人間関係

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カウンセラーが伝える「陰口から自分を守る」対処法

【目次】

  1. 他人の陰口に振り回されて、自由を奪われていませんか
  2. 陰口を言いたくなる人の心理とは
  3. 陰口がなくならない理由
  4. 陰口から身を守る術を身につけよう

他人の陰口に振り回されて、自由を奪われていませんか

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

あなたは「陰口を言われているのではないか」とおびえて過ごすことはありませんか。

私は「今まで仲良くしていたのに、なんだか最近そっけないな…」という時に、陰口を言われているのではないかと不安になります。でも、「陰口から自分を守る術」を練習して身につけてからは、ほとんど気にならなくなりました。

今でこそ、他人の陰口に一喜一憂しなくなりましたが、昔は「陰口を言われないようにする」ために、怒ったり泣いたり考え続けたり…。他人の陰口に振り回されていました。陰口を言われているように感じるとき、いっそのこと自分のほうから離れてしまおうと思い、あえて一人になることもありました。でも孤独だし、不安はなくならなくて、やっぱり苦しかった。

あなたがもし、陰口を気にして自由に行動できないのなら、私が身につけてきた「陰口から自分を守る術」を参考にして、自由を手に入れてもらいたいと思います。これからは身軽に、自由に生きていくことができますよ。

陰口を言いたくなる人の心理とは

あなたが陰口を言われて苦しんでいるなら、まず「陰口を言う人の心理」を知りましょう。結論から言えば、陰口を言いたくなる人は、見た目はどうあれ内心は戦々恐々としています。誰よりも不安感が強く、陰口を言うことでしか人とつながれない不幸な人なんです。

何を隠そう、私がそんなコミュニケーション方法をとっていたから、そういう人の心理が手に取るように分かります。

よく覚えているのは中学生の時のこと。仲良し3人組で、学校から帰るのはいつも一緒でした。それなのに2人になると、居ない子の陰口を言っていました。別の子が居ないときは、今いる2人で陰口を言う。

なんでそんなことをしていたかというと、「陰口を言える仲なら、結束を強めて特別な存在でいられる」と勘違いしていたからです。なにか話さないと気まずいし、陰口って共感しやすくて、盛り上がる感じがします。そのときはなんだかスカーッとするし、その快感に味をしめて、つい陰口を繰り返してしまっていました。

でも、家に帰ると言いようのない恥ずかしさと後悔と「自分も言われているのではないか」という不安。あげくの果てに、友達は離れていきました。

大人になっても陰口を言っている人は、他の方法を学習する機会がなかったのでしょう。陰口でコミュニケーションをとる方法しか知らないのです。

恥ずかしさがあるうちはまだ改善の余地がありますが、恥ずかしいとも思わずに陰口を言っている人もいます。そんな人を見ると「言ったもん勝ちなのか」と思ってしまうこともあるでしょう。
でも、陰口は不幸の連鎖しか生み出しません。その証拠に、陰口を言う人の心理を挙げてみましょう。

<陰口を言う人の心理>
「なにか問題をおこしたらすぐ文句を言ってやろう」
「見張ってないと、アイツは何をしでかすか分からない」
「私はあの人より能力が高いから、批判できる」
「どうすれば自分の能力を証明できるか。他人を蹴落とすしかない」
「陰口をつねに言ってないと、言われる側になってしまう」
「どいつもこいつも…」
<幸せな人の心理>
「みんなが助けてくれるのは当たり前じゃない。感謝」
「一人ではできないことも、協力のおかげで成し遂げられる」
「自分はなんて恵まれているんだろう」
「私ができないことも、おかげさまで助けてもらえる」
「感謝の気持ちを、伝えても伝えきれない」
「みんなありがとう」

<陰口を言う人の心理>と<幸せな人の心理>を見比べてみて、あなたはどんな気持ちになりましたか。

陰口を言う人の心理を読んだだけで、イヤーな気持ちになってきませんか。

陰口を言う人は、こういうことを考え続けているのですから、心の中はとても不幸だと思います。陰口を言っている本人は不幸、陰口を聞かされた人は不快、陰口を言われた人は傷つく。傷ついた人が今度は陰口を言う。不幸の連鎖です。色でいえば黒っぽい感じが蔓延していきます。

それに対して<幸せな人の心理>は、読んでいるだけでも心が温かくなる感じがしませんか。

感謝の気持ちでいる本人がまず幸せ、感謝を聞いた人もほっこりする、感謝を伝えてもらった人はうれしくなる。感謝を受け止めた人が、また感謝を伝える。幸せの連鎖です。色でいえばピンクやオレンジの暖色系の感じが広がっていきます。

陰口がなくならない理由

陰口は良いことなんて一つもないのに、なぜ言いたくなるのか。陰口がなくならない理由はずばり「ストローク不足」です。

心理学に「ストローク」という言葉があります。

ストロークとは、もともと「なでる」という意味ですが、心理学では「相手との心のやりとり」を言います。ニホンザルがお互いに毛づくろいして「なでる」ことで「相手への敬意や愛情を示す」心のやりとりをしているイメージです。

また、ストロークにはもともと「テニス・卓球・ゴルフなど球を打つ」という意味もあります。テニスボールを打ち合いラリーを続けるように、次々と相手と心のやりとりをすることを「ストローク交換」と言います。

ストローク=相手との心のやりとり

ストロークには「マイナスのストローク」「プラスのストローク」があります。

マイナスのストローク=不快なやりとり

プラスのストローク=幸せを感じるやりとり

ストローク交換は、相手との心のやりとりなので、言葉だけでなく、目くばせ・距離感・イントネーション・威圧的な態度なども全て含みます。

マイナスのストローク交換とは…
にらむ・目を合わさない・フンと鼻で笑う・馬鹿にした態度・威圧的な態度・イライラが伝わる・「そんなのはこうしろ」と片付けられる・聞き入れてもらえない・せかす・嫌がることをする・侮蔑で大勢から注目される
プラスのストローク交換とは…
目を合わせてにっこりする・敬意を示す・あうんの呼吸で話す・ほっとする雰囲気・安心感を与える・相手の存在を認める・「うんうん」と聞いてもらえる・都合が悪いときは丁寧に断る・尊重し合う・尊敬のまなざしで大勢から注目される

人はストローク交換なしには生きていけません。どんな人もストロークを欲し、ストロークを求めます。

朴訥として無口なストロークをそれほど多く欲しない人、おしゃべり好きでいつも誰かと一緒に居たがりストロークを多く欲する人、程度の差はありますが、ストロークが得られないとストレスを感じ、病気や短命の原因にもなり得ます。

ストロークに飢えている人は、プラスのストロークが手に入らないなら、マイナスのストロークでもいいから手に入れようとします。

わざと喧嘩をふっかける、できないフリをしてかまってもらう、赤ちゃん返りするなど。犯罪で注目を得ようとすることもあります。本人は自覚がなくても、ストロークを欲するあまり、病気になることもあります。それほどストロークは生きていく上で必要なものです。

これが、陰口がなくならない理由です。陰口は悪いことだと知っている人でも、ストロークが手に入らなくなることを恐れ、陰口に同調してしまう。陰口を言うことで、周囲から同情される・同調してもらうとストロークの欲求が簡単に満たされる。手っ取り早いストローク入手法だから、陰口はなくならないのです。

陰口から身を守る術を身につけよう

陰口を言われたとき、あなたは陰口を真に受けて「私がダメな人間なんだ」「私がいないほうがみんな楽しいんだ」と自ら一人を選んでしまっていませんか。もしくは、陰口がなくならない世の中が嫌になって「こんなことなら一人で生きていこう」と思ったことはありませんか。

でもこれは二つの意味で得策ではありません。

(1)ストローク不足で生きる活力が損なわれる
(2)実際に言われていなくても「陰口を言われている気がする」だけで絶大なダメージがある

からです。

これから挙げる4つのポイントを押さえて、陰口から身を守る術をにつけて、堂々と人の中で生きていきましょう。

ポイント1 心のダメージを避ける

仏教では、口や体の行為よりも、心で思うことのほうがより幸・不幸に最も結びつくと言われます。
もちろん行動は大切です。しかし心の行為が幸・不幸に直結するのは、どれだけ人から逃げても、自分の心とは離れることはできないからです。常になにかを心で思って、自分の中でやりとりがなされています。

しかも人はなぜか一人になると嫌なことばかり思い出してしまう生き物。昔の嫌な人間関係ばかりを思い出し、楽しかったことを忘れてしまいます。一人で生きていくと決め込んでしまわずに、しばらく一人でのんびりして、回復してきたら人と接してストロークを満たしましょう。

疲れている時、一人になってゆっくりと静養することは大切です。疲れているときほど、実際に言われていなくても「陰口を言われている気がする」思いをグルグル巡らせてしまって、悪い心の種まきを積み重ねます。

被害的な気持ちが大きい時は、前向きな気持ちが回復してくるまで、ゆっくり休むのが一番です。回復してきたらまた人の中に入っていきましょう。陰口がなくならない世の中でも、明るく楽しく生きていける方法があります。

ポイント2 縁をえらぶ

仏教では、人は縁(環境)によってどうにでも心が動いてしまうと言われます。
自分の心を見つめるほど、自分が選んだ縁(環境)によって、気持ちが変わり、行動が変わり、人生が変わることを知らされます。どんな環境に身をおくか、どんな人と接するか。縁を適切に選び、縁に触れる回数や質をコントロールすることは、幸せへの近道です。

ポイント3 仕返しをしない

そうはいっても、陰口を言う人はどこにでもいるし、しょっちゅう環境を変えるわけにもいきません。陰口を言う人の近くでやっていかねばならない時、あなたが幸せでいるためには、陰口への仕返しをしないことです。

陰口への仕返しをするとあなたが不幸に見舞われてしまいます。陰口を言わない、陰口への仕返しをしない。そうすれば豊かな人生へと進んでいけますが、これには心の鍛錬が必要です。逆にいえば、陰口を言う人の近くにいるときは、心の鍛練をしている時なのだ、と思いましょう。心が鍛えられていく過程はこんな感じです。

<陰口を聞かされた時のレベル1・巻き込まれる>
「ひどい。あの人のことは絶対に許さない」
「今度、面と向かって何て言ってやろうかな」
「あーあ。私の何がいけなかったんだろう…」
「嫌われたかも。機嫌とらなきゃ」
「弁解しなきゃ、みんなから嫌われる」
<陰口を聞かされた時のレベル2・心の鍛練ができてくると…>
「いやだなぁ。だけど私の価値は何も変わらない」
「ひどい。だけど陰口のこと考え続けるのはもったいない。あきらめよう」
「自分にも非はあるかもしれないけど、あの陰口を真に受ける必要はない」
「悲しいけど、私は気が合う人と話すことにしよう」
「私は私を大切にしてくれる人のことを考える。そう決めた」
<陰口を聞かされた時のレベル3・心の鍛練が身につく>
「陰口を言ってしまうのが人間だ。あの人は今、不幸なんだな。私は今が幸せ。ありがたい。あの人にもいつか幸せになってもらいたい」
「どんな心の種まきをするかは、自分が決める」
「陰口を言うあの人も、私の幸せに巻き込んで幸せになってもらおう」

私も心の鍛練中です。あなたにも幸せになってもらいたいと、私は心から願っています。人間なんだから、嫌な気持ちになることもある。だけど嫌な気持ちがムクムクと湧いてきた時に、ふっと心の鍛練のことを思い出して、明るい未来を自分の手で切り開く気持ちになってもらえたら、と思います。

ポイント4 自分が幸せになる

周囲の変化に一喜一憂している中で、たまたま手に入った幸福感は、環境が悪くなると崩れてしまいます。人の中に在って感じる幸せは、相対的な幸福です。相対的な幸福に対して、あなたが目指すべき絶対的な幸福は、一人で居ても幸せ、大勢の中に居ても幸せ、周囲に関係なく変わらない幸せです。陰口を言われようと変わらない幸せ。そういう絶対の幸福になることが、がんばって生きているあなたが本当に報われる方法です。自分が幸せになれば、陰口を言う人がいても関係ありません。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草



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