目次
- 自分らしさがわからない理由は、HSPかも――HSPの4つの特徴
- 自分らしさがわからないなら、柔軟な自分を褒めよう
- 自分らしさを発揮できず、相手を怒らせてしまうときの考え方
- 自分らしさがわからないと、不幸になるかも
- 自分らしさを伝えると、相手も幸せになる仕組み
- 自分らしさがわかるためのヒント
- 自分らしさがわからなくなった理由は、あなたの特性だけではない
- 自分らしさがわかる方法。ホッとする幸せな生き方
はじめに
今回は「自分らしさがわからない」というお悩みです。
自分の考えがあったのに、他の人に何か言われると、すぐに考えがコロコロ変わってしまいます。
それが原因で、人を怒らせてしまうこともあります。
自分が無いなぁ、自分らしさって何だろう…と考えてしまいます。
「自分の考えがあったのに」とおっしゃっていますから、「自分が無い」とか「自分の考えがしっかりしていない」ということではありません。
もしかしたら、あなたはHSP(敏感な人)ではないでしょうか。
「自分らしさ」が分からなくなるのは、「他人に影響されやすい」だけなのです。
HSPの4つの特徴をみてみましょう。
あなたも当てはまるのではないでしょうか。
自分らしさがわからない理由は、HSPかも――HSPの4つの特徴
HSPには、4つの特徴があります。アルファベットのそれぞれの頭文字をとって「DOES(ダズ)」といわれます。
O … 刺激に敏感である
E … 共感しやすい
S … 些細なことに気づき、影響を受けやすい
4つのうち、1つでも当てはまらなければHSPではありません。
あなたはどうでしょうか。
HSPの特性1 : 深く考える(Depth of processing)
HSPさんは、物事をとても深く考えます。
などと、思いをめぐらせるので、自分の考えを言えなくなってしまうのです。
HSPの特性2 : 刺激に敏感である(Overstimulated)
HSPさんは、音や光、においなど、さまざまな感覚に敏感です。
聴覚や視力検査の結果が良いわけではなく、
ということです。
会話をしていても、相手の表情や声のトーン、ニュアンスなどから、多くの刺激を受けます。
その刺激を取り除くのに時間がかかるため、考えがまとまらないだけなのです。
HSPの特性3 : 共感しやすい(Emotionally reactive and high Empathy)
HSPさんは共感しやすいので、
など、他人のことでも大きく感情が動きます。
感情移入しやすく、他人の考えにすぐ影響されます。
他人の考えていることが、自分のことのように理解できるので、
「あれ、自分は何を考えていたんだっけ?」となるのです。
HSPの特性4 : 些細なことに気づき、影響を受けやすい(Sensitivity to Subtleties)
相手のしぐさや表情から、話を聞いても「本心は違うのでは?」と思いをめぐらせます。
相手の様子から、本人さえ気づいていないことまで、心配して気遣うこともあります。
小さな気づきについて、ずっと考え、影響を受けるので、
「自分がこうしたい!」という気持ちがどこかへ吹き飛んでしまうこともしばしばです。
自分らしさがわからないなら、柔軟な自分を褒めよう
自分らしさが分からなくなるのは、「他人に影響されやすいだけかもしれない」と理解していただけたでしょうか。
あなたの「自分らしさ」の1つです。
HSPさんは、人の考えに合わせることができる、柔軟な人なのですね。
色でいえば、無色透明。相手の色に合わせて「どんな色にも染まることができる」ということです。
相手に合わせられる柔軟な優しさをもっている、自分を褒めてあげてくださいね。
自分らしさを発揮できず、相手を怒らせてしまうときの考え方
相手に柔軟に合わせられる特性が、裏目に出てしまうこともあります。
こんなことはないでしょうか。
あなたが相手に合わせすぎたとき、怒ってくれる相手は、あなたを「大切にしたい」と思っている人だと思います。
あなたの本音を知りたい。そしてあなたの望みを叶えてあげたい。
だから「コロコロ意見を変えないでよ!(じゃないとあなたの望みを叶えてあげられないでしょ)」と思うのです。
大切な人の望みを叶えるのは、とても嬉しいことです。
あなたもそう思いませんか?
相手も、あなたの望みを叶えたときに、幸せを感じるのです。
「私は〜したい」と伝えましょう。
相手はきっと喜ぶはずです。
特に男性は、「あなたの期待に応えることができた」と自信になり、自尊心を高めるでしょう。
相手のために、「私はこうしたいな」と伝える練習をしてみましょう。
自分らしさがわからないと、不幸になるかも
逆に、あなたを大切にしたいと思っていない人は、あなたを利用します。
自分の思い通りにあなたを動かして満足します。
相手に合わせすぎると、
あなたを大切にしない人に利用される。
このような危険性があるのです。
あなたは、なぜかいつもヘトヘトで、周りの人に振り回されていませんか。
あまり大切でない人に、利用されてしまっていませんか。
あなたが、あなたを大切にしてくれる人と付き合っていきたいのなら、「自分が決める」と決意しましょう。
自分らしさを伝えると、相手も幸せになる仕組み
仏教には「自利利他」という言葉があります。
という意味です。
同時に、相手から見たら、あなたは他人なのですから、
でもあるわけです。
あなたが笑顔になることが、人を幸せにするのです。
あなたが「自分らしさって何だろう」「自分の望みがわからない」と思っていると、あなたは笑顔になれません。
あなたが「自分らしさ」を伝えることは、人を幸せにするときも必要なことなのです。
自分らしさがわかるためのヒント
仏教では、すべてのことは「因縁果」で成り立っているといわれます。
因(あなた自身にある原因)と、縁(外的要因)の両方があってはじめて、果(結果)が現れるということです。
縁によって、結果が大きく変わります。
縁に左右されにくい人は、結果はあまり変わらないかもしれません。
相手に影響されやすいHSPは、縁の影響を受けやすいということです。
影響を受けやすい人は、そのぶん、よい縁を選ぶ必要があります。
自分らしさがわからなくなった理由は、あなたの特性だけではない
と最初にお伝えしました。
正確に言うと、「自分らしさがわからない」というのは、あなた(因)のせいだけではありません。
あなたの優しさに甘えて、あなたを思い通りに動かしたい人が周りにいた環境(縁)の影響が強いかもしれません。
という環境(縁)の影響もあるのです。
あなたが聞き分けのよい子供だったなら、親はあなたを思い通りに動かして満足していたかもしれません。
本来、親は子供のわがままに振り回されながら、親として成長していくのです。
それなのに、あなたがわがままを言わなかったから、親が親として成長できなかった、とも言えます。
心理学の一つであるゲシュタルト療法では、
と考えます。
これからあなたが幸せになりたいのなら、まず、あなたが幸せになる縁を選びましょう。
自分の心がわかる方法。ホッとする幸せな生き方
「自利利他」や「因縁果」というのは、仏教であなたが幸せになる方法を示されたものです。
他人(縁)に影響されやすい人ほど、よい縁を選ぶ必要があります。
また、自分(因)を知るほど、幸せになる道を、自分で選ぶことができるようになります。
「自分の心」について、仏教には詳しく教えられています。
自分の心がわかると、これまで自分を責めたり、落ち込んだりしていたのが、「そんな必要はなかったんだ」と理解できて、ホッとする幸せな生き方ができるのです。
「自分の心について、もっとわかるようになりたい」と思うなら、15通のメールにまとめましたので、ぜひご覧ください。
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