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今回はこんなお悩みについてです。
嫌だと感じる人に対しても、笑顔や親切に心がけていらっしゃるんですね。
なかなかできることではありません。
とても素晴らしいと思います。
『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著、1996初版、キングベアー出版)を通して「Win-Winの人間関係をめざそう」とお話ししていますが、Win-Winは達成しやすいものではありません。
この世で最も親密な関係である、夫婦や親子でさえも、難しいものです。
まして、嫌だなと感じる人と、お互いが幸せなWin-Winになるには、大変な苦労が要ります。
もしあなたが、嫌だと感じる人とWin-Winになれたら。
あなたは無敵ですね。
「嫌だなと感じる人ともWin-Winの関係を築けた!」というイメージをふくらませて、あなたらしさを見失わないように注意しながら、「嫌だなと感じる人との接し方」を一緒に考えていきましょう。
Win-Loseの人とは、簡単に言うと、
という態度の人のことです。
Win-Loseの人と接する時こそ、Win-Winの精神が試されます。
たとえば…
「おやつは後にしようね」と優しく言っても、「いま食べたい!」と言い張る。
親が堪え切れなくなって、叱りつけると、「お母さんがいじわるする!」と大泣きしてしまった。
「もう少し、完成してから持ってきてくれないか」と言っても、「教えてもらわなければ、わかりません」とやる気のない様子。
手取り足取り、教えなければいけないものだろうか…。
何度も打ち合わせを重ねて決めた方針なのに、大どんでん返しを食らった。
さすがに耐えられず、「チームで長い時間をかけて、話し合って決めたのです」と抗議しに行ったが、「とにかくダメなもんはダメ」と突き返されてしまった。
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今までのあなたのやり方では、相手がWin-Loseの態度で来た場合、どうしてもLose-Winの反応になってしまうでしょう。
Lose-Winとは、簡単に言うと、
という姿勢です。
「Win-Winを考える」とき、自分の心を深く見つめれば、「脚本」や「今までの習慣」は乗り越えられます。
Win-Winは達成しやすいものではありません。
そんなとき、どうすればよいと思いますか?
嫌だなと感じている人に対して、このように努めるのは、とても大変なことですが、必ずあなた自身に「幸せな結果」がやってきます。
あなたは、どんな「幸せな結果」を得たいでしょうか。
「嫌だなと感じる人ともWin-Winの関係を築けた!」というイメージをふくらませてみましょう。
そして、「本当におたがいを満足させる案を真剣に望んでいる」ということが、相手に伝わるまで、「関係づくり」のプロセスを続けていきましょう。
Win-Winは、原則なので、日々の生活で実証することができます。
ただし、Win-Loseの脚本が強すぎる相手には、No-Dealの選択肢があることを忘れてはなりません。
Win-Winの結果でなければ、どちらもLose-Loseになってしまいます。
あなたが誠意を尽くし、敬意を表現し続けても、まったく相手がWin-Loseの脚本から抜け出さない場合、それは相手の問題ですから、仕方のないことです。
あなたの今の力量と、相手の脚本の強さが、合っていない場合。
お互いのためにならない、Lose-Loseになりがちです。
そういう時は、No-Dealの選択を意識しましょう。
No-Dealをしたくても、時間的に難しかったり、相手との関係上できない場合は、
これは、Win-Winの低い次元ではありますが、あなたが受ける被害を最小限にするための方法です。
こういった結果になるよりは、あなたにとって、マシな結果を得られるでしょう。
低い次元であっても、Win-Winには変わりありません。
どうすれば、Win-Winの人間関係を築けるでしょうか。
仏教のことばを学ぶと、そのヒントになるかもしれません。
仏教では、人に親切することを「布施」といいます。
「布施」という漢字は、「ひろく(布)ほどこす(施)」という意味です。
「お布施」と聞くと、僧侶に渡すお礼のお金だと思われがちですが、相手は僧侶に限りません。
相手になにかを与えることは、僧侶以外の相手であっても、布施です。
また、お金やモノに限らず、
こういった目に見えないモノを相手に「ほどこす」ことも、すべて「布施」です。
「布施」は、もともとサンスクリット語の「ダーナ」が語源。
「ダーナ」から、
英語では「ドナー」
日本語では「旦那」
という言葉になったといわれます。
布施は、お釈迦様が挙げられた6つの善(六度万行)の中で、やりやすい善として最初に挙げられています。
善をすれば、やった人に幸せな結果が現れます。
相手がたとえ嫌な反応であったとしても、
善に心がけたあなた自身に、善果が現れるのです。
お釈迦様は、「布施をした人ほど幸せになれる」と教えられます。
仏教では、布施の相手を「田んぼ」に例えて、「福田(ふくでん)」と言われます。
なぜ、布施の相手を「田んぼ」に例えられたのかというと、
種をまいた本人が、幸せという結果を手に入れるからです。
田んぼに、種をまいている人を見て「バカだなぁ、田んぼに種を捨てている」と思う人はいないでしょう。
田んぼが種を食べてしまうことも、ないですよね。
やがて収穫したものは、すべて種をまいた人のものになります。
同じように、布施も、善を心がけて行動した本人に、必ず幸せが現れるのです。
こういうことは、ありません。
人に施せば、一時的に、自分が損をするように感じることもあります。
がっかりして、「やらなきゃよかった」と思うことも、あるかもしれません。
ですが、布施をして、損をすることは決してありません。
「善因善果、悪因悪果、自因自果」の因果の道理は、いつでもどこでも変わらない法則です。法則は、人が曲げられるものではありません。
ほどこす人は、一時的に損をしたように見えても、めぐりめぐって人から好かれ、頼りにされ、恵まれるのです。
ただし、注意点があります。
誰にでも施せばよいものではないという点です。
お釈迦様は、布施をするときは、相手を選びなさいと教えられています。
布施をする相手(福田)に3つあり、「三福田」とか「三田(さんでん)」と言われます。
【三福田・三田】
・敬田(きょうでん)
・恩田(おんでん)
・悲田(ひでん)
あなたがもし、親切をしても報われない、苦しいと感じているのなら、布施をする相手が「三田」ではないからかもしれません。
・尊敬できる上司だと思っていたけれど、敬うべき徳を備えた人ではなかった。
・恩を受けたことを感謝していたけれど、それを悪用する人だった。
・困って苦しんでいる人だと思って親切にしたけれど、悪意があった。
あなたが苦しくなる一方ならば、布施をする相手を変えましょう。
あなたにとって、「敬田・恩田・悲田」にあたる人は、誰ですか。
相手を間違えていなければ、
布施をした本人が、幸せになります。
布施を受けた人も、幸せになります。
すべての人が幸せになる方法を、仏教には教えられています。
◆
布施は、大きく分けると「法施」と「財施」の2つがあります。
仏教を聞いた人も、伝えた人も、幸せになります。
自分が持たないものは、人に施すこともできません。
まず自分が仏教をよく聞くことで、あなたのものになります。
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