幸せとは

幸せとは

自分らしさが、わからない理由。ホッとする幸せな生き方。

目次

  1. 自分らしさがわからない理由は、HSPかも――HSPの4つの特徴
  2. 自分らしさがわからないなら、柔軟な自分を褒めよう
  3. 自分らしさを発揮できず、相手を怒らせてしまうときの考え方
  4. 自分らしさがわからないと、不幸になるかも
  5. 自分らしさを伝えると、相手も幸せになる仕組み
  6. 自分らしさがわかるためのヒント
  7. 自分らしさがわからなくなった理由は、あなたの特性だけではない
  8. 自分らしさがわかる方法。ホッとする幸せな生き方

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回は「自分らしさがわからない」というお悩みです。

自分の考えをうまく言葉にできないので悩んでいます。
自分の考えがあったのに、他の人に何か言われると、すぐに考えがコロコロ変わってしまいます。
それが原因で、人を怒らせてしまうこともあります。
自分が無いなぁ、自分らしさって何だろう…と考えてしまいます。

「自分の考えがあったのに」とおっしゃっていますから、「自分が無い」とか「自分の考えがしっかりしていない」ということではありません。

もしかしたら、あなたはHSP(敏感な人)ではないでしょうか。

「自分らしさ」が分からなくなるのは、「他人に影響されやすい」だけなのです。

HSPの4つの特徴をみてみましょう。
あなたも当てはまるのではないでしょうか。

自分らしさがわからない理由は、HSPかも――HSPの4つの特徴

HSPには、4つの特徴があります。アルファベットのそれぞれの頭文字をとって「DOES(ダズ)」といわれます。

D … 深く考える
O … 刺激に敏感である
E … 共感しやすい
S … 些細なことに気づき、影響を受けやすい

4つのうち、1つでも当てはまらなければHSPではありません。
あなたはどうでしょうか。

HSPの特性1 : 深く考える(Depth of processing)

HSPさんは、物事をとても深く考えます。

「自分の考えを言うと、相手を否定したことにならないかな」
「自分の考えを言うと、相手から『え~?そんなふうに考えるの?』と思われないかな」

などと、思いをめぐらせるので、自分の考えを言えなくなってしまうのです。

HSPの特性2 : 刺激に敏感である(Overstimulated)

HSPさんは、音や光、においなど、さまざまな感覚に敏感です。

聴覚や視力検査の結果が良いわけではなく、

同じものを見ても、そこから多くの刺激を受けとる

ということです。

会話をしていても、相手の表情や声のトーン、ニュアンスなどから、多くの刺激を受けます。

その刺激を取り除くのに時間がかかるため、考えがまとまらないだけなのです。

HSPの特性3 : 共感しやすい(Emotionally reactive and high Empathy)

HSPさんは共感しやすいので、

悲しいニュースを見ると当事者の気持ちになって涙を流す
暴力的な作品を見ると痛みに耐えられない

など、他人のことでも大きく感情が動きます。

感情移入しやすく、他人の考えにすぐ影響されます。

他人の考えていることが、自分のことのように理解できるので、
「あれ、自分は何を考えていたんだっけ?」となるのです。

HSPの特性4 : 些細なことに気づき、影響を受けやすい(Sensitivity to Subtleties)

相手のしぐさや表情から、話を聞いても「本心は違うのでは?」と思いをめぐらせます。
相手の様子から、本人さえ気づいていないことまで、心配して気遣うこともあります。

小さな気づきについて、ずっと考え、影響を受けるので、
「自分がこうしたい!」という気持ちがどこかへ吹き飛んでしまうこともしばしばです。

自分らしさがわからないなら、柔軟な自分を褒めよう

自分らしさが分からなくなるのは、「他人に影響されやすいだけかもしれない」と理解していただけたでしょうか。

HSPとして「4つの特性をもっている」というのも、
あなたの「自分らしさ」の1つです。

HSPさんは、人の考えに合わせることができる、柔軟な人なのですね。

色でいえば、無色透明。相手の色に合わせて「どんな色にも染まることができる」ということです。

相手に合わせられる柔軟な優しさをもっている、自分を褒めてあげてくださいね。

自分らしさを発揮できず、相手を怒らせてしまうときの考え方

相手に柔軟に合わせられる特性が、裏目に出てしまうこともあります。

相手の話を聞いているうちに、意見をコロコロ変えてしまって、「結局どっちなの?」と相手を怒らせてしまった。

こんなことはないでしょうか。

あなたが相手に合わせすぎたとき、怒ってくれる相手は、あなたを「大切にしたい」と思っている人だと思います。

あなたの本音を知りたい。そしてあなたの望みを叶えてあげたい。
だから「コロコロ意見を変えないでよ!(じゃないとあなたの望みを叶えてあげられないでしょ)」と思うのです。

大切な人の望みを叶えるのは、とても嬉しいことです。

あなたもそう思いませんか?

あなたが人の望みを叶えたときに幸せを感じるのなら、
相手も、あなたの望みを叶えたときに、幸せを感じるのです。

「私は〜したい」と伝えましょう。

相手はきっと喜ぶはずです。

特に男性は、「あなたの期待に応えることができた」と自信になり、自尊心を高めるでしょう。

相手のために、「私はこうしたいな」と伝える練習をしてみましょう。

自分らしさがわからないと、不幸になるかも

逆に、あなたを大切にしたいと思っていない人は、あなたを利用します。
自分の思い通りにあなたを動かして満足します。

相手に合わせすぎると、

あなたを大切にしてくれる人を怒らせ、
あなたを大切にしない人に利用される。

このような危険性があるのです。

あなたは、なぜかいつもヘトヘトで、周りの人に振り回されていませんか。

あまり大切でない人に、利用されてしまっていませんか。

あなたが、あなたを大切にしてくれる人と付き合っていきたいのなら、「自分が決める」と決意しましょう。

自分らしさを伝えると、相手も幸せになる仕組み

仏教には「自利利他」という言葉があります。

他人の幸せが、自分の幸せ

という意味です。

同時に、相手から見たら、あなたは他人なのですから、

あなたの幸せが、他人の幸せ

でもあるわけです。

あなたが笑顔になることが、人を幸せにするのです。

あなたが「自分らしさって何だろう」「自分の望みがわからない」と思っていると、あなたは笑顔になれません。

あなたが「自分らしさ」を伝えることは、人を幸せにするときも必要なことなのです。

自分らしさがわかるためのヒント

仏教では、すべてのことは「因縁果」で成り立っているといわれます。

… 自分の行い(心・口・体)のこと
… 相手や環境のこと

因(あなた自身にある原因)と、縁(外的要因)の両方があってはじめて、果(結果)が現れるということです。

縁によって、結果が大きく変わります。

縁に左右されにくい人は、結果はあまり変わらないかもしれません。

相手に影響されやすいHSPは、縁の影響を受けやすいということです。

影響を受けやすい人は、そのぶん、よい縁を選ぶ必要があります。

自分らしさがわからなくなった理由は、あなたの特性だけではない

自分らしさがわからない理由は、HSPの4つの特徴があるから

と最初にお伝えしました。

正確に言うと、「自分らしさがわからない」というのは、あなた(因)のせいだけではありません。

あなたの優しさに甘えて、あなたを思い通りに動かしたい人が周りにいた環境(縁)の影響が強いかもしれません。

自分らしさがわからない理由は、あなたを思い通りに動かしたい人が周りにいたから

という環境(縁)の影響もあるのです。

あなたが聞き分けのよい子供だったなら、親はあなたを思い通りに動かして満足していたかもしれません。

本来、親は子供のわがままに振り回されながら、親として成長していくのです。

それなのに、あなたがわがままを言わなかったから、親が親として成長できなかった、とも言えます。

心理学の一つであるゲシュタルト療法では、

環境だけに原因があるのでもなく、個人だけに原因があるのでもない。どちらもが病んでいる。

と考えます。

これからあなたが幸せになりたいのなら、まず、あなたが幸せになる縁を選びましょう。

自分の心がわかる方法。ホッとする幸せな生き方

「自利利他」や「因縁果」というのは、仏教であなたが幸せになる方法を示されたものです。

他人(縁)に影響されやすい人ほど、よい縁を選ぶ必要があります。

また、自分(因)を知るほど、幸せになる道を、自分で選ぶことができるようになります。

「自分の心」について、仏教には詳しく教えられています。

自分の心がわかると、これまで自分を責めたり、落ち込んだりしていたのが、「そんな必要はなかったんだ」と理解できて、ホッとする幸せな生き方ができるのです。

「自分の心について、もっとわかるようになりたい」と思うなら、15通のメールにまとめましたので、ぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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