目次
- 妻の怒りの理由は、あなたには理解できない
- 妻がイライラする原因は、夫には見えない○○
- 妻が夫に求めているもの 日常編 ~共感貯金~
- 妻が夫に求めているもの 特別な記念日編 ~プロセス指向~
- 妻が夫に求めているもの ピンチ編 ~心の通信線~
- 夫婦がずっと幸せになれる秘訣
はじめに
今回は、妻を大切に思っている旦那さまの切実なお悩みについてです。
「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」という夫に、数々のアドバイスした『妻のトリセツ』(黒川伊保子 編著、講談社)は、2019年間ベストセラー新書2位、総合7位。45万部のベストセラーになっています。
今回は『妻のトリセツ』をもとに、どうすれば幸せに過ごせるかを考えていきましょう。
なぜ、妻と仲良く平穏に過ごしたいのに、すれ違いがおきてしまうのでしょうか。
夫が、妻をどんなに大切に思っていても、まちがった方法(妻が望んでいないやり方)で表現していては、伝わりません。
正しい方法(妻が望んでいるやり方)を実践して、にこにこ笑顔の奥さまと、今よりもっと快適に過ごしましょう。
妻の怒りの理由は、あなたには理解できない
それはごく自然なことです。男女の脳の構造上、あなたが妻の怒りを理解できないのは“ 当然 ”なのです。
女性は、いま感じている“ 感情 ”と同じラベルの記憶を、芋づる式に思い出します。
女性は、自らの身を守らないと子供を無事に育てられません。
女性脳は不快な気持ちを感じたら、いま目の前で起きている出来事の、何倍もの「関連記憶」が出てきて、不快な気持ちでいっぱいになります。
妻の怒りの理由を、正確に知ろうとしても、男性脳で理解することは不可能です。
過去20年、30年の「関連記憶」に対して不快な気持ちを感じて、怒っているのですから。
夫が「このくらいのことで…」と思っても、女性は「10倍、100倍の不快な気持ち」を感じているので、「このくらいのこと」ではないのです。
妻の怒りの理由を、男性脳には想像することも、理解することもできません。
でも、あなたにもできることがあります。
と受け止め、苦しみをねぎらうこと。
苦しみをねぎらうには、しっかり謝ることです。
夫が「なんで謝らなきゃいけないんだ」「こっちだって大変なのに」と内心、思ったとしても、決して口にしてはいけません。(火に油を注ぐことになります)
「ごめん」と伝えるのは、“ 君の不快な感情を受け止めたよ ”という意思表示です。
「どうすればいいか教えて」と聞くのは、“ 妻を大切に思っているよ ”という意思表示です。
妻が「気持ちを理解してもらえた」「次は同じような不快な出来事は起きない」と安心できれば、怒りがスーッとしずまるはずです。
・なんで怒っているのか聞く
・なんでこの行動したか理由を説明する(=言い訳)
・反論する
・黙る
・戸惑ってあたふたする
↓
どれも「妻の不快な気持ち」を受け止めてねぎらっていない
・不安、いやだ、つらい、さびしい、悲しい…などの感情を、大きな心で受け止める。
・「君の感情を受け止めたよ」としっかり意思表示する(=ごめん)
・「君を不快にはさせないよ」としっかり意思表示する(=どうすればいいか教えて)
↓
どれも「妻の不快な気持ち」を受け止めてねぎらっている
妻がイライラする原因は、夫には見えない○○
共働きで子どもがいる夫婦の場合、家事時間は夫46分、妻294分です。(「平成28年社会生活基本調査 生活時間に関する結果」(総務省統計局))
料理、洗濯、掃除といった「名前のある家事」以外に、「名もなき家事」があることに、目の前の観察力が低い夫は気づくことができません。
名もなき家事に気づくこともできない夫が、妻を助けることは不可能に近いことです。
その「名もなき家事」と戦っている妻のイライラは、毎日毎日、チリのように積もり続けています。
ねぎらいが充分でなければ、いつか大爆発するのも当たり前。
夫にできることは、とにかくねぎらうことです。
まちがっても「オレもけっこう家事をやっている」なんて思わないように…。(男性脳には気づくことのできない「名もなき家事」が、山のようにあるのですから。)
とにかくねぎらい、感謝しましょう。
さらに格上の「夫のプロ」を目指すなら、「名もなき家事」の存在を少しでも知覚して、ねぎらうことです。
妻が夫に求めているもの 日常編 ~共感貯金~
女性脳の、もっとも大きな特徴は、共感欲求が非常に高いことです。
「わかる、わかる」と共感してもらえると、脳の過剰なストレス信号が沈静化します。
こういった言葉を、普段から、おおげさなくらい使うようにしましょう。
「夫が共感してくれた」と思えるのは、妻にとって最高のプレゼントです。
男性脳にとっては、共感のフリは面倒かもしれません。
けれど、もっと何倍も面倒な「妻の怒り爆発」に比べれば、日常からコツコツと“ 共感貯金 ”をしておくほうがラクではないでしょうか。
・すぐに問題の解決法を言う
・妻の問題点を指摘する
・妻の敵になる
・おおげさなくらい共感する
・妻の味方になる
・妻を守る
妻が夫に求めているもの 特別な記念日編 ~プロセス指向~
女性脳は、エピソード記憶が強いので、記念日は男性の何倍も覚えています。記念日はポイント1000倍デーと心得ましょう。
プロセス指向型の女性脳は、成果よりも「道のり」に意識が集中します。
記念日までの「時間」を楽しむのが、女性脳だからです。
旅行計画をたてるときも、「何を着ていこうか」「食事はどうしようか」「お土産は何にしよう」「どこを歩こうか」など、すでに夫とともにその地を歩いている自分を想像しています。
女性脳は長い間、考え続けているのですから、「いろいろ考えてくれてありがとう」と何度もねぎらいましょう。
・サプライズ(予告をしない)
・計画している話を聞かない(プロセスを無視)
・当日さえ楽しめばいいと思う(プロセスを無視)
・毎日毎日積み上げてきた努力をねぎらい、感謝する
・一緒に計画する、話を聞く
・妻の考えていることに関心をもつ
妻が夫に求めているもの ピンチ編 ~心の通信線~
妻の怒りが爆発するときは、「心の通信線」が途絶えているときです。
女性同士なら、「あなたの気持ち、よくわかる。私も同じ立場なら、同じことをしたと思う。でも私はちがうな」と言うでしょう。
「それ、ちがう」
男性のこんな何気ない一言に、女性脳は「心の通信線」を断たれたと感じて、存在そのものを否定された気分になります。
妻との会話では、必ず「“ 心 ”を肯定する」ことが重要です。
どんなときも、まず
と妻の心を肯定しましょう。
「心の通信線」が断たれたと感じて、「存在そのものが否定された!」と妻がピンチのとき、妻の怒りは爆発します。
女性が「怒る」のは、「心が泣いている」ときなのです。
怒っている言葉を、そのまま真に受けず、「妻の心が、泣いている」と受け止め、優しくなぐさめましょう。
妻が求めているのは、あなたの“ 共感 ” “ ねぎらい ”です。
妻を恐れることも、絶望する必要もないのです。
夫婦がずっと幸せになれる秘訣
夫婦は、ともに共通の目的に向かって進む「同志」のはずです。敵対するために結婚したわけではないでしょう。
共通の目的があることをお互いに自覚していますか。
夫婦がずっと幸せになれる秘訣は、これ1つしかないといっても過言ではありません。
あなたがまず、「人生には共通する目的がある」ことを学びましょう。
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