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思わず人に話したくなる世界のことわざ10選

こんにちは、齋藤勇磨です。

毎日は、いろんな悩みの連続です。

「気が向かず、やる気が起きてこない」

「頑張ってもなかなか報われない」

「仕事が思い通りにいかない」

「人間関係がうまくいかない」……。

そんなとき、ほんの少しの気づきや発見で、パッと好転するものです。

人生の糧になる知恵はたった一言に凝縮され、ことわざとして、世界各地で語り継がれています。

生きるヒントになる言葉の数々から、面白いものを厳選しました。

日々を支える一言が見つかりましたら、幸いです。

世界のことわざ・その1|スープで一番熱いのは、いつだって最初の一口(アイルランド)

「新しいことを始めても長続きしない」という人の力になってくれそうなことわざです。

最初が大変でも、カンタンに諦めてはならない、という意味です。

やっぱり、寒いアイルランドだから、「スープ」になるのでしょうか。

最初は苦労しますが、慣れるにしたがって楽しくなることがあります。

仕事や勉強、習い事などがそうですね。

入り口のほうは、とても入る余地のないようにこんでいる満員電車でも、奥へ入ってゆけば案外すいているものです。

初めての仕事に「きついのでやめたい」と、多くの人が思うもの。

それでも、まずはしばらく続けてみるのも大切かもしれません。

世界のことわざ・その2|ホルンベルクの祝砲のようになる(ドイツ)

初めの勢いはよいが、終わりがふるわない、という意味のことわざです。

ドイツ南西部にある都市、ホルンベルクで、祝砲の練習を熱心にしていたのに、肝心なときに火薬がなくなってしまった、という故事から生まれた言葉だそうです。

初めは騎虎の勢いで取り組んでいたのに、次第にその勢いが衰えて、初めの気持ちはどこへやら、今少しというところで気をゆるめて、折角の大事を挫折させてしまうことが、往々にしてあります。

それをいましめたことわざです。耳が痛いですね。

世界のことわざ・その3|一粒の米に百粒の汗がある(台湾)

米づくりには、田んぼの準備に始まり、育苗、田植え、水の管理、肥料まき、雑草取りや病害虫の駆除など、さまざまな手間がかかります。

そうしてようやく収穫へといたる、米の一粒一粒は、農家の方々の苦労の結晶です。

毎日食べているお米は、当たり前にできているわけではないと知らされると、感謝の心が沸いてきます。

「当たり前」と思っていることのありがたみに気づくことわざですね。

世界のことわざ・その4|食後にマスタード(フランス)

食後に味付けのマスタードが出ても、もう遅い、ということです。

どんなに効果的なものでも、手遅れでは役に立たないということで、タイミングが悪ければ、すべて台無しになってしまいます。

株を持っている人が、最も多く悩むのは「売るタイミング」だそうです。

株価が急落している時に見切りをつけるのはまだ易しいけれど、問題は、じわじわ株価が落ちている場合。

「この程度の下げ方なら、また上がるんじゃないか」と思って手放すタイミングを迷っているうちに、大損してしまうことがよくあると聞きます。

反対に株価が上がっている時も、「もうちょっと待てば、もっと儲かる」「最高値で売りたい」という心理が働き、売るタイミングが難しい。

欲に引きずられて、ついタイミングを逸してしまうのが、人間のようです。

世界のことわざ・その5|1杯のコーヒーに40年の思い出(トルコ)

トルコの人々の生活に根づいているトルココーヒーは、コーヒーの粉を煮出して作るのが特徴で、苦みが強くて濃い味がします。

砂糖を多めに加え、甘いお菓子と一緒にいただくそうです。

長い人生、ときに苦い経験や甘い日々があるもの。

そんな悲喜こもごもの人生を、コーヒーの味になぞらえているのですね。

世界のことわざ・その6|ウソはさくらんぼ。1つ食べると10個たべることになる(イタリア)

さくらんぼはおいしいから、1個食べると次々に食べたくなります。

ウソもそれと同じで、1度ウソをつくと、そのつじつま合わせのために次から次へとウソが重なります。

ちなみに、さくらんぼの花言葉は「あなたに真実の心を捧げる」です。

かりそめの安らぎを守るために、どれだけ自分を欺き、他人をだまし通していることでしょうか。

ウソにウソを重ねる人生ではなく、誠意を持ちなさい、という戒めです。

世界のことわざ・その7|時間と忍耐が桑の葉を絹に変える(ユーゴスラビア)

困難なことであればあるほど、それにかかる時間と、気の遠くなるような忍耐が必要です。

例えば、働きながら難関試験に臨むときは、まさしく長い期間の忍耐が必要となるでしょう。

しかし、困難なことでも時間と忍耐で変えられると、このことわざは教えてくれます。

何事にしろ、真の栄光を獲得するには、永年の工夫と、執念と忍耐が、必須条件なのです。

世界のことわざ・その8|逃げるは恥だが役に立つ(ハンガリー)

今は夫妻となった俳優2人とダンスで知られる、あのドラマのタイトルは、実はハンガリーのことわざ。

長い登山も終盤で、西に厚い雲が漂うのが見えた。

ここで下山を選択するのはつらいが、実は勇気ある撤退。

命の危険から逃れられたのです。

責任感の強い人ほど、課題や問題に、真正面から立ち向かおうとしがちです。

それも大切なことですが、戦うばかりが勇気ではありません。

大所高所からの、的確な判断が大切だということでしょう。

世界のことわざ・その9|トゲに刺されることなくしてバラを摘んだ者はいない(グルジア)

あの人に話しかけようか、むげに拒絶されるかも、興味ない顔をされるかも……。

想像すると、心に深い傷を負いそうで、怖いものです。

しかし、あえて危険に挑まなければ、望んだ結果は得られません。

日本でも、「案ずるより産むが易し」といわれます。

トゲを恐れてあきらめますか?

世界のことわざ・その10|人は言葉、象は牙(カンボジア)

象は牙の品質の善し悪しで評価されますが、人の品格はその話す言葉遣いによって評価されるということです。

言葉遣いは、その人の礼儀・教養の程度を表してしまうものです。

礼儀の基本は、相手や周囲の人たちに不愉快な気持ちを持たせないように常に自己の言動を考えること。

そのためには、常に相手の気持ちを正確に察知しようと心掛けることが大切です。

言葉遣いひとつで信用を落とさないように日頃から気をつけなさい、という教えです。

思わず人に話したくなる世界のことわざ10選|まとめ

世界のことわざをここまで紹介してきましたが、いかがでしたか?

どのことわざも、各国の土地柄がにじみ出ていて、面白いものですね。

最後に、こんなことわざを紹介しましょう。

「真実の言葉はサトウキビに似ている」(マダガスカル)

サトウキビは、しゃぶればしゃぶるほど、深い甘みを味わえます。

ちょうどそのように、真実の言葉も、味わえば味わうほど心に響く、という意味だそうです。

ちなみに、マダガスカル島のサトウキビは上質で、フランスでは特に珍重されているそうです。

人生に迷ったときのために、心に響いた名言やことわざを、座右の銘としたいものですね。

この記事を書いた人

ライター:齋藤 勇磨

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