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今回はこんなお悩みについてです。
孤独な気持ちを味わうのは、つらいですよね。
孤独感は、心や体にさまざまな影響を与えます。
「一人でもいいんだ!」と虚勢を張ってみても、孤独感をなかったことにはできません。
人にウソはつけても、自分にウソはつけないのです。
気持ちを押さえつけたとしても、やがて心身症や病気となって表出します。
自分の気持ちにフタをせず、孤独感を解決したいですね。
孤独感は、いまあるものを見る目を変えてしまいます。
「孤独を感じた」過去の経験を思い出すだけで、「現在の人間関係を否定的にみる」傾向がある、という実験結果が出ています。
相手の言動をネガティブに捉えやすくなるのです。
厳しく当たられた人は、あなたのもとから去るでしょう。
ますます孤独に陥ってしまいます。
そう感じるときは、孤独感が、あなたの「目」を変えてしまっているのかもしれません。
孤独は、悪循環を引き起こします。
「孤独の悪循環から抜け出す方法」を、一緒に考えていきましょう。
「孤独」と似ている言葉に、「孤立」があります。
似ていますが、この二つは違いがあります。
あなたは「孤独」なのでしょうか。
それとも「孤立」なのでしょうか。
考えてみましょう。
孤独は、「孤独感」「孤独を覚える」などと使います。
感じるものであり、主観的なものです。
孤立感とはあまり言いません。
「社会的孤立」「社会から孤立している」などと使います。
援助してくれる人がいない、相談できる人がいない状況です。
日本では、令和5年6月に「孤独・孤立対策推進法」が公布されました。
と書かれています。
そうとは限らないのです。
何歳であっても、家族がいても、孤独を感じます。
孤独と無関係な人はいない、といっても過言ではありません。
孤立している人は、たしかに孤独を感じやすい傾向があります。
しかし、孤立していても、孤独を感じていない人もあります。
一方、孤独は、孤立していなくても感じます。
家族や友達と一緒にいても、感じるのが「孤独」です。
●孤立は、孤独を感じる1つの原因。
(孤立すると、孤独を感じやすい)
●孤立しているからといって、孤独とはかぎらない。
(孤立しても、孤独でない人はいる)
●孤立していなくても、孤独は生じる
(多数の中にいても、孤独を感じる)
数学の問題のようになってしまいましたね。
孤立していても、孤独を感じないのであれば、問題はありません。
心身にさまざまな影響を及ぼすのは「孤独感」です。
孤立して困るのは、薬を飲むように促したり、必要なときに救急車を呼んだりしてもらえない、というような場合でしょう。
多くの人は「孤立」を問題にしがちですが、どちらかというと「孤独感」のほうが問題なのではないでしょうか。
「孤立」というと、他人とのつながりがなく、ネガティブなイメージがあります。
1人の行動を好む人が、孤立しているわけではありません。
1人の行動を肯定的にとらえている言葉を、いくつか挙げてみましょう。
自分の信念をもち、人間関係に縛られない人を言います。
まわりにふり回されず、かっこいいイメージをもつ人も多いようです。
「孤高」と一緒に使われやすい言葉は、このようなものがあります。
徳を備えた人は、水のようにさっぱりとした人づきあいである、ということです。
これに対して、「小人の交わりは甘きこと醴(れい)の如し」と言われます。
ちっぽけな人の人間関係は、甘酒のようにべったりしている、ということです。
積極的に「ひとりの時間を楽しむ活動をしよう」という言葉です。
1人で有意義な時間を楽しめる人、というポジティブなイメージが広がりつつあります。
2005年に「おひとりさま」が流行語にノミネートされて以来、「一人用○○」という商品が増えています。
1人での利用がしやすいサービスもいろいろあります。
ひとりカラオケ、ひとり焼肉、ひとりラーメン、ソロキャンプなど。
サ活(サウナ)、ヌン活(アフタヌーンティー)を1人で予約しやすい店も増えています。
ネガティブな「孤立」イメージから脱却すると、ひとりでいても「孤独」を感じにくくなるかもしれません。
それでも、心の奥底からふっと顔を出すのが「孤独」なのですが、これはまた後ほど。
本音は「孤立したくない」のに、一人になってしまう人はどうすればいいでしょうか。
このように言う人の割合は、日本が最も高くなっています。
(経済協力開発機構調査、OECD38か国中)
孤立したくないのに、一人になってしまう人は、
無自覚のうちに、こんな行動をとっているかもしれません。
また、孤独な人は、周囲からの「魅力」や「知性」の評価が低くなる、という研究結果があります。
低い評価を受けると、ネガティブな気持ちになり、ますます孤独を感じます。
このように、悪循環に陥ります。
悪循環を断ち切るには、まず、自分が先に「相手への思いやりをもつこと」です。
思いやりの気持ちは、好循環を生みます。
孤独なイメージのあるコウモリでさえ、自分が困った時に助けてくれた仲間を覚えているそうです。
そして、その仲間が困った時に、恩返しをするといいます。
まして人間は、もっと損得に敏感な生き物です。
思いやりをもって接してくれた人も、逆に傷つくことを言ってきた人のことも、よく覚えていて、それに報いようとするでしょう。
心理学では「互恵性(ごけいせい)」といいます。
直接互恵性は、わかりやすいですね。
あなたがまず笑顔をすれば、相手もつられて笑顔になります。
たとえ相手が笑顔を返してくれなくても、笑顔を心がけた人のことを、周りはちゃんと見ていて、誰かがあなたに笑顔をくれるでしょう。
仏教では、「欲しい、欲しい」と自分のことばかり言う人を「我利我利亡者」といわれます。
こんな心はありませんか?
あなただけではありません。すべての人が、本性は我利我利だと仏教では言われています。
自分の都合や利益のことで、頭がいっぱいの人は嫌われます。
仏教では、自利利他を勧められます。
自分から笑顔で挨拶をしてみる。
相手の良いところを発見して、褒めてみる。
なにか自分にできることがないか、探して行動する。
嫌われることを恐れるより、心から相手のことを思って行動する。
コミュニケーションが苦手でも、相手を大切に思う気持ちは伝わります。
あなたが、まず先に、相手を大切に思って、行動してみてはいかがでしょうか。
きっとあなたも大切にされるようになるでしょう。
孤独や孤立から抜け出す方法をいくつか考えてきました。
それでも、心の奥底からふっと顔を出すのが「孤独」なのです。
・ひとりでも楽しむ、趣味や娯楽を増やせば、孤独な気持ちを軽減することはできるでしょう。
・まず先に、相手を大切に思って行動すれば、あなたも大切にされるでしょう。
生きていく上で、ひとりを楽しんだり、相手を大切にしたりすることは重要です。
しかし、仏教には、もっと深い心の底に、つねに孤独で寂しいものがあるといわれています。
人と一緒にいることができて、孤立しなくても、どこか孤独な心があります。
生まれたときも独りなら、死んでいくときも独りです。
独りで来て、独り去ってゆかねばなりません。
この「孤独な心」を解決する方法を、お釈迦様は、教えられています。
親しい人と出会えて、一緒に過ごしても、必ず別離のときがやってきます。
もっと根本的な解決をしなければ、一時的な楽しみが終わった後、また孤独感に苦しむでしょう。
仏教には、孤独な心の根本的な解決方法が、教えられています。
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