幸せとは

幸せとは

嫉妬で自分が嫌になる。嫉妬が幸せに転じ変わる方法

目次

  1. 嫉妬とは?
  2. 嫉妬の意味
  3. 嫉妬は「原因がわからない」から起きている
  4. 嫉妬の前にある感情を見つけよう
  5. 嫉妬と「禁止事項」
  6. 嫉妬が幸せに転じ変わる方法

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

嫉妬って、どうして出てくるのでしょうか?
嫉妬をやめられないとき、嫌な気持ちで終わることが多いです。
どうしたらいいですか。

自分の心をよく見つめていらっしゃいますね。

もし自分の心を見つめて「嫉妬」に気づいていなければ、相手のせいにするだけだからです。

相手をただ「嫌いだ」「ムカつく」と思って、まわりに言いふらす。
「あの人さえいなければ…」と思って、邪魔をする。

自分の「嫉妬」に気づかず、相手のせいにしていると、このような行動になります。

相手のせいにするのは簡単ですが、幸せにはなれません。

まず自分の「嫉妬の心」に気づき、認めるのは、大切なことです。

嫉妬の心をもつことは、人間として自然なことです。
無くそうとしても、無くなるものではありません。

それなのに、なんとかして無くそうとする。
「私は嫉妬なんてしない人間だ」
と思って、嫉妬の気持ちにフタをする。

それがあなたを苦しめているかもしれません。

「私は嫉妬している」と気づき、フタをしないことが、まず大切なのですね。

そうですね。
とはいえ、嫉妬のままに口や態度に出してしまっては、人間関係を悪くします。

嫉妬の心があるままで、嫉妬が幸せに転じ変わるには?そんな方法をお伝えします。

嫉妬とは?

「嫉妬」と一言にいっても、いろんな場面があるのではないでしょうか。

  • 私が持たないものを、すでに持っている人に嫉妬する
  • 私が手に入れるはずだったものを、横取りした人に嫉妬する
  • 仲がいいのに、友達がうまくいっていると嫉妬してしまう
  • 「あの人のようにはなりたくない」と思っている人にも、嫉妬のような気持ちになる

いったい「嫉妬」とは何なのでしょうか。

「嫉妬とは何か」

哲学的な問いのようですね。

いろいろな角度から、わかりやすく考えていきましょう。

嫉妬の意味

辞書で「嫉」「妬」をそれぞれ調べてみると、このように出てきます。

「嫉」…ねたむ。そねむ。にくむ。他人の幸せを面白くないと思うこと。
「妬」…ねたむ。そねむ。うらむ。うらやむ。やきもちをやく。

嫉妬とは、ねたみ、そねみ、うらみ、憎しみ、やきもち、他人の幸せを面白くないと思うといった意味になるでしょう。

嫉妬は「原因がわからない」から起きている

「嫉妬」は、仏教では煩悩のひとつと言われています。

煩悩は全部で108あり、中でも大きな3つは、欲、怒り、愚痴です。

愚痴とは、いつも使う“グチ”とは少し意味が違って、「ねたみ、そねみ、うらみ」のことをいいます。

「愚」…おろか。ばか。
「痴」…おろか。ぬけている。

なにがそんなに「おろか」なのでしょうか。

仏教でいう「愚痴」は、「因果の道理がわからない心」と言われます。

因果の道理とは、簡単に言えば「結果には必ず原因がある」ということ。

「結果には必ず原因がある」という考えが“ぬけている”とき、ねたみ、そねみ、うらみといった「愚痴」になるのではないでしょうか。

◆あの人が「持っている」のには、それ相応の原因があったのです。たとえば…

・はたから見たらわからないけれど、じつはかなり努力した結果である。

・私から見たらわからないけれど、上司から見たらあの人が必要な特性をもっていた

・原因が「わからない」だけで、いまの結果になっている「原因はある」

◆自分がいまは「持たない」のにも、それ相応の原因があったのです。たとえば…

・とても努力しているのだけれど、まだ結果が出る「時期」ではない

・とても努力しているのだけれど、結果が出るほどの「量」になっていない

・自分が「原因」だと思っているものとは、ちがうところに「原因」がある

こう聞いて、いかがでしょうか。

たしかに、頭ではそうなんだろうなと分かります。
でも、気持ちはどうしてもついていきません。

そうですよね。

まずは頭で理解することが大切だと思います。

だけど、やっぱり嫉妬してしまう。

それもよくわかります。人の気持ちって、そう簡単に割り切れないですよね。

嫉妬しているときは、苦しくて、醜くて、嫌な状態だと思います。

嫉妬の気持ちをうまく整理するには、どうしたらいいか、一緒に考えてみましょう。

嫉妬の前にある感情を見つけよう

煩悩の中でも、とくに私たちを苦しめる「欲」「怒り」「愚痴」

欲、怒り、愚痴の3つには、こんな関係があります。

がさまたげられると、怒りになる。
怒りが出せない相手には、愚痴になる。

「嫉妬」の前にも、あなたの欲がさまたげられ、怒りの気持ちがあるのではないでしょうか。

たとえば、「なんであの人ばっかり恵まれてズルい」と嫉妬している場合。

「なんで私は恵まれないんだ!」という怒りの気持ちもあると思います。

その怒りの前には、「私も恵まれたい」というがあるでしょう。

あなたが嫉妬するとき、あなたのどんな欲が、さまたげられているのでしょうか。

「私は○○したい」

まずは自分の欲を見つめてみましょう。

嫉妬と「禁止事項」

欲は「〜したい」という言葉で表せますが、「〜したくない」というのも欲です。

「あの人のようになりたくない」

「あの人のようになりたくない!」と思うとき、あなたが自分に禁止している行動を、目の前で堂々とやってしまう人物に対して、怒りが潜んでいると思います。

あなたの中にある「禁止事項」をやっているあの人は、許せない。

紙に「なんであなたは〇〇してるんだよー!」と、怒りの形で表現してみたらどうでしょうか。

あなたが「禁止」していることが見えてくるはずです。

  1. あなたはなぜ、そのことを「禁止事項」にしたのでしょうか。
    • 幼いころに、誰かから禁止されたからでしょうか。
    • 禁止していたほうが、あなたにとってはメリットがあるからでしょうか。
  2. それは本当に「禁止」すべきことなのでしょうか。
  3. 「禁止」すべきことなら、あなたにとって大切な「価値観」が隠れているはずです。
「私は、こういう価値観を大切にしたい」

嫉妬の心を見つめていくと、あなたにとって大切な「価値観」を見つけるきっかけになるかもしれません。

嫉妬が幸せに転じ変わる方法

ここまでの話は、「苦しみへの応急処置」です。

嫉妬もふくめ、欲、怒り、愚痴などの煩悩は、死ぬまでなくなりません。

煩悩は、あなたをわずらわせ、悩ませるもの。

嫌なものだからといって、感情にフタをしようとしても、心の中に渦巻くものは、無かったことにはできません。

それどころか、よけいにこじらせてしまいます。

煩悩をなくそうとしても、無くすことはできない。
無くすことはできないけれど、ごまかすこともできない。

「それなら、一生、悩み苦しまなきゃいけないってことですね…」

苦しみへの「応急処置」ではなく、「根本的な部分」を解決しなければ、一生、苦しみ悩みから離れられません。

嫉妬が幸せに転じ変わる方法があります。

根本的な心の解決をしましょう。
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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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