人間関係

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言うことを聞かない!伝わる言い方12選。あなたのイライラが消える。

目次

・「△△はNG」「△△はダメ」という本や記事は多いけれど…

・言うことを聞かないとき「○○しよう」12選

  1. 言うことを聞かないとき1、「今・ここ」のことだけを怒ろう。
  2. 言うことを聞かないとき2、怒りが出たら、一回、棚上げしよう。
  3. 言うことを聞かないとき3、問題解決だけに集中しよう。
  4. 言うことを聞かないとき4、できるだけ短い言葉で伝えよう。
  5. 言うことを聞かないとき5、相手を観察しよう。
  6. 言うことを聞かないとき6、相手の主張に「そうだね」と言おう。
  7. 言うことを聞かないとき7、「20回、伝える」を目標にしよう。
  8. 言うことを聞かないとき8、自信をもって、堂々と、毅然とした態度で。
  9. 言うことを聞かないとき9、反発や言い訳には「そうなんだね」で終わり。
  10. 言うことを聞かないとき10、何度も言うのに疲れた……
  11. 言うことを聞かないとき11、成長している自分を、褒める。
  12. 言うことを聞かないとき12、最終的に、あなたはどんな人になりたいか。

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

子供にどれだけ言っても聞きません。
だんだん口調も強くなってきてしまいます。
夫の行動に「んん?」と思うことが重なり、伝えているのですが、どれだけ言っても変わりません。
自分が我慢するしかないのかなと諦めモードです。

夫や子供、部下など、「どれだけ言っても変わらない!」と苛立つことがあるなら、この記事はあなたにピッタリの内容です。

「他人は変えられない」なんて言うけれど、伝えるのを諦めたら、状況は少しも良くなりません。

かと言って、他人を変えようとすると、だんだん語気が強くなり、怒ってしまう自分にも嫌気がさしてくる…。

こんなとき、効果的に、他人に影響を及ぼし、「人を動かす」ことができるようになる方法をお伝えします。

「△△はNG」「△△はダメ」という本や記事は多いけれど…

いろんな記事を読んでも、結果につながらないなぁと思いませんか?

多くの記事は、「△△はNG」「△△はダメ」と書いてあります。

「ダメと言ってはいけない」

この言葉自体が、「ダメ」と言っているので無効です。

「ダメと言ってはダメ」と言われるほど、ついダメと言ってしまうもの。

「○○しよう」というアドバイスが有効です。

この記事は、「○○しよう」という形でまとめているので、実践しやすいと思います。

言うことを聞かないとき「○○しよう」12選の中から、あなたができそうなものを選んで、着手してみてください。

全部やらなくても、とりあえず1つ、続けてみる。

やりやすい1つを選んで、まずやってみましょう!
すぐに効果が見られなくても、変化はじわりじわりと出てきます。

しばらくやってみて、少しも状況が変わらないようなら、別のやり方を試してみてください。

自分に合うやり方があるように、相手にも相性の良い伝え方があります。実験のように、1つずつ試行錯誤してみましょう。

言うことを聞かないとき1、「今・ここ」のことだけを怒ろう。

言っても言っても、言うことを聞かないとき、イライラしてきますよね。

そんなときは、目の前に見えている、「今・ここ」のことを怒りましょう。

「今」……過去でない、今、この瞬間。
「ここ」……目の前に、見える現実。

過去のことは、置いておく。
とりあえず今のことだけ。

今、目の前にないことは、もしまた出てきたら、そのときに言いましょう。

もし、靴下が置きっぱなしになっているなら、そのままにして、本人に「ここ」を見せます。
あなたが気になるなら、そっと端に寄せておき、「そこに置きっぱなしだった」と伝えるのもOK。

過去のこと、目の前にないことは、自分はわかっていても相手にはわかりません。

「今・ここ」のことだけを怒りましょう。

言うことを聞かないとき2、怒りが出たら、一回、棚上げしよう。

「すぐに伝えなきゃ!」

そう思うかもしれませんが、怒りは、すぐに伝えなくても大丈夫。

かえって、熟すれば、伝え方も洗練されます。

「今・ここ」と反するように思うかもしれませんが、「次に同じことがあったら言おう」と、一回、棚上げして、伝え方を考えておくのです。

すぐに言わないと、ストレスが溜まります……

たしかに、すぐに言えば、一時的に気持ちはスッキリしますが、リスクがあります。

・相手が言い返してきて、よけいにストレスが溜まる。
・相手はあなたの顔色を見て、あなたのいる時だけは行動を直すが、いなくなったらやらない。身につかないので、どこかでしわ寄せがくる。

あなたのストレス解消と、相手を動かす方法は、別問題です。

ストレス解消したいなら、紙に書き殴ってポイッ。
相手を動かしたいなら、棚上げ作戦で、伝え方の戦略を練る。

2つを区別して、使い分けましょう。

言うことを聞かないとき3、問題解決だけに集中しよう。

「なんでそうしたか?」過去の原因を聞いても、本人はわからないことが多いものです。
「これからこうしよう」未来の話をしても、覚えていられません。

、どうすればいいと思う?」

、この場でできることを、相手に見つけてもらいましょう。
そして、今、実行してもらうこと。

現状 →→→→ 理想の状態

理想の状態を、一度、相手の頭の中に描いてもらいます。
そして現状とのギャップを埋める行動を、今、やってもらいましょう。

責めたり、感情的になったりすることもあるかもしれません。
それでも、できるかぎり「問題解決」だけに集中すること。

目的は、相手を責めることではなく、問題を解決することなのですから。

言うことを聞かないとき4、できるだけ短い言葉で伝えよう。

できるだけ短い言葉で伝えましょう。
ここが頭の使いどころです。

言葉が多いほど伝わると思うかもしれませんが、言えば言うほど、水で薄めていくようなものです。

怒る時になって、急に「できるだけ短い言葉で」言おうとしても難しいので、まずは練習から。

短い言葉で、褒める。

これなら、あなたの気持ちが落ちついている時なので、やりやすいでしょう。

言うことを聞かないとき5、相手を観察しよう。

伝えたときの、相手を観察しましょう。
表情・しぐさを目で見て、後で「モノマネ」再現できるくらいに、観察です。

怒りで頭がいっぱいになっていると、つい、あなたの頭の中だけで展開されていってしまい、相手がついてこれません。

後でモノマネ再現する。

そうしているうちに、相手を観察する習慣がついて、あなたの伝え方が変化してくるはずです。

言うことを聞かないとき6、相手の主張に「そうだね」と言おう。

相手の言葉に、とりあえず「そうだね」と言いましょう。

「ソ」で始まる言葉が便利です。

そうだね。
そっか。
そうなんだ。
そうだよね。
そういうことなんだね。
そうそう。
それそれ。
そうしよう。

相手の言葉にムカーッときて、何か言いたくなったとき、とりあえず「ソ」を言ってしまいましょう。

言うことを聞かないとき7、「20回、伝える」を目標にしよう。

人はなかなか変わらないものです。

伝えた回数を20回、カウントしてください。
だらだら言ったとしても1回のカウントです。

20回目まで言い続けられたら、ぜひあなたの忍耐力にご褒美を。

「こんなに言ってるのに!」

こんなに、とは、どれくらいでしょうか?

たいていは、「5、6回言ったのに、言うことを聞かない」と思っています。
「こんなに言っている」と思っているのはこちらだけで、意外と、相手には伝わっていないのです。

「20回言おう」と決めれば、そこまでかからずに、相手は行動を変えてくれていることもあります。

「あら、14回で直してくれたの?早いわね~」

なんて思えたら儲けもんですね。

「この前は18回、今回は13回目で直したね。次は何回で直るかな?」
と、相手によっては伝えるのもアリかもしれません。

「20回、伝える」を目標にしましょう。

言うことを聞かないとき8、自信をもって、堂々と、毅然とした態度で。

毅然とした態度で、短く、回数を多く言い続けましょう。

小さな声で言っても、聞こえていないかもしれません。
大きな声で怒鳴っても、衝撃しか受けておらず、内容が頭に入っていないかもしれません。

はっきり聞き取れる言葉で、毅然とした態度で伝える。

相手によっては、あなたが緊張してしまって、堂々と言えないかもしれません。
そういうことがあるのも自然なことです。
うまく言えなかったときは、伝えようとチャレンジした自分を褒めてあげてくださいね。

言うことを聞かないとき9、反発や言い訳には「そうなんだね」で終わり。

反発や言い訳は、放置しましょう。
「そうなんだね」で終わり。

人は、たとえ良いことであっても「変化」には抵抗するもの。
どんなに悪いことでも「今のままがいい」「今が快適」と思うようにできている。

反発や言い訳をへし折ろうとしても、意味がありません。

反発や言い訳をする人は、20代だろうが50代だろうが「永遠の5歳児」と思いましょう。

正攻法で伝えようとしても無駄。
論理や説明は効きません。
「いやだ、いやだ、いやだ」と言っているだけなのですから。

押したり引いたり、あの手この手で、

・遊びながら
・ユーモアを交えながら
・ご褒美をチラつかせながら
・「できるようになると、こんなに良いことがあるよ」

相手に「やったほうが、いいことがある!」と思わせることができれば、あなたの勝利です。

言うことを聞かないとき10、何度も言うのに疲れた……

何度も言うのに疲れた……

そう思うこともありますよね。

正確に言うと、おそらく「何度も “嫌な” やりとりをするのに疲れた」ということではないでしょうか。

年賀状のやりとりをしなければ、その人との関係は薄れていくように、
“嫌な” やりとりをしなければ、嫌な感情は薄れていきます。

どうしても伝えなければならないことがあるなら、事務的に、淡々と伝えましょう。

「○○をやってね」

それだけならば、それほど疲れずに済みます。

言うことを聞かないとき11、成長している自分を、褒める。

怒っても怒っても、言うことを聞かない。
そうか、怒っちゃダメなんだよな。
でもつい怒ってしまう…。

こんな負のループに陥っていませんか?

うまく怒りをコントロールできない自分を、怒らない。

人は、すぐには変わりません。
あなた自身も同じです。
「怒った表現をしないように」なるには、相当の時間がかかります。

あなたが「人を動かす」効果的な言い方ができるようになるには、変化に時間がかかるものです。

「この前より、ちょっと短く言えるようになったぞ」
「半年前よりも、毅然とした態度で伝えるようになったなぁ」

少しずつ成長している自分を褒めましょう。

言うことを聞かないとき12、最終的に、あなたはどんな人になりたいか。

最終的に、あなたはどんな人になりたいですか。
具体的に5年後はどうなっていますか?思い描いてみましょう。

たとえば…

・他人はどうであっても、自分のことを淡々とこなす人になっている。
・はっきりとモノを言える人になっている。

最終的な結果や、そこに至るまでのあり方など、あなたが得られるものを「アウトカム」と言います。

「アウトカム」= なりたい姿。

言うことを聞かない人がいたり、
嫌いな人が目の前に現れたり、
次々と問題が発生したり。

苦しみはいつでもやってきますが、それらによって、アウトカムに向かって、日々、精神の鍛練をしているんですね。

「できない今」を責めるのではなく、「できるようになった未来」を思い浮かべてみましょう。

私も、日常的にアウトカムを設定しています。
たとえば、料理が面倒だと思っていたころは、思うようにならない(言うことを聞かない)自分を責めるのではなく、

「私は本を読むのが好きなように、料理を作るのも好きになる。」

と何度も思い浮かべていました。今では美味しい料理を作るのが一日の楽しみです。

文章を書くときには、こんなアウトカムを思い浮かべています。

「読者のあなたと、本当の幸せになれた!と一緒に手を取り、喜びを分かち合っている」

おわりに

言うことを聞かない相手にふり回されるのは、それだけあなたが努力して相手と接しているからですね。
あなたは、その相手をきっかけにして、幸せへ向かっています。

善因善果……善い因(行い)は、善い果(幸福や楽しみ)を生み出す。
悪因悪果……悪い因(行い)は、悪い果(不幸や苦しみ)を生み出す。
自因自果……自分に現れる善果も悪果も、すべて自分のまいた因(行い)による。

仏教では、「自分にやってくる運命は、自分の行為によって決まる」という因果の道理を教えられています。

因果の道理は、いつの時代でも・どこの国でも変わらない法則です。

「自因自果」の逆は、「他因自果」です。具体的には、

・あいつのせいで、私は苦しんでいる。
・あの人さえ、いなければ。
・この子がこうなってくれたら、私は幸せになれるのに。
・この人がこうしてくれたら、私は穏やかでいられるのに。

このように、「他人の行いの結果が、自分に現れる」と思われる出来事も少なくはありませんが、因果の道理を深く知らされれば、他人は「縁」にすぎないことが分かります。

「縁」自分の行いが結果になるのを、助けるもの。

幸せになりたければ、自分の「怒り」の心と向き合い、自分の行いを悪 → 善へと変えていく以外にありません。

しかし、注意していただきたいのは、「善ができるようになった人」だけが幸せになるのではないことです。

善を心がけるほど、自分の悪性が知らされてきます。

他人のせいにする心も無くならず、怒りの心をどうにもできず、悪性から離れられないあなたにも、幸せになれる道をお釈迦様は説かれています。
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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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