人間関係

人間関係

HSPなら分かるはずなのに!HSPなのに理解し合えない理由

目次

  1. 「HSPなんだからわかるでしょ?」と思ったのに、すれ違うとき
  2. 「HSPか非HSPか」「同じタイプのHSPか」気になりませんか?
  3. 「なんで分かってくれないの!?」という怒りがスーッと消える方法
  4. 「同じタイプ」や「親しい人」とすれ違う原因
  5. あなたの深い悩みを解決するヒント

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

同じHSPさんに傷つけられることが、つらいです。
HSPなら、私が不快に思うことは、想像できるはずなのに、
どうしてわざとするのかなと、イライラします。

同じHSPさんと接していて、傷ついたんですね。
悲しい思いをしましたね。

「同じHSPさんだから、理解してもらえる」という期待があるからこそ、よけいにつらかったのではないでしょうか。

傷ついた自分の心に、手を当てて、やさしくいたわってあげてくださいね。

「私が不快に思うことくらい、想像できるはずなのに!」

こんな気持ちになることは、HSP同士でなくても、親・夫・妻・友達など、親しい間柄ならありうると思います。

そんなときに、どうすれば傷つかずに済むのか。

一緒に考えていきましょう。

「HSPなんだからわかるでしょ?」と思ったのに、すれ違うとき

「HSPなんだからわかるでしょ?」

そう思っていたのに、すれ違うことがあります。なぜでしょうか。

じつは、HSPになる遺伝子は、いくつかの遺伝子が集まっているといわれます。

遺伝子の組み合わせによって、HSPといっても、いろんなタイプのHSPになります。

「あの人はHSPなのに、どうしてこんな鈍感なことするの?」

と思うことがあるのも、当然なんです。

相手の方は、あなたとは違う部分について、敏感に察知するタイプのHSPなのでしょう。

HSPさん同士でもすれ違うことは、よくあります。

HSPさん同士だと、つい「HSPなんだからわかるでしょ?」と期待しがちですが、自分の期待と合わないことはある、と知っておいてくださいね。

「HSP同士なら、すべて分かり合える」というのは幻想です。

現実にはありえない幻想を描いていると、いつかは必ず裏切られ、悲しみに変わってしまいます。

あなたが傷つかないために、「HSP同士でも、分かり合えないことがあるんだ」と知っておいてくださいね。

「HSPか非HSPか」「同じタイプのHSPか」気になりませんか?

HSPか、非HSPかの区別も、1つの目安としては大切です。

同じHSP同士、似たような感覚をもっているからこそ、安心できることもあるからです。

ところが、HSPといっても、いろんなタイプのHSPがいます。

そう聞くと、今度は「同じタイプのHSPかどうか」と気になりませんか。

たとえ「同じタイプのHSP」を見つけたとしても、残念ながら、完全に分かり合うことはできません。

実際は、1人1人、まったくちがう人間だからです。

そうはいっても、共通の部分が多いほど、「この人はわかってくれる!」と期待もふくらみ、少しのズレも許せなくなりがちです。

期待しちゃいけないんですね。できるだけ期待しないようにします。

「期待しちゃいけない」と言ったところで、人は、期待するものです。

ではどうすれば、悲しむことを減らせるでしょうか。

「なんで分かってくれないの!?」という怒りがスーッと消える方法

仏教の「業界(ごうかい)」を知っていますか?

業(ごう)とは、「おこない」のことです。

朝、パンを食べた。出勤して、事務仕事をした。こういうのも「おこない」ですが、仏教では口で言ったこと、心で思ったことまで、「おこない」だと言われます。

心・口・体でやったことを「業」と言うのです。

私たちは、ひとりひとり、朝から晩までさまざまな「業」をつくっています。

親子や、夫婦ならば、食べたものくらいは同じでしょうが、心で思うことまで含めると、まったくちがう「業」をつくっています。

同じ映画を観ても、どこに感動したか、自分のどんな経験を思い出しながら観たか、心でつくった「業」がちがいます。
今日一日にしゃべったことは、2人で話していても、ちがう言葉を発しているでしょう。口でつくった「業」がちがうのです。

「業」が生み出す世界を「業界(ごうかい)」と言います。

人は、同じ世界に生きているように思いますが、じつはそれぞれまったく違う「業界」に住んでいるのです。

「業界」を知ると、1人1人、まったくちがう人間だと明確になりますね。

分かり合えなかったとき、ただ「業界がちがう」だけだと知っていれば、

「なんで分かってくれないの!?」
という怒りはスーッと消えるでしょう。

「なんで」の疑問に、「業界がちがうから、わからない」と答えが出てしまっているからです。

「あなたは、そう感じるんだね」と、少し相手に優しくなれるのではないでしょうか。

「同じタイプ」や「親しい人」とすれ違う原因

日本人同士なら、同じ日本語で話すので、相手の思っていることを理解しやすいですね。

ところが同じ日本語を使っていても、関西人と東北人は、イントネーションや、語気の強さなど「なんかちがって、やりにくいなぁ」と思うことがあるでしょう。

同じ東北人なら、食べ物や風習、気候などが似ているので、相手の行動にもっと共感しやすくなりますね。

同郷で、同じ中学校、高校……となれば、ますます「相手のことを理解できる」と感じるのではないでしょうか。

HSP同士なら「繊細なことに気づく」感覚が似ていて、共感力も高いので、「誰にもわかってもらえなかった気持ちを、わかってもらえた!」と感じます。

「同じタイプ」や「親しい人」となら、理解し合えると思うでしょう。

似ていればもちろん、想像しやすい、理解しやすい部分はあると思います。

それでも「業界」のレベルで考えると、心・口・体でやった「業」は、今日一日だけでも相当なちがいがあります。

そっくりな双子であっても、生まれてから今日までの「業」の積み重ねは、大きなちがいを生み出します。

1人1人が、自分の「業」が生み出した世界「業界」に住んでいて、それぞれまったく違う世界を見ているのです。

だから、共通の部分や似ている面があったとしても、最終的には、目の前にいるその人と、「こんなことは私は嫌なんだ」「あなたはそう思うんだね」というやり取りをして、理解し合う努力が必要です。

「これくらい想像できるだろう」と思って、ちゃんと伝えないと、伝わりません。

あなたが理解してもらいたい人にこそ、「私はこんなふうに感じるんだ」とちゃんと言葉にして伝えて、相互理解を深めていく必要があります。

それでも、完全に分かり合うことはできません。

ですが、お互いに歩み寄る努力ができるなら、きっとこれからも、末永くつきあう関係を築けると思います。

あなたの深い悩みを解決するヒント

「業」についてもっと知ると、

  • 私は心でどんな「業」をつくっているのだろう。
  • 業には力があるという「業力」って何?
  • 業界が1人1人ちがうから、独りぼっちだと感じることがある。それでも孤独を解決する方法があるって本当?

こういった内容がスッキリ理解できます。

ひとつひとつ疑問を解いていくと、あなたの深い悩みを解決するヒントが見えてきます。

心・口・体の中でも、もっとも大きな結果を引き起こす「業」は、心です。
まずは「自分の心を知る」ことから始めてみませんか?
     ↓↓↓

月見草のカフェ勉強会・おしゃべり会も開催中です。ぜひお会いしてお話ししましょう。
      ↓↓↓↓

この記事を書いた人

ライター:月見 草

人生の目的が5ステップで分かる
特典つきメールマガジンの登録は
こちらから

詳細を見る

関連記事

人生の目的とは 生きる意味やヒントを見つけるための特集ページです。

生きる意味やヒントを見つけるための特集ページです。