人間関係

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コミュニケーション能力向上!なぜ相手との会話で気まずくなってしまうのか

【目次】

  1. あなただけじゃない!実は49%の人がコミュニケーションの不満をもっている
  2. コミュニケーションが苦手な4つのタイプと、コミュニケーション能力の高め方
    A 完璧志向
    B 孤独感
    C 引っ込み思案
    D 不安問題視
  3. それでもコミュニケーションが苦手なあなたは、たった3分の行動で不安を克服できる
  4. コミュニケーション不安の根っこにある、共通する心とは

あなただけじゃない!実は49%の人がコミュニケーションの不満をもっている

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

あなたはコミュニケーションに不安を抱えていますか?たとえコミュニケーションに不安をもっていても、大丈夫です。たった3分の行動で不安を克服する方法と、コミュニケーション能力の高め方を紹介します。

さてA~Dのうち、あなたがもっているコミュニケーションの不安はどれに近いでしょうか。

A.相手との会話で、自分の言ったことを理解してもらえない。コミュニケーション能力を向上させたい。

B.みんなの会話に入っていけない。自分だけ孤立してしまう。

C.何か話さなきゃと思うのだけれど、ギクシャクして、結局黙ってしまう。

D.こんなにコミュニケーションに不安を感じるなんて、私ってコミュ障なのかな。

複数に当てはまることもあります。Aは完璧志向、Bは孤独感、Cは引っ込み思案、Dは不安問題視、という特徴があります。このあと一つずつ、一緒に悩みを解消していきましょう。

その前に少し、日常の仕事を振り返ってみてください。「コミュニケーションは苦手だから、黙々と仕事に打ち込みたい…」。そう思っても、コミュニケーションを全く必要としない仕事は、ほとんどないでしょう。「みんなはコミュニケーションが上手でいいよなあ」と思うことがあるかもしれません。

実は、自分の職場に不満がある人は9割もいて、そのうちなんと49%が人間関係の不満です。
(ちなみに給料の不満は34%で、残業が9%、仕事内容はわずか8%でした。平成26年3月13日 日本法規情報株式会社「法律問題意識調査レポート」より)

自分だけが会話の輪に入っていけないような気がすることもあるかもしれませんが、コミュニケーションに不満を感じている人は、職場のおよそ半数もいるのですから、あなただけでなく、見渡してみれば視界に入る人たちの半分が「会話がうまくいかない」と悩んでいます。

コミュニケーションが苦手な4つのタイプと、コミュニケーション能力の高め方

先ほど書いた4タイプ、A完璧志向、B孤独感、C引っ込み思案、D不安問題視の根っこには、共通する心があります。それは後半でお話しするとして、まずはそれぞれ順にみていきましょう。

A 完璧志向
「相手との会話で、自分の言ったことを理解してもらえない。コミュニケーション能力を向上させたい」

コミュニケーション能力を少しでも向上させていくことは可能です。本を読んで見識を広げる、語彙を増やす、視線や口調を変えるなど。それでも、コミュニケーションが100%うまくいくなんてことは、現実にはありえません。

コミュニケーションに不満をあまりもっていない人は、「完璧には理解されないものだ」と思っていて、誤解もそれほど恐れません。

あなたがもし「自分の言ったことを理解してもらえない」という強い不満をもっているなら、あなたは「言葉を尽くせば理解してもらえるはず」と思っている部分が大きいかもしれません。

あなたはとてもまじめで、相手とのすれ違いを起こしたくないのでしょうか。もしくは、あなた自身は相手の言ったことを100%分かっている、だから相手にも同じレベルで理解してほしいと求めるのかもしれません。

私も正直なところ、相手とのすれ違いを起こしたくありません。自分の言ったことは100%分かってほしい。そういう望みがムクムク湧き上がってきます。

そんなときに思い出すのは、仏教の「業界(ごうかい)」の話です。業界とは、一人一人、これまでの「業(ごう)=行為」が全く異なっていて、それぞれの業の世界に生きている、ということです。

同じものを見ても、同じことを聞いても、これまでの経験・体験・育てられ方・知識などによって、全く違うものを頭の中に思い浮かべています。

それぞれ異世界に生きている、といっても過言ではありません。いってみれば、同じ人間なのに、同じ地球に住んではいるけれど、頭の中を覗いてみたら、まるで宇宙人のように別の世界観をもっているということです。

そう考えたら、コミュニケーションでうまくいったときがラッキー。「宇宙人とたまたまコミュニケーションがとれた、やったー!」ぐらいに考えていてちょうどいいかもしれません。

この考え方をしていると、コミュニケーション能力が向上します。なぜかというと、「宇宙人との会話」ですから、自分が知らない世界のことを初めて聞くつもりで相手の話を聞きます。すると、自然と聞き上手になります。

そして、宇宙人が何を言っても「あなたはそうなんだね」と、自分と相手は違っていい、自分は自分、相手は相手、と境界線を引くことができます。だから反射的に相手の言葉を否定することもなくなり、コミュニケーションがスムーズになります。

相手に完璧を求めてしまう時には、「そうだ、もともと宇宙人との会話なんだ」と思い出してみてくださいね。

B 孤独感
「みんなの会話に入っていけない。自分だけ孤立してしまう」

A完璧志向のところに書いた続きになりますが、同じ人間で、同じ地球に住んでいるけれど、頭の中を覗いてみたら、まるで宇宙人のように別の世界観です。

それぞれが別の世界に生きているので、みんながうまく会話しているように見えても、実はそれぞれの頭の中で、世界が展開しているだけです。「みんなの会話」というのは、私の目から見たら、みんなが一つの世界で話しているように「見えている」だけです。

業界という観点からいえば、一つの世界なんかじゃなくて、みんなバラバラの世界です。そして「私はみんなのいる世界に入っていけない」と思っているのは、これまた私の頭の中で展開している世界にすぎません。

「みんなの会話に入っていけない」というよりも、「それぞれの世界を覗いてみようかな」くらいの気持ちで人の話を聞いていて、そういえば自分も似たような経験をしたと感じたら「私も同じようなことがあってね……」と言ってみる。そうしたら、もうれっきとした会話成立です。はたから見れば、あなたもじゅうぶんみんなの会話に入っています。

もしそれで相手が「それは違う」と言ったとしても、「そっかー、違うんだね!」でOKです。みんな違う世界の住人ですから、違って当然です。言ってしまえば「みんな孤立している」という感じです。

あなたが「そうは言っても、孤独を感じる…」というのなら、自分の頭の中の世界を話してみて、同じような感じ方をする人を見つけましょう。あなたと同じような感じ方をする人は、必ずいます。

なぜそんなことが言えるかというと、仏教では「袖ふれあうも多生の縁」と言われるからです。人は生まれてから死ぬまでがすべてではなく、はるか何億年も昔からの過去世があって、多生(多くの生)を経験している。そして、今、隣に座って袖がふれただけの他人でも、過去世に何度も結ばれた縁があるんだよ、ということです。

一人ぼっちで孤独な人なんて、実は一人もいないんです。近くにいる人、まだ出会っていない人、世界中70億人いる人たちの中で、過去世に何度も結ばれた縁の人が必ずいます。過去世からの縁の人を見つけるつもりで、隣の人、周りにいる人を見渡してみてくださいね。コミュニケーション能力を高めることも大事だけれど、気をつかわずにコミュニケーションができる相手を見つけることも大事です。

C 引っ込み思案
「何か話さなきゃと思うのだけれど、ギクシャクして、結局黙ってしまう」

ちょっと話が逸れるように思われるかもしれませんが、ある有名なエピソードがあります。

3つのビンに炊いた米を入れて、1か月話しかけました。
1つ目のビンには「バカヤロー」、2つ目のビンには何も話しかけない、3つ目のビンには「ありがとう」。
すると、最初にごはんが腐ったのは何も話しかけなかったビンで、次に腐ったのは「バカヤロー」、最後まで長持ちしたのは「ありがとう」と話しかけたビンのごはんでした。

ごはんはほとんどが水分です。人間の身体の細胞も約60%は水分ですから、よく使う言葉によって、ごはんと似たような結果になるかもしれません。

このエピソード自体は本当かウソかはわかりませんが、心理学には「ストローク」という用語があります。

簡単にいえば「相手とのやりとり」という意味で、プラスのストロークは心に最も良い影響、マイナスのストロークは次に良い影響、もっとも心に悪い影響なのはストローク交換がおこなわれないこと、と言われます。

特に認知症には、一人でいるのが一番よくないそうです。良い人間関係がなければ、面倒な人間関係であってもいいから誰かと話したほうがいいかもしれません。

そうは言っても、私もどちらかというと引っ込み思案ですから、結局黙ってしまう、なんてことはよくあります。だけど意識しているのは、とにかく「いつもありがとうございます」と最初に言ってしまうことです。

当たり前になってしまって感謝の心が出てこないときもありますが、とにかく第一声、「いつもありがとうございます」と言ってしまう。そうすると脳が働き出して、「そういえばこの前、こんなことをしてもらってたなあ」と思い出して、会話のネタが浮かぶこともあります。もし会話が続かなかったとしても、プラスのストローク交換は果たしているので、相手にも良い影響、自分の心にも良い影響があります。

もしかしてあなたは「誰にでもありがとうなんて言ったら、おかしいんじゃない?」「ありがとうを言いすぎて軽い人間だと思われない?」なんて思いましたか?

もしあなたがそう思われたとしても、ごもっともだと思います。話しかけるのは勇気がいります。ただ、何も言わないで黙っている人と、ありがとうと言っている人と、どちらかの人を選んでくださいと言われたら、あなたはどちらの人を選びますか。私なら、ありがとうと言っている人を選ぶと思います。

何を言ったらいいか悩んだ時にはすかさず「いつもありがとうございます」。頭の片隅にでも残って、いざというときに使ってもらえたら幸いです。

D 不安問題視
「こんなにコミュニケーションに不安を感じるなんて、私ってコミュ障なのかな」

「自分はコミュ障かも」と悩んでいる人は、意外とたくさんいます。コミュニケーション障害は精神医学の言葉ですが、コミュ障という言葉はもっと気軽に使われていて、「コミュニケーションが苦手だなぁ」と思うくらいでも、自分のことをコミュ障、と言ったりします。

実は「自分はコミュニケーションが苦手だ」「コミュ障かも」と思えば思うほど、脳は苦手だという考えを強化する情報ばかりを集めてきます。うまくいっている時の記憶は脳が自動消去します。うまくいかなかった時だけが気になってきます。失敗や緊張した時のことばかりが繰り返し思い出されます。

そうすると、自分はコミュ障だという根拠がどんどん集まってきて、「ほらね、やっぱり自分はコミュニケーションが苦手なんだ」となります。

ほかの記事でも書いたことがありますが、私たちの行為「業(ごう)」には力があり、これを「業力(ごうりき)」と言います。(詳しくはダメな自分を変える心理学。恋愛、仕事、人生が幸せと希望に満ちた毎日になるの「自分を変える【習慣】」の章段をご覧ください)

自分が常日頃から思い続けている「自分はコミュニケーションが苦手だ」という心の行為が、業力(ごうりき)となって、その方向へとガ――ッと引き寄せられていきます。

たとえば「なかなかヤセない」と思っていると、実際なかなかヤセなくなるし、「私は頭が悪いから…」と言っていると、成績は上がりにくくなってしまいます。

何を思うか(心の行為)、何を言うか(口の行為)は、力をもってしまうので、なりたい自分を思い浮かべたり、言葉にしたりしてみましょう。

「私もそれなりにコミュニケーションできてるか」くらいでもOKです。「できない」「だめだ」「苦手だ」と決めつけずに、「まあまあできてる」「意外とできてる」という言葉に変えていきましょう。

それでもコミュニケーションが苦手なあなたは、たった3分の行動で不安を克服できる

コミュニケーションが苦手な4タイプ、A完璧志向には宇宙人の考え方、B孤独感には多生の縁という考え方、C引っ込み思案には3つのビンの話、D不安問題視には業力の考え方、を提示しました。

私自身、4タイプいずれも当てはまるところがあって、その場面に応じて対策を実行しています。それでも不安の根っこは深くて、やっぱりコミュニケーションが苦手だ……と思ってしまうことが多々あります。

そこで、私は次のような言葉を、寝る前に毎日読み上げています。就寝前たった3分の行動で不安を克服できます。

心理学ではアファメーションといって、肯定的な言葉を自分に何度も聞かせて、潜在意識に働きかけるやり方です。コミュニケーション能力が高まるアファメーションの例文を挙げてみます。

1、コミュニケーションの不安は、私にとって価値ある人生を送る妨げにはならない。

2、私はコミュニケーション不安について考えたっていいし、不安になるときがあるのは当然。

3、私はコミュニケーションの不安をなくすために、人生で大事なものを犠牲にする必要はない。

4、私は不適切なコミュニケーションをしてしまったっていいし、自分を批判する必要はない。

5、私が人生で大事な決断をするときに、コミュニケーション不安があったっていい。

6、私がコミュニケーション不安に対して抱いている「考え方」に、良いも悪いもない。

7、コミュニケーションで不安になったことを、自分で認めていい。

もっと肯定的な言葉を自分に言い聞かせてもいいのですが、あまりに現実とかけ離れていると、効果があまり出ません。私は不安を抱きやすいし、「不安をなくす!」「不適切なコミュニケーションをしない!」というのは不可能です。私はこのように自分なりの対策をとって、コミュニケーションが苦手なせいで困ることはほとんどなくなりました。

コミュニケーション不安の根っこにある、共通する心とは

はじめに、A完璧志向、B孤独感、C引っ込み思案、D不安問題視の根っこには、共通する心があるとお伝えしましたね。仏教では、自分の心を見つめると、どんな人も「煩悩」が一杯であり、一杯どころか、「煩悩しかない」とまで言われます。

まじめに自分の心を見つめている人ほど、なんとか煩悩を減らしたい、なくしたいと思います。同時に、完全に煩悩を断ち切ったり、減らしたりすることができない実態にも、心のどこかで気がついているのではないでしょうか。

仏教を聞くと、煩悩を無くさないそのままで、心から安心し、満足できる幸せをはっきりと知ることができます。「仏教って、修行したり座禅したりして、煩悩を無くすようにするものだと思ってた」というのが、私が仏教を聞く前までの印象でした。でも、「不安や、苦手な気持ち、欲といった煩悩があるままで、どんな人も幸せになれる」という話を聞いて、「それなら私みたいな人間でも、幸せになれるかも」と思って、続けて聞いてきました。

ところどころで「業界」や「業力」といった仏教の考え方を紹介してきましたが、仏教を聞いてとても多くの大切なことを学びました。中でも特に知ってもらいたいのは、どんな人にもある人生の目的のことです。

コミュニケーションに不安があっても、どんな孤独や悩みをもっていても、最高の幸せになれるというのが、どんな人にもある人生の目的です。心の奥底にある、本当の苦しみの原因は、実はコミュニケーションではなくて、心の闇だと言われています。

心の闇は、人生の目的を知ると明るく晴れます。人生の目的がわかる15通の手紙を読んでいただき、あなたの心の闇も明るく晴れてもらえたらと願っています。

この記事を書いた人

ライター:月見 草



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