【目次】
- 変わりたいのに、変わらない理由
- 変わることを阻む4つの障害
- 「変わりたい理由が曖昧」でも大丈夫
- 変わることを阻む4つの障害を取り除く
- 変わりたい、けど変わらない。そういう人でも、自然に心が変わる方法
はじめに
今回はこんなお悩みについてです。
変わるのも怖いし、余裕もありません。
生まれつきの部分もあると思います。
生きていくだけで精一杯、という感じです。
同じような気持ちの人は、多いのではないでしょうか。
人は幸せを求めて、毎日を生きています。
不幸になりたくて生きている人は、誰もいないと思います。
幸せになりたい。
だけど「今」が、「最高に幸せ」とは言い切れない。
だから「変わりたい」と思うのでしょう。
変わりたいのは、あくまで「今より良くなりたいから」。
今より悪くなるなら、変わらないほうがいいですよね。
「変わるのが怖い」のは、今より悪くなるリスクがあるからではないでしょうか。
悪くなったときに、リカバリーできるほどの余裕もない。
そういう時のために、「怖い」という感情は、あなたを守るために、正常に機能しています。
さまざまな宣伝は「こうしたら、幸せになれるよ」と、メッセージを発信します。
しかし、それを試してみて、今より悪くなったとしても、自己責任。
誰も責任を取ってはくれません。
「変わりたい」と思っても、慎重になるのは、当然だと思います。
だから、あなたが心から「変わりたい、だから一歩、踏み出してみたい」と思ったときが、変わるときなのだと思います。
生きていくだけで精一杯、だけど幸せになりたい。
だから「変わりたい」と思っているあなたへ、考えるヒントになれば幸いです。
変わりたいのに、変わらない理由
変わりたいのに、変わらないのは、生まれつきの部分もあると思います。
生まれ持った部分や遺伝的要素については、前回の記事をご覧ください。
性格を変えたいのに、変わらない理由は7つあります。
そのうち最初の2つは、前回、お話ししました。
(1)「性格は変わらない」と思い込んでいるから
(2)変えられる部分と、変えられない部分を区別していないから
(3)変わりたい理由が曖昧だから
(4)今あるものを活かさずに、ないものねだりしているから
(5)本音では「変わらなくてもいい」と思っているから
(6)少ないサンプルで決めつけているから
(7)変わるまで行動していないから
今回は、3つ目についてお話ししましょう。
変わるか、変わらないか。
あなたが十分納得して「変わりたい」と思ったときに、一歩、踏み出せばいいのです。
変わらなくてもいいことも、あります。
「変わらなきゃ」と思い込まず、
「変わらなくていい」と可能性を捨てず、
今のあなたに合う選択肢を。
さまざまな角度から、今のあなたに合う選択肢を考えていきましょう。
変わることを阻む4つの障害
頭でそう考えても、口でそう言っても、心が伴わないことがあります。
心が伴わないのに、無理に変わろうとすると、続きません。
体調を崩したり、挫折して「どうせダメだった」と失敗体験を積むことになったりします。
なぜ、心が伴わないのか。
変わることを阻む4つの障害があるからです。
(1)変化はリスクが伴う
(2)変化は予測が難しい
(3)失敗や改悪の結果を受け入れられない
(4)労力や時間をかけたくない
あなたが今、変われないと悩んでいるなら、この4つのどれがもっとも大きな障害になっているか、考えてみてください。
変わることを阻む4つの障害(1)変化はリスクが伴う
変わることはリスクが伴います。
「今」ある「ある程度の安定」が崩れるかもしれない。
既得権益を失うリスクがあるのです。
人は、手に入れる喜びよりも、今もっているものを失う痛みのほうが、強いといわれます。
だから、いざ変化を求められると、抵抗感が生まれます。
変わることを阻む4つの障害(2)変化は予測が難しい
今のままを続けたほうが、予測がしやすいでしょう。
変化すると、今までの経験からできる予測とは、異なる結果がやってきます。
だからこそ、【今までの苦しみから離れる可能性がある】のですが、人は「予測できない」不安に耐えられないと、現状維持に甘んじてしまいます。
変化によって、幸せへ向かうには、「予測できない」不安を乗り越える必要があるのです。
変わることを阻む4つの障害(3)失敗や改悪の結果を受け入れられない
あなたは、失敗したり、改悪になったり、という結果に終わったとき、「損をした」と思いますか。
「遠回りした」
「残念すぎる」
「やってしまった」
「もっとこうすればよかった」
「大事なものを失ってしまった」
「行動したせいで、マイナスの結果になる」と思う人は、行動ができなくなります。
「行動したら、損をするかも」と思う「心」が、あなたを動かすからです。
変わることを阻む4つの障害(4)労力や時間をかけたくない
変化には、頭を使います。
新しいチャレンジをするときは、自転車に乗れるようになるまで、何度も転びながら練習する必要があるように、頭を使い、傷つき、苦労します。時間もかかります。
自転車に乗れる人が、わざわざ「右足、次は左足、手は動かさず、体はまっすぐ…」と考えないように、一度、身につけたことは、頭を使わずに済みます。
「できるだけ頭を使いたくない」
この思いが強いと、新しい行動をしよう、という気が起きないでしょう。
あなたが「苦しい」と思いながら、そこから離れられないのは、これまでつくり上げた「自分のイメージに合うもの」を選んでいるほうが、頭を使わずに済むからです。
「人生はこういうものだ」
「仕事なんてこんなものだ」
「大勢の人がそうやっている」
こういったイメージ(思い込み)に合うものを、脳は自動的に選んでいるので、毎日、同じパターンを繰り返し、同じところをグルグル回っています。
「変わりたい理由が曖昧」でも大丈夫
変わりたい理由が曖昧だと、「変わることを阻む4つの障害」が強力なため、変わることは難しいでしょう。
ですが、変わりたい理由が曖昧だとしても、大丈夫。
「変わることを阻む4つの障害」を取り除く方法をお伝えしますが、その前に、大前提となる考え方を知っていただく必要があります。
それは、「因果の道理」です。
原因と結果の法則です。
ひと言でいえば、
●原因なしに、起きる結果は一つもない。
●原因があれば、必ず結果が現れる。
数学も、科学も、医学も、原因と結果の法則の上に成り立っています。
自分の身の上に起きるすべての結果にも、原因があります。
もちろん「因果の道理」を聞いても、納得できないこともあります。
その理由をいくつか挙げますと、
●「感情的に受け入れられない」ことと、現実にどうなるかは、別問題です。
シンプルながら、最重要な「因果の道理」を、頭に置いた上で、話を進めていきましょう。
変わることを阻む4つの障害を取り除く
変わることを阻む4つの障害を取り除けば、あなたの「意味づけ」「動機づけ」「物事の見方」が変わります。
「意味づけ」が変われば、行動が変わります。体を動かしているのは「心」だからです。
障害を取り除く(1)変化はリスクが伴う → 現状維持はリスクが伴う
「変化はリスクが伴う」という意味づけをしていると、行動できなくなります。
もし「現状維持はリスクが伴う」と知っていたら、どうでしょう。
自分が変わらなくても、刻々と、社会・時代・周りの人・自分は、変わっていきます。
自分が変わらないままだと、今ある幸せは、だんだんと崩れていくか、あるとき一気に崩れるか。どちらかです。
ミクロな視点で、昨日と今日の比較、先月と今月の比較では、あまり変化を感じないかもしれません。さほど「失う痛み」も感じません。
マクロな視点で、10年前、30年前と今の比較をしたらどうでしょう。変化し続けてきた人はイキイキと輝き、頑なに変化を拒んで現状維持をした人の生活はくすんでしまっていないでしょうか。
現状維持は、リスクだけが残ります。
いわゆる「ゆでガエル現象」です。カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出しますが、常温の水から徐々に水温を上げていくと、逃げ出すタイミングを失い、最後にはゆでガエルになって死んでしまう現象をいいます。
「現状維持」と思っていることは、じつは「既得権益を失っていく変化」で、
みずから起こす「変化」は、「既得権益を守る行動」なのかもしれません。
障害を取り除く(2)変化は予測が難しい → 変化しなければ、予測もしなかった結果に終わる
「変化は予測が難しい。だから不安だ」という意味づけをしていると、行動できなくなります。
もし「変化しなければ、予測もしなかった結果に終わる」と知っていたら、どうでしょう。
ひとつ例を挙げてみましょう。
仏教では、人間の命も、動物や虫の命も、平等に尊い命だと言われます。
ところが、私たちは、日々、牛や豚や鶏の肉を食べ、魚を食べ、殺生しています。
穀物や野菜を食べるために、農薬を使い、多くの虫を殺しています。
生きるためとは言いながら、生まれてから死ぬまでに、どれほどの殺生を重ねているでしょう。
人間の身勝手で、必要以上の生き物を殺せば、生態系が崩れる、地球の環境が破壊されるといった結果は、人類に危機をもたらします。
個人レベルでも、悪い行いをすれば、悪い結果がその人に現れます。
悪い行いをしているのに、まだ悪い結果がそれほど現れていないのなら、いずれその結果は現れます。
時限爆弾を抱えているようなものでしょう。
今までの経験からできる予測とは、大きく異なる、予測もしなかった結果がやってくるかもしれません。
どんな悪い結果がやってきたとしても、崩れない心の幸せになる方法が、ブッダの智恵で教えられています。
障害を取り除く(3)失敗や改悪の結果を受け入れられない → 失敗や改悪でも、損をすることは無い
「行動したせいで、マイナスの結果になる」という思い込みがある人は、行動ができません。
失敗や改悪という結果に終わっても、「損をすることは無い」と知っていたら、どうでしょう。
チャレンジを続ける人は、失敗を恐れません。恐れても、受け入れる覚悟があります。
失敗や改悪という結果に終わっても、「損をすることは無い」と知っているからです。
「絶対に必要な道程だった」
「失敗しても、経験を積んだだけ」
「改悪になっても、うまくいかない方法がわかっただけ」
「あのときの最善を尽くしたから、あれ以上の結果はなかった。後悔はない」
このマインドがあれば、挑戦し続けられます。
逆に、行動しなかったら、得るものがなく、失うばかり。
そう思うから、行動を起こさずにおれないのです。
やみくもに行動を起こせばいいというものではありませんが、今の苦しみから抜け出すには、行動を起こせば必ず、結果は変わります。
仏教を聞くと、見える世界がガラッと変わり、一日一日が着実に幸せへ向かう日々に変わります。
「失敗や改悪でも、損をすることは1つも無い。前進している」と、自信をもって行動できるようになります。
障害を取り除く(4)労力や時間をかけたくない → 苦しみを求めることが、喜びになる
「苦しい思いをしたくない」
この思いが強いと、行動できません。
苦しみを求めることが、喜びになることもあると知っていたら、どうでしょう。
仏教の和讃(うた)に、こういうものがあります。
氷と水のごとくにて
氷多きに 水多し
障り多きに 徳多し
氷が大きければ、解けた水も多くなるように、罪や障りが多いほど、幸せ喜びが多くなる、と言われています。
氷が小さければ、解けた水も少量です。
こんな「心」の幸せを知る人は、苦悩を欲し、苦悩を探し求めさえします。
変わりたい、けど変わらない。そういう人でも、自然に心が変わる方法
「変わることを阻む4つの障害を取り除く」方法を考えてきましたが、4つを聞いてもまだ、変われない気がする人もいるでしょう。
そういう人が、障害を取り除く最大の方法は、仏教を聞くことです。
苦しみを抜き、楽しみを与えるために、お釈迦様は仏教を説かれました。
ただの「苦しみ」を抜くのではなく、「苦しみの根本原因」を抜き、どんな苦しみがやってきても変わらない心の幸せ(絶対の幸福)になる方法を教えられているのが、仏教です。
変わりたい、けど変わらない。
そういう人でも、仏教を聞くだけで、心が変わります。
仏教には、こんな言葉もあります。
生きていくだけで精一杯の、苦しい人生(難度の海)を、明るく楽しく渡してくれる大きな船があります。それは「難思の弘誓」という大船です。
難思の弘誓とは、どんな人も、かならず絶対の幸福にするという、想像もできない誓いのこと。
仏教を聞く一つで、大船に乗って、幸せな人生に大きく変わるのだよ、と言われています。
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