幸せとは

幸せとは

失敗が多くて嫌になるとき。それは幸せの始まりかもしれない

【目次】

「失敗を認めているのは大きな一歩である」理由3つ

  1. 理由1・人は「自分は正しい」を前提にしている(確証バイアス)
  2. 理由2・人は「不快な事実」を避けがち(認知的不協和の回避)
  3. 理由3・「失敗=自分の価値の否定」と感じてしまう

「失敗を認められないとどうなる?!」具体例5つ

  1. 失敗から目を背けると「同じ壁」が現れる(人間関係)
  2. 「やらなければよかった」と思うと、失敗が失敗のまま終わる(仕事)
  3. うぬぼれの風船を膨らませていると「人生の大きな失敗」になりかねない
  4. こんなひどい目に遭って最悪?(価値観の見直し)
  5. 「大丈夫」「気のせい」は、心と体の不調に現れる

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

「失敗が多くて嫌になります」

嫌になること、ありますよね。
同時にあなたは「失敗にちゃんと気づけている」という事実もあります。

失敗に気づかない人もいます。
失敗だと気づけない時もあります。

「え?失敗に気づかないなんてこと、あるんですか?」

はい、あるんです。

能力の問題というよりも、認知の偏り防衛反応が関係しています。

1・「自分は正しい」を前提にしている(確証バイアス)
2・不快な事実を避ける(認知的不協和の回避)
3・「失敗=自分の価値の否定」と感じてしまう

こうなると、現実の失敗よりも「自分を守ること」が優先されます。

「気づけない」というより「気づきたくない」「気づくとツラすぎる」マインドです。

このマインドのとき、現実と向き合うことを避け続けるので、じわじわと自分の首を絞めていきます。

「失敗が多くて嫌になる」という言葉が出てくる時点で、失敗は認めていますよね。

じつは、それは大きな一歩をすでに踏み出している状態なのです。

前半では、
「失敗を認めているのは大きな一歩である」
理由3つ
を説明します。

後半では、
「失敗を認められないとどうなる?!」
具体例5つ
をみていきます。

全体を通して、「失敗してもいいんだ」と思えて、あなたの気持ちがラクになればいいなと願っています。

理由1・人は「自分は正しい」を前提にしている(確証バイアス)

確証バイアスとは……
自分の考えを裏づける情報だけを集め、反対の情報を無視しやすい認知の偏り。

次のように聞かれたら、何と答えますか?

「5」「10」「15」次に来る数字は?

ある人が「70」と答えたらどうでしょう。

「え?おかしいんじゃないの」

と思ったあなたは、確証バイアスがかかっています。

なぜなら、単に「前より大きい数字」という並び順だったからです。

自分の失敗に気づくには、「確証バイアスをもっているかも?」と思える必要があります。

「自分は間違っていない!」と思う時は危険です。

気づくコツは、

・インターネットで、反対の情報を調べてみる
・反証(逆の可能性)をあえて探す
・イラっとする意見を、じっと聞いてみる

確証バイアスに陥っているとき、それを自分で外すのはとても難しいことです。

「失敗が多くて嫌になる」と言えるあなたは、自分の間違いを認めることができています。
つまり、確証バイアスの壁は乗り越えられている、ということです。

理由2・人は「不快な事実」を避けがち(認知的不協和の回避)

認知的不協和の回避とは……
自分の中の矛盾・不快感を減らすために、認識・解釈を調整する働き。

失敗を認められない人は、

「自分はできる人間だ」「自分は正しい」

という確信が強すぎて、「失敗した」「間違えた」と思うと認知的不協和を起こします。

「正しい自分が、間違えたら矛盾する。そんなはずはない……」

その結果、どうなるかというと、

「私は悪くない。あの人がこうしたから」(責任転嫁)
「大したことじゃない」(矮小化)
「記憶にございません」(歪曲)

といった言動になるわけです。

この場合、事実に気づくヒントは、心をやわらかくすること。
3つの方法があります。

1・結果に注目する

「誰が正しいか」より「実際に何が起きたか」を見ることです。

例)怒られた(あの人が正しい?) → 誰かが困っている(実際に起きていること)

2・予測とのズレを見る

「こうなるだろうと思っていた予測」と「現実」との差に静かに注目します。

例)喜んでもらえると思った(予測) → 相手は喜ばなかった(現実)

3・部分的に認める

「全部間違い」ではなく「一部は見落としていたかも」と小さく扱いましょう。

例)チャレンジしたのは良かったけど、ここは準備不足だった(一部)

認知的不協和を一気に直そうとすると、抵抗感が強まります。
少しずつ “ 揺らぎに慣れる ” ことで、自然な気づきにつながります。

「失敗を認められる」だけでも、認知的不協和からくる「言い訳」をしないで済むでしょう。

理由3・「失敗=自分の価値の否定」と感じてしまう

「失敗=自分の価値の否定」と感じてしまうのは、

“ 行動の結果 ” “ 人格(自己全体)” が強く結びついているからです。

「行動」と「人格」は、分けて考えねばなりません。

そうでないと、

「今回はうまくいかなかった」という “ 行動の見直し ” で済むことが、
「自分はダメだ」と自尊感情を下げることになってしまいます。

こうなると、「失敗を認めること=自分を傷つけること」になり、無意識に

「自分はやってない」(否認)
「自分がやったことは当然だ」(自己正当化)

といったことが起こりやすくなります。

間違っても、失敗してもいいんです。行動は変えられます。
少しずつ「行動」と「自分」を切り分けて見るだけでも、楽になりますよ。

「失敗する自分」を受け入れられる人は、失敗を認められるようになります。

「失敗が多くて嫌になります」2種類のタイプ

「失敗が多くて嫌になります」と言う人にも、2種類のタイプがあります。

A「失敗が多くて、行動を直していくのが大変だから、嫌になる」(失敗=行動)
B「失敗が多い自分はダメだから、自分が嫌になる」(失敗=自分)

Aは行動していくうちに、どんどんラクになっていきます。
Bは落ち込んだり、行動に注目できず言い訳したりします。

あなたは、どちらの意味で、嫌になることが多いですか?

事実は「失敗=行動」なのですから、1つずつ行動を変えていけばいいだけです。

「失敗を認められないとどうなる?!」具体例5つ

後半では、「失敗を認められないとどうなる?!」具体例5つをみていきます。

  1. 失敗から目を背けると「同じ壁」が現れる(人間関係)
  2. 「やらなければよかった」と思うと、失敗が失敗のまま終わる(仕事)
  3. うぬぼれの風船を膨らませていると「人生の大きな失敗」になりかねない
  4. こんなひどい目に遭って最悪?(価値観の見直し)
  5. 「大丈夫」「気のせい」は、心と体の不調に現れる
「今はどうしても向き合えない。一旦撤収!」

そういうときも、もちろんあっていいと思います。

その後、どこかで “ 自分の課題 ” と向き合えるかどうか。

失敗をそのままにすることこそ、失敗です。

失敗をきちんと扱えば、 “ 最大の学び ” になります。

具体例1、失敗から目を背けると「同じ壁」が現れる(人間関係)

人間関係でトラブルが起きたとき、

・他人のせいにする
・タイミングが悪かっただけ
・うやむやに終わらせる

このように片づけてしまうことは簡単です。

でも、自分を振り返らないままでいると、
相手が変わるだけで、また同じような問題が起こるでしょう。

人生でやり残した課題は、何度でも目の前に現れると言われます。

やり過ごせたように見えても、課題をクリアするまで、
形を変えて何度でも、同じ壁が現れるのです。

いつ向き合うのかは、あなた次第です。

具体例2、「やらなければよかった」と思うと、失敗が失敗のまま終わる(仕事)

新しい仕事に挑戦して、大きな失敗をしたとき、恥ずかしくて、落ち込んで、「やらなければよかった」と思うかもしれません。

もし、それで終わってしまうと、失敗が失敗のまま終わります。

挑戦が怖くなって、「もうやらない」と決め込むこともありますね。

最後の記憶が「失敗」で終わっているので、避けたいし、思い出すのもイヤ。

人生には、そういうことも多々ありますが、もし失敗を振り返り、原因を整理し、次に同じ状況になったときの対策を考えたなら。

それはもう失敗ではありません。

「経験」であり、「学び」です。

次はうまくやれるのか、試してみたくなります。
さらに挑戦するようになるかもしれません。

失敗のまま終わってしまうと、経験や学びにつながりません。

心に余裕がないときは、挑戦できないこともあります。
そんなときは、まず心に余裕を作り、今できそうな「小さな挑戦」から始めてみましょう。

具体例3、うぬぼれの風船を膨らませる「人生の大きな失敗」

うまく立ち回っているように見える人でも、突然、落とし穴にハマることがあります。

収入や地位など、なまじ力をもつと、人間は弱いので、うぬぼれます。
「思い通りになる」と勘違いしてしまうのです。

「文句を言うな。口出しするな」
「こんなに苦労しているのだから、理解されて当然だ」

いつの間にか、人の意見を聞かなくなったり、感謝を忘れたりしていないでしょうか。

「自分はこれだけやってる!」と思い込んだ瞬間、足元の落とし穴は見えなくなります。

家族、部下、同僚、会社、顧客、親、あなたも知らない誰か。
たくさんの人のおかげで、あなたの成功があります。

それなのに、人に「感謝しろ」と言うようになってしまう……。

「俺がこんなにやっているんだ、感謝しろ」

と言う人と、

「私がこんなにやれるのは、支えてくれる人のおかげ」

と言う人の、将来の結果が同じはずはありません。

うぬぼれの風船を膨らませると、「人生の大きな失敗」になりかねません。
よくよく注意しましょう。

具体例4、こんなひどい目に遭って最悪?(価値観の見直し)

うぬぼれの風船が破裂して、「人生の大きな失敗」が襲ってきたとき。

たとえば、大切な人があなたから離れていったなら。
とても苦しく、惨めに感じる出来事でしょう。

こんなひどい目に遭って、最悪ですよ!

そう感じることも、あるでしょう。

ですが、あなたの人生にとって【祝福すべきこと】かもしれません。

失敗は、人生を立て直すための【幸せへの切符】になります。

誰かを傷つけていた言動や在り方を、本気で見直すキッカケになるなら。
無自覚にやっていた悪い行いを、真摯に改めることができるなら。

人生の転換点になります。

「大きな失敗」は祝福しましょう。

祝福?とんでもない、アイツのせいですよ。

そうとしか思えないときもあるかもしれません。
でも、その思いに囚われ続けるかぎり、切符を使うことはできません。

せっかくの【幸せへの切符】をゴミにしてしまうでしょう。

切符を使うのか、使わないのか。

それは他の誰にも決められません。“ あなた次第 ” です

具体例5、「大丈夫」「気のせい」は、心と体の不調に現れる

忙しさに追われ、「大丈夫」「気のせい」と言い聞かせながら過ごす日々。

ある日突然、眠れなくなったり、体調を崩したりすることがあります。

「一体どうしてこんなことになってしまったのだろう……」

原因不明の不調に悩まされるのは、
心を無視し続けた結果、体がサインを出しているのかもしれません。

「苦しみなんて、見たくない」

誰だってそうですよね。
でも、

・苦しみが【有る】ことも認めながら、幸せを探す

のと、

・苦しみは【無い】ことにして、事実を否認して、無理に幸せを求める

のとでは、意味が違います。

・他人のせいにする
・現実や過去を歪める
・仕事にのめり込む

そうやって無意識に「抑圧」して、苦しみを無かったことにするのがクセになっている人がいます。

「有る」ものを、「無い」もののように歪めると、いずれ「シワ寄せ」がきます。
ごまかしは続きません。

苦しいときは、苦しい。

無視せず、心を見つめることは必要なのです。

おわりに

仏教では、「業(ごう)」という言葉があります。

業(ごう)とは……
自分の行いのこと。

悪いことばかりする人や、次々と災難に見舞われる人に対して、

「あの人も、業が深いねぇ」

と言ったりします。この場合、悪い行いのことですね。

「自業自得」と聞けば、たいていの日本人はうなずくのではないでしょうか。

その行い(業)にも3つあります。

心と口と体、それぞれ「意業、口業、身業」(三業)といいます。

心で思うこと(意業)が、もっとも大きな結果をもたらすと言われます。

失敗は、これまで無自覚に重ねてきた自分の「業」に、気づくための知らせです。
その知らせを無視すれば、苦しみから離れられないでしょう。

仏教には、「因果の道理」が説かれています。

原因があって、結果がある。

たまたま起きる出来事は、ひとつもない、という考え方です。

因果の道理とは、幸せに向かう指針となる法則です。

失敗は、偶然の不運ではありません。
これまでの思いや言葉、行動が積み重なって、今、目の前に現れた結果です。

失敗したとき、「終わった……」「もうおしまいだ」なんて言いますが、失敗は「終わり」ではありません。

失敗を認めることは、自分の行いを変える、最初の一歩です。

失敗は、幸せな人生の「始まり」だと思いませんか?

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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