コラム

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仏教の基本の「キ」!知らないと恥ずかしい仏教

【目次】

  1. 仏教の基本の「キ」!(1)仏って何?「死んだ人」じゃない
  2. 仏教の基本の「キ」!(2)仏って何?「さとりの名前」
  3. 仏教の基本の「キ」!(3)さとりって何?
  4. 仏教の基本の「キ」!(4)仏のさとりを開いた人
  5. 仏教の基本の「キ」!(5)仏教とはどんな内容?
  6. 仏教の基本の「キ」!(6)なぜいろんな宗派があるの?
  7. 仏教の基本の「キ」!(7)どのお経にも教えられていること
  8. 仏教の基本の「キ」!(8)「道理」ってどんなこと?
  9. 仏教の基本の「キ」!(9)いつでもどこでも変わらない道理
  10. 仏教の基本の「キ」!(10)一番知りたいこと
  11. 仏教の基本の「キ」!(11)因と果の関係は?
  12. 仏教の基本の「キ」!(12)自分の運命となると……
  13. 仏教の基本の「キ」!(13)因果の道理の基本形

仏教の基本の「キ」!(1)仏って何?「死んだ人」じゃない

こんにちは、高松です。
「仏」と聞きますと、どんなイメージでしょうか。

世間では死んだ人、亡くなった人のことを「仏」と言われています。

ですが、もし「仏 = 死んだ人」だとすると、仏教は「死んだ人の教え」ということになってしまいます。

死んだ人が教えを説けるはずがありませんので、死人を仏というのは間違いであるということがお分かりになると思います。

仏教の基本の「キ」!(2)仏って何?「さとりの名前」

では「仏」とは一体、何でしょうか。
実は、仏というのはさとりの名前だったんですね。

一口に「さとり」と言いましても、低いさとりから高いさとりまで全部で52の位があります。

これを「さとりの52位」と言われます。

ちょうど相撲取りでも、下は序の口、序二段、上は横綱、大関と、いろいろありますように、さとりもピンキリなんです。

52のさとりには、全部名前がついています。

その52のさとりの最高のさとりの位を「仏覚」と言われます。
この仏覚まで到達された方を「仏」とか「仏様」と言われるんですね。

仏教の基本の「キ」!(3)さとりって何?

さとり、さとりと言われますが、何をさとるのかと言いますと、大宇宙の真理をさとります。

真理と言いましても「数学の真理」「科学の真理」など、いろんな真理がありますが、さとりで言われる真理とは、「すべての人が本当の幸福になれる真理」です。

まだよくわからないと思いますので、さとりを開くことを山登りに例えてみましょう。

山登りでは、1合目まで登ると、街を少し高いところから見ることができます。

2合目まで登ると、もっと遠くまで見えるようになります。

2合目よりも3合目、 3合目よりも4合目と、登れば登るほど見える景色が広がっていきます。

最後、頂上まで登り詰めた時に、あたり一面を見渡すことができるようになる。

さとりとは、そのようなものなんですね。
ですから、さとりを得ると、今まで見えていなかったことが見えてくる。分かってくる。

そして一番上まで登ると、大宇宙の真理すべてを体得できるということなんです。

仏教の基本の「キ」!(4)仏のさとりを開いた人

じゃあ実際、こんなところまで登られた方あるのかと言いますと、 この地球上ではお釈迦様ただお一人なんです。

これを「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」と言われております。

お釈迦様が35歳の12月8日、大宇宙最高のさとりであります「仏」というさとりを開かれました。

それから、80歳で亡くなるまでの45年間、仏として説かれた教え、これを今日「仏教」と言われるんですね。

ちなみに、さとりは1段違うだけで、どれぐらい世界の見え方に違いがあると思いますか?

なんと、人間と虫けらほどの違いがあります。
1段でですよ。お釈迦様52段です。

「あの人徳のある社長は、30段くらいかな?もっと上?」
いえいえ、1段も悟ってないのですよ。

仏教の基本の「キ」!(5)仏教とはどんな内容?

1段だけで、人間と虫けらほどの違いがありますから、52段で発見された真理をそのまま言ったって、絶対わからないのです。

絶対わからないことなんですけど、せっかくお釈迦様は発見されましたから、なんとか本当の幸せまで私たちを導きたい。

じゃあどうされたかと言いますと、まずは「応病与薬」と言いまして、皆さんの苦しみ悩みに応じて、お釈迦様はその解決方法を教えてくださったんですね。

その結果、お経が、ものすごい数になりました。
お経の数、何冊ぐらいあると思いますか?
たくさんあるんですよ。

正解は、7000冊余りなんです。

七千余巻といって膨大な数ですよね。
だから仏教を知るには、この7000冊のお経を全部読んで、全部理解しないと分からないんです。

皆さんも一部、読まれたことあるかと思いますが、難しい漢字ばかりです。
お経は誰でも全部読めるものではありませんし、たとえ読んだとしても理解できるものではありませんよね。

仏教の基本の「キ」!(6)なぜいろんな宗派があるの?

仏教には、いろんな宗派があるでしょう。

○○宗って、なんであんなたくさんの宗派があるかというと、たくさんお経がありすぎて、どこにお釈迦様が一番伝えられたいことがあるのか、相当の人でないとわからないからです。

お経の2、3冊を、集中的に勉強してるんです。
だから2、3冊に関してはすごく詳しい。
だけどその2、3冊が仏教全体の中でどういう位置づけなのかをわかっているか?というと微妙なんですね。

ですから全部わからないといけないのですが、どこから手をつけていいかわかりません。
1日1巻ずつ読んでいったらどれだけかかりますかね?
20年ぐらいかかってしまいます。

なので、一番いいのは、よくわかった人から聞くことなんですよ。

仏教の基本の「キ」!(7)どのお経にも教えられていること

そこで皆さんも最初に、この7000冊どのお経にも教えられている、「仏教の根幹」をまずよく知っていただきたいのです。

「仏教の根幹」がわからないと、何十年と学んでもわかりません。

学ぶ上で基本となる、根っことなる教え。
ここをちゃんと押さえてもらいたいと思います。

仏教の根っこであり、幹にあたる「根幹」の教え。

7000冊のお経を貫いている教えがあるんです。

それが「因果の道理」と言われる教えなんですね。
この教えが仏教の根幹ですから、人にも説明できるぐらいになっていただきたいと思います。

仏教の基本の「キ」!(8)「道理」ってどんなこと?

「道理」とは、「いつでもどこでも変わらないもの」を言います。

昔は正しいと言われることでも、今では間違いになる。
そんなものは道理とは言いません。

また、日本では正しいと言われることでも、アメリカへ行くと間違いになる。
そういうものも道理とは言わないんですね。

いつでも、どこでも変わらないもの。

これを「道理」と言います。

仏教は、いつでもどこでも変わらないものを2600年前から教え続けられているんです。

今聞いても「なるほどな」と思えるのは、道理が説かれているからなんですね。

仏教の基本の「キ」!(9)いつでもどこでも変わらない道理

じゃあ、いつでもどこでも変わらないことって何か。

すべての結果には必ず原因がありますよ。
原因なしに起きる結果は万に一つ、億に一つもないですよ。

こう教えるのが仏教なんです。

……当たり前ですよね。
そういう当たり前のことを言語化されているのが仏教なんです。

「原因がわからん」ってことはあります。
だけど、「原因がない」ということは絶対にありません。

例えば、太平洋の底深くに飛行機が沈んでしまって、調べることができないとしても、乱気流に巻き込まれたとか、エンジンが故障したとか、必ず原因があって墜落という結果が起きたんです。

新幹線が止まって「原因はありません」って言わないですね。

どんなことにも原因がある。

当たり前ですよね。

仏教の基本の「キ」!(10)一番知りたいこと

私たちが普段、一番知りたいことは何かというと、私が幸せになれるのか、不幸になるのか。

それにも原因があるっていうことなんです。
だから、その原因と結果の関係について、お釈迦様は次のように教えられております。

善因善果 悪因悪果 自因自果
よい原因は、よい結果を生み出す。
悪い原因は、悪い結果を引き起こす。
自分のつくった原因は、自分に結果が現れる。

こういうことです。

非常にシンプルですね。

仏教の基本の「キ」!(11)因と果の関係は?

わかりやすい例えで言いますと、大根の種をまけば大根が出てくる。
スイカの種をまけばスイカが出てくるということです。

大根の種まいてスイカが出てきたり、スイカの種まいて大根が出てくるということは絶対にありません。

まいた種と同じものしか生えてはこない、ということです。

ですから、大根の種まきながら「何が出てくるかな?」と迷う農家の人もないし、スイカが出てきたのを見て、「あの時、何の種まいたんやったかな」と迷う人もありません。

まいた種がわかれば出てくるものがわかりますし、
出てきたものを見れば、まいた種がわかるからです。

当たり前でしょう?

きゅうりの種まいたんですけど、かぼちゃがなってるんです。
きゅうりの種をまいたんです。
だけど、かぼちゃなってるんですよ。
たまにそういうこともあるんですかね?っていう人いたらどうですか?

きゅうりの種と思い込んでるだけであって、かぼちゃがなっているいうことは、かぼちゃの種を蒔いたということでしょう。

きゅうりや、かぼちゃだったら、わかるんですよね。

仏教の基本の「キ」!(12)自分の運命となると……

ところが。

自分の幸福・不幸のことになると、途端にわからなくなってしまいます。

「自分のまいた種は、自分が刈り取らねばならない」っていうのが、次の「自因自果」です。

ここでお釈迦様が「種」とおっしゃっているのは、私の行為・行いのことです。結果とは、運命のこと。

私のまいた種が他の人に現れるという
「自因他果」もなければ、

他の人のやったことが自分に現れるという
「他因自果」もありません。

酒を飲んで酔っ払うのは本人であって、隣の人がフラフラになる。
こんなことはないですよね。

一生懸命勉強したら、友達の成績が上がると思ったら、勉強しますか?
絶対やらないですよね。

みんな、自分が勉強すれば自分の成績が上がると思ってやる。

「自因他果」も「他因自果」もありません。
仏教は徹底しています。

仏教の基本の「キ」!(13)因果の道理の基本形

宗教では、神というものがいて、私の運命を決めるとか、
先祖の祟りで不幸になるっていう人もある。

狐や狸が取り憑いてのことでもないよ。
ハンコがいいとか悪いとか、手相がいいとか悪いとか。
そういうので運命が決まるのでもありません。

全部、自分のやった行いが、自分の運命を生み出すんですよ。

これを「自業自得」と言われるんです。

「業」というのは、「行い」のこと。
私の行いが、私の運命を生み出すんですよ。

私の運命は、私のやった行いによって決まるんですよ。

こう教えるのが仏教なんです。

これが因果の道理の基本形です。

おわりに

ここまで聞かれますと、言ってることはわかるけど……ってね。
「けど」がつきますよね。

いやー、私の人生は「他因自果」ばっかりでした。

そんなことありませんか?

あの人さえ、いらんこと言わなければ、私はこんな目にあってなかった。
あの人さえいなかったら、今ごろ私は、こんな風になっていなかった。

「他因自果」もあるんじゃないですか?

まじめに因果の道理を聞いていくと、自業自得とは思えないことがいろいろ出てきます。

ということで、次回は、自分の運命の仕組みについて、具体例を通して学んでいきたいと思います。

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この記事を書いた人

仏教講師:高松 良行

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