人間関係

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許せない相手がいる。どうすればいい?

目次

  1. 許せない気持ちを、どう扱えばいい?
  2. 許してあげるべき人は、誰?
  3. 許せない感情はダメ?「不要な感情は1つもない」
  4. 許せない相手との付き合い方
  5. 許すというより、あきらめる。
  6. 否定的な感情を受け入れられるようになる方法

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

どうしても許せない人がいます。
謝罪さえ受け付けたくありません。

許せない自分を、小さい人間だと思います。

「許せない」気持ちで苦しんでいらっしゃるのですね。

よほど「嫌だ」と感じることが、積み重なったのでしょう。

それでも、

「許したほうがいいんだろう」

と、心のどこかで思っているからこそ、

「許せない自分は小さい」

と自分を責めてしまうのではないでしょうか。

「許したくない人」
私も、そういう人がいます。1人や2人でなく…何人もいます。

それでも、自己否定もせず、「許せない気持ち」を持っているままで、問題にならずに過ごしています。

今回は「許せない」気持ちをどう扱うか、一緒に考えてみましょう。

許せない気持ちを、どう扱えばいい?

ある意味、許せない人とは「ご縁がない」のだと思います。

あなた自身が大切にされない。
だからあなたは今、拒絶反応を起こしている。

「私のことを大切にしたい」

これは人間として当然な気持ちだと思います。

嫌なことが心に入り込んでこないように、心がバリアを張って、あなたを護ろうとしているのです。

その気持ちは無視せずに、大切にしましょう。

「許さなきゃいけない」

そう思うと、あなたの気持ちを無視しなければならなくなります。

感情は、いつでも自分の役にたちます。
不要な感情は、1つもありません。

あなたを護ってくれている感情を、まず受け止めて感謝しましょう。

許してあげるべき人は、誰?

相手のことを許せない。
謝罪さえ受け付けたくない。

それがあなたの素直な気持ちですね。

そのことと、

許せない自分を、小さい人間だと思います。

これは別の問題だと思います。

「許すことができない自分」「小さい人間」と思うと、苦しくなりませんか。

ただでさえ、相手からの嫌なことが重なって、つらい思いをしているのです。
かなり傷ついているのです。

さらに自分で自分を傷つけて、傷を深くしていませんか。

他人との関係で傷つくのは避けられなくても、自分で自分を傷つけるのは、やめにしませんか。

あなたはこんなに嫌な思いをしていながら、心のどこかで相手を許そうとしている。
もうじゅうぶんだと思います。許さなくていいと思います。

それよりも、「あなた自身」を、許してあげませんか。

許せない感情はダメ?「不要な感情は1つもない」

「相手のことを許せない自分」
お悩み相談を受けていると、よくこういう言葉を聞きますが、私はどうも「んん?」となります。

「不要な感情は1つもない」

これがしっかり身につけば「許す・許さない」という問題にはなりません。

私はものすごく怒っている。

だから「許せない」「謝罪なんていらない」とまで思う。

それくらい強い感情が沸き起こっている。

強い怒りには、「私自身が大切にしたいものを、踏みにじられた」という“大切な何か”があるはずです。

「私が大切にしたいもの」が隠されている。それに気がついていますか?

相手に腹が立ったときは、自分が大切にしたい価値観を発見するチャンスです。

「私はなにを大切にしたいんだろう」
「私はなにを重要だと思っているんだろう」

ここをまず、しっかり掘り下げる!

「私は『決めつけないで話を聞くこと』を重要だと思っているんだ」
「私は、人が見ていないところでも、誠実であることを大切にしているんだ」

など。あなたの中に必ず答えがあります。

許せない相手との付き合い方

自分が大切にしている価値観に気づけましたね。

その上で、私が大切にしているものを、相手は大切にしてくれない。

今、こういう状況ですね。

相手には相手の尊厳があります。

相手には、そのように考え、そんな行動をするに至った経緯がある。

良い・悪いを判断する前に、「こういう人がいる」というのが事実。

じゃあ、その人とどう付き合っていくか?

私の大切にするものを、大切にしない人とは、距離を置く。これも正解◎

私の大切にするものを、その人にも大切にしてもらうために、伝える。これも正解◎

0か100かではなく、どのくらい接する?どのくらい伝える?頻度は?強さは?

それを自分で調整していきます。

「もう顔も見たくないくらい、関わりたくありません」

きっとあなたは「許せない」と思うほど、これまで我慢して、なんとか相手とうまくやっていこうと努力してこられたはずです。

それで限界がきている。

ということは、あの人とは「ご縁がない」と、明らかにみるしかないと思います。

許すというより、あきらめる。

あれこれ模索してもうまくいかない時は、思い切って距離をおくのが正解、ということも多いです。

許すというより、あきらめる。

今のあの人と、私は、どうしてもご縁がないんだ。
あの人は宇宙人で、私の言葉が通じないんだ。
それならしゃーない。まーいっか。

こんな感じで、いい意味で、あきらめる。

そうすると、スーッと楽になると思います。

「許す・許さない」というと、なんだか自分の感情を否定している印象を受けます。

あきらめるとは、事実を受け止めて、“肩の力を抜く”感じです。

こだわっても自分に得がないし、疲れるし、不幸な気分になる。
だから、宇宙人のことはほうっておこう。
私はご縁がある人を大切にして、大事なことにエネルギーを使おう。人生の時間は有限。あっという間に終わっちゃう。優先順位の低いものは、ほうっておこう。

こんな感じで考えたら、気分はいかがでしょうか。

否定的な感情を受け入れられるようになる方法

「否定的な感情を持ってはいけない」

そう思っていませんか。

少しでも否定的な感情をもつと、「こんな自分はダメだ」と思い、自分を責めてしまいがちです。

自己理解が深まると、こんな良いことがあります。

◆否定的な感情があるままで、「生きるって、なんて素晴らしいんだろう!」

◆なにかにぶつかっても、力が湧いてきます。

◆ステキなご縁に恵まれ、ますます、感謝と幸せ。

仏教では、自己理解を深め、あなたの心の奥底にある「欲・怒り・愚痴」を受け入れる方法が教えられています。

受け入れるどころか、

◆苦しみが大きいほど、喜びに転じ変わってしまう!

という心に、あなたもなれるのです。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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