人間関係

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子育てママに伝えたいお釈迦様の言葉①~自灯明・法灯明~

こんにちは。ライターの村松です。

コロナ禍に生まれた息子が1歳となり、私も仕事に復帰しました。

はじめての出産、はじめての子育て、さらにコロナウイルスの蔓延・・・。

すべてがはじめてだらけの中で、悩んだり落ち込んだりする新米ママは私だけではないと思います。

育児に行き詰まったとき、心がすっと安らぐお釈迦様の言葉を皆さんにも紹介していきたいと思います。

子供がおっぱいを飲んでくれない!

私が最初に子育ての壁にぶち当たったのは、息子が生後3か月になった頃でした。

息子がある日急に、母乳を飲まなくなったのです。

不安になった私は、インターネットで調べまくりました。

抱き方が悪いのではないか、私の食べる物が良くないのではないか、子供の口の形がおかしいのではないか・・・。

色々試してみましたがなかなか解決せず、病院にも行きました。

助産師さんには、

「哺乳瓶でミルクを飲ませたら、なおさら母乳を飲まなくなるよ!」

と言われ、お腹をすかせて泣き叫ぶ息子に無理やりおっぱいをくわえさせていました。

ある日、子供の体重を計ってみると、1ヶ月前よりも減っています。

さらに肌も荒れ放題。

「このままだと死んでしまうのでは・・・」と思った私は、母乳を飲ませることをあきらめ、ミルクに切り換えることにしました。

すると不思議なことに、ミルクを飲ませるようになってから母乳もしっかり飲むようになってきたのです。

ミルクを美味しそうにゴクゴク飲む息子の姿を見て、「あ~、やっとこれで体重が増える」とほっとしたと同時に、もっと早くミルクを与えていればよかったと後悔したのを覚えています。

あんなに悩んでいたのが嘘のように、息子は今ではおっぱい大好きっ子になり、授乳は私にとっても子供と密着して触れ合える幸せな時間になっています。

苦しみの原因は私自身にある

どうして息子はおっぱいを飲まなくなったのか、本当の理由は私にも分かりません。

最初はただなんとなく飲みたくなかっただけなのかもしれません。

しかし、結局長い時間悩むことになったのは、私に原因があります。

不安や焦りから正しい判断ができなくなっていた私は、助産師さんに言われたとおり、「ミルクを飲ませない」ことにこだわって、そこから抜け出せなかったのです。

まず最優先してやらなければならなかったのは、ミルクで子供のお腹を満たしてやり、私自身も心を落ち着かせることでした。

それができなかったせいで、子供はお腹が空きすぎて、おっぱいを吸う元気もなくなっていったのかもしれません。

自分の食事も忘れて、朝から晩まで授乳のことばかり考える私は、子供から見たらとても怖い顔をしていたと思います。
 
それがさらにおっぱいを嫌がる原因となり、どんどん悪循環にハマってしまったのです。

今振り返ると、あの時の私は、まさに自分を失っている状態でした。

主人や母親からも、「あの時のあなたはなんだかやつれていて、見ていられなかった」と言われます。

自分と仏法とをともしびとせよ

お釈迦様の遺された言葉に、「自灯明・法灯明(自分と仏法とをともしびとせよ)」という教えがあります。

私はこの教えを聞いて、はっとさせられました。

子育てに悩むと、すぐにインターネットの情報や助産師さんのアドバイスばかりに頼ってしまっていたからです。

特に、冷静さを失った時、人は間違った情報や言葉も信じ込んでしまいます。

もちろん専門家の意見を参考にすることも時には必要ですが、それは絶対に正しいわけではありません。

世の中に、これだけ育児に関する情報があふれているにも関わらず、子育ての悩みがつきないのは、結局そこに正解がないからなのだと思います。

だからこそ、自分の心の軸を正しく持ち、悩んだり迷ったりしたときも自分を見失わないことが大事なのだと気づかされました。

仏法(仏教)は、私たちを幸せに導く教えであると同時に、自分の心と向き合わせてくれるアドバイスがたくさん教えられています。

自分がどうあるべきか分からなくなった時は、そのアドバイスを聞き、もっと自分に自信を持って子育てできるママが増えていくことを願っています。

子供のことを誰よりも1番考えているのは、ママである自分なのだから。

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この記事を書いた人

会社員:村松 佳苗

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