人間関係

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舐められないコツ5選。舐められやすい人の“魅力”と舐められない対策方法

目次

  1. 舐められないコツ1、自分の幸せのために、他人を利用しない
  2. 舐められないコツ2、あなたが人に優しくする理由はどっち?
  3. 舐められないコツ3、あなたが本当に望んでいるWinを明確にする
  4. 舐められないコツ4、勇気と思いやりのバランスを目指そう
  5. 舐められないコツ5、目先の優しさではなく、先を見通した優しさをもつ

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

舐められやすいんです。優しすぎるからでしょうか…

あなたはきっと、ほがらかで、優しいのでしょうね。
人に優しくすることは、良いことです。

仏教でも、善因善果(善い行いをすれば、善い結果が現れる)と言われ、

・優しい笑顔
・温かいまなざし
・感謝のことば
・忍耐すること
・怒らないこと

これらは「善」だと教えられます。

逆に、悪因悪果(悪い行いをすれば、悪い結果が現れる)もあり、

・ムスッとした顔
・不機嫌な態度
・トゲのあることば

これらは、悪い行いなので、そういう行いをした本人に悪い結果が現れます。

あなたは、人に優しくしているのですから、その善い行いは、やめてしまわないでくださいね。
必ずあなたが、人に慕われ、信頼されるなど、善い結果が現れます。

今、お困りなのは「舐められてしまうこと」ですね。
舐められると、悲しくなってしまいますよね。

舐められなくなるヒントが得られれば幸いです。

舐められないコツ1、自分の幸せのために、他人を利用しない

『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著、1996初版、キングベアー出版)
第四の習慣「Win-Winを考える」には、【人格を磨く】と書かれています。

人格を磨くとは、どういうことでしょうか。
誠実である、約束を守る、相手の立場に立つ……など、いろいろありますが、その1つに

自分の幸せのために、他人を利用しない。

という内容があります。

「自分の幸せのために、他人を利用しないほうがいいんだろうな」とは思うでしょうが、なぜよくないと思いますか?

・相手に悪いから?
・性格が悪いと思われるから?
・人としてやってはいけないことだから?

いろいろと思いつくでしょうが、

【理由】他人に依存した幸せは、他人がいなくなったり、思い通りにならなかったりすると崩れるから。

あなたの自信や安心を崩すことになるから、「自分の幸せのために、他人を利用しない」ことを勧められています。

自分の幸せのために、他人を利用していると、やがてつらい思いをするのは、あなた自身です。

「他人を利用する」と聞くと、「だまし」や「詐欺」のようですが、もっと身近で、無意識にやっていることもあります。

・相手から優しい言葉をかけてほしい
・私を好きでいてもらいたい
・見捨てないでほしい

こういう気持ちは誰にでもある、自然な気持ちです。

ですが、あまりに不安や要望が大きすぎる場合は、自分の気持ちを満たすために、無意識に「他人を利用している」かもしれません。

言い換えると、他人に依存しています。

あなたが優しい言葉をかけるのは、あなたの善い行いです。
やがてあなたに善い結果が現れます。

今、目の前の相手がどう反応するかは、相手の問題です。

相手がどう反応するかを、あなたが操作することはできません。

ところが、自分の幸せが他人にかかっているとき、
(他人に依存しているとき)

・なんで優しい言葉をかけてくれないの?
・好きでいてくれているのだろうか
・見捨てられるのでは…

こういう不安がムクムクと湧き上がってきます。

もちろん、こういう不安が起きるのも、あなたが悪いわけではなく、そうなる理由・背景があるだけです。

しかし、その「無意識の不安」に気がつかず、そのまま相手にぶつけてしまうと、実際に他人が離れるリスクが高まります。

・相手が優しい言葉を返してくれないことに怒る
・ほかの人に悪口を言う
・優しい言葉をかけてもらうために、わざと○○する
・好きでいてくれるよう繋ぎ止めるために、プレゼントを贈る
・見捨てられないために、相手のご機嫌を取る

こういった無意識に突き動かされた行動は、やがてあなたの不安を膨らませて、今ある幸せを自分から壊してしまうことがあります。

相手もなんとなく気がつくので、舐められやすくなります。

自分の幸せのために、他人を利用しない。

あなたの幸せは、たいてい、あなたの足元にすでにあるものです。
一旦、深呼吸をして、自分の不安を見つめてみましょう。

・不安が出てきたとき
・なにかに突き動かされるような感じがするとき

「自分の幸せのために、他人を利用しようとしているかも?」という心に気づくことが大切です。

人格を磨くことで、舐められることは減っていくでしょう。

舐められないコツ2、あなたが人に優しくする理由はどっち?

あなたが、人に優しくする理由は何でしょう?

・嫌われたくないから
・キツイ言葉をかけられたくないから
・見捨てられるのを恐れているから

こういう心はありませんか?

同じように「人に優しくする」としても、その理由が

・相手に幸せになってもらいたいから

ならば、その心が相手に伝わって、あなたも慕われるでしょう。

もし、先ほど挙げたように、

・嫌われたくないから
・キツイ言葉をかけられたくないから
・見捨てられるのを恐れているから

こういった理由で人に優しくするなら、その心が相手に伝わって、舐められてしまうことがあります。

「因果の道理」は、原因と結果の法則ですが、口や体の行いが1とすれば、心の行いは2の結果を引き起こすと言われます。

「人に優しくする」とき、

・嫌われたくないから
・相手に幸せになってもらいたいから

あなたはどっちでしょう?

嫌われたくない、見捨てられたくないと思うのも、あなたが悪いわけではありません。あなたがそう思うのにも、理由・背景があり、そう思ってしまう自分を恥じる必要はありません。

むしろ、思い切ってその気持ちを認めてしまいましょう。

気持ちは、否定すれば膨らみます。
気持ちは、認めれば小さくなります。

あなた自身が「嫌われたくない」気持ちを認めてしまえば、舐められることも減るでしょう。

舐められないコツ3、あなたが本当に望んでいるWinを明確にする

舐められないためには、まず自分が自立し、心の安定を得ましょう。
『7つの習慣』では、まず「私的成功(自分が自立する)」を勧めています。

第一、第二、第三の習慣を実行すること

私的成功の方法について書かれている、第一、第二、第三の習慣を実行しましょう。
あなたは自立し、心の安定を得ることができます。
自分の価値観を明確に打ち出し、主体的に計画していきます。

自分の奥底に欲しているものを自覚すること

自分が本当に望んでいるWinは何なのかを明確にします。
ここがぼんやりしたままでは、あなたの決意はすべてムダになってしまいます。

・相手に嫌われないこと
・キツイ言葉をかけられないこと
・見捨てられないようにすること

これらは目先のWinです。

不安があるとき「闘争か、逃走か」になるので、目先のWinにふり回されがちです。

あなたが本当に望んでいるWinは何でしょう。

目の前の相手にとらわれ、やみくもに動くと、自分が本当に望んでいるWinとは違うところにたどり着いてしまいます。

本当に望んでいるWin=本当の幸せとは、なにか。
そのヒントに、幸せにも2つあることを知ってもらいたいと思います。

◆相対の幸福と、絶対の幸福

「相対の幸福」
他人と比較して、相対的に感じる幸せです。
他人の動きによって、一喜一憂します。
しばらくは幸せを感じていても、やがて崩れる幸せです。
「絶対の幸福」
人と比較しなくても喜べる、変わらない幸せです。

自分がまず、心が安定すると、他人との関係を築けるようになります。
他人に影響されるよりも、影響を与えることができるようになるので、舐められることも減るでしょう。

あなたが本当に望んでいるWinを明確にしましょう。
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舐められないコツ4、勇気と思いやりのバランスを目指そう

『7つの習慣』には、【成熟】について書かれています。

【成熟】とは
「勇気と思いやりのバランス」である。
自分の信念を表現する「勇気」
相手の信念を尊重する「思いやり」
このバランスがとれるのが成熟。

あなたが本当の幸せであるWin-Winを目指すなら、
優しさと厳しさの両方が必要です。

優しいあなたは、相手の信念を尊重する「思いやり」は、じゅうぶんに持っていると思います。
まだ、自分の信念を表現する「勇気」を持たないのなら、成熟のためにあと一歩すすむ必要があります。

あなたが「勇気」を持たなければ、相手のことも本当に幸せにすることはできません。

Win-Winを目指すとき、どちらかが我慢したり犠牲になったりするWin-Loseの何倍も厳しいものがあります。

思いやりと感受性だけでなく、自信と勇敢さを。

あなたが自信と勇敢さを持つことは、相手のためにもなります。
優しいだけの人は、他人を導くことはできません。
相手を幸せにすることもできないのです。

優しさだけで生きてきたあなたにとって、自信と勇敢さを持つことは、難しいかもしれません。

でも「勇気と思いやりのバランス」のうち、あなたはすでに1つを持っています。
成熟まであと一歩です。

いきなり完璧な「勇気」をもつなんて、誰にもできません。
小さな勇気の積み重ねで、あなたは「勇気」を身につけることができます。

相手の話を聞いて感情移入をすると同時に、勇気をもって自分の立場を主張することが、舐められないコツです。

舐められないコツ5、目先の優しさではなく、先を見通した優しさをもつ

「勇気と思いやりのバランス」を考えるとき、仏教の「智慧」と「慈悲」がヒントになるかもしれません。

「智慧」
先を見通す力。
「慈悲」
苦しみを抜き、楽しみを与えたい心。

仏教で、智慧は「獅子」慈悲は「ゾウ」に例えられます。

智慧……勇気のある「獅子」
慈悲……思いやりのある優しい「ゾウ」

仏教は「慈悲の教え」と言われますが、ただ優しいだけの慈悲ではありません。
仏教の「慈悲」は、智恵に裏付けられた慈悲です。

「目先の苦しみを抜き、目先の楽しみを与える」のではなく、
「先を見通した慈悲」です。

「苦しみの根源を抜き去り、変わらない本当の幸せ(絶対の幸福)を得る方法」を教えられています。

長続きしない一時的な優しさではなく、勇気を兼ね備えた、自分も相手も本当の幸せにする優しさです。

あなたが、優しさだけで舐められているのなら、
仏教の「慈悲」を知ることが、あなたに自信と勇敢さをもたらすでしょう。

人それぞれ異なる価値観や考え方に、ふり回されず、
智慧に裏付けられた慈悲を知り、実践することができます。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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