【目次】
- 「妻はこんな感覚なの!?」びっくりする具体例
- 具体例1、家事を「これやって」と言われたから手伝った
- 具体例2、夕食を「おいしい?」と聞かれたので、「おいしい」と答えた
- 具体例3、妻の不満を「うんうん」と聞いた
- 小さな日々の積み重ね
- 感謝の3段階とは。あなたは大丈夫?「熟年離婚」
- 後回し厳禁!チャンスは何度も与えられていたのに……
はじめに

前回、妻が不機嫌になる理由は、たった1つ
とお話ししました。
どれくらい感覚がちがうのか。
今回は具体的な例でロールプレイングしてみましょう。
「感覚のちがい」を知るだけで、あなたの行動は変わるはずです。
すでにあきらめモードです。
そう思われるかもしれませんが、うまくいっている夫婦も「感覚はちがう」のです。
感覚がちがっても、夫婦円満でいることはできます。
「妻はこんな感覚なの!?」びっくりする具体例
「感覚のちがい」について、具体例を挙げてみましょう。
「妻はこんな感覚なの!?」と、びっくりすると思います。
感覚は、文章だけではわかりにくいので、数値化します。
男性にもわかりやすい「お金(対価)」に例えてみましょう。
妻の笑顔を勝ち取るモデル例も示します。
と感じ、抵抗するかもしれませんが、実際にやってみると効果がわかります。
モデル例に近づくほど妻は笑顔になり、あなたがラクになります。
具体例1、家事を「これやって」と言われたから手伝った
(がんばって手伝ったから、1万円くらいの価値がある)
それなのに、あの人、私が言わなかったらソファに寝転んで何もしない。
せめてこれくらいやってもらわないと困るわ。
どうして自発的にやってくれないんだろう……。
(言わなくてもやってくれたら、5000円くらいの価値があるけれど、言ってからやるようでは、1000円くらいね)
たしか、いつも妻がこのあとやる家事は、洗濯物を取り込む、たたむ、それぞれの部屋の衣装棚にたたんだ服を戻す、食材を冷蔵庫にしまう、食材を切る、鍋に火をかける、料理の皿を運ぶ、食器を洗う、キッチンを片付ける、汚れを拭く、食材の残りをチェックする、明日の食事を考える、風呂をわかす、風呂を掃除する、子供の動きにも気を配って、洗面台の水はねを拭いて、友達にメールを返信する、布団を敷く、おもちゃを片付ける、ごみ出しの準備でごみを集める……
これは大変だ。妻にしかできないことも多いから、せめて僕ができることは、できるかぎり順番にやってしまおう。
妻は今、キッチンを使っているから、僕は洗濯物をたたもうかな。でもきっと妻の頭の中に思い描いている手順があるから、確認してからやろう。
「(妻に)洗濯物、たたんでおいてもいいかな?ほかに優先してやったほうがいいことある?」
具体例2、夕食を「おいしい?」と聞かれたので、「おいしい」と答えた
(僕の言葉の価値は1万円くらいだろう)
「うん、おいしい」くらいしか言わないし。
苦労して何時間もかけて作っても、食べるのは数分。
手間暇かけて作った時も、総菜を並べただけの時も、反応が同じ。
苦労が報われない気持ちがする。
ドラマ『きのう何たべた?』(テレビ東京)の感想みたいに、もっと具体的に、喜びを表現してくれたらうれしいのに。
おいしいって言ってくれるだけマシだけど、なんかモヤモヤ。
(夫の「おいしい」の言葉の価値は1000円くらい)
(帰宅してすぐに)「いいにおい!今日の夕食はなにかな?
あっ、僕の好きなカレー、作ってくれたんだね!うれしいなぁ~。
すぐ手を洗ってくるね。おいしそうだね!」
(食事を目の前にして)「野菜がほろほろ。切って、煮込んで、火にかけた鍋から目を離せないから、暑いし、大変だったでしょう。今日もありがとう。おいしいごはんをいただけて、仕事の疲れも吹き飛ぶよ。
君も疲れているだろうに、いつもありがとう。おいしい!」
(総菜を並べてあるときは)「疲れてるだろうに、今日も食事の準備ありがとう。片付けはやるから任せてね」
具体例3、妻の不満を「うんうん」と聞いた
仕方ない、とりあえず話が止まるまで聞いておくか。
話がよくつかめない。「べつにそんなの気にしなくてよくない?」「こうすればいいのに」と思うけど、否定すると余計に怒るしなぁ。
黙って妻の話を聞く僕は良い夫だ。
(我慢して、黙って話を聞いた価値は5万円くらい)
ここに靴下置かないでって言っても、何度もくり返すもの。
言わないと気づかないし、何度言っても治らない!どれだけ言えばわかるの?
一回いえばわかる人になってもらいたいわ。またこんなに言わなきゃいけない。
「うんうん」だけじゃなくて、しっかり心に刻んで、自分で対策を考えて、言われなくてもやってよね!
(言わなくてもやってくれたら1万円の価値、言ってすぐ直してくれるなら5000円、何度もくり返すようでは話を聞いてくれても1000円)
男は言ってもらわなきゃわからないけれど、本来は妻を不安にさせちゃいけない。
不安が小さいうちに、すぐにフォローしよう。
「もしかして、なにか僕がやったことで、気に障ることがあったかな。本来なら自分で気づかなきゃいけないんだけど、ごめんね。聞かせてくれないかな」
たったこれだけでも、
夫:1万円+1万円+5万円=7万円の価値があると思っている
妻:1000円+1000円+1000円=3000円
「感覚のちがい」夫婦のギャップを体感していただけたでしょうか。
小さな日々の積み重ね
もちろん、夫婦のカタチはそれぞれです。
また、感覚は単純計算できることではなく、現実と合わない部分もあるでしょう。
たとえば、妻が「夫は無口な人だ」と思っていて、今まで一度も言われたことのない「おいしい」の一言で10万円の感動を覚える人もいるでしょう。
ですが、夫婦の信頼関係は、日々の積み重ねであることは同じです。
ちょっとした不満でも、1日に10回、20回とくり返されます。
100万円くらいのギャップは、あっという間に生じてしまうのです。
もし「妻がいきなりキレ始めた」と感じるなら、夫に共通した心理があります。
妻は「感覚のちがい」をひしひし感じているのに、夫だけが気がついていないのです。
人は、いきなりキレることはありません。
必ず背景があり、不満の蓄積があります。
感謝の3段階とは。あなたは大丈夫?「熟年離婚」
妻は、黙ってマグマを溜めていますから、いつ噴火してもおかしくない状況です。
そこにズカズカと入っていったら、噴火に巻き込まれてしまいます。
火山とちがって、妻は「夫の言葉」によってマグマがスーッと消えていく生き物です。
妻をねぎらい、いたわり、感謝を伝えることで、マグマは活火山から休火山へと変わるでしょう。
それは素敵な旦那さんですね。
感謝にも3段階あり、大きな違いがあります。
「伝わっている」以外は、危険レベルです。
それならいいのですが、本当にそうでしょうか?
そう言う夫がしばしば、熟年離婚の憂き目に遭っています。
同居期間が20年以上だった「熟年離婚」の割合は、23.5%となっています。
(2022年「厚生労働省人口動態統計」離婚の全体件数のうち)
「夫婦の老後」が長くなり、「第二の人生」を再設計するケースが増えているのです。
あなたは本当に大丈夫ですか?
妻の気持ちを言葉できちんと確認しましょう。
後回し厳禁!チャンスは何度も与えられていたのに……
夫はこう考えがちですが、それは男性の感覚です。
仕事の多忙さにかまけて、夫婦や家族を後回しにすれば、その結果はいつか現れます。
修復不可能になってからでは悲劇です。後回しは厳禁!
熟年離婚を突き付けられる夫も、チャンスは何度も与えられていたのです。
怒って、不満をぶつけてくれる妻なら、助かります。
妻が夫にまだ関心を持っている証拠だからです。
仏教は「因果の道理」を教えられています。
原因があれば、必ず結果が現れます。
多くの人は、悲惨な現実の結果には驚きますが、過去の自分の種まきには、全くというほど気がつきません。
しかも、結果は5年も10年もあとに現れることが多いのです。
そんな過去のことなど、すっかり忘れているのでしょうが、自分のまいた種(原因)の結果にちがいありません。
「因果の道理」とは、精確にいうと「因縁果の道理」です。
妻をキッカケに、自分の行いを変えれば、男が磨かれ、妻は笑顔になり、いいことずくめです。
自分に自信のある男性になりますから、妻の怒りや涙の激しい感情の起伏にも、耳を傾けられるようになるでしょう。
今、苦しみから目を逸らして、チャンスを見過ごせば、未来はもっと大きな苦しみが現れます。
未来のために、今の自分を磨きたいですね。
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