人間関係

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「言うのも後悔、言わないのも後悔」どっちも苦しいと感じるときは

【目次】

  1. 嫌われる勇気をもったら、本当に嫌われて後悔するケース
  2. ギクシャクしたくないから、言えない。ストレスをためて後悔するケース
  3. 「言うのもやっていける、言わないのもやっていける」という人もいる
  4. 言える人、言わない人。どっちが幸せ? ~有無同然~
  5. 苦しみの根元を抜く方法

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

「言うのも後悔、言わないのも後悔」と感じることがあります。
どっちにしても、苦しみから逃れられない。
こんなとき、どうすればいいのでしょうか。

言っても、言わなくても、うまくいかない。
後悔するのが目に見えている…。

そういうこと、ありますね。

今日は「言う?言わない?」のお悩みについて、一緒に考えてみましょう。

嫌われる勇気をもったら、本当に嫌われて後悔するケース

溜め込まないで、早く言ってしまったほうがいい

こんなアドバイス、よく耳にしませんか。

伝えることは、大切です。
伝えなければ、「伝わった」ということはありませんから。

ところが、

モヤモヤを抱え続けるよりも、とりあえず伝えてみよう!

そう思って伝えてみたら、イヤーな顔をされて、
「言わなきゃよかった」と後悔する。

言ってから、関係がギクシャクしてしまって、状況が悪化してしまった。
後悔先に立たず。
なんで言ってしまったんだろう…。

嫌われる勇気をもったら、本当に嫌われてしまった。
残ったのは後悔だけ。

そんなことも、あり得ます。

「伝える」ことには、後悔するリスクもあることを、頭に置いておかねばなりませんね。

ギクシャクしたくないから、言えない。ストレスをためて後悔するケース

どうせ言ってもわかってもらえない
相手に嫌われるくらいなら、自分がガマンすればいいか

言わないほうが角が立たず、穏便に過ごせることもあります。

そもそも、あなたが「言わない」選択をするのも、なにか理由があるはずです。

・言ったら、ひどい目に遭って後悔した
・何倍にも言い返されて後悔した
・嫌な顔をされて後悔した

「言わなきゃよかった…」と後悔した経験があるからこそ、無意識のうちに「言わないほうが正解」と学習してきたのでしょう。

ところが、小さなことも積み重なれば、真綿のように首を絞めることがあります。

「私さえ我慢すれば」

溜め込むのがクセになると、周りは何も気づかないままです。

・突然「辞めます」と言って驚かれる
・メンタル不調になって仕事を休む

こういうことを繰り返してしまいがちです。

周りはこう思います。

「もっと早く言ってくれたらよかったのに」

自分の中で、問題を膨らませて、大ごとになってしまうリスクもあります。

言わないということは、「なにもしない」ことを「している」のです。

「なにもしなかった」後悔もあることを、知っておきましょう。

「言うのもやっていける、言わないのもやっていける」という人もいる

「言うのも後悔、言わないのも後悔」と感じるのは、
もしかしたら、HSP(繊細さん)かもしれません。

伝えるまで、アレコレ考える。
伝えた後も、アレコレ考える。

HSPさんは、慎重に考えて行動し、行動後も反省するので、
どちらも良い選択だと思えないことがあります。

・考えすぎて、行動できずに後悔
・せっかく一生懸命、考えて行動したのに、思ったほどの良い結果にならず後悔した

こういう結果になりがちかもしれません。

逆に、

それほど考えずに、伝える
伝えて失敗しても、それほど深く考えない

こういう人もいます。それほど深く考えこまない人は、

「言うのもやっていける、言わないのもやっていける」

という感じで、やっていけます。

慎重に考える、深く反省することは、いいことですが、
あまり建設的に考えられないときは、
「言うのもやっていける、言わないのもやっていけるんだ」
と考えてみましょう。

「言うのもやっていける、言わないのもやっていける」
そんな世界観の人がいるのですね。

ほどよい肩の力で、言う。
そこそこで、言うのをやめる。

「溜め込みすぎ」の後悔と、「言いすぎ」の後悔に気をつけましょう。

言える人、言わない人。どっちが幸せ? ~有無同然~

言える人はいいよなぁ。
あまり考えこまない人はいいなぁ。

こんな声をよく聞きます。

ところが、実際はそう簡単ではありません。

仏教には、「有無同然」(うむどうぜん)という言葉があります。

有っても、無くても、憂き思いは同じく然り
という意味です。

無い人は、無いことで苦しむ。
有る人は、有ることで苦しむ。

さて、どういうことでしょう?

1、言えない人が羨ましく思う「言える人」

なかなか言えずに後悔する人は、
スカッと言える人を見ると、羨ましく思うでしょう。

ところが実際は、
スカッと言う人は、誰かを傷つけがち。

自分が傷つかない人は、だれかを傷つけている人。

人を傷つけたら、周りから人が去っていく。
孤独な気持ちになって、自分も傷つき、後悔するのです。

2、言える人が羨ましく思う「言わない人」

ついつい言って後悔しがちな人は、
余計なことを言わない人を見ると、羨ましく思うでしょう。

ところが実際は、
言わない人は、自分を犠牲にして傷つけがち。

自分を犠牲にしたら、体調を崩すか、怒りが爆発します。

人の顔色をあんなに伺っていたのに、
体調を崩したら、誰に迷惑かけるとも考えられず、いなくなる。
爆発するときは、後は野となれ山となれ!

人と疎遠になって後悔し、孤独な気持ちでまた苦しむのです。

3、うまく立ち振る舞える「好かれる人」

余計なことは言わないけれど、言いたいことは適切に言える。
こんなコミュニケーション能力をもった人もいます。

「いいなぁ、なんの悩みもないんでしょ」

さて、本当に悩みはないのでしょうか。

言葉が上手で、うまく立ち振る舞う人は、
有名人や政治家、社長になり、
どこに行っても「あ、○○さんだ」と見られている。

実際は、好きなところに気楽に外出もできず、不自由。

ひといちばい苦労して身につけたコミュニケーション能力なのに、

「できる人は、苦労なくていいよね」

妬まれ、嫉まれ、敵視されて、出る杭は打たれる苦しみがあります。

それに、外ではニコニコ笑っていても、
家に帰ったら、

「こんなウソの自分、やってられるかー!」

と、ドッと疲れが出る人もあるでしょう。

有っても、無くても、憂き思いは同じく然り
苦しみのない人なんて、いないのです。

苦しみの根元を抜く方法

「一切皆苦」(いっさいかいく)
すべての人はみな、苦しんでいる。

その苦しみを抜くと言われているのが、仏教です。

「抜苦与楽」(ばっくよらく)

仏教の目的は、抜苦与楽です。

苦しみの根元はコレだ!と明示し、その苦しみを抜く方法(抜苦)を教えられています。

それだけでなく、本当の幸せになれる(与楽)のが仏教です。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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