める。
「こんな自分はダメだ!」と自己否定に陥ったら、「自分をダメだと言いたくなるくらい、思い描いた理想と、現実がかけ離れているんだな」と理解する。
湧き上がるすべての気持ちを、ひたすら受け止めていきます。
感情に「ふり回される」のと、感情を「受け止める」のは、似ているようで大きな差があります。
そんな車に乗っていたら、危険ですね。
番組を見ているだけですから、あなたは安全な場所にいます。
感情を「受け止める」練習をしましょう。
1)「あー、もう嫌だ」という気持ちが出てきたのに、すぐに「こんなこと思っちゃダメだ」と否定してしまう。さぁ、どうする?
2)「また思っちゃった!」と思ったら。
なにかあるとすぐに、他人に聞いてもらいたくなるかもしれません。
他人に受け止めてもらうことで、スッキリすることもあります。
逆に、他人に聞いてもらってもスッキリしないことはありませんか?
どれだけ他人が受け止めてくれても、自分が受け止めなければ、スッキリはしません。
相手が受け止めてくれたとき、無意識であっても、あなたが拒否すれば自分のものにはなりません。
逆も同じです。相手が嫌なことを言ったとき、あなたが「そうだ」と思わなければ自分のものにはならないのです。
まず自分の心を整えることが大切です。
アドバイスを受けるなら、気持ちを受け止めてもらった後。
他人は、観客です。プレイヤーであるあなたを、外から見ている観客ですから、好き勝手なことを言います。
それが、あなたにとって励みになる有効なアドバイスならいいのですが、無効なアドバイスのときは、ますます悩みを深めることになってしまいます。
あなたから先に「どうしてほしいのか」を伝えるのがよいでしょう。
もしスッキリしなくても「否定せず聞いてくれて、ありがとう」と伝えましょう。
それを繰り返しているうちに、「情動」が解決してきます。
1)あなたの周りに、あなたの話を否定せず、アドバイスもせず、まず気持ちを受け止めてくれる人はいますか。
2)「ただ話を否定せずに聞いてもらいたい」と伝えてみましょう。
うまくいかないとき、1つめの「情動」アプローチと同時進行で、2つめの「問題」アプローチも取り組む必要があります。
放っておくと、借金が膨らむなど、現実は深刻化していくからです。
書き出さないと、どれだけ「たくさん考えた」と思っていても、建設的でない場合が多いです。
仕事ができる人ほど、紙に書き出します。
可視化することで、同じことを何度も考えて時間を無駄にすることを防ぎます。
頭で考えると、どうでもいいことを何度も考えてしまいがち。
可視化すると、優先順位をつけやすくなります。
具体的には、次のようなことを紙に書いていきます。
・借金の残高はいくらで、月にいくら返済すれば、期間はどれくらいで完済するのか。
・家族・親戚で助けてくれそうな人はいるか。最初からダメと決めつけず、全員書き出す。少しでも可能性があるならお願いしてみる。1人につき小さな金額なら可能性はある。
期待はせずに、ダメでも「ありがとう」と伝える。
文句を言わず、笑顔と「ありがとう」で、人の心は変わることがある。ダメと言っていた人も、後から助けてくれることもある。
・バイトの見直し、家賃の見直し、固定費の見直し。
収入を増やすこと、支出を減らすこと。両方に取り組む。
支出の中でも、固定費はできるだけ減らす。
たとえばテナントを借りていたのなら、解約して、予約が入った日だけレンタルルームを借りるなど。
・相談できるところを探す。市役所、法律事務所、司法書士、弁護士、法テラス、銀行、コンサルタントなど。
自分の頭で考えるより、プロに考えてもらったほうが、解決に近づく。
ただし、解決を焦りすぎないこと。焦ると、騙されるリスクがある。信頼のおける相手かどうか、よく見極めること。
・借金救済制度の活用、ローンの借り換え。
専門家の意見も聞きながら、長期的に少しでもラクになるように、具体的に行動を起こす。使える制度を探す。
ローンの借り換えは一度やってしまえば後がラクになる。
・ターゲット層の見直し。
それに伴い、場所・時間帯の見直し。広告宣伝方法の見直し。
・続けるか、辞めるかの二択ではなく、事業転換も視野に入れる。
事業再構築補助金などの補助金を受けられる可能性もある。
こう言われることがありますが、正確に言えば、
手足を止めないのは、「問題」アプローチの考え方です。
しかし、情動を受け止めずに手足を動かし続けたら、燃え尽きてしまうリスクがあります。「情動」アプローチも同時に行いましょう。
じゅうぶんに睡眠・栄養をとることも忘れずに。
手足を動かし続けるエネルギーの源を、削ってはいけません。
心身を大切になさってくださいね。
うまくいかないときでも、1つずつ対処していけば、必ず道は開けます。
上記のうち、あなたは、どれからやってみますか?
うまくいかないとき、「情動」「問題」アプローチと同時進行で、3つめの「人生観」アプローチも必須です。
たとえば、松下幸之助は「不況またよし。不況は改善、発展への好機である」とつねづね語っていたそうです。
なぜ生きるのか。
仕事のため?お金のため?家族のため?社会貢献のため?
多くの人は、仕事、お金、家族、社会貢献などが「人生の目的」だと思っています。
目的だと勘違いすると、うまくいかなくなったとき、人生に絶望するでしょう。
働く意味、生きる意味がわからなくなり、進むべき方向性を見失うのです。
誰でも、すべての人に共通する「生きる目的」が明確になります。
生きる「目的」がわかると、仕事は「手段」だったとハッキリします。
生きる目的を知れば、どんなことも意味をもちます。
順調にうまくいっても、「人生の目的」を知らぬまま終える人のほうが悲惨でしょう。
どれだけ順調にいっても、最期、この世のものは何一つ持ってゆけないのですから。
不幸は「目的」を知るキッカケ、幸せに向かう好機です。
「人生観」アプローチをしなければ、いつかまた同じ問題が発生するでしょう。
「人生の目的」を知るために、何をしますか?
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