人間関係

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友達とは?あなたを本当に理解してくれる友達と出会う方法。

目次

  1. 友達って何だろう
  2. 友達とは?ー友達と境界線(バウンダリー)
  3. 友達とは?ー友達がいない私はダメなのかな…
  4. 友達とは?ー友達と信頼関係
  5. 「孤独な心」の解決方法

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

「友達」「親友」って、なんでしょうか。
友達と呼べる人がいない私は、どこか問題があるのでしょうか。

「コロナをきっかけに、人との距離感が変わった」という人も多くいらっしゃいます。

あなたはどうでしょうか。

  • 飲み会の回数が減って、飲みニケーションが少なくなった。
  • 不要不急の外出をしなくなり、友達づきあいが激減した。
  • 在宅勤務になって、同僚とも顔を合わせなくなった。
  • 家族以外の人と外食する機会がほとんどなくなった。
「今までの交友関係はなんだったんだろう…」

こんな気持ちになること、ありますよね。

「友達って一体何?」「親友だと思っていたけど違ったのかな」という気持ちが起きるのも、自然なことだと思います。

「友達」「親友」とは何か。

今回はこんなテーマで考えてみましょう。

友達って何だろう

「友達」とは何か。哲学的なテーマですね。

よく話すけれど、友達じゃない
いつも一緒にいるけれど、親友じゃない
めったに会わないけれど、友達
ネット上だけのつきあいだけど、親友
私の友達はペットのタロだけ。

こう考えていくと、「いったい友達って何?」となってきますね。

「友達」を考えるとき、境界線(バウンダリー)と関わりの深い内容だと思います。

境界線とは、簡単に言うと「ここまでが私」という範囲のこと。

「これ以上は近づかないで」と思う相手には、境界線を引きます。
自分のことは話さないようにしたり、相手の言葉を聞き流したりします。

「もっと親しくなりたい」と思う相手には、境界線がゆるくなります。
自分のことをたくさん話したり、相手のことを知りたいと思ったりします。

相手を、私はどこまで受け入れるか。

これが「心の境界線」です。

友達とは?ー友達と境界線(バウンダリー)

私は境界線を8段階で考えています。

  1. 親子(血縁関係など)
  2. 夫婦(生活を共にして、空間や身体の境界線侵入を多く許す関係)
  3. 親友・恋人(プライベートをある程度深くオープンにする仲)
  4. サークル仲間や同級生(共通項を軸にして、楽しんだり支えたりする仲間)
  5. 同僚・上司・部下など(役割で付き合う人。個人よりも組織優先の関係)
  6. 先生(知識やスキルを伝授してもらう人)
  7. 店員さん(サービス提供など、その時、世話になるだけの関係)
  8. ご近所さん・通りすがりの人(マナーを守り、お互い境界線は侵入しない関係)

簡単に、3段階で考えてもOKです。

  • 親子・夫婦・親友など(かなりオープンにする相手)
  • 友人など(遠慮がちにオープンにする相手)
  • 同僚・店員・ご近所さんなど(ほとんどオープンにしない相手)

細かくいえば、同じ「友達」であっても、自分のことをどこまでオープンにするか、Aさん、Bさん、Cさん、ひとりひとり相手によって変わるのが「境界線」です。

境界線の記事で書きましたが、相手によって、境界線を壁のようにしたり、ほとんど壁がないくらいオープンにしたりします。

「友達」というと、どこまで自分のことをオープンにするのか、お互いに心地いい関係はどのくらいの距離なのか、試行錯誤を繰り返す関係だと思います。

相手によって、またその時によって、「心地いい」と思う距離感は変化するでしょう。

「友達だからこれくらいオープンにすべき」という正解はありません。

境界線に、正解・不正解はないのです。

お互いに「心地いい」と思える関係がベストです。

友達とは?ー友達がいない私はダメなのかな…

「友達と呼べる人がいない私は、どこか問題がある」と感じるのなら、「友達なら境界線をオープンにすべき」というイメージがあるのかもしれません。

  • 友達なら、なんでも話せる間柄じゃなきゃいけない
  • 親友なら、隠し事はしてはいけない

こんな思い込みがありませんか?

「友達なら、境界線をオープンにすべき。
なのに、そうしたいと思える人がいない。
“友達”と呼べる人がいない自分はダメなんだ」

そんなふうに感じているのかもしれません。

自分はダメなんだ、と考えると、しんどくなってきます。

そうではなく、事実をありのままに見てみたらどうでしょう。

「この人には、境界線をオープンにしたくない。
私は心地いいと感じないんだな」

「心地いいと感じない」だけ。その気持ちを否定する必要はないのです。

友達とは?ー友達との信頼関係とは

「友達だからこうあるべき」という正解はありません。

相手がオープンにするからといって、自分もオープンにしなきゃいけないこともありません。

あくまで、あなた自身が「心地いい」と感じるかどうかです。

同じように、相手も「心地いい」と感じるかどうかです。

お互いに「心地いい」と感じる距離感がちがうので、人間関係は難しいですね。

「心地いい」と感じる距離感は、ちがうけれども、

  • 相手が「あなたのことを本当に理解しようとしてくれるか?」
  • あなたも「相手のことをもっと知りたいと思うか?」

「友達」とは、お互いの「違い」を認めながら、相手を思いやり、歩み寄っていける関係のことかなと思います。

「もっと親しくなりたい」「この人には安心して打ち明けられる」という気持ちがあるなら、それは信頼関係なので、大切にしたらいいと思います。

信頼関係は、簡単には築けない、貴重なものですから。

境界線スキルがしっかりしてくると、

相手の境界線にズカズカ侵入しない
自分の境界線を守りながら、ある程度オープンにできる

という2つが同時にできるので、相手からは信頼されやすくなります。

「相手に流されて不快な思いをする」ことが減るので、拒絶や断絶をすることも減り、交友関係が続きやすくなります。

友達と呼べる人も、得やすくなるでしょう。

私たちは、1人では生きられません。
もし信頼できる人が1人でもいたら、それは有難いことですね。

たとえ「信頼できる人はいないなぁ」という時でも、自分を責める必要もないし、むなしく思う必要もないと思います。

「君子の交わりは淡きこと水の如し」

ことわざにあるように、親しい関係を求めず、淡白な人もいるのです。

「友達100人できるかな?」と歌われたのがずっと頭に残っていて、「友達は多いほうがいいのに、友達がいない自分はダメ人間だ」なんて思っていませんか。

「でもやっぱり、友達が欲しいです」

それなら、ネット上の友達や、メタバース(仮想空間)なども活用すれば、地域に縛られず、多数の中から信頼できる人を見つけて、自分の人生の目的を共有したり、共に励まし合ったりできると思います。

「ネット上でも友達を探していますが、孤独なきもちがなくなりません…」

そんなあなたのために「孤独な心」の解決方法をお伝えしましょう。

「孤独な心」の解決方法

人生には、孤独を感じる時もあるでしょう。

というよりむしろ、「友達がいても孤独を感じる」のが本音ではないでしょうか。

いちばん近い存在である「夫婦」でも、分かり合えないことも多いものです。

本質的には、人は孤独な心を抱えています。生まれる時も、死ぬ時も、ひとりぼっちですから。

仏教には「独生独死 独去独来」という言葉があります。

ひとりで生まれ、ひとりで死ぬ。ひとりで来て、ひとりで去る。

「孤独な心」の解決方法があるからこそ、言われたことです。

孤独感は、「自分の心を理解してくれる人がほしい」という気持ちの裏返しです。

あなたを本当に理解してくれる友達と出会うには、まず自分が「自分の心をよく理解すること」が大切です。

心理学には「ジョハリの窓」があります。

  1. 自分も他人も知っている自己
  2. 自分しか知らない自己
  3. 他人からは見えているのに、自分では気づいていない自己
  4. 自分も他人も気づいていない自己

仏教には、「自分も他人も気づいていない自己」を知るヒントがあります。

この心の奥深くに隠された自己を知ることができれば、孤独な心は解決できます。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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