こころ

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怒られるのが怖い人は必読!怒られ上手になれる「怒られる克服法10選」

目次

  1. 怒られる克服法1、「怒ってくる人」のことも、人格否定しない。
  2. 怒られる克服法2、怒られるときは「感じるな、考えろ!」
  3. 怒られる克服法3、怒る人は、困っている人。
  4. 怒られる克服法4、私だったら、そんなことで怒らないのに…
  5. 怒られる克服法5、悪い人じゃないけど、自分にとっては都合の悪い人。
  6. 怒られる克服法6、自分の欲は、自分で満たす。
  7. 怒られる克服法7、自分で欲を満たすように、相手の欲も満たす。
  8. 怒られる克服法8、相手は、相手の都合で怒っている。
  9. 怒られる克服法9、あなたがとるべき2つの行動
  10. 怒られる克服法10、怒られても、揺るがない心の幸せ

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

怒られるのが怖いです。また怒られるのではないかと思うと不安だし、逃げたくなってしまいます。

怒られるのは、イヤですよね。

この記事を読めば、

1・怒られることが減る。
2・怒られても、相手の怒りを静めることができる。
3・相手の怒りが静まらないときも、自己否定に陥らない。

三段階で、あなたは怒られても大丈夫!になれます。

怒られるのは、イヤ。それでも怒ってくる人は世の中に存在します。
それなら「怒られ上手」になってしまいましょう。

あなたも怒られ上手になれる、怒られる克服法10選をお届けします。

怒ってくる人が存在しても、あなたはやっていけます。

怒られる克服法1、「怒ってくる人」のことも、人格否定しない。

「怒るのはパワハラ!」
「不機嫌ハラスメントだ!」

「怒る奴はダメ」と、怒る人のことを心の中で「怒って」いませんか?

たしかに極端な暴言や、大声で怒鳴る行為は、取り締まらねばなりません。

しかし、「怒ること=ダメ」と言ったところで、「怒らなくなる」ことはできません。

人間は煩悩具足。誰もが「欲」のかたまりです。
その「欲」がさまたげられたら、「怒り」になります。

煩悩具足(ぐそく)= 煩悩のかたまり
煩悩の代表……欲・怒り・愚痴

怒りがダメならば、どんな人もダメな人です。

「人間は、怒るものだ」

という実態をまず明らかにみましょう。

怒られる克服法2、怒られるときは「感じるな、考えろ!」

「考えるな、感じろ!」

という言葉がありますが、怒られることに関しては逆を心がけましょう。

「感じるな、考えろ!」

相手の怒りを、感情や感覚で受け止めてしまうと、カミナリに打たれたような「衝撃」だけが残ってしまいます。

しかし、怒りは現実を変えるパワーです。

怒っている相手は、
「怒りによって、何を変えようとしているのか?」
怒られる側のあなたは、
「この怒りをきっかけに、何を変えられるか?」

考えることが、怒られる不安を克服することにつながります。

怒られたとき、どう考えればいいのか。
具体的にみていきましょう。

怒られる克服法3、怒る人は、困っている人。

相手が「怒っている」ということは、なにか「欲」がさまたげられて、困っている状態です。

怒る人は、困っている人。

私に対して、怒ってきているのであれば、

「何に困っているんだろう?」
「私はこの人のどんな欲をさまたげたのだろう?」

という視点をもちましょう。

相手の立場に立ってみる、ということです。
たとえば…

不安になっている

「安心したい」という欲がさまたげられて、怒っています。
安心できる説明や、言葉がけ、行動をとりましょう。

乱れているのが嫌

怒っている人は「きちんとしたい」タイプではありませんか?

誤字・脱字や、数字の間違い、体裁の崩れ、整理整頓ができていないなど、乱れていると「きちんとしたい」という欲がさまたげられて、怒ります。

できるだけきちんとするように努め、「乱れていてごめんなさい」と先に一言、断りを入れましょう。

忙しすぎる

「休みたい」という欲がさまたげられて、怒っています。

飲み物を差し入れする、「あめ玉1つどうぞ」と渡すだけでも心に余裕ができます。

あなたに期待している

「あなたと共に、これからも歩んでいきたい」という期待をしているのに、歩んでいく方向がバラバラのように感じたために、「そっちじゃないでしょ!」と、怒っています。

お互いに、目指すべき「共通のゴール」を再確認しましょう。

「同じ方向へ歩く」気持ちがあれば、敵対するのではなく、切磋琢磨する同志になるでしょう。

怒られる克服法4、私だったら、そんなことで怒らないのに…

相手の立場に立ってみても、どうもわからない。
私だったら、そんなことで怒らないのに…

そう感じることもあるかもしれません。

人によって、怒るポイントは違います。
「地雷」の場所は、人それぞれです。

自分が怒らないからといって、相手も怒らないとはかぎりません。

怒る = 大切なものを踏みにじられたと感じている。

自分と相手、大切なものは人それぞれ違いますから、
自分にとってはそれほど大切ではなくても、
相手にとっては怒ってしまうくらい、大切なものだったのです。

誰しも「守らねばならない大切なもの」をもっています。
生まれ育った環境や、これまでの人生経験から、つくり上げられるものです。

「この人にとっては、どうしても守りたいものなんだな」

相手の大切なものを、あなたも大切に扱ってみましょう。
「相手以上に大切にする!」くらいの態度をとれば、相手の怒りは静まるはずです。

怒られる克服法5、悪い人じゃないけど、自分にとっては都合の悪い人。

相手の人格を否定しそうになったら、

「悪い人じゃないけど、自分にとっては都合の悪い人」

と考えましょう。

悪い人=人格否定です。

そうではなく、
自分にとっては都合の悪い人。

つまり、あなたの欲がさまたげられているから、都合が悪いだけなんです。

あなたのどんな欲がさまたげられていますか?

・いつでも笑顔でいてほしい。
・自分のことを認めてほしい。
・自分のことを否定しないでほしい。

相手を責めるのではなく、自分の心と向き合いましょう。

怒ってくる人は、あなたの「欲」に気づかせてくれる人。

相手のことをどうしても好きになれなくても、自分の心と向き合っていけば、「この人がいてくれたから、大切なものに気づくことができた」と感謝できる日がやってきます。

怒られる克服法6、自分の欲は、自分で満たす。

あなたが、自分の「欲」にきづくことができたら、その「欲」を、相手によって満たしてもらおうとするのではなく、自分で満たしましょう。

いつでも笑顔でいてほしい。

人に笑顔でいてもらいたいのは、自分が笑顔になるためです。
それなら、先にまず自分が笑顔になってしまいましょう。

あなたが笑顔になるためには、相手が怒ったときに何をしますか?
何を思い出し、どんな考え方をしますか?
そうなった時のために、事前リハーサルをして、台本を考えておきましょう。

自分のことを認めてほしい。

相手が認めてくれるかは、相手の自由なので、変えられませんが、
まず自分で自分を認めましょう。

怒られたけれど、認めていいところもいっぱいある。

チャレンジしたこと、うまくできていた部分、前よりもできるようになった部分を見つけて、自分で自分を認めましょう。

自分のことを否定しないでほしい。

否定されたように思うのなら、あなたが自分を否定したのです。

自分で、自分のことを否定しない。

自分のことを否定しない、と決意しましょう。

「この人といると、自分を否定してしまう…」

そう感じる人とは、相性がよくないだけ。
自分を否定してしまうキッカケになる人からは離れましょう。

自分で自分を否定しない心が育ってくれば、多少、怒られても、それほど揺らがなくなります。

怒られる克服法7、自分で欲を満たすように、相手の欲も満たす。

あなたが欲しいものを、相手も欲していることが多いものです。
承認、ねぎらい、感謝、笑顔など。
まず自分から、相手に与えてみましょう。

小さな風呂で、お湯を自分のほうへ、かき集めると、お湯は脇から逃げていってしまいます。
逆にお湯を向こうへ押し出すと、お湯は巡って自分のもとに戻ってきます。

まず自分から、相手に与えるままが、すべて、自分のためになります。
まさに「情は人の為ならず、己が心の慰めと知れ」です。

相手のことも認める。

自分のことを認めるように、相手のことも認めましょう。
許すのは、相手のためではなく、自分のためです。

相手への恐怖心や、否定的な思いがゆるむはずです。あなた自身の気持ちがラクになります。
怒っている人を否定するのではなく、認められる部分に目を向けて、言葉にして相手に声をかけましょう。

怒られる克服法8、相手は、相手の都合で怒っている。

相手に笑顔になってもらおうと、まず自分が笑顔をしてみたけれど、相手の怒りがおさまらない…

もどかしく思うかもしれません。

ここまでお伝えしてきたことをやっても、まだ相手が怒っているようなら、あなたの問題ではありません。

相手は、相手の都合で怒っているのです。

相手の感情は、相手のもの。
相手の感情を、あなたがコントロールすることはできません。
相手の感情をコントロールできるのは、本人だけです。

「怒るな!」「笑っていてよ」

と相手に求めるのは、相手の感情をコントロールしようとしている「境界侵入」です。

怒っている人を、怒らせてあげる。

相手の感情に、境界侵入しないようにしましょう。

怒られる克服法9、あなたがとるべき2つの行動

自分の心と向き合ったら、とるべき行動は大きく分けて2つです。

(1)離れる

相手の尊厳は守った上で、

自分には悪い影響を及ぼす人だ。

そう思うなら、その人からはそっと離れましょう。

(2)関係を続ける

怒られるのは正直なところ嫌だ。
だけど、自分に気づきを与えてくれる。
長い目で見れば、自分に良い影響を及ぼす人だ。

そう思うなら、次のやり方を試してみてください。

◆「人格」と「行為」を分ける。

「人格」と「行為」を分けて、行為を叱る。

これは「叱る」ときのセオリーです。

「叱られる」ときも、同じです。
受け取る側は、もし「人格」を否定されたように感じても、「行為」を直すように、しっかり聞き分けましょう。

「人格」「行為」を分けて、行為を直す
「人格」は、誰にも傷をつけることはできないダイヤモンドのようなもの。

誰から何と言われようとも、あなたの尊厳はすこしも変わりません。

「行為」をこう変えたらいいよと「教えて」もらっただけなのです。
そう受け取れると自己肯定感は下がらないまま、経験を積めます。

怒られる克服法10、怒られても、揺るがない心の幸せ

怒っている人を、怒らない。
そう思っても、自分も「煩悩のかたまり」なので、怒りの心は出てくるものです。

相手も、自分も、
怒りの心は無くなりません。

もちろん、怒りは気持ちのいいものではありません。
怒っている本人は苦しいですし、
怒りを向けられた人も苦しい。
怒っている人を見た周囲の人も苦しみます。

怒りは連鎖します。
できるだけ、怒りを自分のところで止めるようにしましょう。

それでも、自分も腹を立ててしまうもの。
腹が立つものは、立ちます。

人は死ぬまで、怒りの心は無くなりません。

「怒らないように…」

努力した人ほど、怒りの止めがたいことが知らされます。

悪性さらにやめがたし

仏教ではこう言われます。

自分が、悪のやめられないことに気がつけば、
相手が、悪をやめられないのを見ても、少し寛大になれるのではないでしょうか。

「いやぁ、なかなか寛大になれません…」

寛大になれないのもまた、
「悪性さらにやめがたし」です。

悪性やめがたい私が、こんな素晴らしい本当の幸せになれた!
だから、不思議。感謝。有り難い。

本当の幸せは、どんな悪によっても揺るがないものです。
本当の幸せは、誰からどんなことを言われても壊れないものです。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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